cf_catchup_trgt-2 次 クラスター・キャッシング・ファシリティー 構成パラメーターのキャッチアップ時間のターゲット
この構成パラメーターは、新たに追加または新しく再始動された クラスター・キャッシング・ファシリティー を既存の 1 次 クラスター・キャッシング・ファシリティー とピア状態にするためにキャッチアップを完了するターゲット時間 (分単位) を決定します。
- 構成タイプ
- データベース
- パラメーター・タイプ
- オンラインで構成可能
- デフォルト [範囲]
- 15 [ 1 - 600 ]
- 単位
- 2 次 クラスター・キャッシング・ファシリティー が開始されてからの時間 (分)
このパラメーターは、 メンバー が 1 次 クラスター・キャッシング・ファシリティーを使用して、新しく追加された 2 次 クラスター・キャッシング・ファシリティー をピア状態にするターゲット時間を設定します。
ピア状態になると、1 次 クラスター・キャッシング・ファシリティー に障害が発生した場合、または保守のためにシャットダウンされた場合に、2 次 クラスター・キャッシング・ファシリティー が 1 次 クラスター・キャッシング・ファシリティー の役割を引き継ぐことができます。
cf_catchup_trgt に低い値を設定すると、 メンバー は積極的にキャッチアップ・アクティビティーを実行します。これにより、1 次の役割を引き継ぐ準備ができている 2 次 クラスター・キャッシング・ファシリティー なしで Db2® pureScale® インスタンスが実行される時間枠が最小化されます。 設定が低ければ低いほど、データベース・トランザクションおよびシステム全体のパフォーマンスに与える影響は大きくなります。
キャッチアップ・アクティビティーに使用されるシステム・リソース (例えば I/O 帯域幅) が増えるからです。
注: cf_catchup_trgt のデフォルト設定では、システム・パフォーマンスと高可用性のバランスが取られますが、このパラメーターの調整には以下の経験法則を使用できます。
- 可用性がパフォーマンスより重要な場合、cf_catchup_trgt で使用する設定を低くします。
- パフォーマンスが可用性より重要な場合、cf_catchup_trgt で使用する設定を高くします。