U

uid_sql_stmts 実行された更新/挿入/削除 SQL ステートメント : モニター・エレメント

実行された SQL UPDATE、INSERT、および DELETE ステートメントの数。

表 1. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase 基本
アプリケーション appl 基本
スナップショット・モニターの場合、このカウンターはリセットできます。
表 2. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース event_db 常に収集される
接続 event_conn 常に収集される
使用法
このエレメントを使用すると、 アプリケーション・レベルまたはデータベース・レベルのデータベース・アクティビティーのレベルを判別できます。
次の公式を使用すると、すべてのステートメントに対する UPDATE、 INSERT および DELETE ステートメントの比率を計算できます。
 
   uid_sql_stmts
 / (static_sql_stmts + dynamic_sql_stmts )

この情報は、アプリケーションのアクティビティーおよびスループットの分析に役立ちます。

unread_prefetch_pages - 読み取り不能プリフェッチ・ページ : モニター・エレメント

プリフェッチャーが読み取ったが、一度も使用されなかったページの数を示します。

表 3. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集コマンドおよびレベル
MON_GET_BUFFERPOOL 表関数 - バッファー・プール・メトリックの取得 DATA OBJECT METRICS BASE
MON_GET_TABLESPACE 表関数 - 表スペース・メトリックの取得 DATA OBJECT METRICS BASE
表 4. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase バッファー・プール
表スペース tablespace バッファー・プール
バッファー・プール bufferpool バッファー・プール
アプリケーション appl バッファー・プール
スナップショット・モニターの場合、このカウンターはリセットできます。
表 5. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース event_db 常に収集される
表スペース event_tablespace 常に収集される
接続 event_conn 常に収集される

使用法

ページ数が多い場合、プリフェッチャーは、 使用されないページをバッファー・プール内に読み込むことで不必要な入出力を行うことがあります。

uow_comp_status 作業単位完了状況 : モニター・エレメント

作業単位の状況およびそれが停止したときの状況。

エレメント ID
uow_comp_status
エレメント・タイプ
情報
表 6. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl 作業単位
DCS アプリケーション dcs_appl 基本
表 7. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
トランザクション event_xact 常に収集される
使用法
このエレメントを使用すると、作業単位が終了した原因がデッドロックによるものか、 または異常終了によるものかを判別できます。 次の原因が考えられます。
  • コミット・ステートメントによりコミットされた。
  • ロールバック・ステートメントによりロールバックされた。
  • デッドロックによりロールバックされた。
  • 異常終了によりロールバックされた。
  • アプリケーションの正常終了によりコミットされた。
  • 進行中であった作業単位に対する FLUSH EVENT MONITOR コマンドの結果が不明。
注: API ユーザーは、 データベース・システム・モニターの定数の定義が含まれているヘッダー・ファイル (sqlmon.h) を参照してください。

uow_completed_total - 完了済みの合計作業単位 : モニター・エレメント

コミットまたはロールバックされて完了した作業単位の合計数。

表 9. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (メトリック文書に報告されます) 常に収集される
統計 event_wlstats (メトリック文書に報告されます) 常に収集される

使用法

このモニター・エレメントが WLM_GET_SERVICE_SUBCLASS_STATS 関数または WLM_GET_WORKLOAD_STATS 関数によって戻される場合、統計を最後にリセットして以降に完了した作業単位の合計数を表します。

このモニター・エレメントが MON_SAMPLE_SERVICE_CLASS_METRICS 関数または MON_SAMPLE_WORKLOAD_METRICS 関数によって戻される場合、関数が実行されて以降に完了した作業単位の合計数を表します。

uow_elapsed_time 最新の作業単位の経過時間 : モニター・エレメント

最後に完了した作業単位の実行経過時間。

エレメント ID
uow_elapsed_time
エレメント・タイプ
time
表 10. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl 作業単位、 タイム・スタンプ
DCS アプリケーション dcs_appl 作業単位、 タイム・スタンプ

使用法

作業単位の完了にかかる時間の標識として、このエレメントを使用します。

このエレメントは、秒およびマイクロ秒 (100 万分の 1 秒) の単位で消費時間を報告する 2 つのサブエレメントで構成されています。このモニター・エレメントの名前に「_s」と「_ms」を追加したものがサブエレメントの名前になります。このモニター・エレメントの消費時間の合計を取得するには、2 つのサブエレメントの値を合計する必要があります。例えば、「_s」サブエレメントの値が 3 で、「_ms」サブエレメントの値が 20 の場合、モニター・エレメントの消費時間の合計は 3.00002 秒です。

uow_id 作業単位 ID : モニター・エレメント

作業単位の ID。 作業単位 ID は、アプリケーション・ハンドル内で固有です。

表 12. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
ロッキング - 常に収集される
作業単位 - 常に収集される
アクティビティー event_activity 常に収集される
アクティビティー event_activitystmt 常に収集される
アクティビティー event_activityvals 常に収集される
アクティビティー event_activitymetrics ACTIVITY METRICS BASE
しきい値違反 event_thresholdviolations 常に収集される
変更履歴 ddlstmtexectxncompletion 常に収集される

使用法

このエレメントを他のアクティビティー履歴エレメントと一緒に使用すると、アクティビティーの動作の分析をすることができます。

さらにこのエレメントを activity_id および appl_id モニター・エレメントと一緒に使用すると、アクティビティーを一意的に識別できます。

uow_lifetime_avg - 作業単位の平均存続期間 : モニター・エレメント

作業単位の平均存続期間。ミリ秒で計測されます。

表 14. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (メトリック文書に報告されます) 常に収集される
統計 event_wlstats (メトリック文書に報告されます) 常に収集される

使用法

このモニター・エレメントが WLM_GET_SERVICE_SUBCLASS_STATS 関数または WLM_GET_WORKLOAD_STATS 関数によって戻される場合、統計を最後にリセットして以降の作業単位の平均存続期間を示します。

このモニター・エレメントが MON_SAMPLE_SERVICE_CLASS_METRICS 関数または MON_SAMPLE_WORKLOAD_METRICS 関数によって戻される場合、関数が実行されて以降の作業単位の平均存続期間を表します。

uow_lock_wait_time - ロック待機中の作業単位の合計時間 : モニター・エレメント

この作業単位がロックの待機に要した合計経過時間。 値はミリ秒単位で示されます。

エレメント ID
uow_lock_wait_time
エレメント・タイプ
カウンター
表 15. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl 作業単位
使用法
このエレメントは、リソース競合問題の重大度を判別するときに利用できます。

uow_log_space_used - 使用されている作業単位ログ・スペース: モニター・エレメント

モニター対象のアプリケーションで現行作業単位に使用されているログ・スペースの量 (バイト単位)。

表 16. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 常に収集される
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される
表 17. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl 作業単位
表 18. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
トランザクション event_xact 常に収集される
作業単位 - 常に収集される

使用法

このエレメントを使用すると、作業単位レベルでのロギングの所要量を把握することができます。

uow_start_time - 作業単位開始タイム・スタンプ : モニター・エレメント

作業単位が最初にデータベース・リソースを要求した日時。

表 19. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 常に収集される
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される
表 20. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl 作業単位、 タイム・スタンプ
DCS アプリケーション dcs_appl 作業単位、 タイム・スタンプ
表 21. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
作業単位 - -
トランザクション event_xact -

使用法

このリソース要求は、その作業単位で SQL ステートメントを初めて実行したときに発生します。
  • 最初の作業単位の場合は、conn_complete_time の後の最初のデータベース要求 (SQL ステートメントの実行) の時刻。
  • その後の作業単位の場合は、 前回の COMMIT または ROLLBACK の後の最初のデータベース要求 (SQL ステートメントの実行) の時刻。
注:SQL リファレンス」は、 作業単位の境界を COMMIT または ROLLBACK のポイントとして定義します。

データベース・システム・モニターでは、 COMMIT/ROLLBACK とその作業単位定義から出される次の SQL ステートメントまでの経過時間を除外します。 この測定方式により、データベース・マネージャーがデータベース要求の処理に要する時間を、 その作業単位の最初の SQL ステートメント以前にアプリケーション・ロジック内で要する時間とは切り離して反映します。 作業単位の経過時間には、 作業単位内で SQL ステートメント間のアプリケーション・ロジックを実行する時間が含まれます。

このエレメントと uow_stop_time モニター・エレメントを組み合わせると、作業単位の合計経過時間を計算できます。prev_uow_stop_time モニター・エレメントと組み合わせると、作業単位間にアプリケーションで要した時間を計算できます。

uow_stop_timeprev_uow_stop_time モニター・エレメントを組み合わせると、 SQL リファレンスの定義による作業単位の経過時間を計算できます。

uow_status 作業単位の状況 : モニター・エレメント

作業単位の状況。

エレメント ID
uow_status
エレメント・タイプ
情報
表 22. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
トランザクション event_xact 常に収集される
使用法
このエレメントを使用すると、作業単位の状況を判別できます。 API ユーザーは、 データベース・システム・モニターの定数の定義が含まれているヘッダー・ファイル sqlmon.h を参照してください。

uow_stop_time 作業単位停止タイム・スタンプ : モニター・エレメント

最新の作業単位が完了した日時。 これが起こるのはデータベースの変更がコミットまたはロールバックされたときです。

表 23. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl 作業単位、 タイム・スタンプ
DCS アプリケーション dcs_appl 作業単位、 タイム・スタンプ
表 24. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
作業単位 - -

使用法

このエレメントと prev_uow_stop_time モニター・エレメントを組み合わせて使用すると、COMMIT/ROLLBACK ポイント間の合計経過時間を計算できます。uow_start_time モニター・エレメントと組み合わせると、前回の作業単位の経過時間を計算できます。

タイム・スタンプの内容は、次のように設定されます。
  • アプリケーションが 1 つの作業単位を完了し、(uow_start_time モニター・エレメントで定義されたように) 新しい作業単位をまだ開始していない場合、このエレメントは有効な非ゼロタイム・スタンプをレポートします。
  • アプリケーションが作業単位を実行中の場合は、このエレメントがゼロをレポートします。
  • アプリケーションがデータベースに初めて接続すると、このエレメントは conn_complete_time モニター・エレメントの値に設定されます。

新しい作業単位が開始すると、このエレメントの内容は、prev_uow_stop_time モニター・エレメントに移動します。

uow_throughput - 作業単位スループット : モニター・エレメント

1 秒単位の作業単位数で計測される、作業単位完了数。

表 26. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (メトリック文書に報告されます) 常に収集される
統計 event_wlstats (メトリック文書に報告されます) 常に収集される

使用法

このモニター・エレメントが WLM_GET_SERVICE_SUBCLASS_STATS 関数または WLM_GET_WORKLOAD_STATS 関数によって戻される場合、統計を最後にリセットして以降の作業単位スループットを表します。

このモニター・エレメントが MON_SAMPLE_SERVICE_CLASS_METRICS 関数または MON_SAMPLE_WORKLOAD_METRICS 関数によって戻される場合、関数が実行されて以降の作業単位スループットを表します。

uow_total_time_top - UOW 合計時間の最上位 : モニター・エレメント

作業単位の存続時間の最高水準点 (ミリ秒)。

表 27. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
WLM_GET_SERVICE_SUBCLASS_STATS 表関数 - サービス・サブクラスの統計を戻す 常に収集される
WLM_GET_WORKLOAD_STATS 表関数 - ワークロード統計を戻す 常に収集される
表 28. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_wlstats 常に収集される
統計 event_scstats 常に収集される

使用法

このエレメントを使用すると、UOWTOTALTIME しきい値が有効であるかどうか、また、そのようなしきい値の構成方法を判別する助けになります。

サービス・クラスでは、サービス・クラスの COLLECT AGGREGATE ACTIVITY DATA が NONE に設定されている場合、このモニター・エレメントは -1 を返します。

ワークロードでは、ワークロードの COLLECT AGGREGATE ACTIVITY DATA が NONE に設定されている場合、このモニター・エレメントは -1 を返します。

サービス・クラスの場合、この最高水準点はワークロードが割り当てたサービス・クラス用に計算されます。アクティビティーのサービス・クラスを変更する作業アクション・セットのどのマッピングもこの最高水準点に影響しません。

update_sql_stmts 更新回数 : モニター・エレメント

このエレメントには、フェデレーテッド・サーバー・インスタンスの開始時点か、またはデータベース・モニター・カウンターの最後のリセット時点以降に、いずれかのアプリケーションに代わってフェデレーテッド・サーバーがこのデータ・ソースに UPDATE ステートメントを発行した合計回数が含まれています。

表 29. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase_remote 基本
アプリケーション appl_remote 基本
スナップショット・モニターの場合、このカウンターはリセットできます。
使用法
このエレメントを使用すると、 フェデレーテッド・サーバーまたはアプリケーションによりこのデータ・ソースに対して行われたデータベース・アクティビティーのレベルを判別できます。
このエレメントを使用すると、次の公式を使用して、 フェデレーテッド・サーバーまたはアプリケーションによるこのデータ・ソースへの書き込みアクティビティーのパーセンテージも判別できます。
   書き込みアクティビティー =
     (INSERT ステートメント + UPDATE ステートメント + DELETE ステートメント) /
     (SELECT ステートメント + INSERT ステートメント + UPDATE ステートメント +
     DELETE ステートメント)

update_time 更新応答時間 : モニター・エレメント

このエレメントには、フェデレーテッド・サーバー・インスタンスの開始時点か、またはデータベース・モニター・カウンターの最後のリセット時点以降に、このフェデレーテッド・サーバー・インスタンス上で実行されているすべてのアプリケーションまたは単一アプリケーションからの UPDATE に対して、このデータ・ソースが応答に要した合計時間が含まれています (ミリ秒単位)。

表 30. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase_remote タイム・スタンプ
アプリケーション appl_remote タイム・スタンプ
スナップショット・モニターの場合、このカウンターはリセットできます。

応答時間とは、 フェデレーテッド・サーバーが UPDATE ステートメントをデータ・ソースにサブミットしてからデータ・ソースが UPDATE を処理したことをフェデレーテッド・サーバーに応答するまでの時間です。

使用法
このエレメントを使用すると、 このデータ・ソースに対する UPDATE が処理されるのを待機するために生じた実際の時間を判別できます。 この情報は、キャパシティー・プランニングおよびチューニングを行うときに便利です。

usage_list_last_state_change - 最後の状態変更のモニター・エレメント

usage_list_state モニター・エレメントの値が最後に変更された時刻を示すタイム・スタンプ。

表 31. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_USAGE_LIST_STATUS 表関数 - 使用リストの状況を返す 常に収集される

usage_list_last_updated - 使用リストの最終更新モニター・エレメント

特定のセクションが最後に更新された時刻を示すタイム・スタンプ。 セクションは、executable_idmon_interval_id モニター・エレメントの値によって表されます。

表 32. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_INDEX_USAGE_LIST 表関数 - 索引使用リストの情報を返す 常に収集される
MON_GET_TABLE_USAGE_LIST 表関数 - 表使用リストからの情報を返す 常に収集される

usage_list_mem_size - 使用リスト・メモリー・サイズのモニター・エレメント

特定の使用リストに割り振られているメモリーの総量 (キロバイト単位)。

表 33. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_USAGE_LIST_STATUS 表関数 - 使用リストの状況を返す 常に収集される

usage_list_num_references - 参照回数モニター・エレメント

特定のセクションが 使用リストに追加されて以降、そのセクションが特定のオブジェクトを参照した合計回数。

表 35. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_INDEX_USAGE_LIST 表関数 - 索引使用リストの情報を返す 常に収集される
MON_GET_TABLE_USAGE_LIST 表関数 - 表使用リストからの情報を返す 常に収集される

usage_list_num_ref_with_metrics - メトリックに関する参照回数のモニター・エレメント

特定のセクションが 使用リストに追加され、統計が収集されて以降、そのセクションが特定のオブジェクトを参照した合計回数。

表 36. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_INDEX_USAGE_LIST 表関数 - 索引使用リストの情報を返す 常に収集される
MON_GET_TABLE_USAGE_LIST 表関数 - 表使用リストからの情報を返す 常に収集される

usage_list_schema - 使用リスト・スキーマのモニター・エレメント

使用リストのスキーマの名前。

表 37. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_INDEX_USAGE_LIST 表関数 - 索引使用リストの情報を返す 常に収集される
MON_GET_TABLE_USAGE_LIST 表関数 - 表使用リストからの情報を返す 常に収集される
MON_GET_USAGE_LIST_STATUS 表関数 - 使用リストの状況を返す 常に収集される

usage_list_state - 使用リストの状態のモニター・エレメント

特定の使用リストの状態。

可能な値は、以下のとおりです。
A
アクティブ。
F
アクティブ化に失敗しました。
I
非アクティブ。
P
アクティブ化の処理中。
表 39. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_USAGE_LIST_STATUS 表関数 - 使用リストの状況を返す 常に収集される

usage_list_used_entries - 使用リストの使用された項目のモニター・エレメント

使用リストに現在含まれている 項目の数。使用リストが 非アクティブ状態である場合、このモニター・エレメントは、 この使用リストのモニターが最後にアクティブだったときに、使用リストに含まれていた 項目の数を示します。

表 40. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_USAGE_LIST_STATUS 表関数 - 使用リストの状況を返す 常に収集される

usage_list_wrapped - 使用リスト折り返しインディケーターのモニター・エレメント

特定の使用リストが 折り返されているかどうかを示すインディケーター。使用リストが満杯になった場合、 デフォルトの動作として項目が折り返されます。つまり、 最も古い項目は、最新の項目に置き換えられます。

可能な値は Y および N です。

表 41. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_USAGE_LIST_STATUS 表関数 - 使用リストの状況を返す 常に収集される

user_cpu_time ユーザー CPU 時間 : モニター・エレメント

データベース・マネージャーのエージェント・プロセス、作業単位、 またはステートメントで使用されたユーザー CPU 時間の合計 (秒およびマイクロ秒単位)。 表に書き込むイベント・モニターの場合、 このエレメントの値は、BIGINT データ・タイプを使用して、マイクロ秒単位で示されます。

ステートメント・モニター・スイッチまたはタイム・スタンプ・スイッチがオンになっていない場合は、このエレメントは収集されず、代わりに -1 が書き込まれます。

表 42. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
接続 event_conn 常に収集される
トランザクション event_xact 常に収集される
ステートメント event_stmt 常に収集される
アクティビティー event_activity 常に収集される

使用法

このエレメントと CPU 時間に関連する他のエレメントを組み合わせて使用すると、 アプリケーション内のアクティビティーのレベルがわかります。 また、さらに調整するとその効果が得られる可能性があるアプリケーションを識別できます。

注: ユーザーのオペレーティング・システムでこの情報が利用できないとき、このエレメントは 0 に設定されます。
注: DB2® システムが統計を収集する際の細分度の違いのために、total_exec_time モニター・エレメントの値が、system_cpu_time モニター・エレメントの値と user_cpu_time モニター・エレメントの値の合計と等しくならないことがあります。この場合、system_cpu_time モニター・エレメントと user_cpu_time モニター・エレメントの合計の方が実際の実行時間の合計を正確に反映しています。

utility_dbname ユーティリティーで操作されるデータベース : モニター・エレメント

ユーティリティーで操作されているデータベース。

表 43. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー utility_info 基本

utility_description ユーティリティー記述 : モニター・エレメント

ユーティリティーが実行している作業を簡潔に示す記述。 例えば、rebalance 呼び出しに「Tablespace ID: 2」が含まれている場合、このリバランサーが ID 2 の表スペースに対して機能していることを示します。 このフィールドのフォーマットはユーティリティー・クラスに依存し、リリースごとに変更される可能性があります。
表 44. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー utility_info 基本

utility_detail - ユーティリティー詳細のモニター・エレメント

このエレメントには、ユーティリティーが実行する処理の要旨が入っています。

表 45. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
変更履歴 UTILSTART 常に収集される

使用法

ユーティリティーが実行している作業の要旨。ユーティリティーに指定されている一部のオプションを含みます。 例えば、REORG を起動するためのレコードには、部分的に再構成されたコマンド・ストリングが含まれます。 これには、アクセス・モードなど、ユーティリティーが使用するさまざまなオプションの一部が含まれます。 このフィールドのフォーマットはユーティリティーのタイプに依存し、リリースごとに変更される可能性があります。

utility_id ユーティリティー ID : モニター・エレメント

ユーティリティー呼び出しに対応するユニーク ID。

表 46. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集コマンドおよびレベル
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される
WLM_GET_WORKLOAD_OCCURRENCE _ACTIVITIES 表関数 - アクティビティーのリストを戻す 常に収集される
表 47. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー utility_info 基本

utility_invocation_id - ユーティリティー呼び出し ID のモニター・エレメント

ユーティリティー呼び出しに対応するユニーク ID。

表 48. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・エレメントの収集レベル
変更履歴 changesummary
utillocation
utilphase
utilstart
utilstop
常に収集される

使用法

utility_invocation_id は、特定のユーティリティー呼び出しを一意的に識別するバイナリー・トークンです。 utility_invocation_id は、ユーティリティーを実行している全メンバーで同じです。 utility_invocation_id の固有性は、データベースの非アクティブ化、再活動化、およびメンバーのシャットダウンが行われても維持されます。このため、特定のユーティリティー呼び出しに対応するすべてのイベント・モニター・レコードを迅速に識別することができます。

utility_invoker_type - ユーティリティー呼び出し側タイプ : モニター・エレメント

このエレメントは、ユーティリティーが起動された方法を説明しています。

表 49. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー utility_info 基本
表 50. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
変更履歴 utilstart 常に収集される

使用法

このエレメントを使用すると、ユーティリティーが呼び出された方法を判別できます。例えば、このエレメントを使用すると、ユーティリティーが DB2 によって自動的に呼び出されたか、またはユーザーによって呼び出されたかを判別できます。以下のリストにある、このエレメントの値は、sqlmon.h で定義されています。
API 定数 ユーティリティー
SQLM_UTILITY_INVOKER_USER ユーティリティーはユーザーによって呼び出されました。
SQLM_UTILITY_INVOKER_AUTO ユーティリティーは DB2 によって自動的に呼び出されました。
変更履歴イベント・モニターでは、 このエレメントはユーティリティーが呼び出された方法を示します。
USER
ユーティリティーはユーザーによって呼び出されました。
AUTO
ユーティリティーは DB2 によって自動的に呼び出されました。

utility_operation_type - ユーティリティー操作のタイプのモニター・エレメント

ユーティリティー操作のタイプを指定します。

表 51. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
変更履歴 UTILSTART 常に収集される

使用法

変更履歴イベント・モニターでは、このエレメントには、開始されたユーティリティー・イベント (UTILITY_TYPE) に関する詳細が入っています。

UTILITY_TYPE が BACKUP の場合は、以下のいずれかです。
D
差分
I
増分
F
完全
UTILITY_TYPE が LOAD の場合は、以下のいずれか。
I
挿入
R
置換
S
再起動
T
終了
UTILITY_TYPE が MOVETABLE の場合は、以下のいずれか。
A
取り消し
C
コピー
I
初期化
L
クリーンアップ
M
移動
R
再生
S
スワップ
V
検証
UTILITY_TYPE が REDISTRIBUTE の場合は、以下のいずれか。
A
打ち切り
C
続行
D
デフォルト
T
ターゲット・マップ
UTILITY_TYPE が REORG の場合は、以下のいずれか。
A
すべての表索引の再編成
I
索引の再編成
N
インプレース表再編成
R
表再利用エクステントの再編成
T
従来の表再編成
UTILITY_TYPE が RESTORE の場合は、以下のいずれかです。
A
自動増分
B
増分打ち切り
F
完全
M
手動増分
UTILITY_TYPE が ROLLFORWARD の場合は、以下のいずれかです。
E
ログの最後
P
特定の時点
UTILITY_TYPE が RUNSTATS の場合は、以下のいずれかです。
A
表にあるすべての索引
I
索引
T

utility_phase_detail - ユーティリティー・フェーズ詳細のモニター・エレメント

このエレメントは将来の利用のために予約済み。

表 52. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
変更履歴 UTILPHASE 常に収集される

utility_phase_type - ユーティリティー・フェーズ・タイプのモニター・エレメント

ユーティリティー・フェーズ・タイプを示します。

表 53. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
変更履歴 UTILPHASE 常に収集される

使用法

変更履歴イベント・モニターでは、utility_type エレメントが BACKUP の場合、フェーズ・タイプは以下です。
BACKUPTS
バックアップ表スペース

utility_priority ユーティリティー優先度 : モニター・エレメント

ユーティリティー優先度は、 スロットルされたピアに関連したスロットル・ユーティリティーの相対的な重要度を指定します。 優先度 0 は、ユーティリティーがスロットルされずに実行されることを意味します。 非ゼロの優先度は 1 から 100 の範囲にする必要があります。 100 は最高の優先度、1 は最低の優先度です。

表 54. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー utility_info 基本
表 55. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
変更履歴 utilstart 常に収集される

utility_start_time ユーティリティー開始時刻 : モニター・エレメント

現在のユーティリティーがもともと呼び出された日付と時刻。

表 56. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー utility_info 基本

utility_start_type - ユーティリティー開始タイプのモニター・エレメント

このエレメントは、ユーティリティーが開始された方法を示します。

表 57. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
変更履歴 UTILSTART 常に収集される

使用法

変更履歴イベント・モニターの場合、ユーティリティー開始情報は以下のいずれかです。
  • RESUME
  • START

utility_state - ユーティリティー状態 : モニター・エレメント

このエレメントは、ユーティリティーの状態を示します。

エレメント ID
utility_state
エレメント・タイプ
情報
表 58. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー utility_info 基本
使用法
このエレメントを使用して、アクティブ・ユーティリティーの状態を判別できます。以下のリストにある、このフィールドの値は、sqlmon.h で定義されています。
API 定数 説明
SQLM_UTILITY_STATE_EXECUTE ユーティリティーは実行されています。
SQLM_UTILITY_STATE_WAIT ユーティリティーは、進行を再開する前にイベントが発生するのを待機しています。
SQLM_UTILITY_STATE_ERROR ユーティリティーは、エラーを検出しました。

utility_stop_type - ユーティリティー停止タイプのモニター・エレメント

このエレメントは、ユーティリティーが停止された方法を示します。

表 59. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
変更履歴 UTILSTOP 常に収集される

使用法

変更履歴イベント・モニターでは、ユーティリティーは以下のいずれかの方法で停止されました。
  • PAUSE
  • STOP