データベース・ロギング

データベース・ログによって障害からのリカバリーが可能になり、1 次データベースと 2 次データベースの同期が可能になるため、データベース・ログは高可用性データベース・ソリューション設計での重要な部分を成します。 すべてのデータベースには、それと結び付くログがあります。 これらのログには、データベース変更の記録が維持されています。 データベースを最後のフル・オフライン・バックアップよりも後の時点にリストアする必要がある場合は、 データを障害発生時点までロールフォワードするためにログが必要です。

2 つのタイプ (循環 およびアーカイブ) のデータベース・ロギングがサポートされています。 それぞれのタイプは、異なるレベルのリカバリー機能を提供します。

アーカイブ・ロギングを選択する利点は、ロールフォワード・リカバリーでは、アーカイブ・ログとアクティブ・ログの両方を使用して、ログの終わりまで、または特定の時点まで、データベースをリストアできるという点です。 アーカイブ・ログ・ファイルは、バックアップを取ったあとに変更内容をリカバリーするために使用されます。 これは、バックアップ時までの状態しかリカバリーできず、 その後のすべての変更内容が失われる循環ロギングとは異なります。