CONCAT スカラー関数
CONCAT 関数は 2 つの引数を結合して、ストリング式を形成します。
スキーマは SYSIBM です。
- expression1 または expression2
- 次のいずれかのデータ・タイプの値を返す式。
- 文字、バイナリー、GRAPHIC のいずれかのストリング
- 数値 (暗黙的に VARCHAR にキャストされます)
- 日時値 (暗黙的に VARCHAR にキャストされます)
- ブール値 (暗黙的に VARCHAR にキャストされます)
以下の制約事項が適用されます。- バイナリー・ストリングは、別のバイナリー・ストリングと、あるいは FOR BIT DATA として定義された文字ストリングとのみ連結できます。
- 文字ストリングと GRAPHIC ストリングは Unicode データベースでのみ連結できます。 文字ストリングは、連結の前に GRAPHIC ストリングに変換されます。 文字ストリングを FOR BIT DATA として定義することはできません。文字ストリングは GRAPHIC データ・ストリングにキャストできないためです。
- 引数が CODEUNITS32で定義されている場合、他の引数を FOR BIT DATA として定義することはできません。
結果
関数の結果は、最初の引数の後に 2 番目の引数が続いた形のストリングです。 該当するキャストが実行された後、結果のデータ・タイプおよび長さは、引数のデータ・タイプおよび長さによって決定されます。 詳しくは、 式の「 連結されたオペランドのデータ・タイプと長さ
」表を参照してください。
引数のいずれかが NULL 値になる可能性がある場合、 結果も NULL 値になる可能性があります。 引数のいずれかが NULL 値の場合、その結果は NULL 値です。
注
- 連結時に混合データが不正に形成されても、それに対する検査は行われません。
- CONCAT 関数は CONCAT 演算子と同じです。 詳しくは、 式を参照してください。
例
列 FIRSTNME を列 LASTNAME と連結します。
SELECT CONCAT(FIRSTNME, LASTNAME)
FROM EMPLOYEE
WHERE EMPNO = '000010'
この例では、値 "CHRISTINEHAAS"を戻します。