DBT3500 - DBT5999

DBT3500E db2prereqcheck ユーティリティーが XML リソース・ファイルを検出できなかったため、db2prereqcheck コマンドが失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

インストール前提条件を検査する対象の DB2 データベースのリリースを XML リソース・ファイルに定義できます。 このメッセージは、指定された XML リソース・ファイルまたはデフォルトの XML リソース・ファイルを db2prereqcheck ユーティリティーが検出できない場合に返されます。

ユーザーの処置

以下のいずれかのアクションを行ってください。

  • db2prereqcheck コマンドに -f パラメーターを使用して XML リソース・ファイルを指定します。
  • -f パラメーターを使用して XML リソース・ファイルを指定しなかった場合は、デフォルトのインストール・ディレクトリーにデフォルトの XML リソース・ファイルがあるかどうかを調べます。

DBT3501E db2prereqcheck ユーティリティーは次のファイルを開けませんでした: file-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、通常の処理中に db2prereqcheck ユーティリティーがファイルを開けないときに返されます。 db2prereqcheck ユーティリティーは db2prereqcheck コマンドを実行するユーザーと同じ特権で実行されるため、db2prereqcheck コマンドを実行したユーザーが指定されたファイルに対する読み書きアクセス権を持たない場合に、このメッセージが返されることがあります。

ユーザーの処置

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • 指定されたファイルのアクセス権を変更して、自分のユーザー ID がそのファイルに対する読み書きアクセス権を持つようにします。
  • 指定されたファイルに対する読み書きアクセス権を持つユーザー ID でシステムにログインします。
  • 指定されたファイルに対する読み書きアクセス権を持つユーザーに db2prereqcheck コマンドの実行を依頼します。

DBT3502E db2prereqcheck ユーティリティーは、無効なバージョンが XML リソース・ファイルに指定されているために、インストール前提条件の検査に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

インストール前提条件を検査する対象の DB2 データベースのリリースを XML リソース・ファイルに定義できます。 このメッセージは、無効なバージョンが XML リソース・ファイルに指定されている場合に返されます。

ユーザーの処置

XML リソース・ファイルを修正して、db2prereqcheck コマンドを再度実行してください。

DBT3503E 無効なパラメーターが指定されたために、db2prereqcheck コマンドが失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、db2prereqcheck コマンドに無効なパラメーターが指定されている場合に返されます。

ユーザーの処置

  1. db2prereqcheck コマンド構文を確認してください。
  2. 有効なパラメーターを指定して、db2prereqcheck コマンドを再度実行してください。

DBT3504E db2prereqcheck ユーティリティーは、オペレーティング・システムのレベルを判別できなかったために、インストール前提条件の検査に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーがオペレーティング・システムの現行レベルを判別できない場合に返されます。

ユーザーの処置

以下のいずれかのアクションを行ってください。

  • DB2 データベースおよび db2prereqcheck ユーティリティーでサポートされているオペレーティング・システムを確認してください。
  • オペレーティング・システムのレベルを手動で検索するか参照してください。

DBT3505E db2prereqcheck ユーティリティーは、Linux ディストリビューション・レベルを判別できませんでした。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーが現行 Linux オペレーティング・システムのディストリビューション・レベルを判別できない場合に返されます。 このユーティリティーがディストリビューション・レベルを判別できない場合、いくつかの理由が考えられます。 例えば、このユーティリティーが /etc/issue と呼ばれるシステム・ファイルを検出できない場合や読み取れない場合に、このユーティリティーがディストリビューション・レベルを判別できないことがあります。

db2prereqcheck ユーティリティーは、現行 Linux オペレーティング・システムのディストリビューション・レベルを判別できないと、必要な前提条件検査ステップの一部を実行できません。 db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を検査するには、このユーティリティーがディストリビューション・レベルを判別できない原因になっている問題を解決する必要があります。

ユーザーの処置

db2prereqcheck ユーティリティーが現行 Linux オペレーティング・システムのディストリビューション・レベルを判別できるようにするには、以下のアクションを実行してください。

  • /etc/issue と呼ばれるシステム・ファイルがあるかどうかを確認してください。
  • /etc/issue と呼ばれるシステム・ファイルにディストリビューション・レベルの詳細情報があるかどうかを確認してください。
  • /etc/issue と呼ばれるシステム・ファイルに関する読み取り権限があるユーザーとして db2prereqcheck コマンドを発行してください。

DBT3506E db2prereqcheck ユーティリティーで、rpm コマンドの実行中にエラーが発生しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

インストール前提条件の検査中に、db2prereqcheck ユーティリティーはリソース・パッケージ・マネージャー・ユーティリティーを使用します。このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーが rpm コマンドを呼び出して、その rpm コマンドが失敗する場合に返されます。

ユーザーの処置

  1. db2prereqcheck レポート・ファイルの診断情報を確認して、rpm が失敗した原因を見極めてください。
  2. rpm 失敗の原因を解決してください。
  3. db2prereqcheck コマンドを再度呼び出してください。

DBT3507E db2prereqcheck ユーティリティーは次のパッケージまたはファイルの検出に失敗しました: package-or-file-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーがインストール前提条件を検査中に、指定されたパッケージまたはファイルを検出できない場合に返されます。

ユーザーの処置

診断レポート・ファイルを確認するには、-o オプションを指定して db2prereqcheck を実行します。 デフォルトで、前提条件の妥当性検査が画面に表示されます。

DBT3508E db2prereqcheck ユーティリティーで未処理エラーが発生しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーがそれ自体では分類または解決できないエラーを検出すると返されます。

ユーザーの処置

  1. -o オプションを指定して db2prereqcheck を実行してください。
  2. db2prereqcheck レポート・ファイルの診断情報を確認して、問題の原因を特定してください。
  3. 問題の原因を解決します。
  4. db2prereqcheck コマンドを再度実行してください。

DBT3509E db2prereqcheck ユーティリティーは次のパッケージのバージョンを判別できませんでした: package-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーがインストール前提条件を検査するためにパッケージのバージョンを判別する必要があるのに、ユーティリティーがパッケージのバージョンを判別できない場合に返されます。

ユーザーの処置

オペレーティング・システムおよび DB2 データベースでサポートされているソフトウェアのリストを手動で確認してください。

DBT3510E db2prereqcheck ユーティリティーは次の必須ライブラリー・ファイルを検出できませんでした: library-file-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、インストール前提条件を検査するために必要なライブラリー・ファイルを db2prereqcheck ユーティリティーが検出できない場合に返されます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を満たしているかどうかを手動で確認してください。

DBT3511E db2prereqcheck ユーティリティーは次のマップ・ファイルを検出できませんでした: map-file-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、インストール前提条件を検査するために必要なマップ・ファイルを db2prereqcheck ユーティリティーが検出できない場合に返されます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を満たしているかどうかを手動で確認します。

DBT3512W db2prereqcheck ユーティリティーは、現在インストールされている C++ 標準ライブラリー libstdc++ のバージョンの判別に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

インストールされている C++ 標準ライブラリーのバージョンを db2prereqcheck ユーティリティーが判別できなくても、現行システムがインストール前提条件を満たしている場合があります。

ユーザーの処置

必要なバージョンの C++ 標準ライブラリーがシステムにあるかどうかを手動で確認してください。

DBT3513W db2prereqcheck ユーティリティーは、ldconfig ユーティリティーを使用しての、現在インストールされている C++ 標準ライブラリー libstdc++ のバージョンの判別に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、C++ 標準ライブラリーの現行バージョンの判別にいくつかの異なる方式を使用します。 このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーが現在インストールされている C++ 標準ライブラリーのバージョンの判別を ldconfig ユーティリティーを使用して試行する場合に返されます。

インストールされている C++ 標準ライブラリーのバージョンを db2prereqcheck ユーティリティーが判別できなくても、現行システムがインストール前提条件を満たしている場合があります。

ユーザーの処置

必要なバージョンの C++ 標準ライブラリーがシステムにあるかどうかを手動で確認してください。

DBT3514W db2prereqcheck ユーティリティーは、32 ビット・ライブラリー・ファイル library-file-name の検出に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーが必須ライブラリー・ファイルの 32 ビット版を検出できない場合に返されます。 名前の挙げられたファイルが欠落している場合、32 ビット・データベース・アプリケーションが正常に機能しない可能性があります。

ユーザーの処置

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • DB2 データベースと連携して 32 ビット・アプリケーションを使用する予定がない場合、応答は必要ありません。
  • DB2 データベースと連携して 32 ビット・アプリケーションを使用することにしている場合は、DB2 データベースをインストールする前に、名前の挙げられた 32 ビット・ライブラリー・ファイルがシステムに存在していることを確認してください。

DBT3515E db2prereqcheck ユーティリティーは、現在インストールされている C 標準ライブラリー glibc のバージョンの判別に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を満たしているかどうかを手動で確認します。

DBT3516E db2prereqcheck ユーティリティーは次のコマンドを実行できませんでした: command

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーがインストール前提条件を検査するコマンドの実行を試行してコマンドが失敗した場合に返されます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を満たしているかどうかを手動で確認します。

DBT3517E db2prereqcheck ユーティリティーは次のファイルを読み取れませんでした: file-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、通常の処理中に db2prereqcheck ユーティリティーがファイルを読み取れないときに返されます。 db2prereqcheck ユーティリティーは db2prereqcheck コマンドを実行するユーザーと同じ特権で実行されるため、db2prereqcheck コマンドを実行したユーザーが指定されたファイルに対する読み書きアクセス権を持たない場合に、このメッセージが返されることがあります。

ユーザーの処置

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • 指定されたファイルのアクセス権を変更して、自分のユーザー ID がそのファイルに対する読み書きアクセス権を持つようにします。
  • 指定されたファイルに対する読み書きアクセス権を持つユーザー ID でシステムにログインします。
  • 指定されたファイルに対する読み書きアクセス権を持つユーザーに db2prereqcheck コマンドの実行を依頼します。

DBT3518E db2prereqcheck ユーティリティーは AIX のサービス・パック・レベルを判別できませんでした。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

必要な AIX サービス・パック・レベルがシステムにあるかどうかを手動で確認してください。

DBT3519E db2prereqcheck ユーティリティーは AIX のテクノロジー・レベル (TL) を判別できませんでした。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

必要な AIX テクノロジー・レベル (TL) がシステムにあるかどうかを手動で確認してください。

DBT3520E db2prereqcheck ユーティリティーはライブラリー・ファイル libaio.so.1 を検出できませんでした。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を満たしているかどうかを手動で確認します。

DBT3521E db2prereqcheck ユーティリティーはライブラリー libibmc++ のバージョンを判別できませんでした。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

前提条件を満たしているかどうかを手動で確認してください。

DBT3522E db2prereqcheck ユーティリティーは次のパッチを検出できませんでした: patch-identifier

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を満たしているかどうかを手動で確認します。

DBT3523E db2prereqcheck ユーティリティーは次の必須の HP-UX バンドルを検出できませんでした: bundle-names

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を満たしているかどうかを手動で確認します。

DBT3524E db2prereqcheck ユーティリティーは、XML リソース・ファイルに指定されているバージョンでは現行の Windows オペレーティング・システムがサポートされていないことを判別しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、現在インストールされている Windows オペレーティング・システムが db2prereqcheck XML リソース・ファイルに指定されている 1 つ以上のどのバージョンの DB2 データベースによってもサポートされていないことを、db2prereqcheck ユーティリティーが判別する場合に返されます。

ユーザーの処置

DB2 データベースをインストールするには、Windows オペレーティング・システムを DB2 データベースがサポートするバージョンに変更してください。

DBT3525E XML リソース・ファイルが無効であるために、db2prereqcheck コマンドが失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

インストール前提条件を検査する対象の DB2 データベースのリリースを XML リソース・ファイルに定義できます。 このメッセージは、指定された XML リソース・ファイルまたはデフォルトの XML リソース・ファイルの内容を db2prereqcheck ユーティリティーが処理できない場合に返されます。

ユーザーの処置

XML リソース・ファイルの内容を修正してから、db2prereqcheck コマンドを再度実行してください。

DBT3526E -o パラメーターに指定した値が無効であるために、db2prereqcheck コマンドが失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、確認された前提条件と検査の成功を記録したログを含むレポート・ファイルの出力を作成します。 デフォルトのレポート・ファイル名がありますが、db2prereqcheck コマンドの -o パラメーターを使用してレポート・ファイルの名前を指定することもできます。

このメッセージは、-o パラメーターに指定された値がファイル名には無効である場合に返されます。 例えば、-o パラメーターに指定された値がファイル名に有効な形式ではない場合に、このメッセージが返される可能性があります。

ユーザーの処置

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • -o パラメーターに有効なファイル名を指定して、db2prereqcheck コマンドを再度実行します。
  • -o パラメーターを指定せずに db2prereqcheck コマンドを再度実行して、デフォルトのレポート・ファイル名を使用します。

DBT3527E -v パラメーターに指定した値が無効であるために、db2prereqcheck コマンドが失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck コマンドの -v パラメーターを使用して、バージョンを 1 つ指定できます。

このメッセージは、db2prereqcheck コマンドの -v パラメーターに値が指定されているものの、指定された値がリソース XML ファイルで定義されている有効なバージョンのどの DB2 データベースとも一致しない場合に返されます。

ユーザーの処置

-v パラメーターに有効なバージョンを指定して、db2prereqcheck コマンドを再度呼び出します。

DBT3528E -f パラメーターに指定した値が無効であるために、db2prereqcheck コマンドが失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、検査対象とする前提条件に関する情報を入力 XML リソース・ファイルから読み取ります。 デフォルトの XML リソース・ファイル名がありますが、db2prereqcheck コマンドの -f パラメーターを使用して XML リソース・ファイルの名前を指定することもできます。

このメッセージは、-f パラメーターで指定されたファイルが有効な XML ファイルでないか、その内容が db2prereqcheck ツールで認識されている形式でない場合に返されます。

ユーザーの処置

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • -f パラメーターに有効な XML リソース・ファイルを指定して、db2prereqcheck コマンドを再度呼び出します。
  • -f パラメーターを指定せずに db2prereqcheck コマンドを再度呼び出して、デフォルトの XML リソース・ファイルを使用します。

DBT3529E db2prereqcheck コマンドは失敗しました。理由は、相互に排他的なパラメーターが指定されたことです。指定された相互に排他的なパラメーター: parameter-list

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck コマンドにさまざまなパラメーターを指定して、db2prereqcheck ユーティリティーで実行する検査の種類および出力形式を制御できます。

このメッセージは、相互に排他的なパラメーターが db2prereqcheck コマンドに指定された場合に返されます。

ユーザーの処置

有効なパラメーターを指定して、db2prereqcheck コマンドを再度呼び出してください。

DBT3530E db2prereqcheck コマンドに -i パラメーターが指定されましたが、db2prereqcheck ユーティリティーは XML リソース・ファイルにリストされている最新の DB2 データベース・バージョンを判別できなかったために、db2prereqcheck コマンドが失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck コマンドの -v パラメーターを使用して、バージョンを 1 つ指定できます。

1 つ以上のバージョンの DB2 データベースをリストする XML リソース・ファイルを使用する場合、db2prereqcheck コマンドに -i パラメーターを指定することにより、db2prereqcheck ユーティリティーが XML リソース・ファイルに指定されている最新バージョンに対してのみインストール前提条件を検査するようにできます。

このメッセージは、db2prereqcheck コマンドに -i パラメーターが指定されているときに、XML リソース・ファイルの内容に指定されている最新バージョンが何かを db2prereqcheck ユーティリティーが判別できなかった場合に返されます。db2prereqcheck ユーティリティーが XML リソース・ファイルから最新バージョンを取得できない場合の理由には複数あり、それには以下の理由が含まれます。

  • XML リソース・ファイルに DB2 データベースのバージョンが指定されていない。
  • XML リソース・ファイルの形式が無効である。
  • XML リソース・ファイルに指定されている DB2 データベースのバージョンが無効である。

ユーザーの処置

  1. 以下のトラブルシューティングのステップを実行します。
    • XML リソース・ファイルの形式が有効であることを確認します。
    • DB2 データベースの 1 つ以上のバージョンが XML リソース・ファイルに正しく指定されていることを確認します。
  2. 以下のいずれかの方法で再度コマンドを呼び出してください。
    • -i オプションを指定して db2prereqcheck コマンドを呼び出し、リソース XML ファイル内で定義されている最新バージョンに関する前提条件を検査します。
    • -i オプションを指定しないで db2prereqcheck コマンドを呼び出し、リソース XML ファイル内で定義されているすべてのバージョンの DB2 データベースに関する前提条件を検査します。

DBT3531E db2prereqcheck ユーティリティーは、次のメッセージを出力レポート・ファイルのログに記録することに失敗しました: message-text

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、現行システムで検査されたインストール前提条件に関する情報を含むレポート・ファイルを作成します。

このメッセージは、db2prereqcheck がレポート・ファイルへの情報の出力を試行してエラーが発生する場合に返されます。

ユーザーの処置

  1. レポート・ファイルに対する書き込み権限がユーザーにあることを確認してください。
  2. メッセージに示されているレポート・ファイルに出力できなかった情報を確認し、後でレポート・ファイルに含まれている情報を検討する際にこの情報も考慮してください。

DBT3532E db2prereqcheck ユーティリティーは、インストール中のデータベース製品には 64 ビットのオペレーティング環境が必要であるのに、現在の環境が 32 ビットの環境であることを判別しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

このデータベース製品をインストールするには、64 ビットのオペレーティング環境を使用してください。

DBT3533I db2prereqcheck ユーティリティーは、すべてのインストール前提条件が満たされていることを確認しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

応答は不要です。

DBT3535W db2prereqcheck ユーティリティーは次の InfiniBand サポート・パッケージを検出できませんでした: package_name

説明

InfiniBand ネットワークまたは 10 ギガビット・イーサネット (10GE) RoCE ネットワーク上の Linux オペレーティング・システムでは、特定の InfiniBand サポート・パッケージが必要です。 必要なパッケージのリストについては、Linux の場合の DB2 pureScale Feature のインストール前提条件に関するトピックを参照してください。

ユーザーの処置

必要な InfiniBand ソフトウェアをインストールするには、yum コマンドを使用して、InfiniBand サポート・パッケージのグループ・インストールを実行してください。

DBT3536E db2prereqcheck ユーティリティーは次の HPN パッケージを検出できませんでした: package_name

説明

10 ギガビット・イーサネット (10GE) RoCE ネットワーク上の Linux オペレーティング・システムでは、特定のハイパフォーマンス・ネットワーキング (HPN) パッケージが必要です。 必要なパッケージのリストについては、Linux の場合の DB2 pureScale Feature のインストール前提条件に関するトピックを参照してください。

ユーザーの処置

必要な HPN パッケージをインストールするには、yum コマンドを使用して、InfiniBand サポート・パッケージのグループ・インストールを実行してください。

DBT3537W db2prereqcheck ユーティリティーは次の RDMA パッケージを検出できませんでした: package_name

説明

Linux オペレーティング・システムでは、特定の Remote Direct Memory Access (RDMA) パッケージが必要です。

ユーザーの処置

必要な RDMA パッケージをインストールしてください。

DBT3538E -t パラメーターに指定した値が無効であるために、db2prereqcheck コマンドが失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

-t パラメーターを使用して、db2prereqcheck ユーティリティーでどのタイプのネットワーク構成に関する前提条件を検査するかを指定できます。 -t パラメーターには以下の 4 つの有効値があります。

  • SINGLE_IB_PORT_CLUSTER
  • MULTI_IB_PORT_CLUSTER
  • SINGLE_ROCE_PORT_CLUSTER
  • MULTI_ROCE_PORT_CLUSTER

このメッセージは、-t パラメーターに無効な値を指定した場合に返されます。

ユーザーの処置

-t パラメーターに有効な値を指定して、db2prereqcheck コマンドを再度呼び出します。

DBT3539E -t パラメーターは指定されていたものの、-p パラメーターが指定されていなかったために、db2prereqcheck コマンドが失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

-p パラメーターを指定して、DB2 pureScale 環境に固有のインストール前提条件を確認できます。 db2prereqcheck ユーティリティーが DB2 pureScale 環境の前提条件を確認するように指定している場合は、-t パラメーターを使用して、db2prereqcheck ユーティリティーでどのタイプのネットワーク構成に関する前提条件を確認するかを指定することもできます。

-p パラメーターを指定しない場合は、-t パラメーターを指定することはできません。

ユーザーの処置

以下のいずれかの方法で、このエラーに対処してください。

  • DB2 pureScale 環境のインストール前提条件を確認している場合は、-p パラメーターを指定して再度 db2prereqcheck コマンドを呼び出してください。-t パラメーターは指定してもしなくてもかまいません。
  • DB2 pureScale 環境のインストール前提条件を確認していない場合は、-t パラメーターを指定しないで再度 db2prereqcheck コマンドを呼び出してください。

DBT3540E 現在のオペレーティング・システム・レベルでは db2prereqcheck コマンドがサポートされていないので、db2prereqcheck コマンドは失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーには、次のレベル以上のオペレーティング・システム・レベルが必要です。

  • AIX 6.1
  • HP-UX 11iv3
  • Solaris 10

ユーザーの処置

サポートされているオペレーティング・システム・レベルのシステム上で db2prereqcheck コマンドを実行してください。

DBT3541E db2prereqcheck ユーティリティーで解決できない内部エラーが発生したため、インスタンス管理タスクは失敗しました。

説明

データベース・マネージャーは、データベース製品をインストールする前とデータベース・マネージャー・インスタンスの作成や管理を行う前に、さまざまなシステム妥当性検査ステップを実行します。その中には db2prereqcheck ユーティリティーを使用する検査も含まれます。

このメッセージは、これらのインストール操作やインスタンス管理操作の一部として db2prereqcheck ユーティリティーが未処理エラーを検出した場合に戻されます。

ユーザーの処置

この問題を解決するための支援を受けるには、IBM サポートに連絡してください。

DBT3542E db2prereqcheck ユーティリティーで内部エラーが発生したため、インスタンス管理タスクは失敗しました。理由コード: reason-code

説明

データベース・マネージャーは、データベース製品をインストールする前とデータベース・マネージャー・インスタンスの作成や管理を行う前に、さまざまなシステム妥当性検査ステップを実行します。その中には db2prereqcheck ユーティリティーを使用する検査も含まれます。

以下の理由コードにエラーの固有の理由が示されています。

1

データベース・マネージャーまたは db2prereqcheck ユーティリティーが、「/etc/hosts」と呼ばれるファイルのオープンに失敗しました。

2

データベース・マネージャーまたは db2prereqcheck ユーティリティーが、クラスター・キャッシング・ファシリティーがあるマシンの IP アドレスの判別に失敗しました。

ユーザーの処置

以下のように、示された理由コードに応じてトラブルシューティング・ステップを実行して、このエラーに対応してください。

理由コード 1

「/etc/hosts」と呼ばれるシステム・ファイルがあり、アクセス可能で、ファイルの内容がホスト・ファイルの標準の内容であることを確認してください。

理由コード 2

DB2 クラスター内のホスト・マシンが稼働中で、クラスター内のネットワークが正常に機能していることを確認してください。

DBT3543E メッセージの印刷中に、db2prereqcheck ユーティリティーが内部エラーを検出しました。 メッセージ番号: message-number

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、現行のユーザー言語でメッセージを印刷しているときに、このユーティリティーがエラーを検出すると戻されます。

1 つのメッセージの印刷に失敗しても、db2prereqcheck ユーティリティーの実用性には影響しない可能性があります。 しかし、このエラーが複数回発生した場合は、db2prereqcheck ユーティリティーのインストールに問題があることを示している可能性があります。

ユーザーの処置

このエラーに対しては、以下の 1 つ以上の方法で対処してください。

  • ロケールを英語に設定して db2prereqcheck コマンドを呼び出し、英語で db2prereqcheck ユーティリティーを実行してください。
  • db2prereqcheck ユーティリティーの新しいコピーをダウンロードしてください。

DBT3544E db2prereqcheck ユーティリティーが、uname コマンドを使用したオペレーティング・システムのレベルの判別に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、システム・コマンド「uname」を使用して現在のオペレーティング・システムのレベルを判別します。 db2prereqcheck ユーティリティーが uname コマンドを使用してオペレーティング・システムのレベルを判別できない理由は複数あり、以下にその例を示します。

  • uname システム・コマンドへの呼び出しが失敗しました。
  • uname システム・コマンドの出力が、db2prereqcheck ユーティリティーの設計で予期されている内容ではありません。

ユーザーの処置

オペレーティング・システムのバージョンを手動で確認し、インストールされているデータベース製品で現在のオペレーティング・システムのバージョンがサポートされているかどうかを確認してください。

DBT3545E 内部一時ファイルのオープン中に、db2prereqcheck ユーティリティーがエラーを検出しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、前提条件検査の実行中に、db2prereqcheck ユーティリティーが一時ファイルのオープンに失敗した場合に返されます。

ユーザーの処置

db2prereqcheck ユーティリティーを再度実行してください。

DBT3546E db2prereqcheck ユーティリティーは、ファイルまたはパッケージ file-or-package-name があるかどうかの判別に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、システム・コマンドを使用して、現在インストールされているファイルを調べることにより、現在のオペレーティング環境やシステム・コンポーネントに関する詳細情報を判別します。 このメッセージは、示されているファイルまたはパッケージを db2prereqcheck ユーティリティーが検出できないので、このユーティリティーが前提条件の妥当性検査を実行できない場合に返されます。

ユーザーの処置

データベース製品の前提条件を手動で確認してください。

DBT3547E db2prereqcheck ユーティリティーは、glibc ライブラリー・ファイルから情報を抽出するための「strings」システム・コマンドを使用した、glibc ライブラリーのバージョンの判別に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を満たしているかどうかを手動で確認します。

DBT3548E db2prereqcheck ユーティリティーがリソース XML ファイル resource-XML-file-name のオープンに失敗したので、db2prereqcheck コマンドは失敗しました。

説明

リソース XML ファイルで定義されているデータベース製品のリリースとフィックスパックの前提条件を、システムが満たしているかどうか確認できます。 db2prereqcheck コマンドと -f パラメーターを併用して、db2prereqcheck ユーティリティーが指定されたリソース XML ファイルからの読み取りを行えるようにするか、db2prereqcheck ユーティリティーがデフォルトのリソース XML ファイルを使用するようにできます。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーが、-f パラメーターで指定されたリソース XML ファイルか、デフォルトのリソース XML ファイルのオープンに失敗した場合に返されます。

ユーザーの処置

db2prereqcheck ユーティリティーがアクセスできるリソース XML ファイルを指定して、db2prereqcheck コマンドを再度呼び出してください。

DBT3549E db2prereqcheck ユーティリティーが、システム・コマンドの出力またはシステム構成ファイルの内容からの予期されたストリングの抽出に失敗しました。 予期されていたストリング: expected-string。 ソース・ストリング: source-string

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、システム・コマンドを使用し、さまざまなシステム構成ファイルを調べることにより、システムの詳細情報を確認します。 このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーが、システム・コマンドの出力かシステム構成ファイルの内容から必要な情報を抽出できない場合に返されます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を満たしているかどうかを手動で確認します。

DBT3550E db2prereqcheck ユーティリティーは、lslpp コマンドを使用したパッケージ情報の判別に失敗しました。 パッケージ・ラベル: package-label。 パッケージ ID: package-identifier

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、システム・コマンドを使用し、システム構成ファイルの内容を調べることにより、システムの詳細情報を確認します。 このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーが lslpp コマンドの出力から必要なパッケージ情報を抽出できない場合に返されます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を満たしているかどうかを手動で確認します。

DBT3551E db2prereqcheck ユーティリティーは、lslpp コマンドを使用したパッケージ・バージョンの判別に失敗しました。パッケージ・ラベル: package-label。 パッケージ ID: package-identifier

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、システム・コマンドを使用し、システム構成ファイルの内容を調べることにより、システムの詳細情報を確認します。 このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーが lslpp コマンドの出力から必要なパッケージ情報を抽出できない場合に返されます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を満たしているかどうかを手動で確認します。

DBT3552E db2prereqcheck ユーティリティーが libaio.so.1 ファイルのオープンに失敗しました。 コマンド出力: err-output

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を満たしているかどうかを手動で確認します。

DBT3553I db2prereqcheck ユーティリティーが libaio.so.1 ファイルを正常にロードしました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、システム・コマンドやシステム構成ファイルを使用して、システムの詳細情報を確認します。 このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーがシステム・ファイルを正常にロードしたときに返されます。

ユーザーの処置

ユーザー応答は不要です。

DBT3554W db2prereqcheck ユーティリティーは、システム上で IOCP に関するパッケージを検出できませんでした。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

データベース・サーバーには入出力完了ポート (IOCP) が必要です。

ユーザーの処置

データベース・サーバーを正常に実行するには、手動で IOCP をインストールして構成してください。

DBT3555E db2prereqcheck ユーティリティーは、現行プラットフォームがバージョン version でサポートされていないことを判別しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

応答は不要です。

DBT3556W 一時リソースのクリーンアップ中に、db2prereqcheck ユーティリティーが内部エラーを検出しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

応答は不要です。

DBT3557E db2prereqcheck ユーティリティーは、現行プラットフォームが DB2 pureScale Feature でサポートされていないことを判別しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

ユーザー応答は不要です。

DBT3558E 同時に指定できない次のパラメーターのうち複数が指定されたため、db2prereqcheck コマンドは失敗しました: -c、-u、-g、および -p。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

-c、-u、-g、および -p パラメーターは相互に排他的です。

ユーザーの処置

-c、-u、-g、または -p パラメーターのうち 1 つのみ指定して、db2prereqcheck コマンドを再度呼び出します。

DBT3559E -a パラメーターに指定した値が無効であるために、db2prereqcheck コマンドが失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

-a パラメーターに有効な値を指定して、db2prereqcheck コマンドを再度呼び出します。

DBT3560I db2prereqcheck ユーティリティーが、パッチ patch-name を検出しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

応答は不要です。

DBT3561E db2prereqcheck ユーティリティーが、バンドル bundle-name の検出に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を手動で確認してください。

DBT3562E db2prereqcheck ユーティリティーは、SELinux が使用可能かどうかの判別に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

General Parallel File System (GPFS) などの一部の要件は、使用可能になっている Security-Enhanced Linux (SELinux) と互換性がないため、db2prereqcheck ユーティリティーでは SELinux が使用可能かどうかを判別しようとします。 このメッセージは、SELinux が使用可能かどうかを db2prereqcheck ユーティリティーが判別できない場合に返されます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を手動で確認してください。

DBT3563E db2prereqcheck ユーティリティーは、SELinux が使用可能になっていることを判別しました。これは GPFS と同時にはサポートされません。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

DB2 データベースには General Parallel File System (GPFS) が必要です。 しかし、Security-Enhanced Linux (SELinux) が使用可能になっている場合、GPFS はサポートされません。

ユーザーの処置

SELinux を使用不可にしてから、データベース製品のインストールを続行してください。

DBT3564E db2prereqcheck ユーティリティーは、ホスト host-name 上でパッケージ package-name を検出できませんでした。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、システム・コマンドを使用して、現在インストールされているファイルを調べることにより、現在のオペレーティング環境やシステム・コンポーネントに関する詳細情報を判別します。 このメッセージは、示されているファイルまたはパッケージを示されているホスト・マシン上で db2prereqcheck ユーティリティーが検出できないために、このユーティリティーが前提条件の妥当性検査を実行できない場合に返されます。

ユーザーの処置

データベース製品の前提条件を手動で確認してください。

DBT3565E db2prereqcheck ユーティリティーにより、リモート root ログインはホスト host-name で使用可能でないことが分かりました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

DB2 バージョン 10.5 より前のバージョンの DB2 データベースでは、DB2 データベースをインストールするためにパスワードなしのリモート root ログインを有効にする必要があります。このメッセージは、パスワードなしのリモート root ログインを有効にする必要があるものの、示されているホスト・マシン上でパスワードなしのリモート root ログインが現在有効になっていないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって判別されたときに返されます。

ユーザーの処置

DB2 データベースのインストールが実行されるすべてのホスト・マシンでパスワードなしのリモート root ログインを使用可能にし、インストール操作を実行してください。

DBT3566E db2prereqcheck ユーティリティーにより、サービス名 service-name がホスト host-name で使用可能でないことが検出されました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールするために必要なすべてのシステム・サービスが使用可能になっているかどうかの判別を試みます。 このメッセージは、必要なシステム・サービスが使用可能になっていないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

インストール前提条件を手動で確認してください。

DBT3567E db2prereqcheck ユーティリティーが、ホスト host-name-1 とホスト host-name-2 の間に db2locssh が構成されておらず、パスワードなしの SSH も有効になっていないことを検出しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

DB2 pureScale をインストールして構成するには、次のいずれかの通信方法を DB2 クラスター内のすべてのホスト・マシンに構成する必要があります。

  • db2locssh
  • パスワードなしの SSH

このメッセージは、示されているホスト・マシンの間で db2locssh とパスワードなしの SSH のいずれも有効になっていないことを db2prereqcheck ユーティリティーが検出した場合に返されます。

ユーザーの処置

以下のいずれかの方法で、このエラーに対処してください。

  • db2locssh を構成します。
  • DB2 データベースのインストールを実行するすべてのホスト・マシンで、パスワードなしの SSH を有効にします。

その後、インストール操作を実行します。

DBT3568E db2prereqcheck ユーティリティーにより、入出力完了ポート (IOCP) がホスト host-name にインストールされていないことが分かりました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

データベース・サーバーには入出力完了ポート (IOCP) が必要です。

このメッセージは、示されているホスト・マシンに入出力完了ポートがインストールされていないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

示されているホスト・マシンに IOCP を手動でインストールおよび構成してください。

DBT3569E db2prereqcheck ユーティリティーにより、入出力完了ポート (IOCP) がホスト host-name で使用可能でないことが分かりました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

データベース・サーバーには入出力完了ポート (IOCP) が必要です。

このメッセージは、示されているホスト・マシンで入出力完了ポートが使用可能になっていないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

示されているホスト・マシンに IOCP を手動でインストールおよび構成してください。

DBT3570W db2prereqcheck ユーティリティーにより、指定されたデバイス (デバイス・パス: path) にタイプ type の ID が関連付けられていないことが分かりました。 ホスト: host-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーが、示されているデバイス・パスの物理ボリューム ID (PVID) またはワールド・ワイド ID (WWID) を判別できない場合に返されます。ディスクおよびネットワークの前提条件を検証する場合に、この情報は有用です。

db2prereqcheck ユーティリティーが PVID または WWID を判別できない場合でも、db2prereqcheck は前提条件検査を正常に実行することができます。ただし、今後、そのデバイス・パスをインストールまたはインスタンス管理のランタイム操作で使用する場合、db2prereqcheck ユーティリティーで PVID または WWID を判別できなかった根本的な問題によって、インストールまたはインスタンス管理のユーティリティーでもエラーが発生する可能性があります。

ユーザーの処置

今後のインストールまたはインスタンス管理のタスクでエラーが発生しないように、示されたデバイスに対して ID を構成してください。

DBT3571E db2prereqcheck ユーティリティーにより、ホスト host-name 上のディレクトリー directory-name に十分なフリー・スペースがないことが分かりました。 必要なスペース: space-needed。 存在している実際のスペース: space-available

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。

このメッセージは、所定のホスト・マシン上の所定のディレクトリーに、データベース製品のインストールを正常に続行するために十分なスペースがないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって判別された場合に返されます。

ユーザーの処置

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • 示されているホスト・マシン上の示されているディレクトリーにさらにスペースを割り振る。
  • より多くの使用可能スペースを持つ別のディレクトリーを指定する。

DBT3572W db2prereqcheck ユーティリティーにより、ネット名 net-name はホスト host-name から ping 可能ではないことが分かりました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、示されているホスト・マシンから示されているクラスター相互接続ネット名への接続およびネットワーク応答時間をテストするために db2prereqcheck が ping コマンドを正常に使用できないときに返されます。

ユーザーの処置

ネットワーク上の、示されているネット名にホスト・マシンからアクセスできるようネットワークを構成してください。

DBT3573W db2prereqcheck ユーティリティーにより、ホスト host-name の/etc/hosts ファイルが、ホスト名とローカル・ホストを関連付けることが分かりました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、示されているホスト・マシンの TCP/IP が正しく構成されていないことが db2prereqcheck によって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

示されているホスト・マシンの TCP/IP を構成してください。

DBT3574E db2prereqcheck ユーティリティーにより、/etc/hosts ファイルにホスト host-name のホスト名またはネット名 name の項目がないことが分かりました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、示されているホスト・マシンの /etc/hosts ファイルが正しく構成されていないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

ホスト・マシンの /etc/hosts ファイルを構成してください。

DBT3575W db2prereqcheck ユーティリティーにより、ホスト host-name の /etc/hosts ファイルで項目 duplicate-host-name-entry が重複していることが分かりました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、示されているホスト・マシンの /etc/hosts ファイルが正しく構成されていないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

ホスト・マシンの /etc/hosts ファイルを構成してください。

DBT3576W db2prereqcheck ユーティリティーにより、/etc/hosts ファイルで、以下のホストのホスト名またはネット名 name の項目が矛盾していることが分かりました: host-machine-list

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、示されているホスト・マシンの /etc/hosts ファイルが正しく構成されていないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

リストされているホスト・マシンの /etc/hosts ファイルを構成してください。

DBT3577E db2prereqcheck ユーティリティーにより、dat.conf ファイルにホスト host-name のネット名 net-name に対するライブラリー項目 library-name がないことが分かりました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、示されているホスト・マシンの直接アクセス転送ファイル dat.conf が正しく構成されていないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

ホスト・マシンの dat.conf ファイルに、ライブラリーの項目を追加してください。

DBT3578E db2prereqcheck ユーティリティーにより、ホスト host-name のネット名 net-name に対して dat.conf ファイルが正しく構成されていないことが分かりました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、示されているホスト・マシンの直接アクセス転送ファイル dat.conf が正しく構成されていないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

ホスト・マシンの dat.conf ファイルに、ネット名の項目を構成してください。

DBT3579E db2prereqcheck ユーティリティーが、ホスト host-name に複数の dat.conf ファイルを検出しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、示されているホスト・マシンの直接アクセス転送ファイル dat.conf が正しく構成されていないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

ホスト・マシン上で 1 つの dat.conf ファイルのみを構成してください。

DBT3580E db2prereqcheck ユーティリティーは、ホスト host-name で dat.conf ファイルを見つけられませんでした。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、示されているホスト・マシンの直接アクセス転送ファイル dat.conf が正しく構成されていないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

ホスト・マシンで dat.conf ファイルを構成してください。

DBT3581E db2prereqcheck ユーティリティーが、指定されたユーザー user-id がホスト host-name 上に存在しない、またはホーム・ディレクトリーを持っていないことを検出しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 例えば、db2prereqcheck ユーティリティーが実行する検査の 1 つに、単純なコマンド「ls <user-id>」を実行して、ユーザーのホーム・ディレクトリーが存在するかどうかを調べる検査があります。

このメッセージは、ホスト・マシン上の必要なユーザー・アカウントに問題があることを db2prereqcheck ユーティリティーが検出した場合に返されます。

  • ユーザーのアカウントがホスト・マシン上に存在しない
  • db2prereqcheck ユーティリティーが、ユーザーのホーム・ディレクトリーをホスト・マシン上で検出できない

ユーザーの処置

ホスト・マシン上に必要なユーザー・アカウントを作成してください。

DBT3582E db2prereqcheck ユーティリティーにより、ホスト host-name-1 に存在するユーザー user-name-1 の UID が、ホスト host-name-2 に存在するユーザー user-name-2 の UID と同じでないことが分かりました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、必要なユーザー ID が、必要なホスト・マシンすべてに存在するわけではないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

必要なユーザー・アカウントをすべてのホスト・マシンに作成してください。

DBT3583E db2prereqcheck ユーティリティーにより、ホスト host-name-1 に存在するユーザー user-name-1 の GID が、ホスト host-name-2 に存在するユーザー user-name-2 の GID と同じでないことが分かりました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、必要なユーザー ID が、必要なホスト・マシンすべてに存在するわけではないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

必要なユーザー・アカウントをすべてのホスト・マシンに作成してください。

DBT3584E db2prereqcheck ユーティリティーにより、instance-name という名前のインスタンスのユーザー・アカウントまたはグループ ID のいずれかが次のホスト・マシン上で有効でないことが分かりました: host-machine-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、必要なユーザー ID がホスト・マシン上に存在しないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出された場合に返されます。

ユーザーの処置

必要なユーザー・アカウントをすべてのホスト・マシンに作成してください。

DBT3585E db2prereqcheck ユーティリティーは、次の Mellanox パッケージを見つけられませんでした: package-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、システム・コマンドを使用して、現在インストールされているファイルを調べることにより、現在のオペレーティング環境やシステム・コンポーネントに関する詳細情報を判別します。 このメッセージは、示されているファイルまたはパッケージを db2prereqcheck ユーティリティーが検出できないので、このユーティリティーが前提条件の妥当性検査を実行できない場合に返されます。

ユーザーの処置

データベース製品の前提条件を手動で確認してください。

DBT3586E db2prereqcheck ユーティリティーは、RHEL サーバーの High Performance Networking パッケージ (HPN) と Mellanox アダプター・ドライバー・パッケージという、共存できない 2 つのパッケージを検出しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、システム・コマンドを使用して、現在インストールされているファイルを調べることにより、現在のオペレーティング環境やシステム・コンポーネントに関する詳細情報を判別します。 このメッセージは、同時にはサポートされない 2 つのパッケージがインストールされていることが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

HPN パッケージまたは Mellanox パッケージのいずれかを削除してください。

DBT3587E db2prereqcheck ユーティリティーは、ホスト・マシン host-name 上で前提条件の検査に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、システム・コマンドを使用して、現在インストールされているファイルを調べることにより、現在のオペレーティング環境やシステム・コンポーネントに関する詳細情報を判別します。 このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーが前提条件の妥当性検査を実行できない場合に返されます。

ユーザーの処置

データベース製品の前提条件を手動で確認してください。

DBT3588W db2prereqcheck ユーティリティーは、次のホスト・マシン上で log_mtts_per_seg パラメーターの構成を検証できませんでした: host-machine-name。理由コード: reason-code

説明

DB2 pureScale 環境では、クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) のあるホスト・マシン上で、Mellanox HCA ドライバー mlx4_core パラメーターの log_mtts_per_seg を modprobe 構成ファイル modprobe.conf の中で定義する必要があります。この構成パラメーターが適切に設定されていない場合、db2start コマンドを使用してデータベース・マネージャーを開始したときにエラーが発生する可能性があります。

このメッセージは、以下の理由コードによって示された理由により、db2prereqcheck ユーティリティーが指定されたホスト・マシン上の log_mtts_per_seg の設定を妥当性検査できない場合に返されます。

1

db2prereqcheck ユーティリティーがホスト・マシン上にファイル modprobe 構成ファイルを見つけられません。

2

db2prereqcheck ユーティリティーがホスト・マシンの modprobe 構成ファイル内に log_mtts_per_seg パラメーターの項目を見つけられません。

ユーザーの処置

  • ホスト・マシン上に CF がない場合、ユーザーの対応は必要ありません。
  • ホスト・マシン上に CF がある場合、log_mtts_per_seg パラメーターの構成を手動で確認してください。

DBT3589W The db2prereqcheck ユーティリティーは、次のホスト・マシン上で IOCP が有効になっているかどうかの確認に失敗しました: host-machine-name

説明

AIX サーバー上での入出力完了ポート (IOCP) の構成は、DB2 for Linux, UNIX, and Windows ソフトウェアのインストールにおいて必須ではありません。ただし、この構成手順は、パフォーマンス改善の目的では推奨されます。

ユーザーの処置

オプション: 手動で IOCP を構成します。

DBT3590W db2prereqcheck ユーティリティーは、ホスト・マシン host-machine-name 上のディスク disk-identifier に正常にアクセスしました。しかし、db2prereqcheck ユーティリティーはそのディスクが SAN の一部であるかどうかの確認に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーが実行する前提条件検査の一部には、ストレージの前提条件が満たされているかどうかの検査が含まれます。

DB2 pureScale 環境では、DB2 pureScale Feature がストレージ・エリア・ネットワーク (SAN) を使用する必要があるため、db2prereqcheck ユーティリティーはホスト・マシン上のディスクが SAN のメンバーであるかどうかの判別を試行します。

ユーザーの処置

  • DB2 pureScale Feature を使用していない場合、対応は必要ありません。
  • DB2 pureScale Feature を使用している場合は、ディスクが SAN の一部であるかどうかを手動で確認してください。

DBT3591E db2prereqcheck ユーティリティーは、ホスト・マシン host-machine-name 上の dat.conf ファイルの検証に失敗しました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、示されているホスト・マシンの直接アクセス転送ファイル dat.conf が正しく構成されていないことが db2prereqcheck ユーティリティーによって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

ホスト・マシン上の dat.conf ファイルの内容を手動で検査してください。

DBT3592E db2prereqcheck ユーティリティーにより、ホスト host-name の/etc/hosts ファイルが、ホスト名とローカル・ホストを関連付けることが分かりました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージは、示されているホスト・マシンの TCP/IP が正しく構成されていないことが db2prereqcheck によって検出される場合に返されます。

ユーザーの処置

示されているホスト・マシンの TCP/IP を構成してください。

DBT3593W db2prereqcheck ユーティリティーにより、log_mtts_per_seg パラメーターが次のホスト・マシン上で推奨値に設定されていないことが分かりました: host-machine-name

説明

pureScale 環境では、クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) のあるホスト・マシン上で、Mellanox HCA ドライバー mlx4_core パラメーターの log_mtts_per_seg を modprobe 構成ファイル modprobe.conf の中で定義する必要があります。

このメッセージは、ホスト・マシン上で log_mtts_per_seg パラメーターが推奨値の 7 に構成されていない場合に返されます。

ユーザーの処置

  • ホスト・マシン上に CF がない場合、ユーザーの対応は必要ありません。
  • ホスト・マシン上に CF がある場合、log_mtts_per_seg パラメーターを手動で構成して推奨値に設定してください。

DBT3594W db2prereqcheck ユーティリティーにより、ホスト host-name 上のディレクトリー directory-name に推奨される大きさのフリー・スペースがないことが分かりました。必要な大きさ (推奨): space-needed。存在している実際のスペース: space-available

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。

このメッセージは、所定のホスト・マシン上の所定のディレクトリーのスペースが推奨された大きさ未満であるものの、データベース製品のインストールは正常に続行できるということが db2prereqcheck ユーティリティーによって判別された場合に返されます。

ランタイム・トークン directory-name で示されているディレクトリーのスペースが推奨された大きさ未満でも、データベース製品のインストールが正常に実行できないわけではありません。スペースが推奨された大きさ未満である場合は、実行時のパフォーマンス上の問題が生じたり、将来に他のエラーが起きたりする可能性があります。

ユーザーの処置

[オプション] 以下のいずれかの方法でこのメッセージに対応してください。

  • 示されているホスト・マシン上の示されているディレクトリーにさらにスペースを割り振る。
  • より多くの使用可能スペースを持つ別のディレクトリーを指定する。

DBT3595W db2prereqcheck ユーティリティーにより、Intel TCO WatchDog Timer Driver モジュールがロードされたが、ブラックリストに含まれていないことが判別されました。モジュール名: module-name

説明

DB2 pureScale Feature の前提条件の 1 つは、Intel TCO WatchDog Timer Driver モジュールが modprobe を使用してブラックリストに含められていなければならないということです。

Intel TCO WatchDog Timer Driver モジュールがブラックリストに含まれていなくても、DB2 データベースのインストールは成功する場合があります。しかし、それらのモジュールがブラックリストに含まれていないと、データベース・マネージャー・インスタンスの作成時にランタイム・エラーが発生します。

ユーザーの処置

/etc/modprobe.d ディレクトリーにある適切な構成ファイル内に項目を追加することにより、このモジュールをブラックリストに含めてください。

DBT3596W db2prereqcheck ユーティリティーにより、クラスター内のすべてのホスト・マシンのオペレーティング・システムが同じではないことが分かりました。インストール開始ホスト・マシンのオペレーティング・システム: OS-distribution。リモート・ホストのオペレーティング・システム: OS-distribution。リモート・ホスト名: host-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、DB2 データベースをインストールするための前提条件を確認できます。

DB2 pureScale Feature をインストールするための要件の 1 つは、クラスター内のすべてのマシンが同じオペレーティング・システムを使用していることです。

このメッセージが返されるのは、クラスター内のすべてのマシンで同じオペレーティング・システムが実行されているわけではないことを db2prereqcheck が判別した場合です。

ユーザーの処置

クラスター内のすべてのホスト・マシンに同じオペレーティング・システムをインストールします。

DBT3597W db2prereqcheck ユーティリティーは、デフォルトのインストール・パス (/opt) とインスタンスのホーム・ディレクトリー・パス (/home) のいずれかまたは両方で、フリー・スペースが推奨されている量より少なくなっていることを検出しました。/opt 上の使用可能なスペース: amount-of-free-space。/home 上の使用可能なスペース: amount-of-free-space

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、スペース所要量を含め、多くの前提条件を検査します。

このメッセージは、次のパスのいずれかまたは両方で、使用可能なフリー・スペースが推奨されている量より少なくなっていることが db2prereqcheck ツールによって判別された場合に返されます。

  • デフォルトのインストール・パス (/opt)
  • インスタンスのホーム・ディレクトリー・パス (/home)

ユーザーの処置

オプション:

  1. ご使用の環境で製品のスペース所要量を確認してください。
  2. /opt および /home で、推奨されている量のスペースを空けてください。

DBT3598W db2prereqcheck ツールにより、インターフェース・アダプター IA-identifier が RDMA に対応していること、しかしホスト・マシンの /etc/hosts と dat.conf の両方では構成されていないことが検出されました。 ホスト・マシン名: host-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージが返されるのは、ホスト・マシン上の /etc/hosts および直接アクセス転送ファイル dat.conf に構成されていないインターフェース・アダプター (IA) を db2prereqcheck ユーティリティーが検出した場合です。

ユーザーの処置

アダプターが Remote Direct Memory Access (RDMA) をサポートする場合、そのアダプターをホスト・マシンの /etc/hosts ファイルおよび dat.conf ファイルで構成します。

DBT3599W db2prereqcheck ユーティリティーは -nl パラメーターで指定されたネット名の 1 つを検証できませんでした。ネット名: netname。ホスト名: host-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

ネットワーク内のネット名のリストを指定することにより、RDMA over Converged Ethernet (RoCE) および InfiniBand ネットワーク内のすべてのホスト間の通信を db2prereqcheck ユーティリティーに検査させることができます。このメッセージは、指定されたネット名の 1 つを db2prereqcheck ユーティリティーが検査できない場合に返されます。理由は、そのネット名が etc/hosts ファイルにリストされていないため、または、直接アクセス転送ファイル dat.conf で構成されていないためです。

ユーザーの処置

ネット名を検査するために、そのネット名を etc/hosts ファイルおよび dat.conf ファイルで構成してから、db2prereqcheck コマンドを再実行します。

DBT3600W db2prereqcheck ユーティリティーは、インターフェース・アダプター用に /etc/hosts ファイルで指定された IP アドレスが無効であることを検出しました。インターフェース・アダプター: IA-identifier。ホスト・マシン名: host-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージが返されるのは、/etc/hosts ファイルでインターフェース・アダプターとしては無効な IP アドレスを db2prereqcheck ユーティリティーが検出した場合です。

ユーザーの処置

クラスター内のホストのそれぞれで /etc/hosts ファイルを更新して、DB2 pureScale 環境内の各ホストについて計画された環境内のすべてのホストのすべての通信アダプター・ポートのすべての IP アドレスがこのファイルに含まれるようにします。

DBT3601W db2prereqcheck ユーティリティーはインターフェース・アダプターの検査を実行できませんでした。理由は、必須ライブラリーが見つからなかったことです。必須ライブラリー: library。ホスト・マシン: host-name

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 db2prereqcheck ユーティリティーは libstdc++ ライブラリーと xlc ライブラリーを使用してインターフェース・アダプターの検査の一部を行います。このメッセージが返されるのは、db2prereqcheck がこれらのライブラリーのいずれかを使用できない場合です。

ユーザーの処置

libstdc++ ライブラリーと xlc ライブラリーをインストールしてから、db2prereqcheck コマンドを再実行してください。

DBT3602W db2prereqcheck ツールにより、インターフェース・アダプター IA-identifier が、host-name というホスト・マシンの /etc/hosts と dat.conf に構成されていないことが検出されました。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベースを正常にインストールおよび実行するための、ハードウェア、ソフトウェア、および構成に関する多数の前提条件を検査します。 このメッセージが返されるのは、ホスト・マシン上の /etc/hosts および直接アクセス転送ファイル dat.conf に構成されていないインターフェース・アダプターを db2prereqcheck ユーティリティーが検出した場合です。

ユーザーの処置

アダプターが Remote Direct Memory Access (RDMA) をサポートする場合、そのアダプターをホスト・マシンの /etc/hosts ファイルおよび dat.conf ファイルで構成します。

DBT3603E ユーティリティーが一時ディレクトリーへのファイルのコピーに失敗したため、db2prereqcheck コマンドは失敗しました。ファイル名: file-name。一時ディレクトリー: temporary-directory

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

Windows オペレーティング・システムの場合、db2prereqcheck ユーティリティーは前提条件を確認する前に、データベース製品のインストール・イメージ・ディレクトリーにあるいくつかのファイルを、%TEMP% 環境変数によって構成された一時ディレクトリーにコピーします。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーがそれらのファイルのいずれかを一時ディレクトリーにコピーできない場合に返されます。

ユーザーの処置

以下のトラブルシューティングのステップを実行します。

  • %TEMP% に対する書き込み権限を持つユーザーとして db2prereqcheck コマンドを発行します。
  • %TEMP% で 15MB のフリー・スペースを確保した後、db2prereqcheck コマンドを再度発行します。

DBT3604E db2prereqcheck ユーティリティーにより、現在インストールされている uDAPL レベルが、現在のオペレーティング・システム・レベルの DB2 pureScale Feature でサポートされていないことが検出されました。現在インストールされている uDAPL レベル: uDAPL-level。オペレーティング・システム・レベル: OS-level

説明

DB2 pureScale 環境では、User Direct Access Programming Library (uDAPL) インターフェースを介して RDMA がサポートされます。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーにより、現在インストールされている uDAPL レベルが現在のオペレーティング・システム・レベルでサポートされていないことが検出された場合に返されます。

ユーザーの処置

ソフトウェア前提条件で、システムに指定されているレベルに uDAPL がインストールおよび構成されていることを確認してください。

DBT3605E -dl パラメーターで指定された 1 つ以上のデバイスの検査に失敗しました。DB2 pureScale 要件を満たしていない、指定されたデバイス: device-list

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、データベース製品のインストール前提条件およびフィーチャー固有の前提条件 (DB2 pureScale Feature の要件など) を確認できます。

DB2 pureScale Feature は、DB2 メンバーおよびクラスター・キャッシュ・ファシリティー (CFs) によって共有されているファイルを保存するように、1 つ以上のロー・デバイスが構成されている必要があります。db2prereqcheck コマンドを発行し、-dl パラメーターでデバイスを指定することにより、DB2 pureScale インスタンスで使用する共有フォルダーを検査できます。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーによって、-dl パラメーターで指定された 1 つ以上のデバイスが、ロー・デバイスでないか、クラスター内のすべてのホスト・マシン上で同一の物理ボリューム ID (PVID) を使用して構成されていないことが分かった場合に返されます。

ユーザーの処置

DB2 クラスター内のすべてのホスト・マシン間で共有されている 1 つ以上のロー・デバイスを構成してから、db2prereqcheck コマンドを発行します。

DBT3606E ファイルの項目の形式が DB2 pureScale 要件を満たしていないため、1 つ以上のホスト・マシンで /etc/hosts ファイルの検査が失敗しました。正しくない /etc/hosts ファイル形式を持つホスト・マシン: host-machine-list.

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、データベース製品のインストール前提条件およびフィーチャー固有の前提条件 (DB2 pureScale Feature の要件など) を確認できます。

計画された DB2 pureScale 環境のネットワーク設定を構成する際、クラスター内の各ホスト・マシンの /etc/hosts ファイルの項目は、次のような形式になっている必要があります。

<IP-address> <full-domain-host-name> <alias>

DB2 pureScale 要件を検査する際、/etc/hosts ファイルがクラスター内のすべてのホスト・マシンで要求されているような形式になっていない場合、db2prereqcheck ユーティリティーはこのエラー・メッセージを返します。

ユーザーの処置

要求された形式になるように、クラスター内の各ホスト・マシン上の /etc/hosts ファイル内の項目を修正します。

DBT3607E db2prereqcheck ユーティリティーにより、すべてのネット名の間で RDMA を使用して実行した ping が失敗したことが分かりました。詳細については、ログ・ファイル log_filename を参照してください。

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、DB2 データベースのインストール前提条件を確認できます。

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、RDMA over Converged Ethernet (RoCE) ネットワークと InfiniBand ネットワークのネット名とホスト名とアダプター名のリストを指定することにより、ネットワーク内のすべてのホスト間の通信を検査できます。

このメッセージは、db2prereqcheck が、すべてのホスト・マシン名とクラスター相互接続ネット名の間の接続を検査するために、RDMA を使用してすべてのネット名を対象に ping を正常に実行できなかった場合に返されます。詳細については、ログ・ファイルを参照してください。

ただし、それらのホスト名とネット名のセットを今後のインストールやインスタンス管理のランタイム操作で使用すると、db2prereqcheck ユーティリティーによるネット名の ping が失敗する原因になった根本的な問題によって、インストールやインスタンス管理のユーティリティーでもエラーが発生する可能性があります。

ユーザーの処置

ネット名を検査するために、そのネット名を etc/hosts ファイルおよび dat.conf ファイルで構成してから、db2prereqcheck コマンドを再実行します。

DBT3608E db2prereqcheck ユーティリティーが、パッケージ・レベルとシステム・レベルが一致しないことを検出しました。パッケージ・レベル: package-level。システム・レベル: system-level

説明

db2prereqcheck ユーティリティーを使用して、インストール前提条件を確認できます。

このメッセージは、db2prereqcheck ユーティリティーが、オペレーティング・システム・レベルに最低限必要なレベルに満たないソフトウェア・パッケージを検出した場合に返されます。

ユーザーの処置

必要なバージョンのソフトウェア・パッケージをインストールしてから、db2prereqcheck コマンドを再実行してください。

DBT3609E db2prereqcheck ツールによる db2ssh の妥当性検査が失敗しました。追加情報のログがパス log-directory に書き込まれています。

説明

db2prereqcheck ツールの "-db2ssh_test" オプションは、ホスト間の db2locssh と db2scp のセットアップの妥当性検査を行います。

このメッセージは、妥当性検査の実行が失敗した場合に返されます。詳細な診断情報については、画面に表示される詳細なログ・ファイルおよびトレース・ファイルで、詳細情報や説明を確認できます。

ユーザーの処置

1

指定のログで、詳細情報や診断情報を確認してください。

2

IBM Knowledge Center で db2locssh のトピックを検索し、db2locssh の現在の設定が正しいことを確認してください。

3

IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

DBT4000N option-name というオプションの値が指定されていません。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

このメッセージで示されたオプションの値を指定する必要があります。

db2fedgentf コマンドの構文に関する説明が必要な場合は、コマンド「db2fedgentf -h」を使用してください。

ユーザーの処置

このメッセージで示されたオプションの値を指定して db2fedgentf コマンドを再度呼び出してください。

DBT4001N 「-create」も「-drop」も指定されていません。 これらのオプションのいずれかを指定することは必須です。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

db2fedgentf コマンドに、-create または -drop のいずれかのオプションを必ず指定する必要があります。

db2fedgentf コマンドの構文に関する説明が必要な場合は、コマンド「db2fedgentf -h」を使用してください。

ユーザーの処置

「-create」または「-drop」のどちらかを指定して db2fedgentf コマンドを再度呼び出してください。

DBT4002N 無効なオプションが指定されています: option-name

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

指定されたオプションは、db2fedgentf コマンドの有効なオプションではありません。

db2fedgentf コマンドの構文に関する説明が必要な場合は、コマンド「db2fedgentf -h」を使用してください。

ユーザーの処置

有効なオプションを指定して db2fedgentf コマンドを再度呼び出してください。

DBT4003N 必須指定のオプションである「-db」、「-u」、または「-p」のいずれかが欠落しています。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

db2fedgentf コマンドを呼び出すときは、データベース名、ユーザー名、およびパスワードを指定する必要があります。

db2fedgentf コマンドの構文に関する説明が必要な場合は、コマンド「db2fedgentf -h」を使用してください。

ユーザーの処置

データベース、ユーザー名、およびパスワードを指定して db2fedgentf コマンドを再度呼び出してください。

DBT4004N 必須指定のオプションである「stpn」または「-c」のどちらかが欠落しています。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

db2fedgentf コマンドを呼び出して特定のフェデレーテッド・ストアード・プロシージャー用の新しい表関数を作成するときは、次の両方を指定する必要があります。

  • フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーの名前 (「-stpn」オプションを使用)
  • フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーのシグニチャーの列名と列タイプのペア

db2fedgentf コマンドの構文に関する説明が必要な場合は、コマンド「db2fedgentf -h」を使用してください。

ユーザーの処置

フェデレーテッド・ストアード・プロシージャー名、およびストアード・プロシージャーのシグニチャーの列名と列タイプのペアを指定して、db2fedgentf コマンドを再度呼び出してください。

DBT4005N 「-c」オプションのストリング値が無効です。 db2fedgentf は、このストリングで指定された列名と列タイプのペアを解析できませんでした。 db2fedgentf 呼び出しに渡されたストリング: column-name-type-pairs-list

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

db2fedgentf コマンドを呼び出して特定のフェデレーテッド・ストアード・プロシージャー用の新しい表関数を作成するときは、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーのシグニチャーの列名と列タイプのペアを指定する必要があります。

このストリングの形式は、次のようにする必要があります。

"<name1> <type1>, <name2> <type2>, ..."

例えば、

"PID CHAR(10), PRICE DOUBLE, QTY INT"

ユーザーの処置

  1. 作成する表関数の対象となるフェデレーテッド・ストアード・プロシージャーのシグニチャーを再度確認します。
  2. db2fedgentf コマンドの「-c」オプションに渡すストリングの形式を再度確認します。
  3. フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーのシグニチャーの列名と列タイプのペアを、有効な形式のストリングで「-c」オプションに渡して、db2fedgentf コマンドを再度呼び出します。

DBT4006N db2fedgentf は、column-name という列の SQL データ・タイプを JAVA データ・タイプに変換できませんでした。 列の SQL データ・タイプ: SQL-data-type

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

db2fedgentdf ユーティリティーは JAVA 表関数を作成します。 そのためにこのユーティリティーは、いくつかのタスクを実行します。まず、新しい表関数のソースを含んだ JAVA ファイルを作成し、生成されたその JAVA ファイルをコンパイルした後に、新しい表関数を登録します。

db2fedgentdf は JAVA 表関数を作成するので、db2fedgentf はストアード・プロシージャー結果セットの列の SQL データ・タイプを JAVA データ・タイプに変換しなければなりません。 しかし、このメッセージで示された列から変換できる JAVA データ・タイプが存在しません。

表関数は作成されませんでした。

ユーザーの処置

フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーを修正して、このメッセージで示された列の SQL データ・タイプを、JAVA データ・タイプに変換できるものに変更してください。

DBT4008N db2fedgentf は、stored-procedure-name というフェデレーテッド・ストアード・プロシージャーを見つけられませんでした。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

コマンド行の「-stpn」オプションで指定されたフェデレーテッド・ストアード・プロシージャーの項目を db2fedgentf がカタログで見つけることができなかったために、このメッセージが返されました。

表関数は作成されませんでした。

ユーザーの処置

カタログで見つかるフェデレーテッド・ストアード・プロシージャーを指定して db2fedgentf を再度呼び出してください。

DBT4011N db2fedgentf ユーティリティーは、表関数の JAVA ソース・ファイルの作成に失敗しました。 ファイル名: File-name。 理由: reason-code。 エラー・ストリング: Error-string

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

db2fedgentdf ユーティリティーは JAVA 表関数を作成します。 そのためにこのユーティリティーは、いくつかのタスクを実行します。まず、新しい表関数のソースを含んだ JAVA ファイルを作成し、生成されたその JAVA ファイルをコンパイルした後に、新しい表関数を登録します。

このメッセージが返された理由は、理由コードで示されます。

1

db2fedgentf は、JAVA ソース・ファイルのファイル・ハンドルを割り振れませんでした。

2

db2fedgentf は、JAVA ソース・ファイルに表関数ソースを書き込めませんでした。

3

db2fedgentf は、JAVA ソース・ファイルのファイル・ハンドルをオープンできませんでした。 詳細情報については、エラー・ストリングを参照してください。

4

db2fedgentf は、JAVA ソース・ファイルに表関数ソース・コードを書き込めませんでした。 詳細情報については、エラー・ストリングを参照してください。

表関数は作成されませんでした。

ユーザーの処置

理由コードを基準に、このメッセージに対処してください。

1

db2fedgentf を再始動してください。

2

最大数のファイル・ハンドルが割り振られている場合、オープンしているハンドルのいくつかをクローズし、その後 db2fedgentf を再始動してください。

3 および 4

エラー・ストリングの内容に応じて対処します。 例えば、必要なファイル・アクセス権が db2fedgentf にない場合は、システム管理者に依頼して、必要なアクセス権を db2fedgentf に付与してもらってください。

DBT4012N db2fedgentf ユーティリティーは、表関数の JAVA ソース・ファイルのコンパイルに失敗しました。 ファイル名: File-name。 理由: reason-code

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

db2fedgentdf ユーティリティーは JAVA 表関数を作成します。 そのためにこのユーティリティーは、いくつかのタスクを実行します。まず、新しい表関数のソースを含んだ JAVA ファイルを作成し、生成されたその JAVA ファイルをコンパイルした後に、新しい表関数を登録します。

このメッセージが返された理由は、理由コードで示されます。

1

db2fedgentf は、JAVA ソース・ファイルを作成する現行パスを判別できませんでした。

2

db2fedgentf は、データベース製品のインストール・パスを判別できませんでした。

3

db2fedgentf は、既存のバージョンのクラス・ファイルを削除できませんでした。

4

db2fedgentf は、クラス・ファイルを <DB2-INSTALL-PATH>/function の宛先にコピーできませんでした。

表関数は作成されませんでした。

ユーザーの処置

理由コードを基準に、このメッセージに対処してください。

1

db2fedgentf に、現行ディレクトリーに必要なアクセス許可があるかどうか確認してください。

2

DB2 データベースの現在のインストールにエラーがないか調査してください。

3

既存のバージョンのクラス・ファイルを <DB2-INSTALL-PATH>/function から手動で削除してください。

4

db2fedgentf に、<DB2-INSTALL-PATH>/function ディレクトリーに必要なアクセス許可があるかどうか確認してください。 必要であれば、システム管理者に依頼して、そのディレクトリーに対するアクセス権限を db2fedgentf に付与してもらってください。

DBT4014I db2fedgentf は、table-function-name という表関数を正常にドロップしました。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

ユーザーの処置

このメッセージに対処する必要はありません。

DBT4016N db2fedgentf は、表関数 table-function-name をドロップできませんでした。同じ名前の表関数が複数あるためです。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

このメッセージは、db2fedgentf がドロップする表関数を一意的に特定できなかったときに返されます。 これは、同じ名前の表関数が複数ある場合に生じることがあります。

表関数はドロップされませんでした。

ユーザーの処置

表関数をドロップするために、db2fedgentf と共に -tfn オプションではなく -tfsn オプションを使用してください。 表関数の特定名は、固有のものです。

DBT4017N db2fedgentf が表関数の作成中に次のエラーが発生しました。 SQLSTATE: sqlstate; SQLCODE: sqlcode; メッセージ・テキスト: message-text

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

db2fedgentf は、新しい表関数の作成中にこの SQL エラーを検出しました。

表関数は作成されませんでした。

ユーザーの処置

  1. SQLCODE の詳細を参照してください。
  2. SQL エラーに対処します。
  3. db2fedgentf を再度呼び出します。

DBT4018N db2fedgentf は、表関数の作成中に内部エラーを検出しました。 db2fedgentf が実行していたコマンド: command。 そのコマンドから返された値: return-code。 診断情報が file-name というファイルにあります。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

このタスクを実行するために、db2fedgentf ユーティリティーは、複数のデータベース・コマンドを実行し、JAVA コンパイラー javac を起動して表関数用の JAVA ファイルをコンパイルします。 db2fedgentf ユーティリティーは、DBM 構成パラメーター JDK_PATH を読み取ることによって JDK パスを取得します。 それらのタスクのいずれかがエラーを検出すると、このメッセージが返されます。

表関数はドロップまたは作成されませんでした。

ユーザーの処置

  1. 上記ファイルで診断情報を調べます。
  2. DBM 構成パラメーター JDK_PATH が正しく設定されているかどうかを確認します。
  3. 診断情報で示されるエラーに対処します。
  4. db2fedgentf コマンドを再実行します。

DBT4022N ドロップする表関数が指定されていません。 「-tfn」オプションと「-tfsn」オプションの両方が欠落しています。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

db2fedgentf コマンドを呼び出して特定のフェデレーテッド・ストアード・プロシージャー用の表関数をドロップするときは、次のいずれかのオプションを使用して表関数を指定する必要があります。

  • 表関数名 (「-tfn」オプションを使用)
  • 表関数特定名 (「-tfsn」オプションを使用)

db2fedgentf コマンドの構文に関する説明が必要な場合は、コマンド「db2fedgentf -h」を使用してください。

ユーザーの処置

表関数名または表関数特定名のどちらかを使用して表関数を指定して、db2fedgentf コマンドを再度呼び出してください。

DBT4023N db2fedgentf は、特定名 specific-name を持つ表関数をドロップできませんでした。この表関数はdb2fedgentf を使用して作成されたものではないためです。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。 db2fedgentf ユーティリティーを使用してドロップできる表関数は、db2fedgentf ユーティリティーを使用して作成されたものだけです。

このメッセージは、指定された表関数が、db2fedgentf を使用して作成されなかったために返されました。

表関数はドロップされませんでした。

ユーザーの処置

DROP ステートメントなどの他の方法で表関数をドロップしてください。

DBT4024N 指定されたプロシージャー procedure-name と同じ名前のプロシージャーが複数あるため、db2fedgentfは、このプロシージャー用の表関数を作成できませんでした。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

このメッセージは、db2fedgentf がプロシージャーを一意的に特定できなかったときに返されます。 これは、同じ名前のプロシージャーが複数ある場合に生じることがあります。

表関数は作成されませんでした。

ユーザーの処置

-stpn と -stpc の両方を使用して、固有のプロシージャーを判別してください。

DBT4025N db2fedgentf は、指定されたプロシージャー用の表関数を作成できませんでした。そのプロシージャー用に表関数が既に作成されていたためです。 既存の表関数の特定名は、schema-name.specific-name です。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

db2fedgentf を使用する場合、各フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーについて作成できる表関数は 1 つだけです。

表関数は作成されませんでした。

ユーザーの処置

指定されたプロシージャー用の既存の表関数をドロップし、db2fedgentf を再実行してください。

DBT4026I db2fedgentf ユーティリティーは、table-function-name という名前の表関数を正常に作成しました。 この表関数を使用して、federated-stored-procedure という名前のフェデレーテッド・ストアード・プロシージャーから返される結果セットにアクセスすることができます。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

このメッセージは、db2fedgentf ユーティリティーが正常に表関数を作成したときに返されます。

ユーザーの処置

新しい表関数を使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーから返される結果セットにアクセスします。

DBT4027N 環境ハンドルの割り振り中にユーティリティーでエラーが発生したため、db2fedgentf コマンドが失敗しました。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

db2fedgentdf ユーティリティーは Java 表関数を作成します。 それを成し遂げるために、ユーティリティーはさまざまなデータベース・タスクを実行する必要があります。 このメッセージは、これらのタスクの実行中に db2fedgentf ユーティリティーが DB2 データベースの内部エラーを検出した場合に返されます。 具体的には、db2fedgentf ユーティリティーが環境ハンドルの割り振りに失敗したときに、このメッセージが返されます。

ユーザーの処置

db2fedgentf ユーティリティーを再度実行してください。

  1. db2diag ログなど入手できる診断情報を検討して、db2fedgentf ユーティリティーが環境ハンドルを割り振れなかった理由を判別します。
  2. 障害の原因となった 1 つまたは複数の問題を解決します。 例えば、ハンドル割り振りエラーの根本原因がシステム・メモリーの不足である場合、より多くのメモリーが使用可能になるようにシステムを再構成します。
  3. db2fedgentf コマンドを再実行します。

問題が引き続き発生する場合は、以下の手順を実行してください。

  1. 以下の診断情報を収集します。
    • db2diag ログ
  2. IBM サポートに連絡します。

DBT4028N db2fedgentf ユーティリティーはデータベース・マネージャー構成パラメーター JDK_PATH から、Software Developer's Kit (SDK) for Java がインストールされているディレクトリーを判別できなかったため、db2fedgentf コマンドが失敗しました。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

このタスクを実行するために、db2fedgentf ユーティリティーは、複数のデータベース・コマンドを実行し、Java コンパイラー javac を起動して表関数用の Java ファイルをコンパイルします。 db2fedgentf ユーティリティーは、JDK_PATH 構成パラメーターを読み取ることにより、Java SDK がインストールされた場所を判別します。

このメッセージは、何らかの理由で (例えば、構成パラメーターが NULL のため) db2fedgentf ユーティリティーが JDK_PATH 構成パラメーターから Java SDK の場所を判別できない場合に返されます。

ユーザーの処置

  1. JDK_PATH データベース・マネージャー構成パラメーターを、Java SDK がインストールされているディレクトリーに設定してください。
  2. db2fedgentf を再度実行してください。

DBT4029W db2fedgentf は表関数を正常に作成しましたが、Java ソース・ファイル Java-source-file-name を削除できませんでした。

説明

db2fedgentf ユーティリティーを使用して、フェデレーテッド・ストアード・プロシージャーからの結果セットにアクセスする表関数を作成またはドロップできます。

db2fedgentdf ユーティリティーは Java 表関数を作成します。 それを成し遂げるために、ユーティリティーは以下のタスクを実行します。

  • 新しい表関数のソースを含む Java ファイルを作成する
  • 生成されたその Java ファイルをコンパイルする
  • 新しい表関数を登録する
  • 生成された Java ソース・ファイルを削除する

このメッセージは、生成された Java ソース・ファイルを db2fedgentf ユーティリティーが削除することになっていたのに、ユーティリティーがそのファイルを削除できなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

オプション: 生成された Java ソース・ファイルを手動で削除することができます。

db2fedgentf ユーティリティーは常に固有の名前を付けて Java ソース・ファイルを生成するので、ユーティリティーが削除できなかった生成済みソース・ファイルを削除しないことにしても、今後の db2fedgentf の使用に支障は生じません。 しかし、ユーティリティーがファイルを削除できなかった理由を判別するため、db2diag ログ・ファイルやオペレーティング・システムの診断ファイルなど、何であれ入手可能な診断情報を検討するようお勧めします。 db2fedgentf ユーティリティーが Java ソース・ファイルを削除できなかった根本原因は、他のアクティビティーでも問題を起こす可能性があります。

DBT5000I db2checkSD ユーティリティーは正常に完了しました。 指定されたデータベースは DB2 pureScale 環境で使用可能です。 出力ログ・ファイルの名前は file-name です。

説明

インスタンスを DB2 pureScale インスタンス・タイプに変換する前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはデータベース・フィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを特定することができます。

このメッセージは、指定されたデータベースで DB2 pureScale 環境でサポートされないデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーを db2checkSD ユーティリティーが検出しなかった場合に戻されます。

ユーザーの処置

オプション: 出力ログ・ファイルの内容を確認してください。

これで、ご使用のインスタンスを DB2 pureScale インスタンス・タイプに変換できるようになりました。

DBT5001W db2checkSD ユーティリティーは警告を出して完了しました。 この (またはこれらの) データベースは DB2 pureScale 環境で使用できますが、一部のデータベース・オブジェクトまたはデータベース・フィーチャーを変換するか、使用不可にしなければなりません。 出力ログ・ファイルの名前は file-name です。

説明

インスタンスを DB2 pureScale インスタンス・タイプに変換する前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはデータベース・フィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを特定することができます。

このメッセージは、DB2 pureScale 環境でサポートされないデータベース・オブジェクトまたはデータベース・フィーチャーを、指定されたデータベースで db2checkSD ユーティリティーが検出したときに戻されます。検出されたデータベース・オブジェクトまたはデータベース・フィーチャーは、インスタンスを DB2 pureScale インスタンス・タイプに変換するときに自動的に変換または使用不可にされます。

ユーザーの処置

  1. db2checkSD 出力ログ・ファイルの内容を確認してください。
  2. db2checkSD 出力ログ・ファイルに示される重要と思われるすべての問題を調査してください。
  3. インスタンスを DB2 pureScale インスタンス・タイプに変換してください。

DBT5002N db2checkSD ユーティリティーはエラーを出して完了しました。 DB2 pureScale 環境で 1 つ以上のデータベースを使用できません。 出力ログ・ファイルの名前は file-name です。

説明

インスタンスを DB2 pureScale インスタンス・タイプに変換する前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはデータベース・フィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを特定することができます。

このメッセージは、DB2 pureScale 環境でサポートされないデータベース・オブジェクトまたはデータベース・フィーチャーを、指定されたデータベースで db2checkSD ユーティリティーが検出したときに戻されます。検出されたデータベース・オブジェクトまたはデータベース・フィーチャーは、インスタンスを DB2 pureScale インスタンス・タイプに変換するときに自動的に変換することも使用不可にすることもできません。

ユーザーの処置

  1. db2checkSD 出力ログ・ファイルの内容を確認してください。
  2. db2checkSD が識別したサポートされていないデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーを変換するか、または使用不可にしてください。
  3. db2checkSD ユーティリティーを再度実行してください。

DBT5003N 無効なパラメーター parameter-name が指定されたために、db2checkSD コマンドが失敗しました。

説明

インスタンスを DB2 pureScale インスタンス・タイプに変換する前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはデータベース・フィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを特定することができます。

このメッセージは、db2checkSD コマンドに無効なパラメーターが渡されたときに返されます。

ユーザーの処置

有効なパラメーターを指定して、db2checkSD コマンドを再度実行してください。

DBT5004N データベースと -e パラメーターの両方が指定されていないため、db2checkSD コマンドが失敗しました。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。

検査する特定のデータベースの名前を渡すこともできますし、-e パラメーターを使用して db2checkSD ユーティリティーが現在のデータベース・マネージャー・インスタンスにあるすべてのデータベースを検査するように指定することもできます。 このメッセージは、db2checkSD ユーティリティーで検査する 1 つまたは複数のデータベースが指定されない場合に返されます。

ユーザーの処置

以下の方法のいずれかによってチェックするデータベースを指定して、db2checkSD コマンドを再度実行してください。

  • 1 つの特定のデータベースを指定してください。
  • -e パラメーターを渡して、db2checkSD ユーティリティーで現在のデータベース・マネージャー・インスタンスのすべてのデータベースを検査します。

DBT5005N 出力ログ・ファイル名が指定されていないため、db2checkSD コマンドが失敗しました。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。

db2checkSD は、データベース構造、メタデータ、オブジェクト、およびフィーチャーについて db2checkSD ユーティリティーが実行した調査に関する詳細情報を含む出力ログ・ファイルを作成します。 -l パラメーターを使って、出力ログ・ファイルの名前を指定しなければなりません。

このメッセージは、db2checkSD コマンドに -l パラメーターを使用して db2checkSD 出力ログ・ファイルの名前を指定しなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

-l パラメーターを使って出力ログ・ファイル名を指定し、db2checkSD コマンドを再度実行してください。

DBT5006N パラメーター parameter-name の値が指定されていないために db2checkSD コマンドが失敗しました。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。

このメッセージは、パラメーターが値なしで db2checkSD コマンドに渡された場合に返されます。

ユーザーの処置

名前付きパラメーターに値を指定して、db2checkSD コマンドを再度実行してください。

DBT5007N パラメーター parameter-name が複数回指定されたために、db2checkSD コマンドが失敗しました。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。

このメッセージは、あるパラメーターが db2checkSD コマンドに複数回渡された場合に返されます。

ユーザーの処置

そのパラメーターを一度だけ指定して、db2checkSD コマンドを再度実行してください。

DBT5008N 指定されたログ・ファイル名が長すぎるため、db2checkSD コマンドが失敗しました。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。

db2checkSD は、データベース構造、メタデータ、オブジェクト、およびフィーチャーについて db2checkSD ユーティリティーが実行した調査に関する詳細情報を含む出力ログ・ファイルを作成します。 -l パラメーターを使って、出力ログ・ファイルの名前を指定しなければなりません。 ログ・ファイル名の長さは、256 文字を超えてはなりません。

このメッセージは、db2checkSD コマンドに -l パラメーターを使用して 256 文字を超える出力ログ・ファイル名を指定した場合に返されます。

ユーザーの処置

256 文字を超えない出力ログ・ファイル名を指定して、db2checkSD コマンドを再度実行してください。

DBT5009N db2checkSD ユーティリティーが現行バージョンでサポートされていないため、db2checkSD コマンドが失敗しました。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。 db2checkSD ユーティリティーは、DB2 for Linux, UNIX, and Windows バージョン 9.7 以降でサポートされています。

db2checkSD ユーティリティーを使用して DB2 バージョン 9.7 より前のデータベースを検査しようとすると、このメッセージが返されます。

ユーザーの処置

  1. データベースを DB2 バージョン 9.7 以降にアップグレードしてください。
  2. データベースがバージョン 9.7 以上である場合、db2checkSD コマンドをデータベースに対してもう一度実行してください。

DBT5010N db2checkSD ユーティリティーは、現行ユーザーに db2checkSD ユーティリティーを実行する十分な権限があることを確認できなかったために失敗しました。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。

db2checkSD コマンドを実行するには SYSADM 以上の権限が必要です。 SYSADM 以上の権限がないユーザーが db2checkSD コマンドを実行しようとすると、このメッセージが返されます。

ユーザーの処置

以下のいずれかのアクションを行って、このメッセージに対応してください。

  • 権限を SYSADM 以上の権限にアップグレードするように要求してから db2checkSD コマンドを再実行してください。
  • SYSADM 以上の権限を持つユーザーが db2checkSD コマンドを実行するように要求してください。

DBT5011N データベースに 'NORMAL' 状態にない表スペースがあるため、db2checkSD ユーティリティーが失敗しました。 db2checkSD ユーティリティーは、script-name という名前のユーザー・スクリプトを生成します。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。

db2checkSD ユーティリティーは、以下のタスクを実行します。

  1. db2checkSD ユーティリティーは、データベース構造とメタデータを検査し、またデータベースに対して照会を実行することにより、DB2 pureScale 環境でサポートされないデータベース・オブジェクトおよびフィーチャーを識別します。
  2. db2checkSD ユーティリティーは、データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする準備のために実行するユーザー・スクリプトを生成します。

このメッセージは、db2checkSD ユーティリティーが 'NORMAL' 以外の状態の表スペースを検出し、これにより、データベースが DB2 pureScale 環境に正常にアップグレードできなくなる場合に返されます。

ユーザーの処置

  1. db2checkSD ユーティリティーで生成されるユーザー・スクリプトを実行して、'NORMAL' 状態にない表スペースを識別してください。
  2. 'NORMAL' 状態にない表スペースを 'NORMAL' 状態にしてください。
  3. データベースに対して再度 db2checkSD ユーティリティーを実行します。
  4. db2checkSD ユーティリティーが正常に実行されれば、データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードすることができます。

DBT5022N データベース名と -e パラメーターの両方が指定されているため、db2checkSD コマンドが失敗しました。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。

検査する特定のデータベースの名前を渡すこともできますし、-e パラメーターを使用して db2checkSD ユーティリティーが現在のデータベース・マネージャー・インスタンスにあるすべてのデータベースを検査するように指定することもできます。

ユーザーの処置

以下の方法のいずれかによってチェックするデータベースを指定して、db2checkSD コマンドを再度実行してください。

  • 1 つの特定のデータベースを指定してください。
  • -e パラメーターを渡して、db2checkSD ユーティリティーで現在のデータベース・マネージャー・インスタンスのすべてのデータベースを検査します。

DBT5025N db2checkSD ユーティリティーはエラーを出して完了しました。 出力ログ・ファイルの名前は log-file-name です。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。 db2checkSD ユーティリティーは、データベース構造とメタデータを検査し、またデータベースに対して照会を実行することにより、サポートされないデータベース・オブジェクトおよびフィーチャーを識別します。

このメッセージが返されるのは、とりわけ以下の状態です。

  • クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) のみを実行するように構成されたコンピューターから、db2checkSD コマンドの実行が試行された。
  • db2checkSD ユーティリティーが 1 つ以上のデータベースに接続できない。
  • db2checkSD ユーティリティーが、データベースに対して照会を実行している間に、予期しないエラー状態を検出しました。

ユーザーの処置

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  • データベースに正常に接続できることを確認します。
  • db2checkSD コマンドが CF のみを実行するように構成されているコンピューター上で発行された場合、DB2 メンバーを実行するように構成されているコンピューターからこのコマンドを発行します。
  • db2checkSD コマンドが CF のみを実行するように構成されているコンピューター上で発行されなかった場合は、以下の手順を実行してください。
    1. 以下のファイルを収集します。
      • db2checkSD ユーティリティーが作成した出力ログ・ファイル
      • db2checkSD ユーティリティーが作成した生成ユーザー・スクリプト
      • db2diag ログ
    2. この問題を調査するには、IBM サポートに連絡してください。

DBT5026I db2checkSD ユーティリティーは、データベース dbname に対する処理を完了しました。

説明

インスタンスを DB2 pureScale インスタンス・タイプに変換する前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはデータベース・フィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを特定することができます。

インスタンス内の全データベースを検査するように -e オプションを指定して db2checkSD ユーティリティーを呼び出すと、各データベースの検査が終了した後に、このメッセージが戻されます。

ユーザーの処置

オプション: db2checkSD ユーティリティーによるインスタンス内の全データベースの検査が終了したら、ログ・ファイルの内容を確認してください。

DBT5027W db2checkSD ユーティリティーはどのデータベースもチェックしませんでした。 出力ログ・ファイルの名前は file-name です。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。

db2checkSD ユーティリティーは、データベース構造とメタデータを検査し、またデータベースに対して照会を実行することにより、これらのサポートされていないデータベース・オブジェクトおよびフィーチャーを識別します。 このメッセージは、db2checkSD ユーティリティーが空のデータベース・ディレクトリーを検出した場合や、db2checkSD ユーティリティーがローカル・データベース・ディレクトリーを検出できなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

  1. db2checkSD ユーティリティーを使用してチェックするデータベースを、カタログしてください。
  2. db2checkSD コマンドを再度実行してください。

DBT5029N db2checkSD ユーティリティーは、file-name という名前のファイルを開いたり、このファイルに書き込んだりすることができませんでした。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。

db2checkSD ユーティリティーは、以下のファイルを生成します。

  • db2checkSD ユーティリティーの調査についての詳細を確認できる出力ログ・ファイル
  • データベース (複数の場合もある) を DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に除去するか、または使用不可にする必要のあるデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーを識別するのに使用できるユーザー・スクリプト

このメッセージは、db2checkSD ユーティリティーが出力ログ・ファイルまたは生成ユーザー・スクリプトを作成できなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

  1. db2checkSD ユーティリティーが出力ログ・ファイルおよび生成ユーザー・スクリプトを作成するパスに対する書き込み許可を db2checkSD ユーティリティーに付与してください。
  2. db2checkSD ユーティリティーを再度実行してください。

DBT5033W db2checkSD ユーティリティーは、インスタンスを DB2 pureScale 環境にアップグレードする際に使用不可にされる 1 つ以上のフィーチャーを識別しました。

説明

データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードする前に、db2checkSD ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、DB2 pureScale 環境でサポートされていないものを識別することができます。

このメッセージは、DB2 pureScale 環境でサポートされないデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーを、指定されたデータベースで db2checkSD ユーティリティーが検出したときに戻されます。検出されたデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーは、データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードするときに自動的に変換または使用不可にされます。

ユーザーの処置

  1. db2checkSD 出力ログ・ファイルの内容を確認してください。
  2. db2checkSD ログに示される重要と思われるすべての問題を調査してください。
  3. データベースを DB2 pureScale 環境にアップグレードしてください。

DBT5034I データベース dbname が DB2 pureScale 環境で使用可能であることは、db2checkSD ユーティリティーによって既に検証されています。

説明

db2checkSD ユーティリティーは既にこのデータベースに対して実行されており、検査はすべて成功しています。 再検査は実行されませんでした。

ユーザーの処置

これ以上のアクションは不要です。

DBT5035N db2checkSD ユーティリティーがデータベース・マネージャー構成ファイルにアクセスできなかったため、db2checkSD コマンドが失敗しました。

説明

db2checkSD ユーティリティーを使用して、特定のデータベースが DB2 pureScale 環境で使用可能かどうかを検査できます。

このメッセージは、db2checkSD ユーティリティーがデータベース・マネージャー構成ファイルを開けなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

db2 get dbm configuration のようなコマンドを使用して、データベース・マネージャーがデータベース・マネージャー構成ファイルを読み取ろうとする際に発生するエラーについての詳細情報を取得します。

DBT5036N db2checkSD ユーティリティーがデータベースに接続できなかったか、db2checkSD ユーティリティーがデータベース構成ファイルにアクセスできなかったため、db2checkSD コマンドが失敗しました。

説明

db2checkSD ユーティリティーを使用して、特定のデータベースが DB2 pureScale 環境で使用可能かどうかを検査できます。

このメッセージは、db2checkSD ユーティリティーがデータベース構成ファイルを開けなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

以下のトラブルシューティング・ステップを実行して、このエラーに応答してください。

  • データベースに接続できることを確認します。
  • 以下のいずれかまたは両方のアクションを実行して、データベース・マネージャーがデータベース構成ファイルを読み取ろうとする際に発生するエラーについての詳細情報を取得します。
    • データベースに接続します。
    • データベースに GET DATABASE CONFIGURATION コマンドを実行します。

DBT5037N データベースが HADR スタンバイ・データベースとして構成されているため、db2checkSD ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2checkSD ユーティリティーは、データベースが DB2 pureScale 環境で使用できるかどうかを検証します。HADR スタンバイ・データベースは、インスタンスを DB2 pureScale インスタンスに変換する前にドロップし、DB2 pureScale 環境で再初期化する必要があります。

ユーザーの処置

スタンバイ・データベースをドロップし、両方のインスタンスを DB2 pureScale インスタンスに変換してから、スタンバイ・データベースを再初期化してください。

DBT5038N HADR_SSL_LABEL データベース構成パラメーターが設定されているため、db2checkSD ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2checkSD ユーティリティーは、データベースが DB2 pureScale 環境で使用できるかどうかを検証します。DB2 pureScale 環境では、データベース構成パラメーター HADR_SSL_LABEL はサポートされていません。

ユーザーの処置

HADR_SSL_LABEL を NULL に設定してください。

DBT5500N 現行ユーザーは db2ckupgrade ユーティリティーを実行するための十分な権限を持っていません。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

db2ckupgrade コマンドを実行するには SYSADM 以上の権限が必要です。 十分な権限がないユーザーが db2ckupgrade コマンドを実行しようとすると、このメッセージが返されます。

コマンドが失敗しました。

ユーザーの処置

以下のいずれかを実行します。

  1. 自分の権限を SYSADM 以上の権限にアップグレードするように依頼し、その後 db2ckupgrade コマンドを再実行してください。
  2. SYSADM 以上の権限を持つユーザーが db2ckupgrade コマンドを実行するように依頼してください。

DBT5501N db2ckupgrade ユーティリティーは、log-file-name という名前のファイルを開いたり、このファイルに書き込んだりすることができませんでした。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

db2ckupgrade ユーティリティーは、実行した処理に関する詳細の確認が可能な出力ログ・ファイルを生成します。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーが出力ログ・ファイルのオープンまたは同ファイルへの書き込みができなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

  • db2ckupgrade ユーティリティーが出力ログ・ファイルを作成するパスに対する書き込みアクセス権を、db2ckupgrade ユーティリティーに付与してください。
  • db2ckupgrade ユーティリティーを再度実行してください。

DBT5502N 指定されたパラメーターの数が正しくないため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、指定されたパラメーターの数が正しくない場合に返されます。

ユーザーの処置

有効なパラメーターを指定して、db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5503N 無効なパラメーター parameter-name が指定されたために、db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、db2ckupgrade コマンドに無効なパラメーターが渡されたときに返されます。

コマンドが失敗しました。

ユーザーの処置

有効なパラメーターを指定して、db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5504N データベースと -e パラメーターの両方が指定されていないため、db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

検査する特定のデータベースの名前を渡すこともできますし、-e パラメーターを使用して db2ckupgrade ユーティリティーが現在のデータベース・マネージャー・インスタンスにあるすべてのデータベースを検査するように指定することもできます。 このメッセージは、検査するデータベースが指定されなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

以下の方法のいずれかによってチェックインする 1 つまたは複数のデータベースを指定して、db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

  • データベース名を 1 つ指定します。
  • -e パラメーターを渡して、db2ckupgrade ユーティリティーで現在のデータベース・マネージャー・インスタンスのすべてのデータベースを検査します。

DBT5505N 出力ログ・ファイル名が指定されていないため、db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

db2ckupgrade は、db2ckupgrade ユーティリティーが実行した調査に関する詳細情報を含む出力ログ・ファイルを作成します。 -l パラメーターを使って、出力ログ・ファイルの名前を指定しなければなりません。

このメッセージは、db2ckupgrade 出力ログ・ファイルの名前を指定しなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

-l パラメーターを使用して出力ログ・ファイルの名前を指定して、db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5506N パラメーター parameter-name の値が指定されていないために db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、値を指定されずにパラメーターが db2kupgrade コマンドに渡された場合に返されます。

ユーザーの処置

名前の挙げられたパラメーターに値を指定して、db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5507N パラメーター parameter-name が複数回指定されたために、db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、パラメーターが db2ckupgrade コマンドに複数回渡された場合に返されます。

ユーザーの処置

名前の挙げられたパラメーターを一度だけ指定して、db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5508I db2ckupgrade ユーティリティーは正常に完了しました。 データベースをアップグレードできます。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーがすべてのアップグレード条件を満たしていることを検証した場合に返されます。 これで、データベースをアップグレードできます。

ユーザーの処置

  1. オプション: 出力ログ・ファイルの内容を確認してください。
  2. これで、データベースをアップグレードできます。

DBT5509N データベースに接続できなかったため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。 データベース: database-name

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーが指定されたデータベースに接続できない場合に返されます。

コマンドが失敗しました。

ユーザーの処置

  1. 指定されたデータベース名が正しいことを確認してください。
  2. データベース・マネージャーが稼働していることを確認してください。
  3. コマンドを再試行してください。

DBT5510W db2ckupgrade ユーティリティーは、アップグレード先として検討中のバージョンではサポートされない次のタイプのオブジェクトがデータベースに含まれていることを検出しました: XML グローバル変数、または XML パラメーターを使用したり XML タイプを返したりするコンパイル済みの SQL 関数

説明

db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、特定のデータベースが新しいバージョンに正常にアップグレードできるかどうかを検証することができます。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーが、アップグレード先のバージョンでサポートされていないデータベース・オブジェクトを検出した場合に返されます。具体的には、チェック対象のデータベースに以下のデータベース・オブジェクトがある場合にこのメッセージが返されます。

  • XML タイプのグローバル変数
  • XML タイプのパラメーターを使用するか XML タイプを返すコンパイル済み SQL 関数

ターゲット・バージョンへのアップグレードをこのまま実行すると、これらのオブジェクトはデータベースのアップグレード時に無効になります。これらのデータベース・オブジェクトをサポートするバージョンにアップグレードしない限り、それらのデータベース・オブジェクトは使用できなくなります。

ユーザーの処置

アップグレード時に無効になったデータベース・オブジェクトを使用できるようにするには、XML グローバル変数および XML パラメーターを使用するか XML タイプを返すコンパイル済み SQL 関数をサポートする DB2 データベースのリリースとフィックスパックにアップグレードしてください。 それらのデータベース・オブジェクトをサポートするフィックスパックにアップグレードすると、それらのオブジェクトはデータベースのアップグレード後に初めて参照されたときに再度有効になります。

DBT5511N パラメーターが長すぎたため、db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。 パラメーター: parameter-name。 最大の長さ: max-length

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーに渡されるパラメーターのいずれかがそのパラメーターに許可されている最大長より長い場合に返されます。

ユーザーの処置

そのパラメーターを正しい長さで指定して、db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5512E db2ckupgrade ユーティリティーにより、次のワークロード管理オブジェクトがアップグレードできないことが判別されました。そのオブジェクトの ID がシステム予約済み ID と競合するためです。オブジェクト名: object-name

説明

いくつかのワークロード管理オブジェクトにはデフォルトのシステム予約済み ID が割り当てられています。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーが、既存のワークロード管理オブジェクトの ID がデフォルトのシステム予約済み ID の範囲に入っていると判別した場合に返されます。競合する ID を持つワークロード管理オブジェクトがデータベース内にある間は、データベースをアップグレードできません。

ユーザーの処置

  1. -wlm オプションを指定して db2look ユーティリティーを使用することにより、ワークロード管理オブジェクトを複製する DDL ステートメントを抽出します。
  2. すべてのワークロード管理オブジェクトをデータベースからドロップします。
  3. db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベースがアップグレード可能かどうかを検査し、データベースのアップグレードができない他の原因があればそれらを解決します。
  4. db2ckupgrade ユーティリティーによって、データベースがアップグレード可能と判別されたら、以下のステップを実行します。
    1. データベースをアップグレードします。
    2. db2look ユーティリティーが生成した DDL ステートメントを実行して、アップグレードされたデータベースにワークロード管理オブジェクトを再作成します。

DBT5513N SYSCATSPACE 表スペースがアップグレードを完了するためにより多くのスペースが必要なので、db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

通常、SYSCATSPACE によって定義されるフリー・スペースの容量は、少なくとも現在使用しているスペースの容量と同じにする必要があります。

このメッセージは、SYSCATSPACE によってフリー・ページの残量が 50% より少なくなった場合に返されます。

ユーザーの処置

  • 既存のコンテナーのサイズを大きくします。 さらにコンテナーを追加することも可能です (ただしその場合は、データのバランス調整が発生することもあります)。
  • オプション: アップグレード後に、コンテナーのサイズを小さくしてもかまいません。

DBT5514N データベースがリストア・ペンディング状態にあるため、db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、検査中のデータベースがリストア・ペンディング状態であることが分かった場合に返されます。

ユーザーの処置

リストアを完了して、db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5515N データベースがバックアップ・ペンディング状態にあるため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、検査中のデータベースがロールフォワード・リカバリーのための開始点を提供するためにバックアップを作成中であるのに、依然としてバックアップ・ペンディング状態である場合に返されます。

ユーザーの処置

バックアップが完了するまで待ってから、db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5516N データベースがロールフォワード・ペンディング状態にあるため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、検査中のデータベースでロールフォワード・リカバリーが有効にされていて、リストアはされているのにロールフォワードされていない場合に返されます。

ユーザーの処置

  1. データベースをロールフォワードするか、または ROLLFORWARD コマンドを使用して、 ロールフォワードを行なわないことを指示してください。 データベースのロールフォワードを行なわないと、 データベースの最後のバックアップ以降に書かれたレコードが、 データベースに適用されないことに注意してください。
  2. db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5517N データベースが不整合状態にあるため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、検査中のデータベースが不整合状態になっていることが分かった場合に返されます。

不整合状態になった原因として、考えられるものは以下のとおりです。

  • データベースがオンラインで SQL が発行されたため、データベース内のデータが変更された。

ユーザーの処置

  1. データベースのクリーン・シャットダウンを行います。
  2. db2ckupgrade コマンドを再発行します。

DBT5518W db2ckupgrade ユーティリティーは 1 つ以上の警告を出して完了しましたが、それでもデータベースをアップグレードできます。 ログ・ファイル: log-file

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーが 1 つ以上の警告を出して完了しましたが、それでもデータベースをアップグレードできる場合に返されます。

ユーザーの処置

  1. オプション: 出力ログ・ファイルの内容を確認してください。
  2. これで、データベースをアップグレードできます。

DBT5519N データベースを非アクティブ化できなかったため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。 SQLCODE: sqlcode

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

db2ckupgrade コマンドは、指定されたデータベースの非活動化およびすべての必要なデータベース・サービスの停止を試行します。 このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーがデータベースの非活動化に失敗した場合に返されます。

ユーザーの処置

以下の手順を実行してください。

  1. SQLCODE を確認し、データベースを非活動化できなかった理由を見極めて、修正処置を行います。
  2. db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5520N Query Patroller のバイパス・フラグを設定しているときにエラーが発生したため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。 SQLCODE: sqlcode

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーが DB2_QP_BYPASS_COST 変数の設定を試行して失敗した場合に返されます。

ユーザーの処置

以下の手順を実行してください。

  1. SQLCODE を確認して、修正処置を行います。
  2. db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5521N db2ckupgrade ユーティリティーのバージョンは、指定されたデータベースのバージョンより新しくないため、db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。

説明

データベース製品の上位バージョンへのアップグレード中に、db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベースをアップグレードする準備ができているかどうかを確認できます。

db2ckupgrade コマンドは、上位バージョン製品インストール・メディアまたはインストール・パスから呼び出す必要があります。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーのバージョンがテスト中のデータベースよりも新しくない場合に返されます。これはさまざまなシナリオで発生する可能性があります。

  • 上位バージョンの製品から呼び出す代わりに、テスト中のデータベースと同じ製品から db2ckupgrade コマンドが呼び出された場合。
  • データベースが上位バージョンにアップグレードされた後、db2ckupgrade が既にアップグレードされたデータベースに対して実行された場合。

ユーザーの処置

古い DB2 バージョンのデータベース X が上位バージョン Y にアップグレードできるかどうかを確認するには、上位バージョン Y 製品インストール・メディアまたはインストール・パスから db2ckupgrade コマンドを呼び出します。

DBT5522N ロード・ペンディング状態にある表が 1 つ以上データベースにあるため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、データベース内の 1 つ以上の表に対して試行された前回の LOAD が正常に完了しなかった場合に返されます。 LOAD 操作が再開または終了するまで、アップグレードは続行できません。

ユーザーの処置

RESTART または TERMINATE オプションを指定して LOAD を発行し、直前に失敗したこの表に対する LOAD 操作を再開または終了します。

どの表がロード・ペンディング状態になっているかを調べるには、以下のコマンドを実行します。

select tabname from SYSIBMADM.ADMINTABINFO
    where load_status is not NULL

DBT5523N 再配分ペンディング状態にある表が 1 つ以上データベースにあるため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、REDISTRIBUTE ユーティリティーがデータベース内の 1 つ以上の表に対して完了していない場合に返されます。 REDISTRIBUTE が終了するまで、アップグレードは続行できません。

ユーザーの処置

以下のいずれかを実行してください。

  1. REDISTRIBUTE ユーティリティーが進行中である場合は、完了するまで待ちます。 LIST UTILITIES コマンドを使用して、REDISTRIBUTE ユーティリティーの進行状態をモニターすることができます。
  2. 前回の REDISTRIBUTE 操作が失敗して表が再配布保留状態のままになっている場合、CONTINUE または ABORT オプションを指定して REDISTRIBUTE ユーティリティーを再度発行し、この操作を完了させてください。

DBT5524N VARCHAR2 サポート対応のデータベースの DB2 バージョン 9.5 からのアップグレードはサポートされていないため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーが、アップグレード対象のデータベースで VARCHAR2 サポートが有効になっていると判別した場合に返されます。 VARCHAR2 対応の DB2 バージョン 9.5 からのアップグレードはサポートされていません。

ユーザーの処置

アクションは必要ありません。 データベースをアップグレードできません。

DBT5525N db2ckupgrade ユーティリティーは未処理エラーにより失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージが返されるのは、とりわけ以下の状態です。

  • クラスター・キャッシング・ファシリティー (CF) のみを実行するように構成されたコンピューターから、db2ckupgrade コマンドの実行が試行された。
  • db2ckupgrade ユーティリティーがデータベース構造およびメタデータを検査し、データベースに対して照会を実行している間に、未処理エラー条件が発生した。

ユーザーの処置

以下のいずれかの方法で、このメッセージに応答します。

  1. db2ckupgrade コマンドが CF のみを実行するように構成されているコンピューター上で発行された場合、DB2 メンバーを実行するように構成されているコンピューターからこのコマンドを発行します。
  2. db2ckupgrade コマンドが CF のみを実行するように構成されているコンピューター上で発行されなかった場合、db2ckupgrade ユーティリティーが作成した出力ログ・ファイル、db2ckupgradeユーティリティーが作成した生成ユーザー・スクリプト、および db2diag ログを収集します。その後、IBM サポートに連絡して、この問題を調査してください。

DBT5526W db2ckupgrade ユーティリティーはどのデータベースもチェックしませんでした。 出力ログ・ファイルの名前は file-name です。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーが空のデータベース・ディレクトリーを検出した場合や、db2ckupgrade ユーティリティーがローカル・データベース・ディレクトリーを検出できなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

以下のアクションを実行してください。

  • db2ckupgrade ユーティリティーを使用してチェックするデータベースを、カタログしてください。
  • db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5527N データベース・マネージャーを開始できなかったため、db2ckupgrade コマンドは失敗しました。 SQLCODE: sqlcode

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

db2ckupgrade コマンドは、検査を実行するためにデータベース・マネージャーを開始しなければなりません。このメッセージが返されるのは、db2ckupgrade がデータベース・マネージャーを開始できない場合です。

トークン sqlcode には、基本のデータベース・マネージャー開始呼び出しから返された SQLCODE が含まれています。

コマンドが失敗しました。

ユーザーの処置

  1. 返された SQLCODE の SQL メッセージを参照して、失敗の原因を判別してください。
  2. 元になる問題を解決します。
  3. db2ckupgrade コマンドを再度呼び出します。

DBT5528N データベースに対する I/O 書き込み操作が中断状態にあるか、中断される途中のため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、データベースに対する入出力書き込みが中断状態にあるために、db2ckupgradeユーティリティーが作動できない場合に返されます。

ユーザーの処置

データベースに対する書き込み操作が中断される途中の場合は、suspend_io 構成パラメーターを使用してデータベースの状態をモニターし、SET WRITE SUSPEND 操作が完了するまで待ち、完了したら db2ckupgrade コマンドを再度発行してください。

DBT5529N db2ckupgrade ユーティリティーは正常に完了しませんでした。 データベースをアップグレードできません。 出力ログ・ファイルの名前は log-file-name です。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーは完了しているものの、すべてのアップグレード条件を満たしてはいない場合に返されます。 データベースをアップグレードできません。

ユーザーの処置

  1. 出力ログ・ファイルの内容を確認して、問題があればそれらを修正してください。
  2. db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5530N 表スペースが正常な状態にないため、db2ckupgrade コマンドは失敗しました。 表スペース: tablespace-name。 状態: state。 メンバー: member-name

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、無効な状態にある表スペースへのアクセスが db2ckupgrade ユーティリティーにより試行されたものの、意図されたアクセスがその表スペースに対して許可されていない場合に返されます。

不整合状態の考えられる原因は以下のとおりです。

  • データベースがオンラインで SQL が発行されたため、データベース内のデータが変更された。
  • データベースがオンラインで HADR が有効になっている。

ユーザーの処置

以下のアクションを実行してください。

  1. データベースのクリーン・シャットダウンを行います。
  2. シャットダウンの後、データベースで HADR が有効になっている場合、データベースに STOP HADR コマンドを発行します。
  3. db2ckupgrade コマンドを再発行します。

DBT5531W 処理対象のローカル・データベースが何も見つからなかったため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、-e パラメーターが指定されているのに、db2ckupgrade ユーティリティーがローカル・データベースを何も検出できない場合に返されます。

コマンドが失敗しました。

ユーザーの処置

システム・データベース・ディレクトリーに何らかのデータベース名が存在しているかどうかを確認してください。 システム・データベース・ディレクトリーにデータベース名が何もない場合は、データベースが存在していないか、またはデータベース名がカタログされていないかのどちらかです。

データベース名がシステム・データベース・ディレクトリーに存在し、項目タイプが INDIRECT である場合には、指定されたローカル・データベース・ディレクトリーにそのデータベースが存在することを確認してください。

DBT5532N システム・ビューに依存している MQT が 1 つ以上あるため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーがシステム・ビューに依存する MQT を検出した場合に返されます。 データベース・アップグレード中にすべてのシステム・ビューは再作成されるため、システム・ビューに依存する MQT はすべて自動的にドロップされます。

ユーザーの処置

以下のアクションを実行してください。

  • MQT の作成に必要な DDL を生成してバックアップを作成します。
  • MQT をドロップします。
  • データベースをアップグレードします。
  • MQT を再作成します。

DBT5533N db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。このユーティリティーでデータベースをアクティブ化できませんでした。 SQLCODE: sqlcode

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーがデータベースの活動化に失敗したために検査を実行できなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

  1. SQLCODE を確認して、データベースを活動化できなかった理由を判別し、修正処置を行ってください。
  2. db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5534W db2ckupgrade コマンドは、使用されなくなったシステム組み込みルーチンに依存するデータベース・オブジェクトを検出しました。オブジェクト名: schema-name.object-name。オブジェクト・タイプ: object-type。オブジェクト依存先の使用されなくなったルーチン: schema-name.routine-name

説明

表関数、ビュー、またはストアード・プロシージャーなどのいくつかのシステム組み込みルーチンは、新機能の導入や既存の機能の変更のためにデータベース・アップグレードのターゲット・バージョンで廃止されています。

そのターゲット・バージョンへのデータベース・アップグレードを行うと、使用されなくなったシステム組み込みルーチンはすべてドロップされます。これらのシステム組み込みルーチンに対する従属関係を持つデータベース・オブジェクトを引き続き使用するには、データベース・アップグレードの前にこれらのデータベース・オブジェクトを変更して、従属関係を削除する必要があります。

このメッセージは、データベース・アップグレードのターゲット・バージョンで使用されなくなったシステム組み込みルーチンへの従属関係を持つ、ビュー、トリガー、またはユーザー定義ストアード・プロシージャーなどのデータベース・オブジェクトが db2ckupgrade コマンドによって検出された場合に返されます。

ユーザーの処置

以下のいずれかのアクションを行ってください。

  • 使用されなくなったシステム組み込みルーチンに依存するデータベース・オブジェクトが不要になった場合は、そのオブジェクトをドロップします。
  • データベース・オブジェクトを変更して、使用されなくなったシステム組み込みルーチンにオブジェクトが依存しないようにします。使用されなくなったシステム組み込みルーチンの代わりに、提供されている置換ルーチンを使用します。

DBT5535N HADR 1 次側のログ・シッピングの位置が、HADR スタンバイ側のログ適用の位置と一致していないため、db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、HADR 1 次のログ・シッピング位置が HADR スタンバイのログ再生位置と一致していない場合に返されます。

アップグレード・プロセスを開始する前に、1 次データベースで生成されたすべてのデータをクラスター内で構成されている各スタンバイ・データベースでシッピングして再生する必要があります。

ユーザーの処置

HADR のモニター・ツールを使用して、1 次データベースが HADR_TARGET_LIST で構成されているすべてのスタンバイ・データベースに正しく接続していること、ログ・シッピング機能とログ再生機能が正常であることを確認してください。

複数のスタンバイ・データベースが構成されていて、いずれかのスタンバイのログ生成位置が 1 次のログ・シッピング位置に追い付けない場合は、シッピングまたは再生の処理を妨げている問題を解決するか、HADR_TARGET_LIST からそのスタンバイを削除してください。そのスタンバイは、アップグレード後にバックアップ・イメージから再初期化できます。

すべての問題に対応してから、db2ckupgrade コマンドを再発行してください。

問題を解決できない場合は、1 次データベースに対して STOP HADR を実行し、そのデータベースの役割を標準に変更してから、db2ckupgrade コマンドを再発行してください。アップグレード後に、バックアップ・イメージからスタンバイ・データベースを再初期化する必要があります。

DBT5536W db2ckupgrade ユーティリティーは、データベース database-name に関連付けられている監査ポリシーを検出しませんでした。

説明

db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベースのアップグレードが可能かどうかを検査できます。 データベースを新規バージョンにアップグレードする前に、db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベース内のデータベース・オブジェクトまたはフィーチャーのうち、新規バージョンでサポートされていないものを識別することができます。

セキュリティー管理者は、監査ポリシーを使用して、データベースに関する情報を収集するための監査機能を構成します。 このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーがデータベースに関連付けられている監査ポリシー (SYSCAT.AUDITUSE カタログ・ビューで OBJECTTYPE がブランクである項目) を検出したものの、そのうちのどの項目も現行データベースに関連付けられていない場合に返されます。 OBJECTNAME が現行データベース名と一致する項目はありません。

データベースのアップグレードに監査ポリシーは必要ありません。

ユーザーの処置

オプション:
  1. 次のコマンドを使用して、データベースを監査します。
    AUDIT DATABASE USING POLICY <policy-ID>
  2. db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

データベースを監査しないで db2ckupgrade を再実行すると、SYSCAT.AUDITUSE カタログ・ビューはデータベースのアップグレード時にクリアされます。

DBT5537I db2ckupgrade ユーティリティーは、データベース database-name に対する処理を完了しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、インスタンス内の全データベースを検査するように -e オプションを指定して db2ckupgrade ユーティリティーを呼び出した場合に、各データベースの検査終了後に返されます。

ユーザーの処置

オプション: db2ckupgrade ユーティリティーによるインスタンス内の全データベースの検査が終了したら、ログ・ファイルの内容を確認してください。

DBT5538N db2ckupgrade ユーティリティーは、予期しないマウント・ポイント構成を検出しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。 DB2 V9.8 からのアップグレード時に、データベースのアップグレードによって表スペース・ファイルは新しい場所に移動します。 表スペース・コンテナーに予期しないマウント・ポイント構成が使用されていると、アップグレード処理で表スペース・データを移動することができません。

ユーザーの処置

IBM サポートに連絡します。 可能であれば、db2ckupgrade コマンドに関連付けられているログ・ファイルの詳細を用意しておいてください。

DBT5539N db2ckupgrade ユーティリティーは、データベース制御ファイルに矛盾を見つけました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。 DB2 V9.8 からアップグレードすると、/MEMBERnnnn/sqldbdir の下にあるファイルは単一の場所に統合されます。 /sqldbdir 内のファイルがすべてのメンバーで同一ではない場合には、アップグレード処理はそれらのファイルを統合することができません。

ユーザーの処置

IBM サポートに連絡します。 可能であれば、db2ckupgrade コマンドに関連付けられているログ・ファイルを用意しておいてください。

DBT5540I db2ckupgrade コマンドが正常に完了しました。データベースはアップグレード・ペンディング状態ではなくなっています。

説明

db2ckupgrade コマンドを実行して、データベースをアップグレードする準備が整っているかどうかを確認できます。データベースをアップグレードする準備が整っていると、db2ckupgrade ユーティリティーは、そのデータベースをアップグレード・ペンディング状態に設定します。データベースがアップグレード・ペンディング状態になると、すべての接続がブロックされます。

データベースをアップグレード・ペンディング状態から移行するには、2 つの方法があります。

  • データベースをアップグレードします。
  • -resetUpgradePending パラメーターを指定して db2ckupgrade コマンドを発行します。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーがデータベースのアップグレード・ペンディング状態を正常にリセットした場合に返されます。アップグレードの状態は検査されません。アプリケーションからデータベースに接続することは可能です。

ユーザーの処置

ユーザー応答は不要です。

DBT5541N db2ckupgrade ユーティリティーがデータベースのアップグレード・ペンディング状態をリセットできませんでした。SQLCODE: sqlcode

説明

db2ckupgrade コマンドを実行して、データベースをアップグレードする準備が整っているかどうかを確認できます。データベースをアップグレードする準備が整っていると、db2ckupgrade ユーティリティーは、そのデータベースをアップグレード・ペンディング状態に設定します。データベースがアップグレード・ペンディング状態になると、すべての接続がブロックされます。

データベースをアップグレード・ペンディング状態から移行するには、2 つの方法があります。

  • データベースをアップグレードします。
  • -resetUpgradePending パラメーターを指定して db2ckupgrade コマンドを発行します。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーがデータベースのアップグレード・ペンディング状態をリセットできなかった場合に返されます。ランタイム・トークン sqlcode に示されているエラーが原因です。

ユーザーの処置

  1. その sqlcode に対応するメッセージを確認してください。
  2. 問題の原因になっている点を修正してください。
  3. "-resetUpgradePending" パラメーターを指定して db2ckupgrade コマンドを再発行してください。

DBT5542I db2ckupgrade ユーティリティーがデータベースを正常にアップグレード・ペンディング状態に設定しました。

説明

db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベースをアップグレードする準備が整っているかどうかを検査できます。

db2iupgrade ユーティリティーは、内部で db2ckupgrade を呼び出します。アップグレードの準備が整うと、そのデータベースはアップグレード・ペンディング状態になります。データベースがアップグレード・ペンディング状態になると、そのデータベースへのすべての接続がブロックされます。

このメッセージは、db2iupgrade ユーティリティーによって db2ckupgrade コマンドが内部で発行され、データベースがアップグレード・ペンディング状態に設定された場合に返されます。データベースをアップグレードできます。

ユーザーの処置

以下のいずれかの方法で応答します。

  • これで、データベースをアップグレードできます。
  • データベースをすぐにアップグレードしないで、引き続きアプリケーションからデータベースに接続する場合は、"-resetUpgradePending" パラメーターを指定して db2ckupgrade コマンドを実行することによって、データベースの状態をリセットできます。

DBT5543N db2ckupgrade ユーティリティーがデータベースをアップグレード・ペンディング状態に設定できませんでした。SQLCODE: sqlcode

説明

db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベースをアップグレードする準備が整っているかどうかを検査できます。db2iupgrade ユーティリティーは、内部で db2ckupgrade を呼び出します。

db2ckupgrade ユーティリティーは、データベースのアップグレードの準備ができていると判断すると、データベースをアップグレード・ペンディング状態にします。

このメッセージは、db2iupgrade ユーティリティーから内部的に呼び出された db2ckupgrade ユーティリティーが、データベースをアップグレード・ペンディング状態にしようとしてエラーが発生した場合に返されます。データベースをアップグレードできません。

ユーザーの処置

db2iupgrade コマンドを再度発行してください。

DBT5544W 非互換の入力パラメーター parameter1parameter2 が指定されたので、db2ckupgrade コマンドが失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、db2ckupgrade コマンドに非互換の入力パラメーターが渡された場合に返されます。

ユーザーの処置

有効なパラメーターを指定して db2ckupgrade コマンドを再発行してください。

DBT5545I データベースがアップグレード・ペンディング状態にあるため、db2ckupgrade ユーティリティーは検証テストを実行しませんでした。このデータベースは、アップグレードする準備ができています。

説明

db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベースをアップグレードする準備が整っているかどうかを検査できます。db2iupgrade ユーティリティーは db2ckupgrade コマンドを内部で呼び出します。

db2ckupgrade ユーティリティーは、データベースのアップグレードの準備ができていると判断すると、データベースをアップグレード・ペンディング状態にします。

このメッセージは、既にアップグレード・ペンディング状態にあるデータベースを、db2ckupgrade コマンドを発行して検証した場合に返されます。

データベースをアップグレードできます。

ユーザーの処置

データベースをアップグレードします。

DBT5546W db2ckupgrade ユーティリティーの処理が正常に完了しましたが、一部のデータベースで排他的アクセス・データベース検査を完了できませんでした。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。 db2ckupgrade ユーティリティーですべてのアップグレード状態検査を実行するには、排他的データベース接続が必要です。

排他的データベース接続を取得しようとしましたが、失敗し、共有データベース接続を取得しました。その環境では、すべてのアップグレード状態を検査できません。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーが共有データベース接続でアップグレード状態を検査した場合に返されます。

ユーザーの処置

  1. すべてのアプリケーションを停止してください。
  2. db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。
  3. 排他的データベース接続で実行するために、-allChecks パラメーターを指定して db2ckupgrade を発行してください。

DBT5547I db2ckupgrade ユーティリティーは正常に完了しました。 アップグレードの状態は検査されません。出力ログ・ファイル: log-file

説明

db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベースをアップグレードする準備が整っているかどうかを検査できます。

db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベースをアップグレードする準備が整っているかどうかを確認する以外の操作を実行することもできます。例えば、-resetUpgradePending パラメーターを指定できます。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーがそのような操作を正常に実行してアップグレード状態を検査しなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

オプション: 出力ログ・ファイルの内容を確認してください。

DBT5548N db2ckupgrade ユーティリティーは正常に完了しませんでした。 出力ログ・ファイル: log-file

説明

db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベースをアップグレードする準備が整っているかどうかを検査できます。

db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベースをアップグレードできるかどうかを確認する以外の操作を実行することもできます。(例: アップグレード・ペンディング状態のリセットなど)

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーがそのような操作を正常に実行してアップグレード状態を検査しなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

出力ログ・ファイルの内容を確認してください。

DBT5549N db2ckupgrade ユーティリティーが排他的データベース接続を取得できなかったため、アップグレード検証テストは実行されませんでした。

説明

db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベースをアップグレードする準備ができているかどうかを確認できます。

db2ckupgrade コマンドにさまざまなコマンド・パラメーターを指定して、db2ckupgrade ユーティリティーで実行する検証テストを制御できます。例えば、-allChecks パラメーターを指定すると db2ckupgrade ユーティリティーはすべてのテストを実行します。

-allChecks パラメーターを db2ckupgrade コマンドに指定した場合、db2ckupgrade ユーティリティーには、排他的データベース接続が必要になります。

このメッセージは、-allChecks パラメーターを db2ckupgrade コマンドに指定したのに、db2ckupgrade ユーティリティーが排他的データベース接続を取得できなかった場合に返されます。

ユーザーの処置

  1. 出力ログ・ファイルの内容を確認してください。
  2. すべてのアプリケーションを停止してください。
  3. db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5550W db2ckupgrade ユーティリティーが排他的データベース・アクセスを必要とする検査を完了できませんでした。

説明

db2ckupgrade ユーティリティーを使用して、データベースをアップグレードする準備が整っているかどうかを検査できます。db2ckupgrade ユーティリティーですべてのアップグレード状態検査を実行するには、排他的データベース接続が必要です。

db2ckupgrade ユーティリティーは、排他接続を取得できないと共有接続にフォールバックします。db2ckupgrade ユーティリティーは、共有接続の使用時にはすべてのアップグレード状態を検査しません。

このメッセージは、db2ckupgrade ユーティリティーが共有データベース接続しか使用できないために一部のアップグレード状態だけを検査する場合に返されます。

ユーザーの処置

すべてのアップグレード状態を検査するには、以下の手順を実行します。

  1. すべてのアプリケーションを停止してください。
  2. -allChecks パラメーターを指定して db2ckupgrade コマンドを再度実行してください。

DBT5551I db2ckupgrade ユーティリティーが HADR 1 次データベースを検出し、HADR サービスを正常に停止しました。HADR の役割が STANDARD に変更されました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、HADR 1 次データベースでのデータベース・アップグレードがサポートされていない場合に返されます。アップグレード手順を進めるには、db2ckupgrade コマンドで HADR サービスを停止し、HADR の役割を STANDARD に変更する必要があります。

ユーザーの処置

アップグレード手順を進めてください。アップグレード後に、バックアップ・イメージからスタンバイ・データベースを再初期化する必要があります。

DBT5552W HADR スタンバイ・データベースで表スペースが無効な状態になっており、対応を必要としていることを db2ckupgrade ユーティリティーが検出しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

このメッセージは、HADR スタンバイ・データベースで表スペースが無効な状態またはエラーの状態になっている場合に返されます。コンテナーやディスクの問題が原因になっている可能性もあります。このことがアップグレード手順に与える影響を判断する必要があります。

ユーザーの処置

表スペースのエラーがアップグレード手順に影響を与えることも、与えないこともあります。スタンバイ・データベースの DB2 診断ログを使用して、どの表スペースが無効な状態になっているのか、どんなエラー状態が存在するのかを突き止めてください。その表スペースのエラーがアップグレード手順に影響するかどうかを審査します。

そのままアップグレード手順を進めることもできますが、新しい DB2 バージョンになるとエラー状態の表スペースを復旧できなくなります。アップグレード後に、エラー状態の表スペースをドロップして再作成する必要があります。

あるいは、1 次データベースに対して STOP HADR を実行し、そのデータベースの役割を標準に変更してから、アップグレード手順を進めることもできます。アップグレード後に、HADR 環境を再初期化する必要があります。

DBT5553N db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。データベースに、ファイル・システム・キャッシュがオンになっている表スペースが 1 つ以上あり、ロー・デバイスに少なくとも 1 つのコンテナーがあることが原因です。

ユーザーの処置

DBT5554N db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。データベースの進行状態の管理移動表に表が 1 つ以上あることが原因です。

ユーザーの処置

DBT5555N db2ckupgrade ユーティリティーが失敗しました。データベースに無効なオブジェクトが 1 つ以上あることが原因です。

ユーザーの処置

DBT5556W 1 つ以上の表で APAR IV53366 が発生した可能性があります。db2checkCOL ツールを実行して、データベースが影響を受けていないか確認してください。

ユーザーの処置

DBT5557N アップグレードを実行するためには SYSTEMP 表スペースにより多くのスペースが必要であるため、db2ckupgrade ユーティリティーは失敗しました。

説明

db2ckupgrade コマンドは、データベースがアップグレード可能かどうかを確認するために使用されます。

通常、SYSTEMP で定義されるフリー・スペース量は、少なくとも現在使用しているスペース量と同じでなければなりません。

このメッセージは、SYSTEMP のフリー・ページの残量が 50% 未満になった場合に返されます。

ユーザーの処置

  • 既存のコンテナーのサイズを大きくします。 さらにコンテナーを追加することも可能です (ただしその場合は、データのバランス調整が発生することもあります)。
  • オプション: アップグレード後に、コンテナーのサイズを小さくしてもかまいません。