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SNAPFCM_PART 管理ビューおよび SNAP_GET_FCM_PART 表関数 - fcm_node 論理データ・グループ・スナップショット情報の検索

SNAPFCM_PART 管理ビューおよび SNAP_GET_FCM_PART 表関数は、データベース・マネージャー・スナップショットから、特に fcm_node 論理データ・グループの高速コミュニケーション・マネージャー情報を戻します。

管理ビューまたは表関数のどちらを使用しているかによって、以下のいずれかのセクションを参照してください。

SNAPFCM_PART 管理ビュー
SNAP_GET_FCM_PART 表関数

SNAPFCM_PART 管理ビュー

SNAPDBM、SNAPDBM_MEMORY_POOL、SNAPFCM、および SNAPSWITCHES 管理ビューと共に使用すると、SNAPFCM_PART 管理ビューは、GET SNAPSHOT FOR DBM コマンドと同等のデータを提供します。

スキーマは SYSIBMADM です。

戻される可能性のある情報の完全なリストは、表 1 を参照してください。

許可

このビューを使用するには、以下のいずれかの許可が必要です。

SNAPFCM_PART 管理ビューに対する SELECT 特権
SNAPFCM_PART 管理ビューに対する CONTROL 特権
DATAACCESS 権限
DBADM 権限
SQLADM 権限

この表関数を使用するには、以下のいずれかが必要です。

SNAP_GET_FCM_PART 表関数に対する EXECUTE 特権
DATAACCESS 権限
DBADM 権限
SQLADM 権限

さらに、スナップショット・モニター・データにアクセスするには、以下のいずれかの権限も必要です。

SYSMON
SYSCTRL
SYSMAINT
SYSADM

デフォルトの PUBLIC 特権

制限のないデータベースでは、このビューが自動的に作成されると、SELECT 特権が PUBLIC に付与されます。

例

高速コミュニケーション・マネージャーのバッファー送受信情報を検索します。

SELECT CONNECTION_STATUS, TOTAL_BUFFERS_SENT, TOTAL_BUFFERS_RECEIVED 
   FROM SYSIBMADM.SNAPFCM_PART WHERE MEMBER = 0

以下はこの照会の出力例です。

CONNECTION_STATUS    TOTAL_BUFFERS_SENT   TOTAL_BUFFERS_RCVD
-------------------- -------------------- --------------------
INACTIVE                                2                    1

  1 record(s) selected.

SNAP_GET_FCM_PART 表関数

SNAP_GET_FCM_PART 表関数は SNAPFCM_PART 管理ビューと同じ情報を戻しますが、特定のデータベース・メンバー、すべてのデータベース・メンバーの集約、またはすべてのデータベース・メンバーを対象とした情報を検索することができます。

SNAP_GET_DBM、SNAP_GET_DBM_MEMORY_POOL、SNAP_GET_FCM、および SNAP_GET_SWITCHES 表関数と共に使用すると、SNAP_GET_FCM_PART 表関数は、GET SNAPSHOT FOR DBM コマンドと同等のデータを提供します。

戻される可能性のある情報の完全なリストは、表 1 を参照してください。

構文


>>-SNAP_GET_FCM_PART--(--+--------+--)-------------------------><
                         '-member-'

スキーマは SYSPROC です。

表関数パラメーター

member: 有効なデータベース・メンバー番号を指定する、タイプ INTEGER のオプションの入力引数。現在のメンバーの場合は -1 を指定します。この入力オプションを使用しない場合、データはすべてのアクティブなデータベース・メンバーから戻されます。アクティブなデータベース・メンバーとは、アプリケーションによるデータベースへの接続およびデータベースの使用が可能なメンバーのことです。

member を NULL に設定すると、SNAP_WRITE_FILE プロシージャーにより作成されるファイルからのデータの読み取りが試行されます。このファイルはいつでも作成される可能性があるため、データは現行のものであるとは限らないことに注意してください。対応するスナップショット API 要求タイプが含まれるファイルが存在しない場合、SNAP_GET_FCM_PART 表関数は、現在接続されているデータベースとメンバーのスナップショットを取得します。

許可

以下のいずれかの権限が必要です。

SNAP_GET_FCM_PART 表関数に対する EXECUTE 特権
DATAACCESS 権限

さらに、スナップショット・モニター・データにアクセスするには、以下のいずれかの権限も必要です。

SYSMON
SYSCTRL
SYSMAINT
SYSADM

デフォルトの PUBLIC 特権

制限のないデータベースでは、この関数が自動的に作成されると、EXECUTE 特権が PUBLIC に付与されます。

例

すべてのメンバーにおける高速コミュニケーション・マネージャーのバッファー送受信情報を検索します。

SELECT FCM_MEMBER, TOTAL_BUFFERS_SENT, TOTAL_BUFFERS_RCVD, 
   MEMBER FROM TABLE(SNAP_GET_FCM_PART()) AS T 
   ORDER BY MEMBER

以下はこの照会の出力例です。

FCM_MEMBER TOTAL_BUFFERS_SENT   TOTAL_BUFFERS_RCVD   MEMBER
---------- -------------------- -------------------- ------
         0                  305                  305      0
         1                 5647                 1664      0
         2                 5661                 1688      0
         0                   19                   19      1
         1                  305                  301      1
         2                 1688                 5661      1
         0                 1664                 5647      2
         1                   10                   10      2
         2                  301                  305      2

戻される情報

表 1. SNAPFCM_PART 管理ビューおよび SNAP_GET_FCM_PART 表関数によって戻される情報
列名	データ・タイプ	説明または対応するモニター・エレメント
SNAPSHOT_TIMESTAMP	TIMESTAMP	スナップショットがとられた日時。
CONNECTION_STATUS	VARCHAR(10)	connection_status - 接続状況。このインターフェースは、sqlmon.h での定義に基づくテキスト ID を戻します。これは次のいずれかです。 `INACTIVE` `ACTIVE` `CONGESTED`
TOTAL_BUFFERS_SENT	BIGINT	total_buffers_sent - 送信された FCM バッファーの合計
TOTAL_BUFFERS_RCVD	BIGINT	total_buffers_rcvd - 受信された FCM バッファーの合計
DBPARTITIONNUM	SMALLINT	dbpartitionnum - データベース・パーティション番号モニター・エレメント
FCM_DBPARTITIONNUM	SMALLINT	データの送信先または受信元のデータベース・パーティション番号 (TOTAL_BUFFERS_SENT および TOTAL_BUFFERS_RCVD 列ごとに)。
MEMBER	SMALLINT	member - データベース・メンバー・モニター・エレメント
FCM_MEMBER	SMALLINT	(TOTAL_BUFFERS_SENT 列および TOTAL_BUFFERS_RCVD 列のとおり) データの送信または受信が行われたメンバー。