ワーク・アクション・セットによるアクティビティーのタイプへの制御の適用

ワーク・アクション・セットは、特定のサービス・スーパークラス内か、特定のワークロード内の特定のタイプのアクティビティーまたはデータベース全体に対して制御を適用するワーク・アクションを含んでいます。

ワーク・アクションは、ワーク・クラスに適用できるアクションを提供します。ワーク・クラスは、LOAD アクティビティーや READ アクティビティーのような特定のタイプのアクティビティーを表します。 ワーク・アクションは、アクティビティーが実行を開始する前にワーク・アクションが適用されていたワーク・クラスに該当するアクティビティーに適用されます。 ただし、ワーク・アクションが PREVENT EXECUTION である場合、アクティビティーは実行できず、その他のワーク・アクションはそのアクティビティーに適用されません。

ワーク・アクション・セットをデータベースに適用した場合、あるワーク・クラスに該当するアクティビティーに適用できるアクションのタイプがいくつかあります (しきい値定義、実行の回避、アクティビティー・データの収集、アクティビティーのカウントなど)。 ワーク・アクションのしきい値の定義は、データベースのワーク・アクションとして最も強力なものです。 例えば、SQL が 100 000 を超える行数を読み取ったり返したりしないようにする場合を考慮します。 SQL READ ステートメントを識別するワーク・アクション・セットのために単一のワーク・クラスを定義し、戻り行数が 100 000 を超えた場合に実行を停止するしきい値を持つワーク・アクションを定義できます。 可能なアクションについては、 ワーク・アクションおよびワーク・アクション・セット・ドメインを参照してください。

ワーク・アクション・セットをワークロードに適用する場合、さまざまなタイプのアクションをアクティビティーに適用することができます。例えば、しきい値の定義、実行の回避、アクティビティー・データおよび集約アクティビティー・データの収集、アクティビティーのカウントなどです。

サービス・スーパークラスのワーク・アクション・セットを定義した場合、アクティビティーに適用できるアクションのタイプには、サービス・サブクラスへのアクティビティーのマッピング、実行の回避、アクティビティーまたは集約アクティビティー・データの収集、アクティビティーのカウントというさまざまなものが含まれます。 通常、ワーク・アクション・セットはアクティビティーをサービス・サブクラスにマップし、アクティビティーの管理の助けとなるようにそのサブクラスにしきい値を定義しています。
図1: サービス・スーパークラスのためのワーク・アクション・セットのマッピング
サービス・スーパークラスのためのワーク・アクション・セットのマッピング