SQL2000N ユーティリティー・コマンドで指定されたドライブは、有効なディスケット・ドライブまたは固定ディスクではありません。

説明

ユーティリティー・コマンドに指定された入出力ドライブが 存在しません。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

正しいドライブ名を使用して、ユーティリティー・コマンドを再サブミットしてください。

SQL2001N ユーティリティーが中断されました。 出力データが不完全の可能性があります。

説明

割り込みキー・シーケンスが押されたか、または 呼び出し側終了アクションでユーティリティーが呼び出されています。

このメッセージは、データベース・カタログ・ノードがダウンしている場合に、データベース・ノードでのバックアップまたはリストア処理中に返されます。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

必要に応じて、アプリケーションを再始動するか、または コマンドを再発行してください。 割り込まれたコマンドからの出力データは不完全な可能性があるので、使用するべきではありません。

SQL2002N 指定されたデータベース・ユーティリティー・コマンドは、リモート・データベースには無効です。 コマンドで指定されたデータベースはローカル・ワークステーションになければなりません。

説明

データベース・ユーティリティー・コマンドはローカル・データベースに のみ有効です。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

ユーティリティーをローカルで実行してください。

SQL2003C システム・エラーが発生しました。

説明

オペレーティング・システム・エラーが発生しました。 戻りコードは SQLCA の「SQLERRD[0]」フィールドにあります。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

SQLCA 内 の「SQLERRD[0]」フィールドに あるエラー戻りコードを調べてください。 可能であれば、エラーを修正して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2004N 処理中に SQL エラー sqlcode が発生しました。

説明

エラーが起きたときに、ユーティリティーが SQL ステートメントを 使用していました。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

詳細については、メッセージの SQLCODE (メッセージ番号) を 調べてください。 変更を行って、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2005C 読み取り操作中に入出力エラーが発生しました。 データが不完全な可能性があります。

説明

入出力操作中に、不完全なデータが読み取られました。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

修正可能な入出力エラーかどうか判別して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2006C 書き込み操作中に入出力エラーが発生しました。 データが不完全な可能性があります。

説明

入出力操作中に、不完全なデータが書き込まれました。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

修正可能な入出力エラーかどうか判別して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2007N 指定されたバッファー・サイズ buffersize 4K バッファーは、 pagesize ページ・サイズ・オブジェクトには小さすぎます。

説明

pagesize ページ・サイズのオブジェクトのバックアップを行うには、ページ・サイズよりも大きいバッファーが必要です。 データベースをバックアップすると、データはまず内部バッファーにコピーされます。 バッファーがいっぱいになると、データがこのバッファーから バックアップ・メディアに書き込まれます。 指定されたバッファー・サイズ buffersize 4K バッファーは不適当です。

ユーザー応答

より大きいバッファー・サイズを使用してください。

SQL2008N callerac パラメーターが有効な範囲内にないか、要求されたアクションの順序が正しくないため、ユーティリティー・コマンドを処理できませんでした。

説明

各ユーティリティーは、有効な callerac の値の固有のリストを持っています。

このメッセージは、以下のいずれかの理由で返される可能性があります。

  • callerac パラメーター値が受け入れ可能な値ではない
  • 要求されたアクションの順序が正しくない

ユーザー応答

ユーティリティーで有効な callerac パラメーターを使用してコマンドを再サブミットしてください。

SQL2009C 十分なメモリー・リソースがないため、バックアップまたはリストアが失敗しました。

説明

この問題は以下の状況で発生します。

  1. データベースのバックアップまたはリストアの試行は、ユーティリティー・ヒープのスペースが不十分であったため、失敗しました。
  2. ユーティリティーはオンライン・バックアップの試行中に実行されたままでした。

ユーザー応答

このメッセージの説明に記載された、考えられるすべての事例を解決するには、コマンドを再発行します。このとき、以下のパラメーターを指定しないでオートノミック・モードを呼び出します。

WITH num-buffers BUFFERS 
PARALLELISM n 
BUFFER buffer-size

パラメーターを明示的に指定する場合、それぞれの事例における適切なアクションは以下のとおりです。

  1. UPDATE DB CFG FOR <DBNAME> USING UTIL_HEAP_SZ <VALUE> コマンドを使用して、UTIL_HEAP_SZ データベース構成パラメーターの値を大きくします。バックアップとリストアの場合、この値は、少なくともバッファー数にバッファー・サイズを乗算した値と同じくらいの大きさでなければなりません。

    注: RESTORE を試行した時にはデータベースがもう存在しない場合、空のデータベースを作成し、上記のようにその UTIL_HEAP_SZ を増やしてから新しいデータベースへのリストアを再試行してください。

  2. ユーティリティーが実行されていないことを確認してからオンライン・バックアップを再試行してください。

SQL2010N データベースへの接続中に、ユーティリティーでエラー error が発生しました。

説明

ユーティリティーはデータベースに接続できませんでした。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

詳細については、メッセージのエラー番号を調べてください。 変更を行って、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2011N データベースからの切断中に、ユーティリティーがエラー error を検出しました。

説明

ユーティリティーはデータベースから切断できませんでした。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

詳細については、メッセージのエラー番号を調べてください。 変更を行って、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2012N 割り込み処理を使用可能にできませんでした。

説明

ユーティリティーが割り込み処理を使用できませんでした。 実際の戻りコードは、SQLCA の「SQLERRD[0]」フィールドに あります。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

SQLCA 内 の「SQLERRD[0]」フィールドに あるエラー戻りコードを調べてください。 可能であれば、エラーを修正して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2013N ユーティリティーは、データベース・ディレクトリーにアクセスできませんでした。 エラー error が返されました。

説明

ユーティリティーがデータベース・ディレクトリーにアクセスしている ときに、エラーが発生しました。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

database パラメーターのパスが データベース・ディレクトリーのパスでない場合は、正しい パスを使用して、コマンドを再サブミットしてください。 そうでない場合は、詳細について、メッセージのエラー番号を 調べてください。 変更を行って、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2014N データベース環境エラーが発生しました。

説明

ユーティリティーが、database environment コマンドから エラーを受け取りました。 データベース・マネージャー構成ファイルと当該データベース構成ファイルに、互換性のない値が入っている可能性があります。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

データベース・マネージャー構成ファイルとデータベース構成ファイル の矛盾している値をチェックしてください。 コマンドを再サブミットしてください。

SQL2015N データベース・パラメーターが無効です。 データベース名が長すぎるか、指定されていないか、または名前のアドレスが無効です。

説明

データベース名は必須です。 データベース名は 1 文字から 8 文字までのデータベース・マネージャー基本文字セットから選択しなければなりません。 名前は、有効なアプリケーション・アドレスに位置している必要があります。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

有効なデータベース名を使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2016C PATH コマンドに program-nameへのパスが含まれていません。

説明

ユーティリティーがオペレーティング・システムの Select Path を 使用して、要求されたプログラムを見つけることができませんでした。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

PATH コマンドを更新して、示されたプログラム名へのパスを 組み込んでください。

SQL2017N 既に開始されているセッションが多すぎるか、 OS/2 セッション開始が正常に完了しませんでした。

説明

以下に示す理由のために、BACKUP または RESTORE ユーティリティーが新しいセッションを始動できませんでした。
  • すでに開始されているセッションの数が最大値に達しています。
  • OS/2 Start Session プログラムがエラーを返しました。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

いくつかの現行セッションが処理を停止するまで待って、コマンドを再サブミットしてください。 または、詳細について、SQLCA の「SQLERRD[0]」フィールドを 参照して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2018N ユーザーの許可 ID またはデータベース許可を検査しようとしたときに、ユーティリティーがエラー error を検出しました。

説明

ユーザーがユーティリティーを実行しようとしましたが、以下のいずれかが起きました。
  • ユーザー許可 ID が無効。
  • データベースに対するユーザーの許可にアクセスしようとしたときに、エラーが発生した。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

詳細については、メッセージのエラー番号を調べてください。 変更を行って、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2019N ユーティリティーをデータベースにバインド中にエラーが発生しました。

説明

実行されている現在のレベルのユーティリティーはデータベースにバインドされていないため、システムはすべてのユーティリティーをデータベースにバインドしようとしましたが、このバインド処理が失敗しました。 エラーの原因として、以下のような状況が考えられます。

  • ディスク・スペースの不足
  • 開いているファイルが多すぎる (または、それに類似したシステム・リソースの問題)
  • バインドされるユーティリティー・プログラムのリスト (db2ubind.lst) が欠落しているか、無効である
  • いずれかのユーティリティーのバインド・ファイル (db2uxxxx.bnd) が欠落しているか、無効である
  • ユーティリティーをバインドするための許可が不十分 (ユーティリティー・プログラムに対する BIND 特権、およびシステム・カタログに対する SELECT 特権が必要です)

RESTORE ユーティリティーの場合、データベースは リストアされますが、少なくとも 1 つのユーティリティーが データベースにバインドされません。 他のユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

システム・リソースを求めて競合している可能性のあるすべてのアクティビティーを完了させて、ユーティリティー・コマンドを再サブミットしてください。 エラーが続く場合は、以下のいずれかのアクションを実行してください。

  • DBADM 権限を持つユーザーに、コマンドの再試行を依頼してください。
  • データベース・マネージャーを再インストールするか、または 最新の更新処理を再適用するか、あるいはその両方を行ってください。
  • (フォーマット・オプションを使用せずに、db2ubind.lst ファイルにリストされた db2uxxxx.bnd ファイルをバインドすることにより) ユーティリティー・プログラムを個別にデータベースにバインドすると、特定の問題を識別できます。また、そうすることで、いくつかのユーティリティーが正常に作動する可能性もあります。

SQL2020N ユーティリティーがデータベースに正しくバインドされていません。

説明

ユーティリティーがデータベースにバインドされなかったか、または データベースにバインド・ユーティリティーのパッケージが インストールされたバージョンのデータベース・マネージャーと互換で ないために、すべてのユーティリティーがデータベースに再バインド されましたが、依然としてインストールされたバージョンのデータベース・ マネージャーとパッケージの間には、ユーティリティーとバインド・ ファイルが互換でないというタイム・スタンプの矛盾があります。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

データベース・マネージャーを再インストールするか、または 最新の更新処理を再適用するか、あるいはその両方を行ってください。 ユーティリティー・コマンド再サブミットしてください。

SQL2021N 正しいディスケットがドライブにありません。

説明

Backup Database または Restore Database に使用する ディスケットが、ドライブに入っていないか、または無効です。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

正しいディスケットがドライブに挿入されていることを確認するか、または 新しいディスケットを挿入してください。

SQL2023N ログ制御ファイルへのアクセス中に、ユーティリティーが入出力エラー code を検出しました。

説明

以下の 2 つのログ制御ファイルが存在します。

  • 1 次ログ制御ファイル SQLOGCTL1.LFH
  • 2 次ログ制御ファイル SQLOGCTL2.LFH

    2 次ログ制御ファイルは、1 次ログ制御ファイルで問題が発生した場合に使用する 1 次ログ制御ファイルのミラー・コピーです。

データベース・マネージャーは、1 次ログ制御ファイルへのアクセス中に読み取りまたは書き込みエラーを受け取りました。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

エラー戻りコードの値を記録してください。 入出力エラーが修復可能かどうかを判別してください。

SQL2024N ファイル・タイプ file-typeへのアクセス中に、ユーティリティーが入出力エラー code を検出しました。

説明

指定されたファイルにアクセス中に入出力エラーが発生しました。

リストア処理が異常終了したかどうかを判別するには、 拡張子が“.BRG”のファイルを使用します。 このファイルは、 リストア操作の対象であったデータベースのローカル・データベース・ディレクトリーに入っています。

拡張子“.BRI”のファイルは、増分 RESTORE 操作の進行状況に関する情報を保管します。 このファイルは、 リストア増分操作の対象となったデータベースのローカル・データベース・ディレクトリーに入っています。

このファイルの名前は、データベース・トークンにファイル・タイプ拡張子を連結して作成されます。 たとえば、データベース“SAMPLE”にデータベース・トークン“SQL00001”が割り当てられると、 BRI ファイルには“instance/NODE0000/sqldbdir/SQL00001.BRI”という名前が付きます。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

エラー戻りコードを記録してください。 入出力エラーが修復可能かどうかを判別してください。

SQL2025N 入出力エラーが発生しました。 エラー・コード: code。 このエラーが発生したメディア: dir_or_devices

説明

示されたメディア上のファイルのアクセス中に入出力エラーが発生しました。

ユーティリティーまたは操作が処理を停止しました。

メディアが「TSM」である場合、IBM Tivoli Storage Manager に関連した問題があります。 一般的な TSM 関連の問題には、不十分な COMMTIMEOUT の設定値に起因する TSM セッションのタイムアウトがあります。

ユーザー応答

  1. 特定のエラー・コードを検索するためにログ分析ツールを使用して、db2diag 診断ログ・ファイルから詳細情報を収集してください。
    db2diag -rc <RC>
  2. 以下のように、メディアのタイプに応じてこのエラーに対応します。
    • メディアが TSM の場合、エラー・コード code に記載された IBM Tivoli Storage Manager API 戻りコードの全文を参照してください。
    • 他のメディア・タイプでは、dir_or_devices がアクセス可能であることを確認し、メディア・エラーがないかを検査します。 たとえばメディア TAPE の場合、テープ・ライブラリーがオンラインであることを確認します。 TAPE へのバックアップをしようとしており、可変ブロック・サイズのテープを使用している場合、バッファー・サイズ・オプションを、磁気テープ装置がサポートする範囲内まで削減します (このパラメーターが指定されていない場合、データベース・マネージャーは自動的に 'optimal' 値を選択します)。

SQL2026N データベースから内部的に切断しようとしたときに、エラー sqlcode が発生しました。

説明

internal disconnect コマンドが失敗しました。 SQLCODE がメッセージに返されています。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

詳細については、メッセージの SQLCODE (メッセージ番号) を 調べてください。 変更を行って、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2027N データベースへの内部接続を試行中に、エラー sqlcode が発生しました。

説明

内部接続が失敗しました。 SQLCODE がメッセージに返されています。 データベース・マネージャー構成ファイルと当該データベース構成ファイルに、互換性のない値が入っている可能性があります。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

詳細については、メッセージの SQLCODE (メッセージ番号) を 調べてください。 変更を行って、コマンドを再サブミットしてください。 データベース・マネージャー構成ファイルの値と、 バックアップ・イメージのデータベース・マネージャー構成ファイルの値が互換であることをチェックしてください。

SQL2028N 割り込みハンドラーのインストール中にエラー sqlcode が発生しました。

説明

ユーティリティーが、割り込みハンドラーを使用できませんでした。 SQLCODE がメッセージに返されています。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

詳細については、メッセージの SQLCODE (メッセージ番号) を 調べてください。 変更を行って、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2029N command-file-name の処理中にエラー error が発生しました。

説明

指定されたコマンド・ファイル、またはオペレーティング・システムからエラーが返されました。

ユーザー応答

ROLLFORWARD リカバリーの有効なデータベースの 変更部分のみのバックアップ が要求されたか、またはユーザー出口の使用が要求されているにもかかわらず 変更部分のみのバックアップ が要求されました。

SQL2030N name ドライブがいっぱいです。 このドライブには、少なくとも number バイトの 空きスペースが必要です。

説明

指定されたドライブに、 内部で使用するサブディレクトリーと情報ファイルを作成するための十分なスペースがありません。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

指定したドライブに示されたスペースを確保して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2031W 警告。 装置 device に、ターゲットまたはソースの メディアを取り付けてください。

説明

データベース・ユーティリティー処理は、指定された装置上の メディアとの間で、データの書き込みまたは読み取りのいずれかを行います。 ユーティリティーは、操作に適したメディアを取り付けられる ように、制御を戻します。

ユーティリティーは、続行の応答を待ちます。

ユーザー応答

メディアを取り付けて、処理を続行するか終了するかを示す callerac パラメーターを指定して、ユーティリティーに 戻ってください。

SQL2032N パラメーターの パラメーターが無効です。

説明

パラメーターの指定が正しくありません。 値が範囲外か、または 正しくありません。

ユーザー応答

パラメーターに正しい値を指定して、コマンドを再サブミットしてください。

sqlcode: -2032

sqlstate: 22531

SQL2033N データベース・ユーティリティーの処理中に TSM にアクセスしているときに、エラーが発生しました。 TSM 理由コード: reason-code

説明

一般的な TSM の理由コードは、以下のとおりです。

106

指定されたファイルは、別の処理で使用されています。 別の処理で現在使用されているファイルに対する読み取りまたは書き込みを行おうとしました。

137

TSM 認証障害。

168

パスワード・ファイルが必要ですが、ユーザーはルートではありません。 32 ビット版 dsmtca プログラムが含まれるディレクトリーを DSMI_DIR 環境変数が指すものの、データベース・マネージャー・インスタンスが 64 ビットである場合、またはその逆である場合に、このメッセージがよく生成されます。

400

無効なオプションが TSM に渡された OPTIONS パラメーターに指定されました。

406

TSM はオプション・ファイルを検索または読み取ることができません。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

TSM の一般的な問題に対する対応は、以下のとおりです。

106

正しいファイルまたはディレクトリー名を指定したことを確認し、許可を訂正するか、あるいは新規のロケーションを指定してください。

137

TSM パラメーター PASSWORDACCESS が GENERATE に設定されている場合、システム管理者が dsmapipw ユーティリティーを使用してパスワードを設定したことを確認してください。 PASSWORDACCESS が PROMPT に設定されている場合、TSM_NODENAMEおよび TSM_PASSWORD データベース構成パラメーターが正しく設定されていることを確認してください。

168

DSMI_DIR が正しいバージョンの dsmtca が入っているディレクトリーを指すようにしてから、インスタンスを再始動してコマンドを再度実行してください。

400

BACKUP または RESTORE コマンドに指定された OPTIONS パラメーターが正しいことを確認してください。

406

DSMI_CONFIG 環境変数が有効な TSM オプション・ファイルを指していることを確認してください。 インスタンスの所有者が dsm.opt ファイルへの読み取りアクセスを持っていることを確認してください。 DSMI_CONFIG 環境変数が db2profile で設定されていることを確認してください。

SQL2034N parm パラメーターのアドレスが有効ではありません。

説明

アプリケーション・プログラムが、このパラメーターに 無効なアドレスを使用しました。 そのアドレスが割り振られていないバッファーを指しているか、または そのバッファー内の文字ストリングに NULL 終止符がありません。

ユーザー応答

有効なアドレスがアプリケーション・プログラムで使用され、入力ストリングが NULL で終了していることを確認してください。

SQL2035N 非割り込みモードでユーティリティーを実行中に、警告条件 warn が検出されました。

説明

呼び出し中のアプリケーションが、非割り込み モードで ユーティリティーを呼び出しました。 その操作中に、警告状況が発生しました。

ユーザー応答

非割り込み 条件を callerac パラメーター に指定せずに操作を再サブミットするか、警告を回避するアクションを取って操作を 再サブミットしてください。

SQL2036N ファイル、名前付きパイプ、またはデバイスの path/device のパスが無効です。

説明

ユーティリティーを呼び出しているアプリケーションが、 無効なソースまたはターゲット・パスを指定しました。 指定されたパス、ファイル、名前付きパイプ、またはデバイスは存在しない可能性があるか、または正しく指定されていません。

ユーザー応答

正しいパスまたは装置を表すパスを使用して、ユーティリティー・コマンドを再発行してください。

SQL2037N TSM をロードできませんでした。

説明

データベース・ユーティリティーへの呼び出しが、 バックアップのターゲットまたはソースとして TSM を指定していました。 TSM クライアントのロードが試みられました。 TSM クライアントがシステムで使用できないか、 またはロード・プロシージャーでエラーが発生しました。

ユーザー応答

TSM がシステムで使用できることを確認してください。 TSM が使用できるようになった後でコマンドを再サブミットするか、 または TSM を使用せずにコマンドを再サブミットしてください。

SQL2038N 処理中にデータベース・システム・エラー errcode が発生しました。

説明

いずれかのユーティリティーを処理中に、データベース・システム・エラーが発生しました。

ユーザー応答

  1. メッセージ中のエラー・コードを調べてください。
  2. 詳しくは、診断 (db2diag) ログ・ファイルを参照してください。
  3. 修正処置を行ってください。
  4. 適切な場合は、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2039N ユーティリティーを呼び出すアプリケーションが終了しました。

説明

ユーティリティーを呼び出しているアプリケーションが終了しました。 ユーティリティーのアプリケーション側が、呼び出し中のアプリケーションと 同じ処理にあるので、アプリケーションとともに終了しました。 その結果、ユーティリティーのエージェント側も終了しました。

ユーザー応答

アプリケーションが終了した理由を判別した後で、コマンドを再発行してください。

SQL2040N データベース別名パラメーター dbalias が無効であるか、指定されていません。

説明

バックアップまたはリストア・ユーティリティーを呼び出している アプリケーションが、無効なデータベース別名パラメーターを指定しました。 別名は 1 から 8 バイトで、文字はデータベース・マネージャー 基本文字セットから選択する必要があります。

ユーザー応答

有効なデータベース別名を使用して、Backup または Restore コマンドを 再発行してください。

SQL2041N 指定されたバッファー・サイズ・パラメーターが無効です。 バッファー・サイズは、0、または 8 から 16384 (8 と 16384 を含む) の間で指定する必要があります。

説明

ユーティリティーを呼び出しているアプリケーションが、 無効な buffer size パラメーターを指定しました。 バッファー・サイズは、 内部バッファー・サイズの決定に 使用されます。 値は、このバッファー用に取得される 4K ページの数です。 値は、 0 または 8 から 16384 (16 と 16384 を含む) 間で 指定する必要があります。

バックアップまたはリストア・ユーティリティーの実行では、0 を 指定すると、データベース・マネージャー構成に定義されている デフォルト・バッファー・サイズが使用されます。

ターゲットのメディアがディスケットの場合、buffer size はディスケットの サイズより小さくなるようにしてください。

SQL2042W 警告! デバイス deviceへのアクセス中に入出力エラー error が発生しました。 追加情報 (ある場合): additional-information メディアが正しくマウントされ、正しい位置にあることを確認してください。

説明

ユーティリティーを呼び出しているアプリケーションが、 テープ装置に対する読み取りまたは書き込みを行っているときに、入出力エラーが発生しました。 ユーティリティーは、テープを正しい位置に取り付けられるように、制御を戻します。

このメッセージには問題の診断をする手助けとなる追加情報が入っています。

ユーティリティーは、続行の応答を待ちます。

ユーザー応答

テープを正しい位置に取り付けた後、 処理を続行するか終了するかを指定してユーティリティーに戻ってください。

エラー、装置および追加情報 (ある場合) は、問題を診断し訂正するのに使用することができます。

SQL2043N 子プロセスまたはスレッドを開始できません。

説明

データベース・ユーティリティーの処理中に要求された子処理またはスレッドを開始できません。 新しい処理またはスレッドを作成するためのメモリーが不十分だと思われます。 ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

処理またはスレッドの数のシステム制限に達していないことを 確認してください (制限を増やすか、あるいはすでに実行されている 処理またはスレッドの数を減らしてください)。 新しい処理またはスレッドに対する十分なメモリーが存在することを 確認してください。 ユーティリティー・コマンド再サブミットしてください。

SQL2044N メッセージ・キューへのアクセス中にエラーが発生しました。 理由コード: reason-code

説明

データベース・ユーティリティーの処理中に、いずれかのオペレーティング・システム・メッセージ・キューで、予期しないエラーまたは間違ったメッセージを受け取りました。

以下のように、理由コードは、問題の内容をより具体的に示しています。

1

メッセージ・キューを作成できません。 許可されるメッセージ・キューの数を超えた場合に、このメッセージが理由コード 1 で返されることがあります。

2

メッセージ・キューからの読み取り中に、エラーが発生しました。

3

メッセージ・キューへの書き込み中に、エラーが発生しました。

4

メッセージ・キューから、無効なメッセージを受け取りました。

5

メッセージ・キューのオープン中に、エラーが発生しました。

6

メッセージ・キューのクローズ中に、エラーが発生しました。

7

メッセージ・キューの照会中に、エラーが発生しました。

8

メッセージ・キューの削除中に、エラーが発生しました。

ユーザー応答

以下に示す 1 つ以上の方法でこのメッセージに対応してください。

  • メッセージ・キューと、その ID および所有者のリストを表示する ipcs オペレーティング・システム・コマンドを実行することにより、メッセージ・キューの使用をモニターします。
  • 使用するメッセージ・キューの数を減らします。 例えば、EXPORT ユーティリティーで使用する IPX ファイルをより小さく、多くします。
  • オペレーティング・システム構成パラメーターを設定することにより、メッセージ・キューの制限を大きくします。

SQL2045W 警告! エラー error が メディア media への書き込み中に起こりました。

説明

データベース・ユーティリティー処理がメディア media に書き込み 中に、error を検出しました。 ユーティリティーは、ユーザーが問題の解決またはその操作のキャンセルを試みることができるように、 制御を戻します。

ユーティリティーは、続行の応答を待ちます。

ユーザー応答

オペレーティング・システムに対するトラブルシューティングの資料を調べて、error 条件を訂正してください。 処理を続行または終了するべきであることを示す、正しい caller action パラメーターを指定して、ユーティリティーに 戻ってください。

SQL2046N 操作がタイムアウトになったため、 parameter-name という名前の構成パラメーターを更新できませんでした。

説明

クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) はインスタンス・レベルで指定され、DB2 pureScale 環境での操作で重要ないくつかのサービスを提供します。 CF 構造には、DB2 pureScale インスタンスの各データベースの情報を含む、DB2 pureScale インスタンスのエレメントに関する情報が含まれます。

CF 構造メモリー・パラメーターは、オンラインで構成可能であり、実行時のサイズ変更要求を受け入れます。 構造メモリー・パラメーター (CF_GBP_SZ、CF_SCA_SZ、および CF_LOCK_SZ など) のサイズ変更要求は、CF_DB_MEM_SZ に設定されたメモリー制限によって集合的に制限されます。

構造メモリー・パラメーターの更新操作は、時間制限内で完了する必要があります。 このメッセージは、操作がその時間制限を超えた場合に返されます。 操作は完了しませんでした。

ユーザー応答

SHOW DETAIL 節を指定した GET DB CFG コマンドを使用して CF 構造に割り振られたメモリーの合計量を確認してください。 構造メモリー・パラメーターは合計してパラメーター CF_DB_MEM_SZ の値を超えてはなりません。

資料で推奨されているように、parameter-name の値をすべての CF 構造メモリー・パラメーター間で定義されている関係に従った値に設定します。

sqlcode: -2046

sqlstate: 5U050

SQL2047N parameter-name という名前のデータベース構成パラメーターを指定値に増やす要求を満たすために十分な使用可能メモリーが CF にありません。

説明

クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) はインスタンス・レベルで指定され、DB2 pureScale 環境での操作で重要ないくつかのサービスを提供します。 CF 内の構造には、DB2 pureScale インスタンスの各データベースの操作に重要なエレメントが入っています。

CF メモリー全体は、データベース・マネージャー構成パラメーター CF_MEM_SZ によって制限されます。

各データベースに使用可能な CF メモリーは、データベース構成パラメーター CF_DB_MEM_SZ によって制限されます。 CF_DB_MEM_SZ は上限にすぎず、そのサイズのメモリーが予約されているわけではないことに注意してください。

使用可能な CF メモリーは、他のアクティブなデータベース (サポートされている場合) や CF の内部目的のために消費される場合があります。

このメッセージは、 parameter-name を CF_MEM_SZ または CF_DB_MEM_SZ に使用可能なメモリー量を超える値に設定しようとした場合に返されます。

ユーザー応答

SHOW DETAIL 節を指定した GET DB CFG コマンドを使用して CF 構造に使用可能なメモリーの合計量を確認してください。 CF 全体に使用可能なメモリー量を示すパラメーターは CF_MEM_SZ です。 すべての CF 構造に使用可能なメモリー量を示すパラメーターは CF_DB_MEM_SZ です。

parameter-name の値をより小さい値に設定してください。

sqlcode: -2047

sqlstate: 5U051

SQL2048N オブジェクト objectへのアクセス中にエラーが発生しました。 理由コード: reason-code

説明

データベース・ユーティリティーの処理でのオブジェクトの アクセス時に、エラーが発生しました。 以下が理由コードのリストです。

1

無効なオブジェクト・タイプが見つかりました。

2

オブジェクトのロック処理が失敗しました。 ロック待ちが、データベース構成に指定されているロック・ タイムアウト限界に達した可能性があります。

3

データベース・ユーティリティーの処理中に、オブジェクトの アンロック処理が失敗しました。

4

オブジェクトに対するアクセスが失敗しました。

5

データベース内のオブジェクトが壊れています。

6

複数ある中の 1 つの理由により表スペースにアクセスできない場合、理由コード 6 でこのメッセージが返されます。例えば、次のような理由があります。

  • 表スペースの状態がアクセス試行のタイプをサポートしていません。 データベースの状態が静止、オフライン、バックアップ進行中などの場合、ある種のデータベース・アクセスが行えない可能性があります。
  • 1 つ以上の表スペース・コンテナーを使用できません。

例えば、既にバックアップ処理中の表スペースをバックアップしようとすると、理由コード 6 でこのメッセージが返される可能性があります。

7

オブジェクト削除操作が失敗しました。

8

このパーティションに定義されていない表へのロード/静止を試行しました。

9

BACKUP ユーティリティーは、オブジェクトの処理中に予期しない場所でファイルの終わりを検出しました。 これは、必ずしもデータが破損しているという意味ではありませんが、BACKUP ユーティリティーは現在の状態でデータを処理することはできません。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

1

object が有効なタイプであることを確認してください。

2

locktimeout データベース構成パラメーターを増やしてください。

3

object のロック中に問題が発生しないことを確認して、操作を再試行してください。

4, 7

object が存在し、アクセス可能であることを確認してください。 アクセスするための適切な権限/許可を持っていることを確認してください。

5

オブジェクトが db2rhist.asc である場合、インスタンス所有者が db2rhist ファイルにアクセスできることを確認してください。 許可が正しく設定されている場合、db2rhist ファイルが破損している可能性があります。 既存のファイルを現在の場所から移動するか、削除してください。 次回にアクセスする必要が生じたとき、新しい db2rhist ファイルがデータベース・マネージャーによって作成されます。 注: db2rhist ファイルを削除すると、db2rhist ファイル内の履歴情報は失われます。

object がその他のデータベース制御ファイルであれば、データベースをリカバリーする必要があるかもしれません。

6

MON_GET_TABLESPACE 表関数を使用して表スペースの現在の状態を判別し、以下のトラブルシューティング・ステップを実行します。

  • 表スペースがオフラインである場合、原因となっている問題を判別して修正してください。 以下に例を示します。
    • ファイル・システムがマウントされていない場合、ファイル・システムをマウントしてから表スペースをオンラインにします。
    • 表スペースのファイルが削除されている場合、リストア操作を実行します。
  • 表スペースが静止している場合、RESET 節または EXCLUSIVE 節のいずれかを指定した QUIESCE TABLESPACES FOR TABLE コマンドを使用して、表スペースを使用可能にしてください。 なお、QUIESCE RESET または QUIESCE EXCLUSIVE 操作を実行するには、静止状態を保持しているユーザー ID が必要になる可能性があります。
  • 表スペースがバックアップ処理中の場合、バックアップ操作が完了するのを待ちます。
8

適切な表を指定していることを確認してください。

9

指定された表で REORG 操作を実行し、BACKUP コマンドを再サブミットしてください。

SQL2049N CF メモリーが不足しているため、データベースの活動化が失敗しました。 理由コード = reason-code

説明

データベースのアクティブ化の際にデータベース・マネージャーは、クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) の内部の構造用にメモリーを割り振ります。この割り振りは、データベース・マネージャー構成パラメーター、データベース構成パラメーター、および DB2 レジストリー変数によって決定されます。これらのパラメーターおよび変数には、以下のものが含まれます。

  • CF_GBP_SZ
  • CF_SCA_SZ
  • CF_LOCK_SZ
  • CF_DB_MEM_SZ
  • NUMDB
  • DB2_DATABASE_CF_MEMORY

DB2_DATABASE_CF_MEMORY レジストリー変数の使用は、CF_DB_MEM_SZ データベース構成パラメーターと NUMDB データベース・マネージャー構成パラメーターに合わせて調整する必要があります。

4 つのデータベースを一度にアクティブにする場合、構成パラメーターを以下のように調整する必要があります。

  • データベース・マネージャー構成パラメーター NUMDB を少なくとも 4 に設定する必要があります。
  • 4 つのデータベースそれぞれのデータベース構成パラメーター CF_DB_MEM_SZ を AUTOMATIC に設定する場合、各データベースに割り振られる CF メモリーのパーセンテージを反映するようにレジストリー変数 DB2_DATABASE_CF_MEMORY を設定する必要があります (この例の場合は 25)。

このメッセージは、1 つ以上のデータベースで、CF の内部の構造用のメモリー割り振りに対応するだけの十分なメモリーが CF に割り振られていない場合に返されます。

理由コードは、CF メモリー割り振りのどの部分に問題があったかを示します。

1

グループ・バッファー・プール (GBP)。

2

共用通信域 (SCA)。

3

グローバル・ロック・マネージャー (LOCK)。

4

このデータベースに必要な CF メモリーの合計。

5

このデータベースに割り当てられる CF メモリーの合計のパーセンテージ。

ユーザー応答

以下に示す 1 つ以上の方法でこのメッセージに対応してください。

一般:

  • CF_MEM_SZ にさらに大きな値を設定して、CF 全体のメモリー・サイズを増やします。
  • 各 CF 構造構成パラメーターに AUTOMATIC 設定を使用して、DB2 がこれらのパラメーターに適切な値を計算するようにします。

理由コード 1 から 4 の場合:

  • 理由コードに応じて、個々の CF 構造構成パラメーターを減らします。
    1

    CF_GBP_SZ データベース構成パラメーター

    2

    CF_SCA_SZ データベース構成パラメーター

    3

    CF_LOCK_SZ データベース構成パラメーター

    4

    CF_DB_MEM_SZ データベース構成パラメーター

理由コード 4 と 5 の場合:

  • 他のデータベースが使用する CF メモリーの合計を判別して、このデータベースの CF メモリー要件に適応するために設定を変更する必要があるかどうかを確認します。

SQL2051N DB2 メンバーと CF の間で通信障害が発生しました。 理由コード = reason-code。 CF ID: CF-id。 ホスト名: host-name

説明

このメッセージは、データベース・マネージャーが、DB2 メンバーとクラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) の間の通信を妨げる問題を検出した場合に返されます。

通信問題の性質は以下の理由コードで示されます。

1

ユーザー・レベル Direct Access Programming Library (uDAPL) でエラーが発生または検出されました。

2

ソケット・レイヤーでエラーが発生または検出されました。

3

エラーの性質は判別できませんでした。

ユーザー応答

トラブルシューティングの資料を参照してください。

SQL2052N バックアップ・ユーティリティーが 1 つ以上の DB2 メンバーに関する必要な情報とメタデータを収集できなかったため、バックアップ操作が失敗しました。

説明

DB2 pureScale 環境では、DB2 メンバーからバックアップ操作を実行する場合、バックアップ・ユーティリティーはインスタンス内の他のすべての DB2 メンバーに関するリカバリー・メタデータを収集する必要があります。 このメッセージは、バックアップ・ユーティリティーが 1 つ以上のメンバーのメタデータ情報を収集できない場合に返されます。 バックアップ・ユーティリティーは、メタデータの処理に必要な直列化を実行できなかった可能性があります。

ユーザー応答

  1. バックアップ・エージェントまたはロガー EDU に関連した通信エラーまたは入出力エラーについては、db2diag ログ・ファイルを確認してください。 エラーを修正してから、バックアップ操作を再実行してください。
  2. バックアップ操作が引き続き失敗する場合、以下のステップを実行してください。
    1. バックアップ・ユーティリティーがメタデータ情報を収集できなかった原因を解決します。
    2. バックアップ操作を再び実行します。

sqlcode: -2052

sqlstate: 5U055

SQL2054N バックアップまたはコピー・イメージが壊れています。

説明

使用中のバックアップまたはコピー・イメージが壊れています。

これは、リストア・ユーティリティーが、 圧縮イメージが正しく圧縮解除されなかったことを判別したことも意味します。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

有効なイメージではないイメージを廃棄してください。 有効なイメージを使用して、ユーティリティー・コマンドを再サブミットしてください。

SQL2055N メモリー・セット memory-heapからメモリーにアクセスできません。

説明

処理中に、データベース・ユーティリティーがメモリーにアクセスできませんでした。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

データベース・マネージャーを停止して再始動し、 ユーティリティー・コマンドを再サブミットしてください。

SQL2056N メディア mediaで無効なメディア・タイプが検出されました。

説明

データベース・ユーティリティーの処理中に、無効なメディア・タイプが見つかりました。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

使用しているメディアが、 ユーティリティーによってサポートされているタイプのメディアであることを確認してください。 有効なメディア・リストを使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2057N メディア media は、既に別のプロセスによってオープンされています。

説明

データベース・ユーティリティーの処理中に指定された ソースまたはターゲットのメディアは、すでに他の処理によって オープンされています。 ユーティリティーは、処理のための共有アクセスを許しません。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

使用しているメディアが現在使用されていないことを確認してください。 有効なメディア・リストを使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2058W メディア mediaでメディア終了の警告が検出されました。

説明

データベース・ユーティリティーの処理中に、メディア終了の警告が出されました。 このエラーは、無効な磁気テープ装置ブロック・サイズが指定された場合にも発生します。

ユーティリティーは、続行の応答を待っています。

ユーザー応答

メディア終了状況を訂正して、処理を続行または終了するべきである ことを示す、正しい caller action パラメーターを指定して、ユーティリティーに 戻ってください。

リストア時刻で使用される磁気テープ装置ブロック・サイズ (あるいはブロッキング因数) は、バックアップ中に使用されるものと同一である必要があります。 変数ブロック・サイズが 使用されている場合、使用バッファー・サイズの方が小さいか、あるいは 磁気テープ装置の最大ブロック・サイズと同じである必要があります。

SQL2059W デバイス deviceでデバイス満杯の警告が検出されました。

説明

データベース・ユーティリティーの処理中に、装置が いっぱいであるという警告が出されました。

ユーティリティーは、続行の応答を待っています。

ユーザー応答

装置がいっぱいである状況を訂正して、処理を続行または 終了するべきであることを示す、正しい caller action パラメーターを 指定して、ユーティリティーに戻ってください。

SQL2060W デバイス device が空です。

説明

データベース・ユーティリティーの処理中に、空の装置が 見つかりました。 ユーティリティーは、続行の応答を待っています。

ユーザー応答

メディアを取り付けて、処理を続行または終了するべきであることを 示す、caller action パラメーターを指定して、ユーティリティーに戻ってください。

SQL2061N メディア media へのアクセスの試みが拒否されました。

説明

データベース・ユーティリティーの処理中に、デバイス、ファイル、名前付きパイプ、TSM、またはベンダー共有ライブラリーへのアクセスの試みが拒否されました。 ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

ユーティリティーが使用するデバイス、ファイル、名前付きパイプ、TSM、またはベンダー共有ライブラリーで、要求されたアクセスが許可されていることを確認し、ユーティリティー・コマンドを再サブミットしてください。

SQL2062N メディア mediaへのアクセス中にエラーが発生しました。 理由コード: reason-code

説明

データベース・ユーティリティーの処理中、装置、ファイル、またはベンダー共有ライブラリーに アクセスしているとき、予期しないエラーが起こりました。 以下が理由コードのリストです。
1
装置、ファイル、またはベンダー共有ライブラリーの初期設定に失敗しました。

他の理由コードがベンダー API コードを参照します。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

ユーティリティーが使用している装置、ファイル、またはベンダー共有ライブラリーが使用できることを 確認し、ユーティリティー・コマンドを再サブミットしてください。 コマンドがまだ失敗する場合は、技術サービス担当者に 連絡してください。

他の理由コードについては、コードの詳細についてのふさわしいベンダー資料を参照してください。

SQL2065W 指定されたメディア media がユーティリティーに接続されたままになっている唯一のメディアである場合、指定された呼び出し側アクション caller-action は許可されません。

説明

データベース・ユーティリティーに接続されているメディアが 1 つだけなので、 指定された呼び出し側アクションは許されません。

ユーザー応答

処理を続行または終了するべきであることを示す、正しい caller action パラメーターを指定して、ユーティリティーに 戻ってください。

SQL2066N 指定された表スペースが存在しないか、指定されたコマンドでサポートされていないため、コマンドは失敗しました。 指定された表スペース名: name

説明

指定された表スペース名は構文的に正しくても、データベースに存在しないか、または指定されたユーティリティー処理で使用できません。

表スペースは、以下の例を含む多くの理由で許可されない場合があります。

  • 使用中のユーティリティーがバックアップ操作であれば、表スペースが SYSTEM または USER 表スペースであるか、あるいは不整合状態であるため、その表スペースが許可されていないと思われます。
  • 使用中のユーティリティーがリストア操作であれば、表スペースの別のリストア操作またはロールフォワード操作が既に進行中であるために、表スペースが許可されていない可能性があります。
  • ユーティリティーがロールフォワード操作であれば、表スペースのリストアが既に進行中であるために、表スペースが許可されていない可能性があります。

ユーザー応答

有効な表スペースを指定して、ユーティリティー・コマンドを再サブミットしてください。

SQL2068N メディア mediaで無効なイメージが検出されました。 メディア・ヘッダーがありません。

説明

データベース・ユーティリティーの処理中に、無効なイメージが見つかりました。 ユーティリティーが、有効なメディア・ヘッダーを見つけることが できませんでした。 ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

正しいバックアップまたはコピー・イメージを使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2069N メディア mediaで無効なイメージが検出されました。 イメージは、データベース別名 dbalias 用に作成されています。

説明

データベース・ユーティリティーの処理中に、無効なイメージが見つかりました。 イメージは、異なるデータベース別名から作成されています。 ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

正しいバックアップまたはコピー・イメージを使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2070N メディア mediaで無効なイメージが検出されました。 イメージにタイム・スタンプ timestamp が含まれています。

説明

データベース・ユーティリティーの処理中に、無効なイメージが見つかりました。 イメージは、異なるタイム・スタンプを持つバックアップまたは コピーから作成されています。 ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

正しいバックアップまたはコピー・イメージを使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2071N 共有ライブラリー shared-library-nameへのアクセス中にエラーが発生しました。 理由コード: reason-code

説明

データベース・ユーティリティーの処理でのベンダーの 共有ライブラリーのアクセス中に、予期しないエラーが発生しました。

理由コードは、問題の性質をより具体的に示しています。

1

無効な共有ライブラリー・パスが見つかりました。

2

ライブラリー (またはそのライブラリーが必要とするライブラリー) が存在しないか、ライブラリーには有効な形式がないため、ロードできません。 これは、32 ビットのライブラリーが 64 ビットのインスタンスにロードされているか、64 ビットのライブラリーが 32 ビットのインスタンスにロードされていることを意味する場合があります。

3

共有ライブラリーのアンロード中に、エラーが発生しました。

ユーザー応答

理由コードごとに、次のような対応をします。

1

リストアまたはバックアップ・コマンドに正しいパスを指定してください。 パスが有効で、正しい共有ライブラリーを含むことを確認します。

2

正しいライブラリーを指定していることを確認してください。 ご使用のシステムで 32 ビット・バイナリーと 64 ビット・バイナリーを実行できる場合、DB2 ユーティリティーに、正しい形式のライブラリーをロードするように指示していることを確認してください。

TSM の使用中に失敗が発生する場合、TSM API Client が正しくインストールされていることを確認してください。

詳しくは、db2diag ログ・ファイルを参照してください。

3

使用中の TSM クライアントのバージョンと、データベース・マネージャー・インスタンスとの互換性があることを確認してください。

SQL2072N 共有ライブラリー shr-lib-nameをバインドできません。 理由コード: reason-code

説明

データベース・ユーティリティーの処理での共有ライブラリーのバインド中に、エラーが発生しました。 ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

理由コードが、ベンダー・ユーティリティーからメッセージに返されていることに注意して、 可能なら修正してください。 有効な共有ライブラリーまたは別のサポートされているメディアを使用して、 コマンドを再サブミットしてください。

SQL2073N データベース・サーバーまたは DB2 Data Links Managerでの内部問題が原因で、DATALINK 処理が失敗しました。

説明

DATALINK 値を処理中に、予期しないエラーが発生しました。

ユーザー応答

コマンドを再サブミットしてください。 問題がまだ続く場合は、データベース・マネージャーおよび DB2 Data Links Manager をシャットダウンして再始動した後、コマンドを再サブミットしてください。

リストア・ユーティリティーでは、WITHOUT DATALINK を指定することで DATALINK 処理を避けることができます。

SQL2074N データベース・サーバーの内部問題が原因で、DATALINK 処理が失敗しました。

説明

DATALINK 値を処理中に、予期しないエラーが発生しました。

ユーザー応答

コマンドを再サブミットしてください。 問題がまだ続く場合は、DB2 をシャットダウンおよび再始動してからコマンドを再サブミットしてください。

リストア・ユーティリティーでは、WITHOUT DATALINK を指定することで DATALINK 処理を避けることができます。

SQL2075N DATALINK 処理が、 DB2 Data Links Managerの内部問題のために失敗しました。

説明

DATALINK 値を処理中に、予期しないエラーが発生しました。

ユーザー応答

コマンドを再サブミットしてください。 問題がまだ続く場合は、 DB2 Data Links Manager をシャットダウンして再始動した後に、 コマンドを再サブミットしてください。

リストア・ユーティリティーでは、WITHOUT DATALINK を指定することで DATALINK 処理を避けることができます。

SQL2076W DB2 Data Links Manager server-name がデータベースに登録されていません。

説明

DB2 Data Links Manager server-name が データベースに ADD DATALINKS MANAGER コマンドで登録されませんでした。

ユーザー応答

ADD DATALINKS MANAGER コマンドが失敗した理由の詳細については、 管理通知ログをチェックしてください。

SQL2077W 調整処理が、使用可能な Data Links Manager で正常に完了しました。 利用できない Data Links Manager については、調整処理はペンディングになっています。 詳細情報については、管理通知ログを参照してください。

説明

表データで参照されている Data Links Manager の一部またはすべてが、 調整処理中、使用できませんでした。 利用できる Data Links Manager に対する調整処理が正常に完了しました。 利用できない Data Links Manager の調整処理がペンディングになっているため、表はデータ・リンク調整ペンディング (DRP) 状態になっています。

ユーザー応答

表データで参照されているすべての Data Links Manager で調整が正常に完了したときに、表はデータ・リンク調整ペンディング状態から解放されます。 使用できなかった Data Links Manager を始動して、もう一度調整を実行してください。

SQL2078N DB2 Data Links Manager を正常に追加またはドロップできませんでした。 理由コード = reason-code

説明

以下の理由コードで示されたいずれかの理由で、DB2 Data Links Manager を 追加またはドロップできませんでした。
01
追加される DB2 Data Links Manager がデータベースにすでに登録されています。
02
ドロップされる DB2 Data Links Manager がデータベースに登録されていません。
03
データベース・マネージャー構成パラメーター DATALINKS が NO に設定されています。
04
データベースには、登録できる DB2 Data Links Manager の最大数がすでにあります。

ユーザー応答

理由コードに応じたアクションは以下のとおりです。
01
DB2 Data Links Manager を複数回追加しないでください。
02
登録されていない DB2 Data Links Manager をドロップしないでください。
03
UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION コマンドを使用してデータベース・ マネージャー構成パラメーター DATALINKS を YES に設定し、操作を再試行してください。
04
許可された最大数より多くの DB2 Data Links Manager を追加しないで ください。

SQL2079N 共有ライブラリー shr-lib-nameによってエラーが報告されました。 戻りコード: return-code

説明

データベース・ユーティリティーの処理中に、ベンダーの共有ライブラリーから エラーが報告されました。 表示された戻りコードは、有効なベンダー API の 戻りコードの 1 つに対応しています。 ユーティリティーは処理を停止します。

API 戻りコードには、以下のものがあります。

3

データベース製品とベンダー製品に互換性がありません。

4

無効なアクションが要求されました。

8

無効なユーザー ID が指定されました。

9

無効なパスワードが指定されました。

10

無効なオプションが指定されました。

12

無効な装置ハンドルが指定されました。

13

無効なバッファー・サイズが指定されました。

30時間まで

ベンダー製品内で、重大エラーが発生しました。

その他

ベンダー製品により、特定の重大エラーが戻されました。

ユーザー応答

提供されている共有ライブラリーが有効であることを確認してください。 ベンダー API の戻りコードと対応する db2diag ログ・ファイル項目を基にして必要な訂正アクションを試行し、ユーティリティー・コマンドを再サブミットしてください。

SQL2080N スナップショット・バックアップが失敗しました。 バックアップ中のデータベースは、ボリューム・ディレクトリー内で固有ではありません。

説明

スナップショット・バックアップを使用すると、バックアップおよびリストア操作におけるデータ・コピーと移動で高速なコピー・テクノロジーを利用できます。

データベースに対するスナップショット・バックアップが試行されました。 しかし、バックアップ対象のデータベースと同じボリューム・ディレクトリー内に他の 1 つ以上のデータベースがカタログされているため、スナップショット・バックアップ・ユーティリティーはコピーに必要なすべてのデータベース・エレメントを一意に識別することができませんでした。

スナップショット・バックアップの実行対象となっているデータベースと同じボリューム・ディレクトリー内に他のデータベースがカタログされている場合、バックアップ対象以外のデータベースのファイルがバックアップ・イメージに含まれる可能性があります。 複数のデータベースのファイルがバックアップ・イメージに含まれる場合、このイメージを使っていずれかのデータベースを正常にリストアすることはできません。

スナップショット・バックアップまたはリストアは、ボリューム・ディレクトリー内で固有のデータベースに対してのみ実行可能です。

スナップショットのバックアップに失敗しました。

ユーザー応答

複数のデータベースを含んでいるボリューム・ディレクトリー内のデータベースに対してスナップショット・バックアップを実行するには、次のようにします。

  • ターゲット・ボリューム・ディレクトリー内の他のすべてのデータベースをドロップまたは移動します。
  • BACKUP コマンドを再び実行します。

SQL2081N リストアするデータベースの一部のエレメント (複数の場合もある) の名前が既存のデータベースの一部のエレメント (複数の場合もある) と同じであるため、スナップショット・リストアが失敗しました。 理由コード = reason-code

説明

スナップショット・バックアップを使用すれば、DB2 データベースのバックアップおよびリストア操作において、データ・コピーと移動に高速なコピー・テクノロジーを利用できます。

スナップショット・バックアップ・イメージからのデータベースのリストアが試行されました。 しかし、reason-code に示される理由のために、スナップショット・リストア・ユーティリティーはコピーに必要なすべてのデータベース・エレメントを一意に識別することができませんでした。

1
ターゲット・ボリューム・ディレクトリー内に、他の 1 つ以上のデータベースがカタログされています。

ターゲット・ボリューム・ディレクトリー内に別のデータベースが存在する場合、リストアによってボリューム・ディレクトリーが置き換えられて、既存のデータベースはアンカタログされます。

2
バックアップ・イメージ内のデータベース・ディレクトリーのある部分が別のデータベースによって使用されているため、リストア中に、バックアップ・イメージ内の完全なデータベース・ディレクトリーをディスク上に作成できません。

例えば、データベースの作成時には、そのデータベースのメタデータを保管するためのディレクトリー階層がデータベース・サーバーによって作成されます。その際、データベース・マネージャー・インスタンスの名前を使ってディレクトリーが作成され、その下には、データベース・パーティション用のディレクトリーが作成される場合があります。その下には、データベース・トークン (最初に作成されるデータベースは SQL00001、2 番目に作成されるデータベースは SQL00002 など) を使った名前のディレクトリーがあります。

ターゲット・ボリューム・ディレクトリー上に同じ名前のディレクトリーが存在する場合、SQL00001、SQL00002、などの名前を持つディレクトリーを含むスナップショット・バックアップ・イメージをリストアすることはできません。

3
バックアップ・イメージからリストアされるログ・ディレクトリーはディスク上に既に存在しており、空ではありません。

バックアップ・イメージからリストアされるログ・ディレクトリーがディスク上に既に存在していてデータを含んでいる場合には、データが予期せず上書きされることを防ぐために、データベース・マネージャーはこれらのディレクトリーをリストアしません。

スナップショットのリストアに失敗しました。

ユーザー応答

スナップショット・バックアップ・イメージから、複数のデータベースを含む特定のターゲット・ボリューム・ディレクトリーにデータベースをリストアするには、ターゲット・ボリューム・ディレクトリー内の他のすべてのデータベースをドロップまたは移動してください。

スナップショット・バックアップ・イメージからログ・ディレクトリーをリストアするためには、ログ・ディレクトリーがディスク上に存在しないか、空であることを確認してください。 その後、RESTORE コマンドを再び実行します。

SQL2084N データベース、ワークロード、またはサービス・スーパークラス db-or-ssc-nameに定義できるワーク・アクション・セットは 1 つだけです。

説明

次のデータベース、ワークロード、またはサービス・スーパークラスに対して、すでにワーク・アクション・セットが定義されています: db-or-ssc-name。 どの時点でも、データベース、ワークロード、またはサービス・スーパークラスに対して定義できるワーク・アクション・セットは 1 つだけです。

ユーザー応答

  1. 以下のいずれかを実行します。
    • 別のデータベース、ワークロード、またはサービス・スーパークラスを指定します。
    • データベース、ワークロード、またはサービス・スーパークラスに対して現在定義されているワーク・アクション・セットをドロップします。
  2. 要求を再発行してください。

sqlcode: -2084

sqlstate: 5U017

SQL2085N マッピング・ワーク・アクション work-action-name で指定されたサービス・サブクラスをデフォルトのサービス・サブクラスにすることはできません。

説明

アクティビティーをマップするワーク・アクションを定義する場合、デフォルトのサービス・サブクラスを指定することはできません。

ユーザー応答

デフォルトのサービス・サブクラスではない異なるサービス・サブクラスを指定し、要求を再試行してください。

sqlcode: -2085

sqlstate: 5U018

SQL2086N ワーク・クラス work-class-nameに無効な範囲が指定されました。

説明

FROM パラメーターまたは TO パラメーターのいずれかに対して指定された値が無効です。 FROM 値はゼロまたは正の倍精度値でなければならず、TO 値は正の倍精度値または UNBOUNDED (上限を指定しない場合) でなければなりません。 TO 値が UNBOUNDED でない場合、その値は FROM 値以上でなければなりません。

ユーザー応答

FROM 値と TO 値の両方に対して有効な値を指定し、要求を再試行してください。

SQL2089N ワークロード workload-nameの定義から最後の接続属性をドロップできません。

説明

ALTER WORKLOAD ステートメントの結果、ワークロード workload-name から最後の接続属性がドロップされます。この操作は許可されていません。 ワークロードの定義で指定された接続属性が少なくとも 1 つ必要です。

ユーザー応答

ALTER WORKLOAD ステートメントにより、ワークロードの定義内に少なくとも 1 つの接続属性が残ることを確認してください。

sqlcode: -2089

sqlstate: 5U022

SQL2090N ワークロード workload-name は、使用不可になっていないか、アクティブなワークロード・オカレンスがあるか、しきい値またはワーク・アクション・セットが関連付けられているため、ドロップできません。

説明

ワークロード workload-name のドロップを試行しましたが、以下のいずれかの理由で失敗しました。

  • ワークロードが無効になっていない。
  • ワークロードにアクティブなワークロード・オカレンスが含まれている。
  • しきい値がワークロードに関連付けられている。
  • ワーク・アクション・セットがワークロードに関連付けられている。

ユーザー応答

以下のいずれかを実行します。

  • ワークロードがまだ無効になっていない場合、ALTER WORKLOAD ステートメントを発行してワークロードを無効にし、新しいワークロード・オカレンスがアクティブにならないようにします。
  • システムで実行中のアクティブなワークロード・オカレンスがなくなるまで待機し、DROP ステートメントを発行してワークロードをドロップします。
  • しきい値がワークロードに関連付けられている場合、DROP THRESHOLD ステートメントを発行して、関連付けられているしきい値をドロップします。
  • ワーク・アクション・セットがワークロードに関連付けられている場合、DROP WORK ACTION SET ステートメントを発行して、関連付けられているワーク・アクション・セットをドロップします。

sqlcode: -2090

sqlstate: 5U023

SQL2091N 残りのストレージ・パスには、表スペース tablespace-nameのデータを再平衡化するための十分なストレージ・スペースがありません。

説明

ドロップ対象の 1 つ以上のストレージ・パスにコンテナーが設定されている表スペースをリバランスするよう要求されました。 データ・サーバーは、リバランスの操作中にこれらのコンテナーをドロップします。 ただし、ドロップ対象のコンテナーから移動されるデータを格納するには、表スペースの残りのパスに十分なスペースが必要です。 データ・サーバーは既存のコンテナーを自動的に拡張し、必要に応じて残りのパス上に新しいコンテナーを作成しますが、残りのパスには、移動されるデータを入れるための十分なストレージがありません。

ユーザー応答

この方法でリバランスするそれぞれの表スペースごとに、ドロップされるコンテナーの数とサイズを判別することにより、残りのストレージ・パスに移動されるデータ量を推定します。 リバランスの操作を正常に実行するには、少なくともこれだけの量の空きスペースが必要です。 残りのストレージ・パスの空きスペースの量を増やすか、新しいストレージ・パスをデータベースに追加してください。

sqlcode: -2091

sqlstate: 57011

SQL2092N ストレージ・パス storage-path はドロップ・ペンディング状態です。 現在の要求を処理できません。

説明

1 つ以上のストレージ・パスが、ドロップ・ペンディング状態です。

ユーザー応答

ドロップ・ペンディング状態のストレージ・パスを、ALTER DATABASE ステートメントまたは ALTER STOGROUP ステートメントから削除します。 その後、要求を再試行してください。

sqlcode: -2092

sqlstate: 55073

SQL2093N 指定されたストレージ・パスはドロップできません。 少なくとも 1 つのストレージ・パスをストレージ・グループに関連付ける必要があります。

説明

ストレージ・グループには、それに関連付けられたストレージ・パスが少なくとも 1 つ必要です。 ALTER STOGROUP ステートメントは、ストレージ・グループのすべてのストレージ・パス ( またはドロップ・ペンディング状態ではない残りのパス) をドロップしようとしています。

ユーザー応答

少なくとも 1 つのストレージ・パスをドロップしないよう、ALTER STOGROUP ステートメントを変更してください。 すべてのストレージ・パスをドロップする必要がある場合には、1 つ以上の新しいストレージ・パスを同時に追加するよう ALTER STOGROUP ステートメントを変更してください。 新しいストレージ・パスには、ドロップされるパスからコンテナーとデータを移動するための十分な空きスペースが必要です。

sqlcode: -2093

sqlstate: 428HH

SQL2094W 表スペース tablespace-name のリバランスでコンテナーが追加またはドロップされなかったか、すべてのコンテナーを作成するためのディスク・スペースが不足していました。 理由コード: reason-code

説明

リバランスの操作では、ドロップ・ペンディング状態のストレージ・パスからコンテナーをドロップして、新しく追加されたストレージ・パスに新しいコンテナーを作成しようと試みます。 さらに、この操作では、すべてのデータベース・ストレージ・パスをまだ含んでいないストライプ・セット用のコンテナーも作成しようと試みます。 この警告は、以下のいずれかの理由コードの結果として、1 つ以上のデータベース・パーティションで生成されました。

1

追加/ドロップする必要のあるコンテナーがありません。

2

ドロップする必要のあるコンテナーはありませんが、表スペースのいくつかのストライプ・セットには、すべてのストレージ・パス用のコンテナーが含まれていません。 ただし、ストレージ・パスにはどの新しいコンテナー用の十分なディスク・スペースもありません。または、表スペースが最大サイズに達しました。

3

ドロップする必要のあるコンテナーはありませんが、表スペースのいくつかのストライプ・セットには、すべてのストレージ・パス用のコンテナーが含まれていません。 いくつかのストレージ・パスには十分なディスク・スペースがないため、または表スペースの最大サイズに達したため、いくつかのコンテナーを作成できませんでした。 新しいコンテナーは表スペースに追加され、データがリバランスされます。

4

いくつかのコンテナーをドロップする必要があります。表スペースのいくつかのストライプ・セットには、すべてのストレージ・パス用のコンテナーが含まれていません。 ただし、対応するストレージ・パスには、作成されるどのコンテナー用の十分なディスク・スペースもありません。 ドロップ・ペンディング状態のストレージ・パス上のコンテナーはドロップされ、データがリバランスされます。

5

いくつかのコンテナーをドロップする必要があります。表スペースのいくつかのストライプ・セットには、すべてのストレージ・パス用のコンテナーが含まれていません。 いくつかのコンテナーを作成するためのディスク・スペースはありますが、すべて作成するには不十分です。 ドロップ・ペンディング状態のストレージ・パスにあるコンテナーはドロップされ、必要に応じて新しいコンテナーがストライプ・セットに追加されます。 データがリバランスされます。

ユーザー応答

1

リバランスは必要ありません。

2

いっぱいになったストレージ・パスの空きスペース量を増やすか、表スペースの許容最大サイズを増やします。 その後、要求を再試行してください。

3

現在のリバランスが完了するまで待ちます。 その後、いっぱいになったストレージ・パスの空きスペース量を増やすか、表スペースの許容最大サイズを増やします。 その後、要求を再試行してください。

4

現在のリバランスが完了するまで待ちます。 その後、いっぱいになったストレージ・パスの空きスペース量を増やして、要求を再試行します。

5

現在のリバランスが完了するまで待ちます。 その後、いっぱいになったストレージ・パスの空きスペース量を増やして、要求を再試行します。

ストレージ・パスの空きスペース量を増やすには、ファイル・システムのサイズを増やすか、データベース以外のデータを削除してください。

sqlcode: +2094

sqlstate: 01690

SQL2095W 1 つ以上の自動ストレージ表スペースがパス上にあるため、ストレージ・パス storage-path はドロップ・ペンディング状態です。

説明

ストレージ・パス storage-path をデータベースからドロップするよう要求されました。 1 つ以上の自動ストレージ表スペースのコンテナーがこのストレージ・パスに存在するため、これを直ちに除去することはできず、ドロップ・ペンディング状態に置かれます。 ストレージ・パス上のすべてのコンテナーが除去されるまでは、そのストレージ・パスは除去できません。

複数のストレージ・パスをドロップしようとしている場合、このメッセージは他のストレージ・パスにも適用される可能性があります。

ユーザー応答

以下の 1 つ以上のタスクを実行して、ストレージ・パスからコンテナーを除去してください:

  • すべての自動ストレージ TEMPORARY 表スペースをドロップします。 その後、これらの表スペースを再作成します。 新しく作成された表スペースは、ドロップ・ペンディング状態のストレージ・パスを使用しません。
  • ALTER TABLESPACE ステートメントの REBALANCE 節を使用することにより、ドロップ対象のストレージ・パスからデータとコンテナーを移動します。
  • 不要な表スペースをドロップします。

sqlcode: +2095

sqlstate: 01691

SQL2096N しきい値 threshold-name をドロップできません。 このしきい値は無効になっておらず、しきい値キューは空ではありません。あるいは、しきい値の制御下でアクティビティーが実行中です。

説明

しきい値 threshold-name をドロップしようとして失敗しました。 このしきい値は無効になっておらず、しきい値キューは空ではありません。あるいは、しきい値の制御下でアクティビティーが実行中です。

ユーザー応答

しきい値が無効になっていない場合はそれを無効にしてください。 しきい値がワーク・アクション・セットの一部である場合、ALTER WORK ACTION SET ステートメントを使用してそれを無効にする必要があります。 しきい値がワーク・アクション・セットの一部でない場合、ALTER THRESHOLD ステートメントを使用してそれを無効にします。 しきい値を無効にすると、しきい値の制御下で新しい要求を実行することはできません。 キューイングしきい値の並行性の制限に達した場合、DISABLE アクションによって新しい要求とキューを結合できなくなります。 現在実行中の要求が完了するか、あるいはキューに要求が存在しなくなるまで待機し、DROP THRESHOLD ステートメントを再度発行してください。

sqlcode: -2096

sqlstate: 5U025

SQL2097N ルーチン WLM_REMAP_ACTIVITY への入力パラメーターの少なくとも 1 つが無効であるため、指定したサービス・サブクラスにアクティビティーをマップできません。 理由コード = reason-code

説明

1 つ以上の入力パラメーターが無効であるため、ルーチン WLM_REMAP_ACTIVITY が失敗しました。 理由コードは以下のとおりです。

1

アクティビティーは、そのアクティビティーのサービス・スーパークラスの下にあるサービス・サブクラスにのみ再マップできます。 service_superclass_name パラメーターでアクティビティーのサービス・スーパークラス名を指定するか、これを NULL に設定してください。 service_superclass_name パラメーターを NULL に設定すると、デフォルトとして、この入力パラメーターはアクティビティーの現在のサービス・スーパークラス名になります。

2

アクティビティーのサービス・スーパークラスの下にある有効なサービス・サブクラスを service_subclass_name パラメーターで指定する必要があります。

3

log_evmon_record パラメーターに Y を指定すると、アクティビティーがパーティションで再マップされる際、イベント・モニター・レコードが THRESHOLD VIOLATIONS イベント・モニターに記録されます。 log_evmon_record パラメーターに N を指定すると、アクティビティーがパーティションで再マップされる際、イベント・モニター・レコードは THRESHOLD VIOLATION イベント・モニターに記録されません。

ユーザー応答

理由コードの条件が満たされることを確認して、WLM_REMAP_ACTIVITY ルーチンを再び呼び出します。

sqlcode: -2097

sqlstate: 5U046

SQL2098N 要求された操作は、スキーマ・トランスポート操作によって現在使用されているか、以前に作成されたオブジェクトと競合するため、要求された操作を実行できません。 理由コード: rc

説明

要求された操作は、転送操作と両立しません。 以下の理由コードは、エラーを示します。

1

ストレージ・パスが転送操作によってアクセスされていると、そのストレージ・パスを変更できません。 この競合は、転送操作によってステージング・データベース上でストレージ・パスが追加されているとき、またはドロップされているとき、あるいはターゲット・データベース上でストレージ・パスがドロップされているときに発生することがあります。

2

コンテナーを持たず、使用可能になっていない表スペースで、要求された操作を実行できません。

3

表スペース名は、転送操作用に予約されています。

ユーザー応答

理由コードに基づいて、以下のいずれかのアクションを行ってください。

1

スキーマの転送が完了するまで待った後、ALTER STORAGE PATH コマンドを再発行してください。

2

使用できない表スペースをドロップしてください。 使用できない表スペースでは操作を実行しないでください。

3

別の表スペース名を指定してください。

SQL2101N 関連するデータベース・オブジェクトまたは構成との互換性がないため、ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを完了できませんでした。 理由コード: reason-code

説明

SYSPROC.ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを使用すると、1 つの表スペースから別の表スペースにデータを移動できます。 例えば、このプロシージャーを使用して、データを新しい表スペースにマイグレーションできます。 このエラーが戻された理由は、次のような理由コードによって示されます。

1

DB2_SKIPDELETED レジストリー変数が有効になっている。 DB2 バージョン 9.7 フィックスパック 2 より前では、オンラインの ADMIN_MOVE_TABLE 操作は、DB2_SKIPDELETED レジストリー変数が有効になっている場合には実行できません。

26

プロトコル表 SYSTOOLS.ADMIN_MOVE_TABLE がこのプロシージャーによって作成されなかったため、これを使用できない。

ユーザー応答

まず、示された理由コードに応じて次のように対応します。

1

DB2_SKIPDELETED レジストリー変数を無効にします。

26

表 SYSTOOLS.ADMIN_MOVE_TABLE を削除します。

次に、ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを再び呼び出してください。

sqlcode: -2101

sqlstate: 5UA0M

SQL2102N プロシージャーの実行中に内部障害が発生したため、ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを完了できませんでした。 理由コード: reason-code

説明

SYSPROC.ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを使用すると、1 つの表スペースから別の表スペースにデータを移動できます。 例えば、このプロシージャーを使用して、データを新しい表スペースにマイグレーションできます。 このエラーが戻された理由は、次のような理由コードによって示されます。

12

予期しない内部エラーが発生しました。

13

コピー・オプションとしてロードが使用されましたが、スワップ・フェーズで FORCE オプションが設定されませんでした。

18

プロシージャーは表の索引を作成しようとしましたが、表には索引の部分として指定できない列だけが含まれているため、作成できませんでした。

19

ステージング表に対するアクティブなロックが多すぎるため、再生フェーズ中にステージング表のいくつかの行を処理できませんでした。

22

ターゲット表のロード中に、エラーが発生したか、行が拒否されました。

28

ソース表からターゲット表に統計をコピーする際にエラーが発生しました。

31

CLUSTER および NON_CLUSTER オプションは互いに互換性がありません。

32

システム期間テンポラル表では KEEP オプションはサポートされていません。

33

セマフォーの獲得を試行する際に、再試行の最大数を超えました。

35

表の索引キーの最大長を超えました。

ユーザー応答

示された理由コードに応じて、次のように対応します。

12

この予期しない結果を報告するために、DB2 サービス担当員に連絡して、db2diag ログ・ファイルおよび (DIAGPATH データベース・マネージャー構成パラメーターで指定された) 診断ディレクトリー・パスの内容を提出します。

13

ロード操作はリカバリー不能です。 この点を認識してバックアップ・イメージを作成できるようにするために、FORCE オプションを COPY_USE_LOAD と共に使用してください。

18

この表の移動を試みる前に、索引の部分として指定可能な列を表に作成します。

19

より少ない数の挿入、更新、または削除アクティビティーが表に対して発生しているときに操作を再試行してください。

22

db2diag ログ・ディレクトリー内の db2load 出力ファイルを調べて、ターゲット表を正常にロードできない原因となっているエラーまたはデータを訂正してください。

28

統計をコピーできません。NO_STATS または NEW_STATS オプションを指定して操作を再試行してください。

31

CLUSTER および NON_CLUSTER オプションを同時に指定することはできません。 どちらか 1 つのみを指定するか、デフォルトの動作が望ましいのであればどちらも指定しないでください。

32

KEEP オプションを指定せずに ADMIN_MOVE_TABLE SWAP 操作を再試行してください。

33

現在進行中の競合している移動操作がセマフォーを解放するまで待機してください。

35

表の移動先となる表スペースのページ・サイズが、移動元と同じかそれより大きいことを確認してください。

sqlcode: -2102

sqlstate: 5UA0M

SQL2103N ソース表またはターゲット表の一部の側面が ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーでサポートされていないため、ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを完了できませんでした。 理由コード: reason-code

説明

SYSPROC.ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを使用すると、1 つの表スペースから別の表スペースにデータを移動できます。

このメッセージは、ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーが、以下の理由コードに示された理由でソース表またはターゲット表で操作できない場合に返されます。

6

ソースの表タイプがサポートされないか、ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーではサポートされないフィーチャーがその表に含まれています。

7

検証操作で、表の間の相違点が見つかりました。 行数または列の値が 2 つの表の間で整合していません。

14

ソース表はアクティブなイベント・モニターの対象であるため、移動できません。

16

ソース表およびターゲット表の変更可能な表フラグまたは索引が同期していません。

17

同じであるべき列定義または索引が異なっています。

20

指定されたターゲット表がサポートされていないか、参照制約が表に対して定義されています。

21

指定されたターゲット表が空ではありません。

33

システム期間テンポラル表またはアプリケーション期間テンポラル表をターゲット表として指定できません。

ユーザー応答

示された理由コードに応じて、次のように対応します。

6

表のタイプをサポートされているタイプに変更してください。 ADMIN_MOVE_TABLE ストアード・プロシージャーではサポートされない表フィーチャーがあれば、除去します。

7

オンライン表移動操作を再び開始します。これにより、プロトコル表のエラーが修正されるはずです。

14

表の移動を試みる前に、イベント・モニターを無効にします。

16

ソースおよびターゲット表間での変更可能な表フラグまたは索引の相違を訂正するために、スワップ・フェーズを再試行します。

17

ソース表とターゲット表で列定義および索引定義が同じになるように変更します。

20

以下のいずれかのアクションを行ってください。

  • ターゲット表をサポートされているものに変更します。
  • 別のサポートされているターゲット表を指定します。
  • 参照制約を削除します。
21

空のターゲット表を指定するか、ターゲット表のすべての項目を削除して、操作をやり直します。

33

システム期間テンポラル表またはアプリケーション期間テンポラル表ではない表をターゲット表として指定します。

sqlcode: -2103

sqlstate: 5UA0M

SQL2104N この時点で、このユーザーが ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを完了できませんでした。 理由コード: reason-code

説明

SYSPROC.ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを使用すると、1 つの表スペースから別の表スペースにデータを移動できます。 例えば、このプロシージャーを使用して、データを新しい自動ストレージ表スペースにマイグレーションできます。 試行された表移動操作は、データベース・オブジェクトの状態または操作の状況と矛盾しています。 このエラーが戻された理由は、次のような理由コードによって示されます。

4

オンライン表移動操作の状況では、指定された操作を実行できません。

8

進行中のオンライン表移動操作はありません。このため、指定された操作は許可されません。

9

オンライン表移動操作が進行中です。同じ表に対する並列的なオンライン表移動操作は許可されません。

15

この表はオンライン表移動操作のターゲット表、ステージング表、またはプロトコル表であるため、移動できません。

29

部分再編成の操作が進行中であるため、オンライン表移動のコピー・フェーズの実行は許可されません。

ユーザー応答

示された理由コードに応じて、次のように対応します。

4

オンライン表移動操作の現在の状況に適した操作を指定してください。 表移動操作の状況は、次の照会を使用して確認できます。

SELECT * FROM SYSTOOLS.ADMIN_MOVE_TABLE
WHERE KEY='STATUS' AND TABNAME='<TABLE-NAME>';
8

許可される操作を指定してください。

9

競合するオンライン表移動操作が完了するまで待ってください。

15

オンライン表移動操作が完了するまで待ってください。

29

部分再編成の操作が完了するまで待ってください。

sqlcode: -2104

sqlstate: 5UA0M

SQL2105N プロシージャーを実行するための前提条件が満たされなかったため、ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを完了できませんでした。 理由コード: reason-code

説明

SYSPROC.ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを使用すると、1 つの表スペースから別の表スペースにデータを移動できます。 例えば、このプロシージャーを使用して、データを新しい自動ストレージ表スペースにマイグレーションできます。 ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーを正常に実行するには、特定の情報やオブジェクトがあらかじめ存在する必要があります。 次の理由コードは、満たされなかった項目を示しています。

10

プロトコル表の中に索引情報が見つかりません。

11

期待されたデータがプロトコル表の中に見つかりません。

23

列をドロップするにはユニーク索引が存在する必要があるため、指定された列をドロップできませんでした。 ドロップ対象の列は、そのユニーク索引の中に存在することはできません。

24

通常データ、ラージ・オブジェクト (LOB) データ、または索引のための表スペースが指定されましたが、これら 3 つの表スペースがすべて指定されたわけではありません。

25

LONG、LOB、構造化タイプ、または XML 列を持つ表を移動するよう指定されましたが、その表にはユニーク索引 (ただし XML 列を含むユニーク索引を除く) が定義されていません。

30時間まで

NOT NULL として定義する列を追加する場合、DEFAULT 値を指定しなければいけないので、この列を指定されたとおりに追加できませんでした。

ユーザー応答

示された理由コードに応じて、次のように対応します。

10

オンライン表移動操作を再び開始します。これにより、プロトコル表のエラーが修正されるはずです。

11

オンライン表移動操作を再び開始します。これにより、プロトコル表のエラーが修正されるはずです。

23

新しいユニーク索引を表に作成するか、ユニーク索引からドロップ対象の列を除去するか、列のドロップを試行しない状態で、オンライン表移動操作を再試行します。

24

3 つの表スペース・パラメーター (通常データ、ラージ・オブジェクト・データ、および索引) をすべて指定します。または、これらのパラメーターを 1 つも指定しないでください。

25

ユニーク索引を表に作成します。または、表の移動を試行しないでください。

30時間まで

NOT NULL として定義する追加列に DEFAULT 値を指定してください。

sqlcode: -2105

sqlstate: 5UA0M

SQL2150W バックアップ・イメージに含まれている表スペースがリストアされました。 呼び出し側の要求に応じて、これらの表スペースの 1 つ以上がスキップされていることがあります。

説明

RESTORE DATABASE コマンドが出されました。 バックアップ・イメージ内の表スペースの一部のみをリカバリーするよう、ユーザーが指示しました。

ユーザー応答

アクションは不要です。

SQL2154N RESTORE が失敗しました。 表スペースのリストアに使用されたバックアップが、データベースの現在のログ順序に関連していません。

説明

表スペースのリストアの場合は、バックアップが、データベースの 現在のログ順序中に取られている必要があります。 ログ・ファイルの順序は、前にリストアされたデータベース、または 処理されたログ・ファイルによって決定されます。 さらに、ロールフォワード・リカバリーに対してデータベースが 最後に可能になった後に、バックアップを取る必要があります。

表スペース・リストアは停止しました。

ユーザー応答

正しいバックアップ・イメージを使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2155W オープン・スキャンが発行されてから、リカバリー履歴ファイルに変更が加えられました。

説明

ファイルがスキャンのためにオープンされたので、リカバリー履歴ファイルが 変更されました。 読み取ったデータに不整合がある可能性があります。

ユーザー応答

スキャンから整合性のあるデータを得ることが必要な場合は、リカバリー履歴ファイルをクローズして、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2157N 既に 8 つのリカバリー履歴ファイル・スキャンがオープンされています。

説明

この処理では、8 つのリカバリー履歴ファイルのスキャンがすでにオープンされています。 8 つを超えるスキャンのオープンは許されていません。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

1 つ以上の CLOSE RECOVERY HISTORY FILE SCAN コマンドを 発行して、コマンドを再発行してください。

SQL2160W 損傷のあるリカバリー履歴ファイルが置き換えられました。 処理は続行されます。

説明

リカバリー履歴ファイルへのアクセス中に、エラーが発生しました。 ユーティリティーは、代替コピーからファイルをリカバリーできます。 ユーティリティーは処理を続けます。

ユーザー応答

ユーティリティーは正常に処理を続けます。 リカバリー履歴ファイルが再び損傷を受けないように、適切な予防策を講じる必要があります。

SQL2161N 損傷したリカバリー履歴ファイルを修正できませんでした。 指定されたアクションが失敗しました。

説明

リカバリー履歴ファイルへのアクセス中に、エラーが発生しました。 ユーティリティーがファイルをリカバリーできません。 ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

処理を続けるには、リカバリー履歴ファイルを除去して、コマンドを再サブミットしてください。 ユーティリティーが新しいファイルを再生成します。 壊れたファイルのデータは失われます。 壊れたファイルを調べて、保管できる情報がないかどうかをチェックしてください。 リカバリー履歴ファイルが再び損傷を受けないように、適切な予防策を講じる必要があります。

SQL2162N データベース・パーティション dbpartitionnum およびログ・ストリーム log-stream-ID上のデータベース database-name のログ・ファイル log-file-number にアクセスする権限がデータベース・マネージャーにないため、リカバリー操作が失敗しました。

説明

ファイル許可の設定により、データベース・マネージャーは指定されたログ・ファイルにアクセスできません。 リカバリー (ロールフォワードまたはクラッシュ・リカバリー) を続行できません。

ユーザー応答

ログ・ファイルが保管されているファイル・システムをチェックしてください。 これらのログ・ファイルにアクセスするために必要な許可がインスタンスの所有者に与えられていることを確認して、リカバリー操作を再試行してください。

SQL2163N データベース・マネージャーは、データベース・パーティション番号 partition_numberの指定された時点までデータベースをリカバリーするためのバックアップ・イメージをリカバリー・ヒストリー・ファイルで見つけることができません。

説明

データベース・マネージャーは、指定された時点までデータベースをリカバリーするためのバックアップ・イメージを、リカバリー履歴ファイル内に見つけることができません。 このエラーは、履歴ファイルの整理が実施された場合に発生することがあります。

ユーザー応答

もっと後の時点を指定して試行してください。 ログの終了を指定する場合は、 履歴ファイルにバックアップ・イベントのレコードが含まれていることを確認してください。

SQL2164N RECOVER ユーティリティーは、指定されたリカバリー履歴ファイル filename をデータベース・パーティション番号 partition_numberで検出できませんでした。

説明

RECOVER コマンドに指定されたリカバリー履歴ファイルが見つかりませんでした。

ユーザー応答

ファイル名を確認し、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2165W ヒストリー・ファイル・レコードに保管されている表スペースの数が、 db2HistoryData データ構造の poTablespace フィールドに割り振られている表スペースの数を超えています。

説明

db2HistoryData の iNumTablespaces フィールドの値が、取り出されるヒストリー・ファイル・レコード内の表スペース数より小さい値です。 表スペース・データは、iNumTablespaces の値で切り捨てられました。

ユーザー応答

poTablespace のメモリー割り当てを増やして、さらに多くの表スペースが割り振れるようにし、iNumTablespaces の値を対応する大きな数に更新します。 db2HistoryOpenStruct データ構造の oMaxTablespaces フィールドの値によって表される表スペース数 (db2HistoryOpenScan API によって返される) は、ヒストリー・ファイル内の項目を読み取るのに十分であることが保証されています。

SQL2166N データベース database が存在しないため、RECOVER コマンドが失敗しました。

説明

RECOVER コマンドはデータベースのリカバリーに必要なバックアップ・イメージとログ・ファイルの判別に、リカバリー履歴ファイルを利用します。

指定されたデータベースが存在しないため、データベース・マネージャーはリカバリー履歴ファイルを見つけることができませんでした。

ユーザー応答

指定されたデータベース名が正しいことを確認するか、または RECOVER コマンドの USING HISTORY FILE 節を使用してデータベースのリカバリー履歴ファイルを指定します。

SQL2167W ヒストリー・ファイル・レコードに保管されているログ・ストリームの数が、関数に渡された割り振り済みログ・ストリームの数を超えています。

説明

db2HistoryData データ構造の ioLogRange.iNumLogStreams フィールドの値が、取り出されるヒストリー・ファイル・レコード内のログ・ストリーム数より小さい値です。 ログ・ストリーム・データは、ioLogRange.iNumLogStreams の値に切り捨てされました。

ユーザー応答

ioLogRange.oStream のメモリー割り当てを増やして、さらに多くのログ・ストリームが割り振れるようにし、ioLogRange.iNumLogStreams の値を対応する大きな値に更新します。 db2HistoryOpenStruct データ構造の oMaxLogStreams フィールドの値によって表されるログ・ストリーム数 (db2HistoryOpenScan API によって返される) は、ヒストリー・ファイル内の項目を読み取るのに十分であることが保証されています。

SQL2170N ユーティリティーは、リカバリー履歴ファイル内で同じ ID を持つ項目を検出しました。 書き込みできません。

説明

ユーティリティーは、 リカバリー履歴ファイルの中で書き込み中に同じ ID (秒単位のタイム・スタンプ) を持つ項目を検出しました。 リカバリー履歴ファイルへの書き込みが終了します。 データベース・マネージャーがリカバリー履歴ファイルの ID の固有性を確認し、 1 秒単位で複数の要求に対して準備をします。 ただし、数秒の間に要求が多数ある場合には失敗する可能性があります。

ユーザー応答

アプリケーションが履歴ファイルに多数の項目を生成するユーティリティー (backup、quiesce、 load) を実行している場合、この問題を防ぐためにユーティリティーの要求を調整してください。

SQL2171N 指定されたオブジェクト部分がファイルに存在しないため、リカバリー履歴ファイルの更新が失敗しました。

説明

リカバリー履歴ファイルの更新が指定された項目が、ファイルに存在しません。 ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

有効な項目を使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2172W ユーティリティーは完了しましたが、エラー errorのため、リカバリー履歴ファイルにイベントを記録できません。

説明

このユーティリティーはリカバリー履歴ファイルを書き込み中、エラーを検出しています。 この警告は処理に影響を与えません。

ユーザー応答

エラー条件を訂正し、この警告がこれから発生しないようにしてください。

SQL2180N フィルター指定で誤った構文または誤ったパスワード・キーが使用されています。

説明

与えられたフィルター指定が、不正な構文または不正なパスワード・キーのいずれか、 あるいは両方を使用しています。

ユーザー応答

診断情報を保存しておき、 IBM サービスに連絡してください。

SQL2181N フィルター・リカバリー中に内部エラーが発生しました。

説明

フィルター付きリカバリーを行っているときに内部エラーが発生しました。 リカバリーは終了します。

ユーザー応答

表の状態を変更するよう試みているときにエラーが発生した場合、 表スペース全体にフィルターを掛けてください。 診断情報を保存しておき、 IBM サービスに連絡してください。

SQL2200N 表名または索引名の修飾子が長すぎます。

説明

許可 ID は 1 から 128 バイトの長さでなければなりません。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

正しい修飾子で、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2203N tablename パラメーターが有効ではありません。 表名が長すぎる、許可 ID しか指定されていない、表名が指定されていない、 名前のアドレスが無効である、のいずれかです。

説明

表名の指定が必要です。1 から 128 文字 (MBCS 環境では、バイト単位) の長さで指定してください。 表名は、有効なアプリケーション・アドレスに位置している必要があります。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

正しい表名を使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2204N iname パラメーターが有効ではありません。 索引名が長すぎるか、または許可 ID しか指定されていないか、または索引名のアドレスが無効です。

説明

索引を指定する場合、名前は 1 から 128 バイトの長さでなければなりません。 索引は、有効なアプリケーション・アドレスに位置している必要があります。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

有効な索引名を使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2205N 指定された索引が無効であるため、要求された操作は失敗しました。 理由コード: reason-code

説明

指定された索引パラメーターは、要求された操作には無効です。 理由コードのリストを以下に示します。

1

指定された schema.table-name または schema.index-name に、指定された索引が存在しません。

2

指定された索引は拡張索引です。 表の再編成ユーティリティーは、索引拡張子に基づいて索引をサポートしていません。

3

表で定義されている索引はすべて、以下の操作が有効になっている疑似削除でなければなりません。 インプレース表 REORG、オンライン LOAD、CLEANUP オプションをともなう REORG INDEXES。

4

クラスタリング索引以外の索引が、表 REORG コマンドで指定されました。

5

索引拡張子に基づく表に索引が存在する場合は、インプレース表 REORG は許可されません。

6

CREATE TABLE コマンドの ORGANIZE BY 節を使用する 1 つ以上のディメンションを持つ 表の REORG TABLE に対して索引を指定することはできません。

7

REORG TABLE に指定する索引は、XML 領域の索引、XML 列パスの索引、または XML 列上の索引にすることはできません。

8

索引が指定されているか、クラスタリング索引が表に存在する場合、REORG INDEXSCAN のみ使用できます。

9

RECLAIM EXTENTS オプション付きの REORG INDEX に指定された索引は、データベース管理スペース (DMS) 表スペースに存在していなければなりません。

10

指定された索引は RANDOM 順序付けの索引です。

フェデレーテッド・システム・ユーザーの場合: この状態はデータ・ソースによっても検出できます。

ユーティリティーまたは操作が処理を停止しました。

ユーザー応答

有効な索引を指定するか、または索引を指定しないで (該当する場合)、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2207N datafile パラメーターで指定されたファイル・パスが無効です。

説明

datafile パラメーターが、デフォルト・ファイル・パスを 示す値ではありません。 また、datafile パラメーターは、有効な非デフォルト値ではありません。 以下のいずれかがあてはまる可能性があります。
  • ポインターが無効です。
  • ポインターが、ファイル・パスの指定に対して長すぎるストリングを 指しています。
  • 指定されたパスの値が無効です (サーバー・マシン上で)。
  • サーバー・マシンのファイル・パスが、適切な区切り文字で 終了していません。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

有効な datafile パラメーターを使用して、コマンドを 再サブミットしてください。

SQL2208N 表スペースまたは LONG 表スペース・パラメーターで指定された表スペース tablespace-name が無効です。

説明

表スペースまたは LONG 表スペース・パラメーターに、有効な値が入っていません。 下記のいずれかの状態が存在する可能性があります。
  • ポインターが無効です。
  • ポインターが、表スペース名に対して長すぎるストリングを 指しています。
  • 指定された表スペースが存在しません。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

有効な表スペースまたは LONG 表スペース・パラメーターを指定してコマンドを再サブミットするか、 またはこれらのパラメーターを使用しないでください。 後者の場合は、表再編成ユーティリティーが、表自体が存在する 表スペースを使用します。

SQL2211N 指定された表が存在しません。

説明

表がデータベースに存在しません。 表名または許可 ID が正しくありません。

コマンドは処理されません。

ユーザー応答

有効な表名を使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2212N 指定された表はビューです。 表再編成ユーティリティーをビューに対して実行することはできません。

説明

表再編成ユーティリティーをビューに対して実行することはできません。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

有効な表名を使用して、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2213N 指定された表スペースは SYSTEM TEMPORARY 表スペースではありません。

説明

REORG ユーティリティーでは、指定する表スペースはすべて、 SYSTEM TEMPORARY 表スペースでなければなりません。 与えられた表スペース名は、システム一時表を保留するために定義されている表スペースではありません。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

SYSTEM TEMPORARY 表スペースの名前を使用してコマンドを再サブミットするか、あるいは表スペース名パラメーターを 使用しないでください。 後者の場合、REORG ユーティリティーは、 表自体が常駐する表スペースを使用します。

SQL2214N このユーザー ID には、表 nameに対して REORG ユーティリティーを実行する権限がありません。

説明

適切な許可を持たずに、指定した表またはその索引を再編成しようとしました。 適切な許可とは、表に対する CONTROL 特権、あるいは SYSADM、SYSCTRL、SYSMAINT、DBADM、SQLADM のいずれかの権限です。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

適切な権限または特権を持つユーザーとしてログオンして、REORG ユーティリティー・コマンドを再サブミットしてください。

SQL2215N データベースの以前の作業をコミット中に SQL エラー SQL コード が発生しました。

説明

ユーザーは、Reorganize Table コマンドに指定されたデータベースにすでに接続されています。 これまでの作業をデータベースに対してコミットしているときに、エラーが発生しました。

ユーティリティーは、ロールバックもデータベース接続の切断も行わずに、処理を停止します。

ユーザー応答

詳細については、メッセージの SQLCODE (メッセージ番号) を 調べてください。 変更を行って、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2216N データベース表またはその索引の再編成中に SQL エラー sqlcode が発生しました。

説明

データベース表または索引の再編成中に、エラーが発生しました。

ユーティリティーは処理を停止します。

ユーザー応答

詳細については、メッセージの SQLCODE (メッセージ番号) を 調べてください。 変更を行って、コマンドを再サブミットしてください。

SQL2217N REORG ユーティリティーによって使用される SYSTEM TEMPORARY 表スペースのページ・サイズは、表データが存在する表スペースのページ・サイズ (LONG または LOB 列データを含む) と一致する必要があります。 原因は、次の理由コード reason-code に基づいています。

説明

理由コードのリストを以下に示します。
1
原因は、表のデータに一時表スペースを選択したことに関係しています。
2
原因は、表の LONG または LOB データに一時表スペースを選択したことに関係しています。
システム一時表が REORG ユーティリティーに明示的に指定されている場合、REORG ユーティリティーによって 使用されている SYSTEM TEMPORARY 表スペースのページ・サイズは、表データが存在する (LONG または LOB 列データを含む) 1 つ以上の表スペースのサイズに一致しているか、または LONG データの適切なコンテナーを指定する必要があります。 以下のいずれかが、この制約事項に違反しています。
  • 表のデータが、指定された SYSTEM TEMPORARY 表スペースのページ・サイズとは異なるページ・サイズを持つ表スペースに 存在しています。
  • SYSTEM TEMPORARY 表スペースおよび表の通常データのページ・サイズとは異なるページ・サイズを持つ 表スペースにデータが存在する LONG または LOB 列が表に入っていますが、LONG または LOB データ・オブジェクトの正しいページ・サイズを持つ表スペースは見つかりませんでした。

SYSTEM TEMPORARY 表スペースまたは LONG TEMPORARY 表スペースが REORG ユーティリティーに指定されていなかった場合には、このユーティリティーは内部的に SYSTEM TEMPORARY 表スペースを検索していました。 表データと同じページ・サイズを使用する SYSTEM TEMPORARY 表スペースがデータベースに存在しなかったか、あるいはその時点で使用できませんでした。

ユーザー応答

表データと同じページ・サイズを使用する SYSTEM TEMPORARY 表スペースがデータベースに存在しない場合、その表データのページ・サイズに一致するページ・サイズで SYSTEM TEMPORARY 表スペースを作成してください。 表データのページ・サイズが LOB または LONG データのページ・サイズとは異なる場合、そのページ・サイズを使用する SYSTEM TEMPORARY 表スペースが必ず存在するようにします。

表データと同じページ・サイズを使用する SYSTEM TEMPORARY 表スペースがデータベースに存在していても、コマンドを出したときに使用できなかった場合、SYSTEM TEMPORARY 表スペースが使用できるようになってから コマンドを出し直してください。

SQL2218N REORG ユーティリティーに指定された 1 つ以上のパラメーターに互換性がありません。

SQL2219N インプレース表再編成が 1 つ以上のメンバーで失敗しました。 表名: table-name。 理由コード: reason-code

説明

表を再編成することにより、未使用スペースを再利用し、表データへの大量の変更の結果として実行が遅くなり始めた照会のパフォーマンスを向上させることができます。 表の再編成は REORG TABLE コマンドを発行することにより行えます。

REORG TABLE コマンドに INPLACE パラメーターを指定することにより、インプレース (オンライン) 表再編成を実行できます。この再編成中には、ユーザーとアプリケーションから表内のデータへのフルアクセスが可能です。

非互換のパラメーター、関数シーケンス・エラー、またはインプレース再編成機能の制約事項のためにインプレース表再編成が失敗した場合に、このメッセージが返されます。 理由コードにより、以下のように具体的なエラーを識別できます。

1

再編成の一時停止後にデータまたは索引オブジェクトが変更されたため、一時停止した再編成の再開に失敗しました。

2

指定された表に再開対象になる一時停止した再編成がないため、再編成の再開に失敗しました。

3

非クラスター表の再編成を RESUME するよう、索引を指定することはできません。

4

再編成開始時に指定された索引がドロップされたため、再編成の再開に失敗しました。

5

表の再編成再開時に指定された索引が再編成一時停止時に指定された索引と同じではないため、再編成の再開に失敗しました。

6

.OLR 状況ファイルの内容が無効であるか、または .OLR 状況ファイルが欠落しているため、再編成の再開に失敗しました。

7

再編成ユーティリティーが .OLR 状況ファイルにアクセスしようとしたときに発生した入出力エラーのため、再編成の再開に失敗しました。

8

指定された表で再編成が既に進行中のため、再編成の開始または再開に失敗しました。

9

指定された表に既に一時停止した再編成があるため、再編成の開始に失敗しました。

10

再編成を一時停止または停止するコマンドが既に発行されているため、再編成の一時停止または停止の試行は失敗しました。

11

位置停止または停止対象の表再編成がないため、再編成の一時停止または停止の試行は失敗しました。

12

表は付加モードです。

13

表に行変更タイム・スタンプ列がありません。

14

表はインプレース表再編成ではサポートされないタイプのデータ圧縮を使用しています。

15

指定されたデータ・パーティションに、再開対象になる一時停止した再編成がないため、再編成の再開に失敗しました。

16

FULL パラメーターを指定して REORG TABLE コマンドを呼び出すことにより、再編成を再開しようとしました。 しかし、再編成は当初 FULL パラメーターを指定して開始されてはいませんでした。

17

CLEANUP パラメーターおよび OVERFLOWS パラメーターを指定して REORG TABLE コマンドを呼び出すことにより、再編成を再開しようとしました。 しかし、再編成は当初 CLEANUP パラメーターおよび OVERFLOWS パラメーターを指定して開始されてはいませんでした。

18

表に、式ベースの索引があります。

19

パーティション表に複数の .OLR 状態ファイルが存在するため、再編成を開始、一時停止、または再開する試みが失敗しました。

20

非パーティション索引が表に存在するため、範囲パーティション表での再編成が失敗しました。

ユーザー応答

理由コードに応じてこのエラーに応答します。

1

再編成の実行を停止してから、新しい再編成を開始します。

2

新しい再編成を開始します。

3

理由コード 3 に対応するには、以下のいずれかのアクションを取ります。

  • 索引を指定せずに再編成を続行します。
  • 既存の再編成を停止してから、索引名を指定して新しい再編成を開始します。
4

一時停止した表再編成を停止してから、新しい再編成を開始します。

5

理由コード 5 に対応するには、以下のいずれかのアクションを取ります。

  • 再編成を当初開始したときに指定した索引と同じ索引を指定して、再編成を再開します。
  • どの索引も指定せずに再編成を再開します。この場合、デフォルトで元の索引が使用されます。
6, 7

理由コード 6 および 7 に対応するには、以下のトラブルシューティング・ステップを実行します。

  1. <tablespaceID>.<objectID>.OLR という名前のファイルがデータベース・ディレクトリーの下に存在し、アクセス可能であることを確認してから、コマンドを再実行してください。
  2. エラーが続く場合には、再編成を停止してから、新しい再編成を開始します。
8

再編成は既に処理中なので対応は不要です。

9

理由コード 9 に対応するには、以下のいずれかのアクションを取ります。

  • 一時停止した再編成を再開します。
  • 再編成を停止してから、新しい再編成を開始します。
10

再編成が一時停止または停止するまで待機します。

11

指定した表に対して再編成は実行されていないので、ユーザー応答は不要です。

12

理由コード 12 に対応するには、以下のいずれかのアクションを取ります。

  • APPEND OFF 節を指定して ALTER TABLE ステートメントを発行してから、インプレース再編成を実行します。
  • オフラインで表を再編成します。
13

オフラインで表を再編成します。

14

オフラインで表を再編成します。

15

正しいデータ・パーティションを指定するか、ON DATA PARTITION 節を指定しないで、再編成を再開します。

16

FULL パラメーターを指定せずに再編成を再開します。

17

CLEANUP パラメーターと OVERFLOWS パラメーターを指定せずに再編成を再開します。

18

オフラインで表を再編成します。

19

表の再編成を停止してから、新しい再編成を開始します。

20

非パーティション索引をドロップし、再編成コマンド再発行するか、または再編成コマンドから INPLACE オプションを削除します。

SQL2220W コンプレッション・ディクショナリーは、1 つ以上のデータ・オブジェクト用に作成されませんでした。

説明

コンプレッション・ディクショナリーを 1 つ以上のデータ・オブジェクトに対してビルドできませんでした。 オブジェクトに、レコードが含まれていないか、このページ・サイズに適格な最小レコード長より大きいレコードが含まれていないかのいずれかです。 新規ディクショナリーは作成されませんでした。 操作は継続して完了しました。 操作より前にディクショナリーが存在していた場合、そのディクショナリーは保持されており、行は圧縮の対象とされました。

ユーザー応答

管理ログを参照して、どのデータ・オブジェクトが警告の原因となっているかを判別してください。

SQL2221N 指定された表 table-name がエクステントの再利用要求と互換性がないため、REORG コマンドは失敗しました。

説明

REORG TABLE RECLAIM EXTENTS コマンドが発行された場合、指定された表名がサポートされるのは、その表がマルチディメンション・クラスタリング (MDC) 表または挿入時クラスタリング (ITC) 表であり、MDC 表または ITC 表がデータベース管理スペース (DMS) 表スペースに入っている場合だけです。

RECLAIM EXTENTS オプション付きの REORG INDEXES ALL コマンドが発行された場合、指定された表名に対する索引は、データベース管理スペース (DMS) の表スペースに存在していなければなりません。

ユーザー応答

以下のいずれかを実行します。

  • DMS 表スペースに入っている MDC 表または ITC 表を指定する表名を、REORG RECLAIM EXTENTS コマンドで使用します。
  • 索引が DMS 表スペースに存在する表を、REORG INDEXES ALL コマンドで使用します。

sqlcode: -2221

sqlstate: 5U044

SQL2222N 指定されたデータ・パーティション data-partition-name が無効です。 理由コード: reason-code

説明

以下の理由コードで示されているように、その要求では、指定したデータ・パーティション名は無効です。

1

そのデータ・パーティション名は指定された表に存在しません。

2

ON DATA PARTITION 節は REORG INDEX コマンドではサポートされていません。

3

データ・パーティションがアタッチされた状態またはデタッチされた状態のため、操作を実行できません。

ユーザー応答

メッセージにリストされた理由コードに基づいて、以下のアクションを実行してください。

1

有効なデータ・パーティション名を付けるか、またはデータ・パーティション名を付けずに、要求の再サブミットを行ってください。

2

ON DATA PARTITION 節なしでコマンドを再サブミットしてください。

3

SYSCAT.DATAPARTITIONS カタログ・ビューを照会して、パーティションの STATUS 列の値を確認してください。

STATUS が「A」の場合、パーティションは新規にアタッチされています。以下のステップを実行してください。

  1. SET INTEGRITY ステートメントを発行して、アタッチされたパーティションを通常の状況にします。つまり、STATUS が空ストリングの状況にします。
  2. SET INTEGRITY が正常に完了してから、要求を再サブミットします。

STATUS 値が「D」、「L」、または「I」の場合、パーティションはデタッチされていますが、デタッチ操作が完了していません。 デタッチされたパーティションのデータまたは索引の再編成は許可されていません。

デタッチ操作が完了すると、パーティションはもはやソース表の一部ではなくなります。 デタッチの完了後に、新規に作成されたターゲット表のデータまたは索引を再編成できます。