ADMIN_GET_STORAGE_PATHS 表関数 - 自動ストレージ・パスの情報の取得
ADMIN_GET_STORAGE_PATHS 表関数は、各データベース・ストレージ・グループの自動ストレージ・パスのリストを戻します。これには、各ストレージ・パスのファイル・システム情報が含まれます。
戻される可能性のある情報の完全なリストは、 表 1 を参照してください。
構文
スキーマは SYSPROC です。
表関数パラメーター
- storage_group_name
- この関数が呼び出されるときに現在接続されているデータベースでの有効なストレージ・グループ名を指定する、タイプ VARCHAR(128) の入力引数。 引数が NULL または空ストリングである場合、データベース内のすべてのストレージ・グループの情報が戻されます。 引数を指定した場合は、識別されたストレージ・グループの情報のみが戻されます。
- member
- この関数を呼び出すときに現在接続されているデータベースと同じインスタンス内の有効なメンバーを指定する、タイプ INTEGER の入力引数。
- Db2® pureScale®では、 0を指定します。
- パーティション・データベース環境では、現行データベース・メンバーの場合は -1 を指定し、すべてのデータベース・メンバーの場合は -2 を指定します。
許可
このルーチンを実行するには、以下のいずれかの権限が必要です。
- ルーチンに対する EXECUTE 特権
- DATAACCESS 権限
- DBADM 権限
- SQLADM 権限
デフォルトの PUBLIC 特権
なし
例
ドロップ後も引き続き使用されているストレージ・パスを判別します。
SELECT VARCHAR(STORAGE_GROUP_NAME, 30) AS STOGROUP, VARCHAR(DB_STORAGE_PATH, 40)
AS STORAGE_PATH FROM TABLE(ADMIN_GET_STORAGE_PATHS('',-1)) AS T
WHERE DB_STORAGE_PATH_STATE = 'DROP_PENDING'
この照会の出力例を以下に示します。STOGROUP STORAGE_PATH
------------------------------ ----------------------------------------
HOTSTORAGE /home/hotel55/hotpath1
1 record(s) selected.
現在接続されているデータベースのすべてのストレージ・パスをリストします。
SELECT VARCHAR(STORAGE_GROUP_NAME, 30) AS STOGROUP, VARCHAR(DB_STORAGE_PATH, 40)
AS STORAGE_PATH FROM TABLE(ADMIN_GET_STORAGE_PATHS('',-1)) AS T
この照会の出力例を以下に示します。STOGROUP STORAGE_PATH
------------------------------ ----------------------------------------
IBMSTOGROUP /home/hotel55/instowner
HOTSTORAGE /home/hotel55/hotpath1
COLDSTORAGE /home/hotel55/coldpath1
3 record(s) selected.
ADMIN_GET_STORAGE_PATHS によって戻される情報
列名 | データ・タイプ | 説明または対応するモニター・エレメント |
---|---|---|
STORAGE_GROUP_NAME | VARCHAR(128) | storage_group_name - ストレージ・グループ名 |
STORAGE_GROUP_ID | INTEGER | storage_group_id - ストレージ・グループ ID |
DBPARTITIONNUM | SMALLINT | dbpartitionnum - データベース・パーティション番号 |
DB_STORAGE_PATH | VARCHAR(256) | db_storage_path 自動ストレージ・パス |
DB_STORAGE_PATH_WITH_DPE | VARCHAR(256) | db_storage_path_with_dpe-データベース・パーティション式を含むデータベース・ストレージ・パス |
DB_STORAGE_PATH_STATE | VARCHAR(16) | db_storage_path_state - ストレージ・パスの状態 値は以下のいずれかです。
|
DB_STORAGE_PATH_ID | BIGINT | db_storage_path_id - ストレージ・パス ID |
FS_ID | VARCHAR(22) | fs_id - 固有のファイル・システム識別番号 |
FS_TOTAL_SIZE | BIGINT | fs_total_size - ファイル・システムの合計サイズ |
FS_USED_SIZE | BIGINT | fs_used_size - ファイル・システム上で使用されるスペースの量 |
STO_PATH_FREE_SIZE | BIGINT | sto_path_free_size - 自動ストレージ・パスのフリー・スペース |