nchar_mapping - 国別文字マッピング構成パラメーター

このパラメーターは、 MBCS データベース内の国別文字ストリング・データ・タイプのデータ・タイプ・マッピングを決定します。

構成タイプ
データベース
パラメーター・タイプ
オンラインで構成可能
デフォルト [範囲]
CHAR_CU32 [CHAR_CU32, GRAPHIC_CU32, GRAPHIC_CU16, 適用外]

SBCS データベースで国別文字ストリング・データ・タイプを指定することはサポートされていないため、SBCS データベースを使用する場合の nchar_mapping の値は NOT APPLICABLE です。 非 Unicode の DBCS データベースで唯一の有効なオプションは CHAR_CU32 です。

国別文字ストリング・データ・タイプのマッピングは以下のとおりです。

表 1. 国別文字ストリングとデータ・タイプ間のマッピング
Parameter Value NCHAR NVARCHAR NCLOB
CHAR_CU32 ストリング単位 CODEUNITS32 の CHAR ストリング単位 CODEUNITS32 の VARCHAR ストリング単位 CODEUNITS32 の CLOB
GRAPHIC_CU32 ストリング単位 CODEUNITS32 の GRAPHIC ストリング単位 CODEUNITS32 の VARGRAPHIC ストリング単位 CODEUNITS32 の DBCLOB
GRAPHIC_CU16 ストリング単位 CODEUNITS16 の GRAPHIC ストリング単位 CODEUNITS16 の VARGRAPHIC ストリング単位 CODEUNITS16 の DBCLOB

nchar_mapping の値の変更による影響

  • nchar_mapping の値を変更した後で、マテリアライズ照会表 (MQT) に異なる結果が含まれることがあります。 以前に作成された MQT が新しい形式に従ったデータのみを含むようにするには、REFRESH TABLE ステートメントを使用してその MQT をリフレッシュします。
  • 変更後の形式がトリガーの結果に影響を与える場合があります。 nchar_mapping 値を変更しても、既に書き込まれているデータには影響がありません。
  • 表へのデータの挿入を許可した制約が、再評価すると、同じデータを拒否することがあります。 同様に、表へのデータの挿入を許可しなかった制約が、再評価すると、同じデータを受け入れることがあります。 制約を満たさなくなった可能性のある表内のデータを検査して修正するには、SET INTEGRITY ステートメントを使用します。
  • nchar_mapping の値を変更した後、nchar_mapping 値の変更が結果として反映される生成列の値に依存する、すべての静的 SQL パッケージを再コンパイルしてください。 影響が及ぶ静的 SQL パッケージを確かめるには、すべてのパッケージをコンパイルし、db2rbind コマンドを使用して再バインドする必要があります。
  • 計算が nchar_mapping に依存している式ベースのキーを持つ索引の値は、nchar_mapping の値の変更後は異なってきます。 nchar_mapping の値を変更した後で、すべての潜在的に影響を受ける式ベースの索引をドロップして再作成します。 影響を受けるかどうか確認できない特定の式ベースの索引がある場合は、索引に間違った値が含まれないようにするため、その索引をドロップして再作成するのが最善です。