MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリックを XML 文書として取得する

許可

デフォルトの PUBLIC 特権

なし

構文

スキーマは SYSPROC です。

ルーチン・パラメーター

application_handle

メトリックが戻される特定のアプリケーション・ハンドル (接続を識別する) を指定する、タイプ BIGINT の入力引数。 引数が NULL の場合、すべての接続についてメトリックが戻されます。

member

この関数を呼び出すときに現在接続されているデータベースと同じインスタンス内の有効なメンバーを指定する、タイプ INTEGER の入力引数。 現行のデータベース・メンバーには -1、すべてのアクティブ・データベース・メンバーには -2 を指定します。 NULL 値を指定すると、-1 が暗黙的に設定されます。

システム・アプリケーション

システム・アプリケーションの情報が戻されるかどうかを指定する、データ・タイプ SMALLINT の入力パラメーター。 以下の値が有効です。

• 0 または NULL: システム・アプリケーションの情報は戻されません。 NULL は、system_appls の値が指定されていない場合のデフォルトです。
• 1: ユーザーおよびシステム・アプリケーションの情報が返されます。

戻される情報

<db2_connection xmlns="http://www.ibm.com/xmlns/prod/db2/mon" release="90700000">
   <application_handle>21</application_handle>
   <member>0</member>
   <system_metrics release="90700000">
   <act_aborted_total>5</act_aborted_total>
   ...
   <wlm_queue_assignments_total>3</wlm_queue_assignments_total>
   </system_metrics>
</db2_connection>

<xs:simpleType name="db2DbObjectString">
   <xs:restriction base="xs:string">
      <xs:maxLength value="128"/>
   </xs:restriction>
</xs:simpleType>

<xs:simpleType name="db2PartitionNum">
   <xs:restriction base="xs:nonNegativeInteger">
      <xs:maxInclusive value="999"/>
   </xs:restriction>
</xs:simpleType>

使用上の注意

メトリックは、作業単位境界でロールアップされ、要求の実行中には定期的にロールアップされます。 したがって、この表関数で報告される値は、直前の ROLLUP 時のシステムの現行状態を反映しています。 メトリックの値は確実に増加します。 ある時間間隔に対する指定されたメトリックの値を判別するには、MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数を使用してその間隔の始めと終わりのメトリックを照会し、差異を計算します。

要求メトリックは、サービス・スーパークラスに対する COLLECT REQUEST METRICS 節、およびデータベース・レベルの mon_req_metrics データベース構成パラメーターを介して制御されます。 親サービス・スーパークラスで要求メトリックを使用可能にしているサービス・サブクラスのエージェントが要求を処理する場合にのみ、またはデータベース全体で要求メトリック・コレクションが有効な場合にのみ、その要求に対しメトリックが収集されます。 デフォルトでは、要求メトリックはデータベース・レベルで使用可能です。 要求メトリックがデータベース・レベルでもサービス・スーパークラスに対しても使用不可になっている場合、そのサービス・スーパークラスにマッピングされた接続ごとに報告されるメトリックは増加を停止します (または、要求メトリックがデータベースのアクティブ化時に無効であった場合には 0 のままになります)。

MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数は、接続ごとおよびメンバーごとに 1 行のデータを戻します。 (1 つ以上のサービス・クラスの) メンバー全体の集約は実行されません。 しかし、SQL 照会を使用して集約を実行できます。

DETAILS 列で返される XML 文書のスキーマは、sqllib/misc/DB2MonRoutines.xsd ファイルにあります。 詳細については、sqllib/misc/DB2MonCommon.xsd ファイルを参照してください。

例

戻される行で順序付けられた、最も大きなボリュームのデータをクライアントに戻す接続を表示します。

SELECT detmetrics.application_handle, 
       detmetrics.rows_returned, 
       detmetrics.tcpip_send_volume
FROM TABLE(MON_GET_CONNECTION_DETAILS(CAST(NULL as bigint), -2)) 
AS CONNMETRICS,
XMLTABLE (XMLNAMESPACES( DEFAULT 'http://www.ibm.com/xmlns/prod/db2/mon'),
       '$detmetric/db2_connection' PASSING XMLPARSE(DOCUMENT CONNMETRICS.DETAILS) 
       as "detmetric"
COLUMNS "APPLICATION_HANDLE" INTEGER PATH 'application_handle',
       "ROWS_RETURNED" BIGINT PATH 'system_metrics/rows_returned', 
       "TCPIP_SEND_VOLUME" BIGINT PATH 'system_metrics/tcpip_send_volume'
       ) AS DETMETRICS
ORDER BY rows_returned DESC

以下はこの照会の出力例です。

APPLICATION_HANDLE ROWS_RETURNED        TCPIP_SEND_VOLUME   
------------------ -------------------- --------------------
                21                    4                    0

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