ノードおよびデータベースの構成ファイルの変更

データベース構成ファイルを更新するには、AUTOCONFIGURE コマンドに適切なオプションを付けて実行します。

このタスクについて

構成アドバイザーは、どの構成パラメーターを修正したらよいかを提案し、 それらの推奨値を示すことによって、 インスタンスごとの単一データベースのパフォーマンスのチューニングとメモリー所要量のバランスをとるよう支援します。

いずれかのデータベース・パーティションを変更 (データベース・パーティションの追加・削除、 または既存のデータベース・パーティションの移動) する計画を立てている場合には、 ノード構成ファイルを更新する必要があります。 データベースを変更する予定の場合は、構成パラメーターの値を確認してください。 一部の値は、その使われ方に応じて、 データベースに対して行われる変更の一環として、定期的に調整できます。

注: いずれかのパラメーターを変更した場合、値は以下の時点まで更新されません。
  • データベース・パラメーターの場合、すべてのアプリケーションが切断された後で、 そのデータベースに対する最初の新しい接続が行われるまで。
  • データベース・マネージャー・パラメーターの場合、 次回、そのインスタンスを停止して開始するまで。

構成アドバイザーによって推奨された値は、個別のワークロードとサーバーについての情報に基づいた値であるため、ほとんどのケースでデフォルト値よりもパフォーマンスが良くなります。 ただし、この値は、 指定されたデータベース・システムのパフォーマンスを改善するよう設計されたものであり、 必ずしも最適なものではありません。 これらの値は、最適なパフォーマンスを獲得するために、さらに調整を行うための出発点と考えてください。

バージョン 9.1 では、データベースを作成するときに構成アドバイザーが自動的に起動します。 このフィーチャーを使用不可にしたり、明示的に使用可能にしたりするには、データベースを作成する前に db2set コマンドを使用します。 次に例を示します。
   db2set DB2_ENABLE_AUTOCONFIG_DEFAULT=NO
   db2set DB2_ENABLE_AUTOCONFIG_DEFAULT=YES
デフォルトで有効になっているその他の機能については、 自動機能 を参照してください。

プロシージャー

データベースまたはデータベース・マネージャーの構成パラメーターを変更するには、以下のようにします。

  • 構成アドバイザーを使用します。
    • コマンド行から、AUTOCONFIGURE コマンドを使用します。
    • クライアント・アプリケーションから db2AutoConfig API を呼び出します。
  • IBM® Data Studioから、インスタンスまたはデータベースを右クリックしてタスク・アシスタントを開き、データベース・マネージャーまたはデータベース構成パラメーターを変更します。
  • コマンド行から、 UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION コマンドと UPDATE DATABASE CONFIGURATION コマンドを使用します。
    例えば、データベース・マネージャー構成の個々のパラメーターを更新するには、次のように入力します。
       UPDATE DBM CFG USING config_keyword value
    データベース構成の個々のパラメーターを更新するには、以下のようにします。
    UPDATE DB CFG FOR database_alias
    USING config_keyword value

    1 つのコマンドで 1 つまたは複数の config_keyword value の組み合わせを更新できます。

    データベース・マネージャー構成ファイルに対する変更内容は、 そのほとんどが、メモリーへのロード後にはじめて有効になります。 サーバー構成パラメーターの場合は、START DATABASE MANAGER コマンドの実行時に有効になります。 クライアント構成パラメーターの場合は、アプリケーションの再始動時に有効になります。

  • クライアント・アプリケーションから、 db2CfgSet API を呼び出します。

次の作業

現行のデータベース・マネージャー構成パラメーターを表示したり印刷したりするには、GET DATABASE MANAGER CONFIGURATION コマンドを使用してください。