-30073   parameter subcode PARAMETER VALUE NOT SUPPORTED ERROR

説明

指定されたパラメーター値が、ローカル Db2® またはリモート・サーバーのいずれかでサポートされていません。

parameter は、2 バイト 16 進数 DDM コード・ポイントです。 有効なコード・ポイントの定義については、「Open Group Technical Standard, DRDA Version 3 Vol. 3: Distributed Data Management Architecture」を参照してください。 parameter の共通値には、下記が含まれます。
X'0035'
通常は、リクエスターから送信された単一バイト・コード化文字セット ID (CCSID) を Db2 サーバーがサポートしないこと、 またはサーバーから受信した単一バイト CCSID を Db2 リクエスターがサポートしないことを意味します。 詳細については、X'119C' を参照してください。
X'1144'
Db2 クライアントがパッケージのバージョンを指定し、DRDA サーバーがバージョンを サポートしない場合、DRDA サーバーはこのコード・ポイントを戻します。
X'119C'
サブコード情報に X'01' が含まれている場合は、 サーバーが使用したいと望んでいる単一バイト CCSID をリクエスターがサポートしません。 サブコード情報に X'02' が含まれている場合は、 リクエスターが使用したいと望んでいる単一バイト CCSID をサーバーがサポートしません。

リクエスター・システムおよびサーバー・システムの単一バイト CCSID を判別してください。 Db2 サブシステムの単一バイト CCSID は、DSNHDECP モジュールまたはユーザー提供のアプリケーション・デフォルト・モジュールに定義されています。一方のパートナーまたは両方のパートナーが誤った CCSID を使用しているか、 あるいはサポートを追加する必要があるかもしれません。

X'147A'
数値の入力ホスト変数が、Db2 でサポートされる範囲内にないと、 Db2 サーバーはこのコード・ポイントを戻すことがあります。 詳細については、SQLCODE -406 の説明を参照してください。
X'14AC'
DRDA クライアントが Db2 サーバーによってサポートされていない認証メカニズムを 必要とする場合は、Db2 サーバーはこのコード・ポイントを戻します。 詳細については、Db2 理由コード 00D3010E の説明を参照してください。
X'2110'
通常は、リクエスターが指定したサーバーのロケーション名が正しくないことを意味します。 サーバーは、リクエスターによるサーバー・ロケーション名の指定が正しくないこと、 およびロケーション名の長さがサーバーでサポートされる長さよりも長いことを示すことに よって応答します。 リクエスターまたはサーバーを変更して、ロケーション名を一貫させる必要があります。 Db2 システムのロケーション名は、 BSDS DDF レコードに定義されており、 DDF が始動されているときは DSNL004I コンソール・メッセージにも表示される可能性があります。
X'2120'
通常は、SQL ステートメント内での二重引用符ストリング区切り文字の使用を サーバーがサポートしないことを意味します。 Db2 COBOL アプリケーションでは、SQL ステートメント内で二重引用符ストリング区切り文字を 使用することができます。 このためには、プログラムを SQLDELIM(QUOTESQL) オプションを用いてプリコンパイルする必要があります。 サーバー・プロダクトが二重引用符 SQL ステートメント・ストリング区切り文字を サポートしない場合は、単一引用符 SQL ストリング区切り文字を使用するようにプログラムを変更し、 SQLDELIM(APOSTSQL) オプションを用いてプリコンパイルしなければなりません。
X'2121'
通常、SQL ステートメントで 10 進区切り文字として使用される 文字を指定するストリングに意味エラーがあることを意味しています。
X'213F'
サポートされていない値を DYNAMICRULES バインド・パラメーターに指定するバインド・コマンド または再バインド・コマンドをサーバーが処理中であったことを意味します。 サーバーが Db2 バージョン 3 システム ならば、DYNAMICRULES(RUN) を指定するか、DYNAMICRULES パラメーターを省略してください。

'subcode' は、2 つの異なる部分からなる 2 バイトの 16 進数で、 オプションとしてゼロとなることもあります。 (ゼロでない場合) 高位バイトは、エラーが検出された場所を示します。 エラーがローカル Db2 によって検出された場合は、 X'01' です。エラーがリモート・サーバーによって検出された場合は、X'02' です。 下位バイトは常にゼロです。

システムの処置

このコマンドまたは SQL ステートメントは拒否されます。 切り離しが行われました。

プログラマーの応答

サーバーとの接続は壊されており、このため、サーバーは作業単位をロールバックしています。 正常に実行できる SQL ステートメントは、ROLLBACK だけです。 しかし、リクエスターが COMMIT でこのエラーを検出した場合は、 作業単位がサーバーでコミットされているかロールバックされているかは不明です。

SQLSTATE

58017