ワークロードの変更

ALTER WORKLOAD ステートメントは、カタログ内のワークロードを変更します。

始める前に

ワークロードを変更するためには、SQLADM、WLMADM、または DBADM 権限が必要です。 COLLECT 節以外の節を指定するには、許可 ID に WLMADM または DBADM 権限が組み込まれている必要があります。

前提条件について詳しくは、 ワークロード管理 DDL ステートメント を参照してください。

プロシージャー

ワークロードを変更するには、次のようにします。

  1. ALTER WORKLOAD ステートメントを使用して、以下に挙げるワークロードのプロパティーを 1 つ以上指定します。
    • 接続属性。 ワークロードが SYSDEFAULTUSERWORKLOAD または SYSDEFAULTADMWORKLOAD ワークロードである場合以外は、ワークロード定義に接続属性の追加やドロップができます。 一致が生じるためには、ワークロードに指定した接続属性と一致するものを着信接続が提供しなければなりません。 詳しくは、 Work identification by origin with workloadsを参照してください。 ワークロードの接続属性を確認するには、SYSCAT.WORKLOADCONNATTR ビューを照会します。
    • このワークロードのオカレンスがデータベースへのアクセスを許可されるかどうかを示す値。 デフォルトでは、このワークロードのオカレンスはデータベースへのアクセスを許可されます。 SYSDEFAULTADMWORKLOAD ワークロードからデータベースへのアクセスを除去することはできません。
    • ワークロードが使用可能か使用不可かを示す値。 デフォルトでは、ワークロードは使用可能になっています。 SYSDEFAULTUSERWORKLOAD ワークロードや SYSDEFAULTADMWORKLOAD ワークロードは使用不可にできません。
    • このワークロードのオカレンスが実行されるサービス・クラス。 デフォルトは SYSDEFAULTUSERCLASS サービス・スーパークラスです。 ユーザー定義のサービス・スーパークラスを指定する場合は、そのサービス・スーパークラスの下にサービス・サブクラスを指定することができます。 SYSDEFAULTUSERCLASS サービス・スーパークラスを含め、サービス・スーパークラスの下に SYSDEFAULTSUBCLASS サブクラスを指定することはできません。 加えて、SYSDEFAULTSYSTEMCLASS または SYSDEFAULTMAINTENANCECLASS サービス・スーパークラスは指定できません。
    • ワークロード割り当て時にワークロードが評価される順序を決定する、他のワークロードに対するワークロードの相対的な位置。 SYSDEFAULTUSERWORKLOAD または SYSDEFAULTADMWORKLOAD ワークロードの位置は指定できません。 詳しくは、 ワークロードの割り当てを参照してください。
    • 収集するアクティビティー情報のタイプ。 デフォルトでは、ワークロードに関連するアクティビティーの情報は、まったくアクティビティー・イベント・モニターに送信されません。
    • このワークロードに関連付けられた接続によってサブミットされたアクティビティーに関する、モニター・アクティビティーのメトリック収集レベル。 アクティビティーに対する効率的なアクティビティー収集設定は、ワークロード・アクティビティー・メトリック収集レベルと mon_act_metrics データベース構成パラメーターの両方を組み合わせたものであることに注意してください。
    • 収集する集約アクティビティー情報。 ワークロードに使用される集約アクティビティー情報は、ALTER WORKLOAD 操作がコミットされた後にのみ変更されます。
    • ロック・イベントの発生時に、ロッキング・イベント・モニター (アクティブな場合) に送信する、ロック・タイムアウト・イベント情報。
    • デッドロック・イベントの発生時に、ロッキング・イベント・モニター (アクティブな場合) に送信する、デッドロック情報。
    • 収集するロック待機イベント情報。
    • 作業単位の終了時に、作業単位イベント・モニター (アクティブな場合) に送信される、このワークロードに関連したトランザクションごとの作業単位の情報。
    • ワークロードがそのヒストグラムのテンプレートとして使用するヒストグラム・テンプレート。 指定されるヒストグラム・テンプレートは、SYSCAT.HISTOGRAMTEMPLATEUSE ビューに反映されます。 ヒストグラム・テンプレートおよびヒストグラム・テンプレートについて詳しくは、 ワークロード管理におけるヒストグラムを参照してください。
  2. 変更をコミットします。
    変更をコミットすると、ワークロードが SYSCAT.WORKLOADS ビューで更新されます。 変更をコミットすると、各アプリケーションの次の作業単位の開始時にワークロードの再評価が行われるようになります。 どのワークロードを選択するかによっては、アプリケーションが別のワークロードに再割り当てされることがあります。

次の作業

1 人以上のセッション・ユーザーにそのワークロードに対する USAGE 特権を付与することが必要になる場合もあります。 (SYSADM、SYSMAINT、SYSCTRL、DBADM、または WLMADM 権限を持つセッション・ユーザーには、任意のワークロードを使用するための暗黙特権があります。) 接続の接続属性がワークロードの接続属性と完全に一致する場合でも、セッション・ユーザーがそのワークロードに対する USAGE 特権を持っていない場合は、データ・サーバーは、ワークロードのオカレンスを作成するためにワークロードに接続を関連付けません。 詳しくは、 ワークロードに対する USAGE 特権の付与 を参照してください。