スキーマ・データ・アクセス権限 (DATAACCESS)

スキーマ DATAACCESS 権限を持つユーザーは、付与対象の特定のスキーマ内のデータにアクセスできます。

スキーマ DATAACCESS 権限の付与/取り消しを行えるのは、データベース SECADM 権限、データベース ACCESSCTRL 権限、スキーマ ACCESSCTRL 権限のいずれかを持っているユーザーに限られます。 ユーザー、グループ、または役割に対して付与できます。 ただし、GRANT オプション付きで付与すること、また、「SYS」で始まる名前のスキーマに付与することはできません。 さらに、PUBLIC がスキーマ DATAACCESS 権限を直接的または役割によって間接的に取得することはできません。

スキーマに定義されている表、ビュー、マテリアライズ照会表、ニックネームのすべてに対して以下の権限と特権を持ちます。

• スキーマ LOAD 権限
• SELECT 特権
• INSERT 特権
• UPDATE 特権
• DELETE 特権

さらに、スキーマ DATAACCESS 権限には以下の特権が含まれています。

• スキーマに定義されているルーチンとパッケージに対する EXECUTE 特権
• スキーマに定義されている (読み取り専用の変数を除く) すべてのグローバル変数に対する READ、WRITE 特権
• スキーマに定義されているすべての XSR オブジェクトに対する USAGE 特権
• スキーマに定義されているすべてのシーケンスに対する USAGE 特権

この権限は、データベース DATAACCESS 権限のサブセットであり、適用範囲が付与対象のスキーマだけに制限されたものに相当します。