論理データ・グループおよびイベント・モニター出力表

一緒に使用されることが多いモニター・エレメントは、 論理データ・グループ にグループ化されています。 表書き込みイベント・モニターは、一般的に、キャプチャーするモニター・エレメントの 論理データ・グループごとに 1 つの出力表を生成します。

次の表は、イベント・タイプごとに、 デフォルトのターゲット表名を示しています。
表 1. 表書き込みイベント・モニターの論理データ・グループ
イベント・タイプ 論理データ・グループ 論理グループの情報 論理グループに属するエレメントが書き込まれる表の名前
DEADLOCKS1 event_connheader 接続メタデータ。 CONNHEADER_evmon-name
event_deadlock デッドロック・データ。 DEADLOCK_evmon-name (DEADLOCK_ evmon-name)
event_dlconn デッドロックに関係しているアプリケーションとロック DLCONN_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
DEADLOCKS WITH DETAILS1 event_connheader 接続メタデータ。 CONNHEADER_evmon-name
event_deadlock デッドロック・データ。 DEADLOCK_evmon-name (DEADLOCK_ evmon-name)
event_detailed_dlconn デッドロックに関係しているアプリケーション DLCONN_evmon-name
DLLOCK デッドロックに関係しているロック DLLOCK_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
DEADLOCKS WITH DETAILS HISTORY1 event_connheader 接続メタデータ。 CONNHEADER_evmon-name
event_deadlock デッドロック・データ。 DEADLOCK_evmon-name (DEADLOCK_ evmon-name)
event_detailed_dlconn デッドロックに関係しているアプリケーション DLCONN_evmon-name
DLLOCK デッドロックに関係しているロック DLLOCK_evmon-name
event_stmt 作業単位内の以前のステートメントのリスト。 STMTHIST_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
DEADLOCKS WITH DETAILS HISTORY VALUES1 event_connheader 接続メタデータ。 CONNHEADER_evmon-name
event_deadlock デッドロック・データ。 DEADLOCK_evmon-name (DEADLOCK_ evmon-name)
event_detailed_dlconn デッドロックに関係しているアプリケーション DLCONN_evmon-name
DLLOCK デッドロックに関係しているロック DLLOCK_evmon-name
event_stmt_history 作業単位内の以前のステートメントのリスト。 STMTHIST_evmon-name
STMTVALS STMTHIST 表内のステートメントの入力データ値。 STMTVALS_evmon-name (STMTVALS_ evmon-name)
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
STATEMENT event_connheader 接続メタデータ。 CONNHEADER_evmon-name
event_stmt ステートメント・データ。 STMT_evmon-name (STMT_ evmon-name)
event_subsection サブセクションに固有のステートメント・データ。 SUBSECTION_evmon-name (SUBSECTION_ evmon-name)
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
TRANSACTIONS3 event_connheader 接続メタデータ。 CONNHEADER_evmon-name
event_xact トランザクション・データ。 XACT_イベント・モニター名
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
CONNECTIONS event_connheader 接続メタデータ。 CONNHEADER_evmon-name
event_conn 接続データ。 CONN_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
event_connmemuse メモリー・プール・メタデータ。 CONNMEMUSE_evmon-name
データベース event_db データベース・マネージャー・データ。 DB_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
event_dbmemuse メモリー・プール・メタデータ。 DBMEMUSE_evmon-name
BUFFERPOOLS event_bufferpool バッファー・プール・データ。 BUFFERPOOL_イベント・モニター名
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
TABLESPACES event_tablespace 表スペース・データ。 TABLESPACE_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
TABLES event_table 表データ。 TABLE_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
ACTIVITIES event_activity 実行が完了した、または進行中にキャプチャーされたアクティビティー。 ACTIVITY_evmon-name
event_activitystmt ステートメントであるアクティビティーに関するステートメント情報。 ACTIVITYSTMT_evmon-name
event_activityvals アクティビティーの入力データ値。 CLOB、 REF、 BOOLEAN、 STRUCT、 DATALINK、 LONG VARGRAPHIC、 LONG、 XMLLOB、 および DBCLOB のデータ・タイプは報告されません。 ACTIVITYVALS_evmon-name
アクティビティー・メトリック アクティビティー・メトリック。 ACTIVITYMETRICS_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
STATISTICS event_scstats システム内のそれぞれのサービス・クラス、処理クラス、またはワークロードで実行されたアクティビティーから算出される統計。 SCSTATS_evmon-name (evmon-name)
event_superclassmetrics 論理データ・グループ SUPERCLASSMETRICS_evmon-name
event_superclassstats 論理データ・グループ SUPERCLASSSTATS_evmon-name
event_wcstats WCSTATS_evmon-name
event_wlstats WLSTATS_evmon-name
event_histogrambin HISTOGRAMBIN_evmon-name
event_qstats QSTATS_evmon-name
event_scmetrics SCMETRICS_evmon-name
event_wlmetrics WLMETRICS_evmon-name
event_osmetrics オペレーティング・システム・リソースの統計。 OSMETRICS_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
THRESHOLD VIOLATIONS event_thresholdviolations 違反したしきい値とその時間についてのリスト。 THRESHOLDVIOLATIONS_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
LOCKING ロック ロック待機、ロック・タイムアウト、またはデッドロック・イベント情報のサマリー。 LOCK_EVENTevmon-name
lock_participants ロックの参加者に関する情報。 LOCK_PARTICIPANTS_evmon-name
lock_participant_activities ロックの各参加者のアクティビティー・データ。 LOCK_PARTICIPANT_ACTIVITIES_evmon-name
lock_activity_values 特定のアクティビティーで処理されていた特定のデータに関する詳細 LOCK_ACTIVITY_VALUES_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
PACKAGE CACHE pkgcache パッケージ・キャッシュ・イベント情報のサマリー。 この情報に含まれている詳細なメトリックは、METRICS 列に XML 形式で入っています。 PKGCACHE_EVENTevmon-name
pkgcache_metrics PKGCACHE 表の METRICS 列に含まれるメトリックと同じものが入っている表。 PKGCACHE_METRICS_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
UNIT OF WORK uow 作業単位イベント情報のサマリー。 この情報に含まれている詳細なメトリックは、METRICS 列に XML 形式で入っています。 UOW_EVENTevmon-name
uow_metrics PKGCACHE 表の METRICS 列に含まれるメトリックと同じものが入っている表。 UOW_METRICS_evmon-name
uow_package_list パッケージ・リストの詳細情報。 4 UOW_PACKAGE_LIST_evmon-name
uow_executable_list 実行可能リスト情報。4 UOW_EXECUTABLE_LIST_evmon-name
CONTROL2 イベント・モニター・メタデータ。 CONTROL_evmon-name
1
このオプションは推奨されておらず、今後のリリースで除去される可能性があります。 CREATE EVENT MONITOR FOR LOCKING ステートメントを使用して、ロック・タイムアウト、ロック待機、デッドロックなど、ロック関連のイベントをモニターしてください。
2
CONTROL 論理グループは、1 つ以上の event_dbheaderevent_start 、および event_overflow 論理データ・グループから選択されたエレメントで構成されます。
3
このオプションは推奨されておらず、今後のリリースで除去される可能性があります。 CREATE EVENT MONITOR FOR UNIT OF WORK ステートメントを使用して、トランザクション・イベントをモニターしてください。
4
作業単位イベント・モニターに、作成する出力表を明示的に指定した場合を除き、 この表はデフォルトで含まれます。 関連情報を収集するための構成パラメーター (mon_uow_pkglist または mon_uow_execlist) を ON に設定しない場合であっても表は作成されます。ただし、データは入っていません。
次の論理データ・グループは、表書き込みイベント・モニターでは収集されません。
  • log_stream_header
  • log_header
  • dbheader (conn_time モニター・エレメントだけが収集される)
イベント・モニター表の各列のデータ・タイプは、 列によって表されるモニター・エレメントのデータ・タイプに対応します。 以下の表に、モニター・エレメントの元のシステム・モニター・データ・タイプ (sqlmon.h ファイルにある) を、表列の SQL データ・タイプに対応させた、データ・タイプのマッピング・セットを示します。
表 2. システム・モニター・データ・タイプのマッピング
システム・モニターのデータ・タイプ SQL データ・タイプ
SQLM_TYPE_DOUBLE DOUBLE
SQLM_TYPE_STRING CHAR[n]、VARCHAR[n]、CLOB[n]
SQLM_TYPE_U8BIT および SQLM_TYPE_8BIT SMALLINT、INTEGER、または BIGINT
SQLM_TYPE_U16BIT および SQLM_TYPE_16BIT SMALLINT、INTEGER、または BIGINT
SQLM_TYPE_U32BIT および SQLM_TYPE_32BIT INTEGER または BIGINT
SQLM_TYPE_U64BIT および SQLM_TYPE_64BIT BIGINT
SQLM_TIMESTAMP TIMESTAMP
SQLM_TIME BIGINT
SQLCA: SQLERRMC VARCHAR[72]
SQLCA: SQLSTATE CHAR[5]
SQLCA: SQLWARN CHAR[11]
SQLCA: 他のフィールド INTEGER または BIGINT
SQLM_TYPE_HANDLE BLOB[n]
注:
  1. すべて列は NOT NULL です。
  2. CLOB 列がある表のパフォーマンスは VARCHAR 列がある表より劣るため、 stmt evmGroup (またはデッドロックの詳細を使用するときに evmGroup) を指定するときは、 TRUNC キーワードを使用することを検討してください。
  3. SQLM_TYPE_HANDLE は、コンパイル環境ハンドル・オブジェクトを表すために使用されます。