-601 THE NAME (VERSION OR VOLUME SERIAL NUMBER) OF THE OBJECT TO BE DEFINED OR THE TARGET OF A RENAME STATEMENT IS IDENTICAL TO THE EXISTING NAME (VERSION OR VOLUME SERIAL NUMBER) object-name OF THE OBJECT TYPE object-type
説明
同じタイプのオブジェクトに既に名前が使用されているため、オブジェクトの命名が失敗しました。
- object-name
- オブジェクトの名前。
- object-type
- オブジェクトのタイプ。
このメッセージは、(中でも以下の例のような) さまざまなシチュエーションで出される可能性があります。
- ALTER ステートメント
- ALTER ステートメントがオブジェクトを変更しようとしました。
- object-type=TABLE
- ALTER ステートメントがクローン表を追加しようとしましたが、同名の同じタイプのオブジェクトが、 カタログ表 SYSIBM.SYSPENDINGOBJECTS に既に存在します。
object-type=VERSION
ALTER ステートメントが新しいバージョンの SQL ルーチンまたは拡張トリガーの定義を試みましたが、指定したバージョン ID は、示されたオブジェクトに既に存在します。
- object-type=VOLUME
- ALTER ステートメントがストレージ・グループにボリューム名の追加を試みましたが、 そのボリューム通し番号を持つボリュームはストレージ・グループに既に存在します。
- CREATE ステートメント
- CREATE ステートメントで、
タイプ object-type の
オブジェクト object-name の作成が試みられましたが、
同名の同じタイプのオブジェクトが既に Db2® サブシステムに
定義されています。
同名の同じタイプのオブジェクトがカタログ表 SYSIBM.SYSPENDINGOBJECTS に 既に存在するため、CREATE ステートメントが失敗しました。
- object-type=CONSTRAINT
- オブジェクト名が CREATE または ALTER TABLE のいずれかのステートメントの FOREIGN KEY 文節、CHECK 文節、PRIMARY KEY 文節、または UNIQUE 文節で指定されました。表で定義される参照整合、チェック制約、1 次キー、 およびユニーク・キーの制約の名前は、すべて固有でなければなりません。
- object-type=DISTINCT TYPE
- CREATE DISTINCT TYPE ステートメントが失敗した場合、CREATE DISTINCT TYPE ステートメントに指定された特殊タイプ名と同じ名前のユーザー定義タイプが既に存在します。
- object-type=FUNCTION
- CREATE FUNCTION ステートメントが失敗した場合、CREATE FUNCTION ステートメントに指定された名前と同じ名前のルーチンが既に存在します。
CREATE DISTINCT TYPE ステートメントが失敗した場合、CREATE DISTINCT TYPE ステートメントで指定された特殊タイプと同じ名前のユーザー定義関数が既に存在します。
SQL 関数の特定のバージョンでエラーが発生した場合、object-name トークンが、その関数の名前とバージョンを function-name VERSION version-id 形式で返すことがあります。
- object-type=INDEX
- CREATE INDEX ステートメントが失敗した場合、CREATE INDEX ステートメントに指定された名前と同じ名前の索引が既に存在します。
- object-type=JAR
- プロシージャー SQLJ.INSTALL_JAR の呼び出しが失敗した場合、プロシージャー SQLJ.INSTALL_JAR の呼び出しで指定された名前と同じ名前の JAR が既に存在します。
- object-type=MASK
- CREATE MASK ステートメントが失敗した場合は、列マスク名が、現行サーバーに既に存在している列マスクを示します。
- object-type=PERMISSION
- CREATE PERMISSION ステートメントが失敗した場合は、行の許可の名前が、現行サーバーに既に存在している行の許可を示します。
- object-type=PROCEDURE
- CREATE PROCEDURE ステートメントが失敗した場合、CREATE PROCEDURE ステートメントに指定された名前と同じ名前のルーチンが既に存在します。 SQL プロシージャーの CREATE PROCEDURE ステートメントが失敗した場合、暗黙的または明示的に指定された外部名と同じ名前を持つ SQL プロシージャーが既に存在している可能性があります。
- object-type=ROLE
- CREATE ROLE ステートメントが失敗した場合、CREATE ROLE ステートメントに指定された名前と同じ名前のロールが既に存在します。
- object-type=SEQUENCE
- CREATE SEQUENCE ステートメントが失敗した場合、CREATE SEQUENCE ステートメントに指定されたシーケンス名と同じ名前のシーケンスが既に存在します。
- object-type=TABLE
- CREATE ALIAS ステートメントが失敗した場合、CREATE ALIAS ステートメントに指定された別名が、指定された表名またはビュー名と同じです。表が Db2 サブシステムに 存在していない可能性があります。
- object-type=TRIGGER
- CREATE TRIGGER ステートメントが失敗した場合、CREATE TRIGGER ステートメントに指定された名前と同じ名前のトリガーが既に存在します。
トリガーの特定のバージョンでエラーが発生した場合、object-name トークンが、そのトリガーの名前とバージョンを trigger-name VERSION version-id 形式で返すことがあります。
- object-type=TRUSTED CONTEXT
- CREATE TRUSTED CONTEXT ステートメントが失敗した場合、CREATE TRUSTED CONTEXT ステートメントに指定された名前と同じ名前のトラステッド・コンテキストが既に存在します。
- object-type=VARIABLE
- CREATE VARIABLE ステートメントが失敗した場合は、CREATE VARIABLE ステートメントで指定されたグローバル変数の名前が、このサーバーに既に存在しているグローバル変数の名前と同じです。
- object-type=VIEW
- CREATE ALIAS ステートメントが失敗した場合、CREATE ALIAS ステートメントに指定された別名が、指定された表名またはビュー名と同じです。ビューが Db2 サブシステムに 存在していない可能性があります。
- object-type=XSR SCHEMA
- プロシージャー SYSPROC.XSR_REGISTER の呼び出しが失敗した場合、プロシージャー SYSPROC.XSR_REGISTER の呼び出しで指定された名前と同じ名前の XSR XML スキーマが既に存在します。
- RENAME ステートメント
- ターゲット名と同じ名前のオブジェクトが、 カタログ表 SYSIBM.SYSPENDINGOBJECTS に既に存在します。
システムの処置
このステートメントを処理することはできません。
プログラマーの応答
既存のオブジェクトをドロップまたは除去するか、あるいは別の名前を選んでください。
object-type がデータ・セットの場合は、以下のいずれかの処置を考慮してください。
- ストレージ・グループ定義で、正しい統合カタログ機能カタログが指定されていることを確認します。ICF カタログは、SYSIBM.SYSSTOGROUP カタログ表の VCATNAME 列で識別されます。
- CREATE ステートメントを再試行する前に、データ・セットの IDCAMS DELETE を発行します。
SQLSTATE
42710
46002