データベースの再ビルドと表スペース・コンテナー

データベースの再ビルドの際、再ビルド・プロセスの一部である表スペースに限ってコンテナーを獲得できます。 表スペース・ユーザー・データがイメージからリストアされる際に、各表スペースに属するコンテナーが獲得されます。

ターゲット・イメージがリストアされると、バックアップ時にデータベースに認識されていた各表スペースの定義がリストアされます。 つまり、再ビルドによって作成されたデータベースは、バックアップ時と同じ表スペースに関する情報を持ちます。 ユーザー・データもターゲット・イメージからリストアする必要のある表スペースの場合、そのコンテナーもその時点で獲得されます。

中間の表スペース・リストアでリストアされる残りの表スペースについては、表スペース・データが含まれるイメージがリストアされる際に、それぞれのコンテナーが獲得されます。

リダイレクトされたリストアを使用した再ビルド

リダイレクトされたリストアの場合、ターゲット・イメージのリストアの際にすべての表スペース・コンテナーが定義される必要があります。 REDIRECT オプションを指定すると、制御がユーザーに戻され、表スペース・コンテナーを再定義できるようになります。 SET TABLESPACE CONTAINERS コマンドを使用して表スペース・コンテナーを再定義した場合、それらの新規コンテナーはその時点で獲得されます。 再定義されていない表スペース・コンテナーは、表スペース・ユーザー・データがイメージからリストアされる際に、通常どおり獲得されます。

リストアされる表スペース・データが新しいコンテナー定義に適合できない場合には、表スペースがリストア・ペンディング状態に置かれ、リストア終了時に警告 (SQL2563W) が戻されます。 また、 Db2® 診断ログに、問題の詳細を示すメッセージがあります。