db2rbind - すべてのパッケージの再バインド・コマンド
データベース内のパッケージを再バインドします。
許可
- SYSADM
- SYSCTRL
- SYSMAINT
必要な接続
なし
コマンド構文
コマンド・パラメーター
- database
- 再び妥当性検査を行うパッケージが含まれているデータベースの別名を指定します。
- -l logfile
- パッケージの再妥当性検査プロセスを記録するときに使用するパス (任意指定) とファイル名 (必須) を指定します。
- all
- すべての有効および無効パッケージの再バインドが実行されるように指定します。 このオプションを指定しないと、データベース内のすべてのパッケージが検査されますが、 アプリケーションの実行時に暗黙的に再バインドされることのないよう、 無効のマークが付いたパッケージのみを再バインドします。
- -u userid
- ユーザー ID。 パスワードを指定する場合には、このパラメーターを指定しなければなりません。
- -p password
- パスワード。 ユーザー ID を指定する場合には、このパラメーターを指定しなければなりません。
- -r
- 解決方法。 パッケージの再バインドの実行に、
従来のバインド・セマンティクスを使用するかどうかを指定します。 これは、解決に SQL パスを使用する新しいオブジェクトが、パッケージ内の静的 DML ステートメントの解決時に考慮されるかどうかに影響します。 このオプションは DRDA ではサポートされません。 有効な値は以下のとおりです。
- conservative
- オブジェクト解決に SQL パスを使用するオブジェクトに対する参照を解決するのに、最後の明示的バインドのタイム・スタンプより前に定義された SQL パスのオブジェクトのみが考慮されます。 従来のバインド・セマンティクスを使用します。 これがデフォルトです。 このオプションは、作動不能パッケージではサポートされていません。
- any
- オブジェクト解決にその SQL パスを使用するオブジェクトに対する参照を解決するのに、SQL パスにあるすべての可能な組み合わせが考慮されます。 従来のバインド・セマンティクスは使用されません。
使用上の注意
- このコマンドは、データベース内の全パッケージの妥当性検査の再実行に、再バインド API (sqlarbnd) コマンドを使用します。
- 必ずしも db2rbind を使用しなければならないわけではありません。
- 無効なパッケージについては、任意で、 パッケージの初回使用時に暗黙的にパッケージの再妥当性検査を行わせることができます。 パッケージの再妥当性検査には、REBIND コマンドと BIND コマンドのどちらを使用しても構いません。
- いずれかのパッケージの再バインドでデッドロックまたはロックタイムアウトが発生した場合、その時点までに成功したすべての再バインドがロールバックされます。 再バインド処理は、ロールバックの原因となったパッケージの横にあるパッケージから開始して、ロールバック後に再開されます。
- db2rbind コマンドを発行し、その際にインスタンスがアクティブな場合は、SQL1026N エラー・メッセージが出されます。
- すべてのコンパイル済み SQL オブジェクトには、従属パッケージが存在します。 このパッケージは、REBIND_ROUTINE_PACKAGE プロシージャーを使用していつでも再バインドすることができます。 明示的に従属パッケージを再バインドしても、無効なオブジェクトの再有効化は行われません。 無効なオブジェクトを再有効化するには、自動再有効化を使用するか、または ADMIN_REVALIDATE_DB_OBJECTS プロシージャーを使用して明示的に行います。 オブジェクトを再有効化すると、自動的に従属パッケージが再バインドされます。