wlm_collect_int - ワークロード管理収集間隔構成パラメーター
このパラメーターは、ワークロード管理 (WLM) 統計の収集およびリセットの間隔を分単位で指定します。
- 構成タイプ
- データベース
- パラメーター・タイプ
- オンラインで構成可能
- デフォルト [範囲]
- 0 [0 (収集は実行されない), 5 - 32 767]
- アップグレードに関する注意事項
- Db2® バージョン 9.8 フィックスパック 4 pureScale 以前の環境からアップグレードする場合、 wlm_collect_int の値はメンバー 0 での値に設定されます。
x 分ごと (x は wlm_collect_int パラメーターの値) に、すべてのワークロード管理統計が収集されて、任意のアクティブな統計イベント・モニターに送信され、その後で統計がリセットされます。 アクティブな統計イベント・モニターが存在する場合は、それが作成された方法に応じて、統計はファイル、パイプ、または表のいずれかに書き込まれます。 アクティブなイベント・モニターが存在しない場合は、統計はリセットのみされて、収集はされません。
収集は、日曜日の 00:00:00 を基準として測定される、指定の間隔で行われます。 カタログ・メンバーがアクティブになると、この定刻を基準として次にスケジュールされた間隔が開始するときに、次の収集が行われます。 カタログ・メンバーが活動化された時間は、スケジュールされた間隔の基準になりません。 収集の時刻にメンバーがアクティブになっていない場合、そのメンバーの統計は収集されません。 例えば、間隔の値が 60 に設定され、カタログ・メンバーが日曜日の午前 9:24 に活動化された場合、収集が毎正時に行われるようにスケジュールされます。 つまり、次の収集は午前 10:00 に行われます。 メンバーが午前 10:00 の時点でアクティブになっていない場合、そのメンバーの統計は収集されません。
収集とリセットのプロセスは、カタログ・メンバーから開始されます。 カタログ・メンバーでは、wlm_collect_int パラメーターを指定する必要があります。 これは、他のメンバーでは使用されません。
統計イベント・モニターにより収集されるワークロード管理統計は、システムの短期および長期の動作をモニターするために使用できます。 短い間隔を使用して、システムの短期および長期の動作をモニターすることができます。これは、その結果をマージすると、長期の動作を取得できるためです。 ただし、異なる間隔で得られた結果を手動でマージすると、分析が複雑になります。 短い間隔の統計が必要なければ、処理時間が無用に増大するだけです。 したがって、長期の動作の分析だけで十分な場合は、短期の動作をキャプチャーする間隔を下げ、処理時間を削減する間隔を上げます。
この間隔は SQL 要求、コマンドの呼び出し、またはアプリケーションごとではなく、データベースごとにカスタマイズする必要があります。 他の構成パラメーターを考慮する必要はありません。