-901 UNSUCCESSFUL EXECUTION CAUSED BY A SYSTEM ERROR THAT DOES NOT PRECLUDE THE SUCCESSFUL EXECUTION OF SUBSEQUENT SQL STATEMENTS
説明
現行の SQL ステートメントの正常な実行を妨げるシステム・エラーが発生しました。
UNSUCCESSFUL EXECUTION CAUSED BY A SYSTEM ERROR THAT DOES NOT PRECLUDE THE SUCCESSFUL EXECUTION OF SUBSEQUENT SQL STATEMENTS accelerator-info
- accelerator-info
- アクセラレーター・サーバーから返されたエラー・メッセージ。
SQL ステートメントがアクセラレーター・サーバーに送信された照会でない場合は、このエラーの原因として以下が考えられます。
- ステートメント長: SQL ステートメントの長さが 0 未満であるか、またはステートメントの許可された最大長を超えています。
- 分散コミット処理: 分散コミット処理で、エラーが検出されました。分散 2 フェーズ・コミットをサポートする作業単位のすべてのサーバーが、その作業単位をバックアウトしています。分散 2 フェーズ・コミットをサポートしないサーバーが、 その作業単位で更新を行っている場合は、そのサーバーについて照会を出し、 その更新がコミットまたはバックアウトされたかどうかを判別する必要があります。
- 未完了のポストプロセッシング作業: トランザクションは打ち切られます。コミットは失敗しました。未完了のポストプロセッシングの一般的な原因は以下のとおりです。
- 行のパーティションを変更する更新
- リソースの可用性
- 保留カーソルの存在
- 固有性制約の違反
SQL ステートメントがアクセラレーター・サーバーに送信された照会である場合は、アクセラレーター・サーバーが照会を実行できなかったことが原因で、エラーが返されます。
システムの処置
このステートメントを処理することはできません。 アプリケーションについて X'04E' 異常終了が要求されることがあります。アプリケーション・プログラムでは、このような異常終了からリカバリーするためのリカバリー・ルーチンを もつことができ、SQL ステートメントを再試行することができます。
このエラーは、それ以降の SQL ステートメントの正常な実行を妨げるものではありません。
プログラマーの応答
異常終了が起こった場合は、システム・プログラマーに通知し、 この戻りコードが出される原因となった異常終了を分析するよう依頼してください。 異常終了が起こった場合でも、この戻りコードを受け取ったアプリケーション・プログラムは 再試行することができ、それ以降の SQL ステートメントの実行を禁止されません。
コミット中にエラーが発生した場合は、システム・オペレーター・コンソールに通知される情報、または Db2® ssnmMSTR アドレス・スペース・ジョブ・ログで、リソース使用不可に関する詳細情報を調べて、リソース使用不可問題が原因でポストプロセッシングのコミットが完了していないのかどうかを判別してください。
アクセラレーター・サーバーに送信された照会についてのエラーが発生した場合は、SQL ステートメントに論理エラーが含まれているかどうかを確認してください。SQL ステートメントの論理エラーの例は、ゼロ除算となる除算演算です。エラーの原因がアプリケーションではないと判断される場合は、IBM ソフトウェア・サポートに連絡して、accelerator-info トークンの値を伝えてください。
SQLSTATE
58004