-495   ESTIMATED PROCESSOR COST OF estimate-amount1 PROCESSOR SECONDS (estimate-amount2 SERVICE UNITS) IN COST CATEGORY cost-category EXCEEDS A RESOURCE LIMIT ERROR THRESHOLD OF limit- amount SERVICE UNITS

説明

動的な INSERT、UPDATE、MERGE、 DELETE、または SELECT SQL ステートメントを準備した結果、 リソース限定仕様表 (RLST) で指定されたエラーしきい値を超えるコスト推定値になりました。 このエラーは、Db2® コスト・カテゴリー値が「B」であり、RLST の RLF_CATEGORY_B 列で指定されたデフォルト・アクションがエラーを発行するとなっている場合にも発行されます。
estimate_amount1
準備された INSERT、UPDATE、MERGE、DELETE、 または SELECT ステートメントが実行された場合のコスト推定値 (プロセッサー秒数)。
estimate_amount2
準備された INSERT、UPDATE、MERGE、DELETE、 または SELECT ステートメントが実行された場合のコスト推定値 (サービス単位)。
cost-category
この SQL ステートメントの Db2 コスト区分。可能な値は A または B です。
limit-amount
RLST の RLFASUERR 列で指定されたエラーしきい値 (サービス単位)。 RLFASUERR 列に負の数値を入力した場合は、limit-amount のデフォルト値はゼロに設定されます。

システムの処置

動的な INSERT、UPDATE、MERGE、DELETE、 または SELECT ステートメントの準備は失敗しました。

ユーザーの処置

SQL ステートメントがプロセッサー・リソースを消費しすぎるために警告が出される場合は、 効率よく実行されるステートメントに書き直してください。 別の選択肢は RLST のエラーしきい値を増加させるように管理者に要請することです。

プログラマーの応答

コスト・カテゴリー値が「B」であるために SQLCODE が戻された場合は、 ステートメントがパラメーター・マーカーを使用しているか、 または一部の統計が参照された表および列で使用できない可能性があります。 管理者が参照テーブルに対しユーティリティー RUNSTATS を実行したことを確認してください。 ステートメントが実行されるときに UDF が呼び出されるか、 または、INSERT、UPDATE、MERGE、または DELETE ステートメントの場合、 変更テーブルにおいてトリガーが定義されている可能性があります。 このステートメントの DSN_STATEMNT_TABLE または IFCID 22 レコードを検査して、この SQL ステートメントがコスト・カテゴリー「B」に入れられている理由を確認してください。プログラムを変更できないか、または統計を取得できない場合は、RLST の RLF_CATEGORY_B 列の値を、ステートメントの実行を許可する「Y」に変更するか、エラーの代わりに警告を戻す「W」に変更するように管理者に要請してください。

SQLSTATE

57051