フィールドの参照
行タイプのフィールドは、変数または配列エレメント仕様によって修飾されたフィールド名を使用して参照されます。変数や配列エレメント仕様は対象のフィールド名のフィールドが入っている行タイプを戻します。
- 行変数名 (row-variable-name)
- 行タイプであるデータ・タイプを持つ変数の名前。
- row-array-element-specification
- 配列エレメントのデータ・タイプが行タイプの array-element-specification。
- field-name
- 行タイプ内のフィールドの名前。
例
- 単純な行タイプのフィールドを参照するには、次のようにします。
CREATE OR REPLACE TYPE REC_TYPE AS ROW ( ID INTEGER, NAME VARCHAR(10) )@ BEGIN DECLARE NAME VARCHAR(10); DECLARE TMPREC REC_TYPE; SET NAME = TMPREC.NAME; END @
- 内部行のフィールドを参照するためにネストされた行タイプのフィールドを参照するには、その前にその内部行を一時変数に割り当てる必要があります。
CREATE OR REPLACE TYPE INNER_REC_TYPE AS ROW ( ID INTEGER, NAME VARCHAR(10) )@ CREATE OR REPLACE TYPE REC_TYPE AS ROW ( INNER_REC INNER_REC_TYPE )@ CREATE OR REPLACE TYPE ARRAY_TYPE AS REC_TYPE ARRAY[INTEGER]@ BEGIN DECLARE TMPRECORD INNER_REC_TYPE; DECLARE TMPARRAY ARRAY_TYPE; DECLARE NAME VARCHAR(10); SET TMPRECORD = TMPARRAY[1].INNER_REC; SET NAME = TMPRECORD.NAME; END @