スキーマ管理者権限 (SCHEMAADM)

SCHEMAADM 権限は、特定のスキーマに対する管理権限です。 スキーマ管理者は、スキーマ内のオブジェクトの作成および管理を行うために必要な特権を持っています。

SCHEMADM 権限の付与/取り消しを行えるのは、データベース SECADM 権限、データベース ACCESSCTRL 権限、スキーマ ACCESSCTRL 権限のいずれかを持っているユーザーに限られます。 ユーザー、グループ、または役割に対して付与できます。 ただし、GRANT オプション付きで付与すること、また、「SYS」で始まる名前のスキーマに付与することはできません。 さらに、PUBLIC が SCHEMAADM 権限を直接的または役割によって間接的に取得することはできません。

スキーマに対する SCHEMAADM 権限を持つユーザーには、そのスキーマに対する以下の特権が与えられます。

  • 非セキュリティー関連のスキーマ・オブジェクトの作成、変更、ドロップ
  • スキーマ内の索引/表の再編成
  • スキーマに定義されている表に対する RUNSTATS ユーティリティーの使用
  • スキーマに定義されているパッケージに対する BIND 特権
  • スキーマ LOAD 権限

この権限は、データベース DBADM 権限のサブセットであり、適用範囲が付与対象のスキーマだけに制限されたものに相当します。