汎用レジストリー変数
汎用レジストリー変数を設定して、連続した接続再試行の時間間隔など、データベースの動作を制御します。 いくつかのレジストリー変数は、特定のオペレーティング・システム環境にのみ適用されます。
- DB2ACCOUNT
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: NULL
- この変数は、リモート・ホストに送信されるアカウンティング・ストリングを定義します。 詳細は、「DB2 Connect ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
- DB2BIDI
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: NO。値: YES または NO
- この変数は双方向サポートを可能にします。 DB2CODEPAGE 変数は、使用するコード・ページを宣言する場合に使用します。
- DB2_CAPTURE_LOCKTIMEOUT
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: NULL。値: ON または NULL
- この変数は、ロックのタイムアウトが発生したときに、それに関する記述情報をログに記録するよう指定します。ログに記録された情報は次のことを識別します。ロック・タイムアウトの原因となったロック競合に関係する主なアプリケーション、ロック・タイムアウト時に実行していたこれらのアプリケーションに関する詳細、および競合を引き起こしたロックに関する詳細。ロック・リクエスター (ロック・タイムアウト・エラーを受け取ったアプリケーション) および現在のロック所有者の両方についての情報がキャプチャーされます。テキスト・レポートが書き込まれ、各ロック・タイムアウト時にファイルに保管されます。
ファイルは、次の命名規則を使用して作成されます。 db2locktimeout.par.AGENTID.yyyy-mm-dd-hh:mm:ss。 ここで par はデータベース・パーティション番号、AGENTID はエージェント ID、 yyyy-mm-dd-hh-mm-ss は年、月、日、時、分、および秒で構成されるタイム・スタンプです。 非パーティション・データベース環境では、par は 0 に設定されます。
ファイルのロケーションは、diagpath データベース構成パラメーターに設定される値に基づきます。diagpath が設定されない場合、ファイルは次のディレクトリーの 1 つに配置されます。
- Windows 環境では、以下のとおりです。
- DB2INSTPROF 環境変数を設定しない場合は、情報は x:¥SQLLIB¥DB2INSTANCE に書き込まれます。 ここで x はドライブ参照、SQLLIB は DB2PATH レジストリー変数に指定したディレクトリー、そして、DB2INSTANCE はインスタンス所有者の名前です。
- DB2INSTPROF 環境変数を設定した場合、情報は x:¥DB2INSTPROF¥DB2INSTANCE に書き込まれます。 ここで、x はドライブ参照、DB2INSTPROF はインスタンス・プロファイル・ディレクトリーの名前、そして DB2INSTANCE はインスタンス所有者の名前です。
- DB2INSTPROF 環境変数を新しい場所に設定する場合は、インスタンスを実行するための適切なファイルとフォルダーがそこになければなりません。 そのためには、これまでの場所にあるファイルとフォルダーをすべて、新しい場所にコピーしなければならない場合があります。
- Linux および UNIX 環境では、情報は INSTHOME/sqllib/db2dump に書き込まれます。ここで、INSTHOME はインスタンスのホーム・ディレクトリーです。
ロック・タイムアウト・レポート・ファイルが必要なくなったら、これを削除してください。レポート・ファイルは他の診断ログと同じ場所に配置されるため、ディレクトリーが満杯になると、DB2® システムがシャットダウンする可能性があります。あるロック・タイムアウト・レポート・ファイルを保持する必要がある場合、DB2 ログ・ファイルが保管される場所とは別のディレクトリーまたはフォルダーに、そのファイルを移動してください。
- Windows 環境では、以下のとおりです。
- この変数を変更すると、それはその後コンパイルされるすべての SQL ステートメントに対してただちに有効になります。 インスタンスを再始動したり、db2set コマンドに -immediate パラメーターを付けて発行したりする必要はありません。
重要: この変数は推奨されておらず、将来のリリースで除去される可能性があります。それは、CREATE EVENT MONITOR FOR LOCKING ステートメントを使用した、ロック・タイムアウト・イベントを収集する新しい方法がある ためです。 - DB2CODEPAGE
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: オペレーティング・システムの指定どおりに言語 ID から得られます。
- この変数は、データベース・クライアント・アプリケーションのために DB2 に提示されるデータのコード・ページを指定します。
(設定するように) DB2 のマニュアルに明確に記述されているか、
または DB2 サービスで求められない限り、
DB2CODEPAGE は設定しないでください。オペレーティング・システムでサポートされていない値に DB2CODEPAGE を設定すると、その結果は予測できなくなります。通常、DB2 はコード・ページ情報を自動的にオペレーティング・システムから得るので、
DB2CODEPAGE を設定する必要はありません。
注: Windows は ANSII コード・ページの代わりに Unicode コード・ページを報告しない (Windows の地域設定で) ので、Windows アプリケーションは Unicode クライアントとして動作しません。 この動作をオーバーライドするには、DB2CODEPAGE レジストリー変数を 1208 (Unicode コード・ページ用) に設定して、アプリケーションが Unicode アプリケーションとして動作するようにします。
- DB2_COLLECT_TS_REC_INFO
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: ON (HADR データベースの場合は OFF)。値: ON または OFF
- この変数は、表スペースに影響するログ・レコードがログ・ファイルに含まれているかどうかに関係なく、表スペースをロールフォワードする際にすべてのログ・ファイルが処理されるかどうかを指定します。この表スペースに影響するいずれのログ・レコードも含まれていないことが明確なログ・ファイルをスキップするには、この変数を ON に設定してください。 DB2_COLLECT_TS_REC_INFO はログ・ファイルを作成および使用する前に設定し、 ログ・ファイルのスキップに必要な情報を収集できるようにします。
- DB2_CONNRETRIES_INTERVAL
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: 設定なし。値: 秒数 (整数)
- この変数は、自動クライアント・リルート機能での接続の連続再試行間のスリープ時間を秒単位で指定します。
この変数と DB2_MAX_CLIENT
CONNRETRIES を併用することにより、自動クライアント・リルートの再試行の動作を構成できます。
DB2_MAX_CLIENT_CONNRETRIES が設定されて DB2_CONNRETRIES_INTERVAL が設定されない場合、DB2_CONNRETRIES_INTERVAL はデフォルトで 30 になります。DB2_MAX_CLIENT_CONNRETRIES が設定されないで DB2_CONNRETRIES_INTERVAL が設定された場合、DB2_MAX_CLIENT_CONNRETRIES はデフォルトで 10 になります。 DB2_MAX_CLIENT_CONNRETRIES も DB2_CONNRETRIES_INTERVAL も設定されない場合、自動クライアント・リルート・フィーチャーはデフォルトの動作に戻り、最大 10 分間、データベースへの接続を繰り返し再試行します。
- DB2CONSOLECP
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- オペレーティング・システム: Windows
- デフォルト: NULL。値: すべての有効なコード・ページ値
- DB2 メッセージ・テキストを表示するためのコード・ページを指定します。 指定すると、この値はオペレーティング・システムのコード・ページ設定より優先されます。
- DB2DBDFT
-
- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: NULL
- この変数では、暗黙接続で使用するデータベースのデータベース別名を指定します。アプリケーションがデータベースに接続していないが SQL または XQuery ステートメントが発行されている場合、デフォルト・データベースで DB2DBDFT 環境変数が定義されていれば、暗黙接続が行われます。
- DB2DISCOVERYTIME
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- オペレーティング・システム: Windows
- デフォルト: 40 秒、最小: 20 秒
- この変数は、SEARCH ディスカバリーが DB2 システムを探索する時間を指定します。
- DB2_ENFORCE_MEMBER_SYNTAX
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: OFF。値: OFF または ON
- この変数を使用すると、SQL ステートメント、DB2 コマンド、および API の構文でデータベース・パーティション・キーワードの適正な使用をチェックするかどうかを制御し、これらのキーワードの代わりに MEMBER キーワードを使用すべきかどうかを判断できます。 DB2 pureScale® 環境におけるデフォルトの動作では、操作が DB2 メンバーを対象としたものであっても、DBPARTITIONNUM や DATABASE PARTITION など、データベース・パーティションに固有のキーワードを使用することが許容されます。ただし、DB2_ENFORCE_MEMBER_SYNTAX が ON に設定されている場合、MEMBER キーワードを正しく指定しなければなりません。 そうしない場合、SQL1538N が戻されます。 DB2 pureScale 環境の外では、この変数の設定は無視されて、効力を持ちません。
- DB2_EXPRESSION_RULES
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: 空。値: RAISE_ERROR_PERMIT_SKIP または RAISE_ERROR_PERMIT_DROP
- DB2_EXPRESSION_RULES レジストリー変数の設定は、DB2 オプティマイザーが RAISE_ERROR 関数
の関係する照会のアクセス・プランをどのように決定するか制御します。RAISE_ERROR 関数のデフォルト動作では、この関数を含む式を越えてフィルタリングをプッシュすることはできません。その結果、表へのアクセス時に述部が適用されない可能性があり、その場合、式が過剰に計算されたり、ロックが過剰に行われたり、照会のパフォーマンスが低下したりすることがあります。場合によっては、これは過度に制限的な動作です。アプリケーションの特定のビジネス要件によっては、RAISE_ERROR の適用前に述部および結合が適用されるかどうかは問題とならない場合があります。例えば、行レベルでのセキュリティー実装のコンテキストにおいては、以下に示す形式の式が一般的です。
アプリケーションでは、照会によって選択された行 に対するアクセスを妥当性検査することのみが必要であり、表にあるすべての行に対するアクセスの妥当性検査は不要な場合があります。 したがって、基本表へのアクセスで述部を適用し、すべてのフィルタリングを実行してから RAISE_ERROR を含む式を実行すればよいことになります。 このようなケースでは、DB2_EXPRESSION_RULES=RAISE_ERROR_PERMIT_SKIP の値が適切でしょう。CASE WHEN <この行へのアクセスを妥当性検査するための条件> THEN NULL ELSE RAISE_ERROR(...) END
別のケースとして、COLUMN LEVEL セキュリティーのコンテキストにおけるものがあります。 このケースでは、以下に示す形式の式が一般的です。
このケースでは、アプリケーションでエラーを発生させる必要があるのは、ユーザーによる取得が許可されていない値を含む特定の行および列のデータを、ユーザーが受信しようとする場合に限られるでしょう。このケースでは、DB2_EXPRESSION_RULES=RAISE_ERROR_PERMIT_DROP を設定すると、RAISE_ERROR 関数を含む式の評価が以下の場合に限定されます。すなわち、述部または列関数で特定の列が使用される場合、または照会による出力として特定の列が返される場合です。CASE WHEN <この行および列へのアクセスを妥当性検査するための条件> THEN <table.column> ELSE RAISE_ERROR(...) END
- DB2FODC
- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: すべての FODC パラメーターの連結 (以下のリストを参照)
- Linux および UNIX の場合: "CORELIMIT=val DUMPCORE=ON DUMPDIR=diagpath"
- Windows の場合: "DUMPDIR=diagpath"
- このレジストリー変数は、FODC (First Occurrence Data Collection) で使用されるトラブルシューティング関連の一連のパラメーターを制御します。障害状態時のデータ収集のさまざまな側面を制御するには、DB2FODC を使用します。DB2FODC レジストリー変数は、インスタンス・レベルでのみ設定してください。
このレジストリー変数は、DB2 インスタンスの始動時に 1 回読み取られます。FODC パラメーターのオンライン更新を実行するには、db2pdcfg ツールを使用します。各リブート時の構成が同じになるようにするには、DB2FODC レジストリー変数を使用します。パラメーターをすべて指定する必要はありません。また、パラメーターを特定の順序で指定する必要もありません。 指定していないパラメーターには、デフォルト値が割り当てられます。例えば、コア・ファイルはダンプしない、しかし他のパラメーターについてはデフォルト動作が必要である、という場合は、次のコマンドを発行します。パラメーター:
db2set DB2FODC="DUMPCORE=OFF"
- CORELIMIT
- オペレーティング・システム: Linux および UNIX
- デフォルト: 現在の ulimit 設定、値: 0 から unlimited
- このオプションは、作成されるコア・ファイルの最大サイズをバイト単位で指定します。
この値は現在のコア・ファイル・サイズの制限設定をオーバーライドします。コア・ファイルはかなり大きくなる可能性があるので、使用可能なファイル・システム・スペースを考慮すべきです。
サイズは、問題発生時の DB2 の構成およびプロセスの状態によって異なります。
CORELIMIT が設定されている場合、DB2 はこの値を使用して、現在のユーザー・コア制限 (ulimit) 設定をオーバーライドしてコア・ファイルを生成します。
CORELIMIT が設定されていない場合、DB2 はコア・ファイルのサイズを、現在の ulimit 設定と同じ値に設定します。注: ユーザー・コア制限または CORELIMIT に対するすべての変更は、DB2 インスタンスの次のリサイクルまで有効になりません。
- COS
- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: ON。値: ON または OFF
- このオプションは、db2cos スクリプトを使用可能にするかどうかを指定します。
このパラメーターと一緒に以下のパラメーターを使用できます。
- COS_SLEEP
- デフォルト: 3。値: 0 以上 (上限なし)
- このオプションは、生成される出力ファイルのサイズを調べる間スリープになる時間を秒単位で指定します。
- COS_TIMEOUT
- デフォルト: 30。値: 0 以上 (上限なし)
- このオプションは、スクリプトが完了するまでの待機時間を秒単位で指定します。
- COS_COUNT
- デフォルト: 255。値: 0 から 255
- このオプションは、データベース・マネージャーがトラップするときに db2cos を実行する回数を指定します。
- COS_SQLO_SIG_DUMP
- デフォルト: ON。値: ON または OFF
- このオプションは、SQLO_SIG_DUMP シグナルを受け取ったときに db2cos を使用可能にするかどうかを指定します。
- DUMPCORE
- オペレーティング・システム: Linux、Solaris、AIX®
- デフォルト: AUTO。値: AUTO、ON、または OFF
- このオプションは、コア・ファイルの生成を行うかどうかを指定します。問題判別に使用され、diagpath ディレクトリーに作成されるコア・ファイルには、DB2 終了プロセスのプロセス・イメージ全体が含まれています。ただし、コア・ファイル・ダンプが実際に行われるかどうかは、現在の ulimit の設定および CORELIMIT パラメーターの値によります。また、一部のオペレーティング・システムにはコア・ダンプの構成設定もあります。これはアプリケーション・コア・ダンプの動作を指示することがあります。
AUTO に設定すると、DB2RESILIENCE レジストリー変数が ON に設定されていて、トラップが維持できないときに、コア・ファイルが生成されます。
DUMPCORE=ON に設定すると、DB2RESILIENCE レジストリー変数の設定がオーバーライドされ、常にコア・ファイルが生成されます。
コア・ファイル・ダンプを使用不可にする推奨される方法は、DUMPCORE を OFF に設定することです。
- DUMPDIR
- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: diagpath ディレクトリー。diagpath が定義されていない場合はデフォルトの診断ディレクトリー。値: ディレクトリーへのパス
- このオプションは、コア・ファイル作成用のディレクトリーの絶対パス名を指定します。
- FODCPATH
- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: DIAGPATH データベース・マネージャー構成パラメーターで定義されるパス。 値: fodc_path_name
- このオプションは、FODC パッケージの送り先となる絶対パス名を指定します。 fodc_path_name は既存のディレクトリーでなければならず、それが設定されるメンバーによる書き込み、およびそれらのメンバーで実行される fmp プロセスによる書き込みが可能でなければなりません。
- SERVICELEVEL
- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: AUTOMATIC ulimit 設定。値: AUTOMATIC、BASIC、または FULL
- このオプションで、データ破損を示唆するパニック、トラップ、またはエラー
が発生しているときのデータ収集方法を指定します。 DB2 は、
構成と問題のコンテキストに適した診断を生成するように設計されています。
例えば、トラップが続いている場合、トランザクションをロールバックして、
できる限り早くアプリケーションに応答するために、最低限必要な診断のみを生成します。
そうすることで、ほかのアプリケーションが使用を待機しているかもしれないリソースを
解放することができます。 トラップが持続しない場合、DB2 pureScale 構成では可用性を優先させて、
db2cos データ収集スクリプトやコア・ダンプなどの診断は制限される場合があります。
診断を生成する際のデフォルト動作は、
SERVICELEVEL 設定の AUTOMATIC で表されています。このパラメーターでは、以下のオプションがサポートされています。
- AUTOMATIC
- この設定にすると、有効な SERVICELEVEL 設定 (BASIC または FULL) が、メンバーの場合は実行時に、CF プロセスの場合は起動時に選択されます。 現時点では、複数のメンバーを持つ DB2 pureScale 環境の場合、およびトラップ回復を目的とした場合にのみ、BASIC が選択されます。
- BASIC
- この SERVICELEVEL 設定にすると、最小限の量の FODC データのダンプが指定されます。コア・ダンプ処理はデフォルトで無効 になっており (ただし、COREDUMP 設定でオーバーライド可能)、診断の対象は、影響を受けたスレッドに限られます。また、コールアウト・スクリプトは無効になっています。
- FULL
- この SERVICELEVEL 設定にすると、最大限の量の FODC データのダンプが指定されます。これには、コア・ダンプ、関連するコンポーネント・ダンプ、 およびコールアウト・スクリプトの起動が含まれます。また、トラップを維持する試みは行われません。
- DB2_FORCE_APP_ON_MAX_LOG
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: TRUE。値: TRUE または FALSE
- max_log 構成パラメーター値を超過したときの反応を指定します。
TRUE に設定すると、アプリケーションはデータベースを強制終了し、
作業単位をロールバックします。
FALSE に設定すると、現行のステートメントは失敗します。 アプリケーションは、 作業単位内のそれ以前のステートメントで完了した作業をコミットできます。 または、作業をロールバックして作業単位を取り消すこともできます。
注: この DB2 レジストリー変数は、ログ満杯状態からリカバリーするための、インポート・ユーティリティーの能力に影響します。DB2_FORCE_APP_ON_MAX_LOG が TRUE に設定されている場合、COMMITCOUNT コマンド・オプションを指定して IMPORT コマンドを発行すると、インポート・ユーティリティーは、アクティブ・ログ・スペースを使い果たすのを回避するためにコミットを実行できなくなります。SQL0964C (トランザクション・ログが満杯) のエラー・コードを受け取ると、インポート・ユーティリティーはデータベースから強制的に切断され、現行の作業単位はロールバックされます。 - この変数を変更すると、それはその後コンパイルされるすべての SQL ステートメントに対してただちに有効になります。 インスタンスを再始動したり、db2set コマンドに -immediate パラメーターを付けて発行したりする必要はありません。
- DB2GRAPHICUNICODESERVER
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: OFF。値: ON または OFF
- このレジストリー変数は、GRAPHIC データを Unicode データベースに挿入する ために作成された既存のアプリケーションを受け入れるために使用されます。 このレジストリー変数を使用する必要があるのは、sqldbchar (GRAPHIC) データをクライアントのコード・ページではなく Unicode で送信するアプリケーションの場合のみです。(sqldbchar は、単一の 2 バイト文字 を保持できる C および C++ の SQL データ・タイプでサポートされています。) ON に設定すると、データベースに対して、GRAPHIC データが Unicode で 送信されてくることを伝え、アプリケーションは GRAPHIC データを Unicode で 受信することを期待します。
- DB2INCLUDE
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: 現行ディレクトリー
- DB PREP 処理において、 SQL INCLUDE テキスト・ファイル・ステートメントの処理時に使用されるパスを指定します。 これによって、INCLUDE ファイルが検出されるディレクトリーのリストが提供されます。 プリコンパイルされるさまざまな言語での DB2INCLUDE の使用法については、「組み込み SQL アプリケーションの開発」を参照してください。
- DB2INSTDEF
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: Windows 上の DB2、および UNIX 上に作成される最後のインスタンス。
- この変数は、DB2INSTANCE が定義されていない場合に使用される値を設定します。
- DB2INSTOWNER
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- オペレーティング・システム: Windows
- デフォルト: NULL
- インスタンスの初回作成時に DB2 プロファイル登録で作成されるレジストリー変数。 この変数は、インスタンスを所有するマシンの名前に設定されます。
- DB2_LIC_STAT_SIZE
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: NULL。範囲: 0 から 32767
- この変数は、システムのライセンス統計が入っているファイルの最大サイズ (MB 単位) を決定します。 値がゼロの場合、ライセンスの統計収集はオフになります。 この変数は、認識または定義されていない場合、デフォルト (無制限) に設定されます。 統計は、ライセンス・センターを使って表示されます。
- DB2LOCALE
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: NO。値: YES または NO
- この変数は、DB2 を呼び出した後にデフォルトの「C」プロセス・ロケールがデフォルトの「C」ロケールにリストアされるかどうか、および DB2 関数を呼び出した後にプロセス・ロケールをリストアして元の「C」に戻すかどうかを指定します。 元のロケールが「C」ではない場合、このレジストリー変数は無視されます。
- DB2_MAX_CLIENT_CONNRETRIES
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: 設定なし。値: 接続再試行の最大回数 (整数)
- この変数は、自動クライアント・リルート機能が試みる接続再試行の最大回数を指定します。
この変数と DB2_CONNRETRIES_INTERVAL を併用することにより、自動クライアント・リルートの再試行の動作を構成できます。
DB2_MAX_CLIENT_CONNRETRIES が設定されて DB2_CONNRETRIES_INTERVAL が設定されない場合、DB2_CONNRETRIES_INTERVAL はデフォルトで 30 になります。DB2_MAX_CLIENT_CONNRETRIES が設定されないで DB2_CONNRETRIES_INTERVAL が設定された場合、DB2_MAX_CLIENT_CONNRETRIES はデフォルトで 10 になります。 DB2_MAX_CLIENT_CONNRETRIES も DB2_CONNRETRIES_INTERVAL も設定されない場合、自動クライアント・リルート・フィーチャーはデフォルトの動作に戻り、最大 10 分間、データベースへの接続を繰り返し再試行します。
- DB2_MAX_GLOBAL_SNAPSHOT_SIZE
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- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: 設定なし。値: 0 から、スナップショットの最大サイズまで。
- この変数は、スナップショットのバイト数、またはスナップショットの見積もりバイト数を指定します。
この変数を使用すると、大きなグローバル・スナップショットにより、性能低下とシステム・ハングの原因となり得るメモリー使用量のスパイクが引き起こされるのを防げます。
デフォルトでは DB2_MAX_GLOBAL_SNAPSHOT_SIZE は設定されません。つまり、スナップショットの最大サイズの制限 (2 GB - 512 バイト) が有効です。 この変数は動的で、パーティション・データベース環境にのみ当てはまります。
- DB2_OBJECT_TABLE_ENTRIES
-
- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: 0。値: 0 - 65532
ご使用のシステムで実際に可能な最大値は、ページ・サイズとエクステント・サイズによって異なります。ただし、65532 を超えることはできません。
- この変数は、1 つの表スペースに入ることが予想されるオブジェクトの数を指定します。
DMS 表スペースに大量のオブジェクト (例えば、1000 以上) が作成されることが分かっている場合は、表スペースを作成する前に、このレジストリー変数を適切な数値に設定します。
これにより、表スペースの作成時のオブジェクト・メタデータ用に
連続するストレージが予約されます。
連続するストレージを予約すると、メタデータ内の項目を更新する操作 (例えば、CREATE INDEX、IMPORT REPLACE) がオンライン・バックアップによってブロックされる可能性は減ります。
また、表スペースの開始時にメタデータが保管されるので、
表スペースのサイズ変更が容易になります。
表スペースの初期サイズが十分でないために連続するストレージを予約できない場合は、 追加スペースの予約を指定せずに表スペース作成が続行します。
- DB2_SRVLSTLOG_LEVEL
-
- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: 1。値: 0 から 4
- ワークロード・バランシング (WLB) および自動クライアント・リルート (ACR) に関係するサーバー・リスト・イベントのロギング・レベルを指定します。この情報を使用して (通常は IBM® サービス担当員の指示の下で)、問題判別データを収集できます。ログに記録されるエントリーはすべて通知です。このレジストリー変数の有効な値は、以下のとおりです。
- 0: ログに記録されるものはありません。
- 1: 重要性が高いメッセージのみログに記録されます。
- 2: 重要性が高いメッセージと中程度のメッセージのみログに記録されます。
- 3: 重要性が高いメッセージ、中程度のメッセージ、低いメッセージのみログに記録されます。
- 4: すべてのメッセージがログに記録されます。
diagpath データベース・マネージャー構成パラメーターは、サーバー・リスト・ログ・ファイルが保管される場所を指定します。これらのログ・ファイルは循環式で、db2srvlst.0.log、db2srvlst.1.log、db2srvlst.N.log という命名規則を使用します。DB2_SRVLSTLOG_LEVEL に変更を加えた場合、新しい値を有効にするには、その前にクライアント・アプリケーションを再始動する必要があります。
- DB2_SYSTEM_MONITOR_SETTINGS
-
- オペレーティング・システム: すべて
- この変数を変更すると、それはその後コンパイルされるすべての SQL ステートメントに対してただちに有効になります。 インスタンスを再始動したり、db2set コマンドに -immediate パラメーターを付けて発行したりする必要はありません。
- このレジストリー変数は、DB2 モニターのさまざまな側面の動作を変更できる一連のパラメーターを制御します。各パラメーターは、次の例のように、セミコロンで区切ります。
DB2_SYSTEM_MONITOR_SETTINGS を設定するたびに、各パラメーターを明示的に設定する必要があります。この変数を設定するときに指定されなかったパラメーターは、デフォルト値に戻ります。したがって、次の例の場合、db2set DB2_SYSTEM_MONITOR_SETTINGS=OLD_CPU_USAGE:TRUE; DISABLE_CPU_USAGE:TRUE
OLD_CPU_USAGE はデフォルト設定に戻ります。db2set DB2_SYSTEM_MONITOR_SETTINGS=DISABLE_CPU_USAGE:TRUE
注: 現在、このレジストリー変数には Linux 用の設定しかありません。他のオペレーティング・システム用の追加の設定は、将来のリリースで追加されます。 - パラメーター:
- OLD_CPU_USAGE
- オペレーティング・システム: Linux
- 値: TRUE/ON、FALSE/OFF
- RHEL4 および SLES9 でのデフォルト値: TRUE (注: OLD_CPU_USAGE に FALSE を設定すると、無視されて以前の動作のみが使用されます。)
- RHEL5、SLES10、およびその他でのデフォルト値: FALSE
- このパラメーターは、Linux プラットフォームでインスタンスが CPU 使用時間を取得する方式を制御します。 TRUE に設定すると、以前の CPU 使用時間取得方式が使用されます。 この方式では、システム使用時間とユーザー CPU 使用時間の両方が返されますが、そのために CPU 消費が増加します (つまり、オーバーヘッドが大きくなります)。FALSE に設定すると、新しい CPU 使用状況取得方式が使用されます。この方式は、ユーザーの CPU 使用状況の値だけを返しますが、オーバーヘッドが小さいので高速です。
- DISABLE_CPU_USAGE
- オペレーティング・システム: Linux
- 値: TRUE/ON、FALSE/OFF
- RHEL4 および SLES9 でのデフォルト値: TRUE
- RHEL5、SLES10、およびその他でのデフォルト値: FALSE
- このパラメーターで、CPU 使用状況を読み取るかどうかを決定できます。 DISABLE_CPU_USAGE を有効 (TRUE に設定) すると、CPU 使用状況は読み取られないので、CPU 使用状況の取得時に発生することがあるオーバーヘッドを回避できます。
- DB2TERRITORY
-
- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: オペレーティング・システムの指定どおりに言語 ID から得られます。
- この変数は、クライアント・アプリケーションの region および territory コードを指定します。これは、日付と時刻の形式に影響します。
- DB2_VIEW_REOPT_VALUES
-
- オペレーティング・システム: すべて
- デフォルト: NO。値: YES、NO
- この変数を使用すると、すべてのユーザーは、ステートメントを EXPLAIN するときに、 再最適化された SQL または XQuery ステートメントのキャッシュされた値を EXPLAIN_PREDICATE 表に保管できます。 この変数を NO に設定すると、これらの値を EXPLAIN_PREDICATE 表に保管できるのは、DBADM だけになります。