イベント・モニター・データ読み取り用の db2evmonfmt ツール
sqllib/samples/java/jdbc
ディレクトリーでソース・コードを見つける。- Java ソース・ファイルに組み込まれている指示に従って、ツールをセットアップしてコンパイルします。
sqllib/samples/xml/data
ディレクトリー内でデフォルトのスタイル・シートを提供します。 さらにツールは、以下のフィルター・オプションを提供します。- イベントID
- イベント・タイム・スタンプ
- イベント・タイプ
- ワークロード名
- サービス・クラス名
- アプリケーション名
ツールの構文
ツールのパラメーター
- java
- db2evmonfmt Java ベース・ツールを正常に実行するには、java キーワードをツール名の先頭に付ける必要があります。 このツールを正常に実行するための適切な Java バージョンは、製品のインストール時に
sqllib/java/jdk64
ディレクトリーからインストールされます。
- -d DB 名
- 接続先のデータベース名を指定します。
- -ue 表名
- 未フォーマット・イベント表の名前を指定します。
- -wtt 表への書き込みイベント・モニター名 (write_to_table_event_monitor_name)
- WRITE TO TABLE ターゲットのあるイベント・モニターの名前を指定します。 作業単位 (UOW)、パッケージ・キャッシュ、ロック、変更履歴の各イベント・モニターだけがサポートされています。
- -u ユーザー ID
- ユーザー ID を指定します。
- -p パスポート
- パスワードを指定します。
- -f xml_filename
- フォーマットする入力 XML ファイルの名前を指定します。
- -fxml
- フォーマット済み XML 文書を生成します (STDOUT にパイプ)。
- -ftext
- XML 文書をフォーマットしてテキスト文書にします (STDOUT にパイプ)。
- -ss スタイル・シート名
- XML 文書のトランスフォームに使用する XSLT スタイル・シートを指定します。
- -id イベント ID
- 指定したイベント ID に一致するすべてのイベントを表示します。 このオプションが有効なのは、-ue オプションを指定した場合に限られます。それ以外の場合は無視されます。
- -type イベント・タイプ
- 指定したイベント・タイプに一致するすべてのイベントを表示します。 このオプションが有効なのは、-ue オプションを指定した場合に限られます。それ以外の場合は無視されます。
- -hours num_hours
- 指定した直近の数時間内に発生したすべてのイベントを表示します。 このオプションが有効なのは、-ue オプションを指定した場合に限られます。それ以外の場合は無視されます。
- -w ワークロード名
- 指定したワークロードの一部であるすべてのイベントを表示します。 このオプションが有効なのは、-ue オプションを指定した場合に限られます。それ以外の場合は無視されます。
- -a アプリケーション名
- 指定したアプリケーションの一部であるすべてのイベントを表示します。 このオプションが有効なのは、-ue オプションを指定した場合に限られます。それ以外の場合は無視されます。
- -s srvc_subclass_name
- 指定したサービス・サブクラスの一部であるすべてのイベントを表示します。 このオプションが有効なのは、-ue オプションを指定した場合に限られます。それ以外の場合は無視されます。
XSLT スタイル・シート
データベース・マネージャーは、デフォルトの XSLT スタイル・シートを提供しています (表 1 を参照)。これは sqllib/samples/java/jdbc
ディレクトリー内にあります。 これらのスタイル・シートは、必要とする出力を生成するために変更できます。
イベント・モニター | デフォルトの XSLT スタイル・シート |
---|---|
ロック | DB2EvmonLocking.xsl |
作業単位 | DB2EvmonUOW.xsl |
パッケージ・キャッシュ | DB2EvmonPkgCache.xsl |
XML 文書をトランスフォームするための独自の XSLT スタイル・シートを作成できます。 これらのスタイル・シートは、-ss stylesheet_name オプションを使用して Java ベース・ツールに渡すことができます。
例
- 例 1
- 直近の 32 時間内に発生したすべてのイベントについてのフォーマット済みテキスト出力を、データベース SAMPLE にあるパッケージ・キャッシュの未フォーマット・イベント表 PKG から得るには、以下のコマンドを発行します。
java db2evmonfmt -d sample -ue pkg -ftext -hours 32
- 例 2
- 直近の 24 時間内に発生した LOCKTIMEOUT タイプのすべてのイベントについてのフォーマット済みテキスト出力を、データベース SAMPLE にある未フォーマット・イベント表 LOCK から得るには、以下のコマンドを発行します。
java db2evmonfmt -d sample -ue LOCK -ftext -hours 24 -type locktimeout
- 例 3
- 直近の 5 時間内で、イベント・タイプ LOCKWAIT と一致するすべてのイベントを抽出するために、XML ソース・ファイル LOCK.XML からフォーマット済みテキスト出力を得るには、以下のコマンドを発行します。
java db2evmonfmt -f lock.xml -ftext -type lockwait -hours 5
- 例 4
- データベース SAMPLE 内の未フォーマット・イベント表 UOW にあるすべてのイベントについて、作成済みの XSLT スタイル・シート SUMMARY.XSL を使用してフォーマット済みテキスト出力を得るには、以下のコマンドを発行します。
java db2evmonfmt -d sample -ue uow -ftext -ss summary.xsl
サンプルのフォーマット済みフラット・テキスト出力
ロック・イベント・モニターの XSLT スタイル・シートから生成されたフォーマット済みフラット・テキスト出力のサンプルを以下に示します。--------------------------------------------------
Event Entry : 0
Event ID : 1
Event Type : Locktimeout
Event Timestamp : 2008-05-23-12.00.14.132329000
--------------------------------------------------
Lock Details
------------
Lock Name : 02000401000000000000000054
Lock Type : Table
Lock Attributes : 00000000
Lock Count : 1
Lock Hold Count : 0
Lock rrIID : 0
Lock Status : Waiting
Cursor Bitmap : 00000000
Tablespace Name : USERSPACE1
Table Name : NEWTON .SARAH
Attributes Requestor Holder
---------- --------- ------
Application Handle [0-35] [0-16]
Application ID *LOCAL.horton.080523160016 *LOCAL.horton.080523155938
Application Name xaplus0001 db2bp
Authentication ID NEWTON HORTON
Requesting Agent 65 21
Coordinating Agent 65 21
Application Status SQLM_CONNECTPEND SQLM_CONNECTPEND
Lock Timeout 5000 0
Workload Name XAPLUS0010_WL02 SYSDEFAULTUSERWORKLOAD
Service Subclass XAPLUS0010_SC02 SYSDEFAULTSUBCLASS
Current Request Execute Execute Immediate
Lock Mode Intent Exclusive Exclusive
tpmon Userid
tpmon Wkstn
tpmon App
tpmon Accstring
Lock Requestor Current Activities
---------------------------------
Activity ID : 2
Uow ID : 1
Package ID : 65426E4D4B584659
Package SectNo : 3
Package Name : NEWTON
Package Schema : AKINTERF
Package Version :
Reopt : always
Eff Isolation : Cursor Stability
Eff Locktimeout : 5
Eff Degree : 0
Nesting Level : 0
Stmt Unicode : No
Stmt Flag : Dynamic
Stmt Type : DML, Insert/Update/Delete
Stmt Text : INSERT INTO SARAH VALUES(:H00008, :H00013, :H00014)
Lock Requestor Past Activities
------------------------------
Activity ID : 1
Uow ID : 1
Package ID : 65426E4D4B584659
Package SectNo : 2
Package Name : NEWTON
Package Schema : AKINTERF
Package Version :
Reopt : always
Eff Isolation : Cursor Stability
Eff Locktimeout : 5
Eff Degree : 0
Nesting Level : 0
Stmt Unicode : No
Stmt Flag : Dynamic
Stmt Type : DML, Insert/Update/Delete
Stmt Text : INSERT INTO NADIA VALUES(:H00007)
Lock Holder Current Activities
------------------------------
Lock Holder Past Activities
------------------------------
Activity ID : 1
Uow ID : 2
Package ID : 41414141414E4758
Package SectNo : 201
Package Name : NULLID
Package Schema : SQLC2G13
Package Version :
Reopt : none
Eff Isolation : Cursor Stability
Eff Locktimeout : 5
Eff Degree : 0
Nesting Level : 0
Stmt Unicode : No
Stmt Flag : Dynamic
Stmt Type : DML, Select (blockable)
Stmt Text : select * from newton.sarah
Activity ID : 2
Uow ID : 2
Package ID : 41414141414E4758
Package SectNo : 203
Package Name : NULLID
Package Schema : SQLC2G13
Package Version :
Reopt : none
Eff Isolation : Cursor Stability
Eff Locktimeout : 5
Eff Degree : 0
Nesting Level : 0
Stmt Unicode : No
Stmt Flag : Dynamic
Stmt Type : DML, Lock Table
Stmt Text : lock table newton.sarah in exclusive mode
--------------------------------------------------
Event Entry : 1
Event ID : 2
Event Type : Locktimeout
Event Timestamp : 2008-05-23-12.04.42.144896000
--------------------------------------------------
...
...
...
使用上の注意
db2evmonfmt ユーティリティーは、Java ベース・ツールであり、正常に実行するには java キーワードを先頭に付ける必要があります。 必要な Java バージョンは、製品とともに sqllib/java/jdk64
ディレクトリーからインストールされるバージョンです。
接続パラメーターを指定した場合、db2evmonfmt ツールはイベント・モニターから直接データを取得します。 db2evmonfmt ツールがイベント・モニターから直接データを取得する場合、このコマンドは EVMON_FORMAT_UE_TO_XML 表関数を呼び出して、イベント・モニター内のバイナリー・イベントから XML 文書を構築します。 部分的なイベントについて詳しく知る必要がある場合は、Java ベースのツールで EVMON_FORMAT_UE_TO_XML 呼び出しを修正し、LOG_PARTIAL_EVENTS オプションを追加する必要があります。 EVMON_FORMAT_UE_TO_XML 呼び出しを修正した後は、ツールを再コンパイルする必要があります。 部分イベントおよび LOG_PARTIAL_EVENTS オプションについて詳しくは、 EVMON_FORMAT_UE_TO_XML 表関数-未フォーマット・イベントの XML への変換を参照してください。