priv_mem_thresh - 専用メモリーしきい値構成パラメーター
このパラメーターはバージョン 9.5 以降は非推奨ですが、バージョン 9.5 以前のバージョンのデータ・サーバーとクライアントではまだ使用されています。 この構成パラメーターに指定された値は、 Db2® バージョン 9.5 以降のリリースのデータベース・マネージャーによって無視されます。
注: 以下の情報は、バージョン 9.5 より前のデータ・サーバーおよびクライアントにのみ適用されます。
- 構成タイプ
- データベース・マネージャー
- 適用
- ローカルとリモート・クライアントを持つデータベース・サーバー
- ローカル・クライアントを持つデータベース・サーバー
- ローカル・クライアントおよびリモート・クライアントを持つパーティション・データベース・サーバー
- パラメーター・タイプ
- 構成可能
- デフォルト [範囲]
- 20 000 [-1; 32 - 112 000]
- 単位
- ページ (4 KB)
このパラメーターは、開始される新しいエージェントが使用できる状態にある、 未使用のエージェント専用メモリー量の判別に使用されます。 Linux® および UNIX プラットフォームには適用されません。
-1 の値を指定すると、このパラメーターは、min_priv_mem パラメーターの値を使用します。
推奨: このパラメーターを設定する場合、クライアント接続/切断パターンと、 同じマシン上の他の複数のプロセスのメモリー要件を考慮してください。
多くのクライアントがデータベースに同時に接続する期間が短い場合、 しきい値を高くすると未使用メモリーがコミット解除されなくなり、 他のプロセスで使用できなくなります。 この場合、十分なメモリー管理が行われず、メモリーを必要とする他のプロセスに影響を与えます。
並行クライアントの数にあまり変動がなく、その数値の範囲内で頻繁に変動する場合、このしきい値を高くすることによってクライアント・プロセスのためにメモリーを確保し、メモリーの割り振りと割り振り解除に費やす処理時間を減らすことができます。