-30025 EXECUTION FAILED BECAUSE FUNCTION IS NOT SUPPORTED BY THE SERVER WHICH CAUSED TERMINATION OF THE CONNECTION: LOCATION location PRODUCT ID identifier REASON reason-code (sub-code)
説明
現行の SQL ステートメントが、要求機能をサポートしていないサーバーに経路指定されたため、この SQL ステートメントは失敗しました。その後の SQL ステートメントの正常な実行を可能にする には、新たに接続が必要です。
- location-name
- 要求された機能を実行するために必要なデータベース・プロトコルをサポートできなかったサーバーの名前。
- identifier
- 以下のいずれかの形式のストリング:
- product-identifier
- product-identifier:clientapplcompat-value:package-applcompat-value
- product-identifier
- 製品を識別する英数字ストリング。製品 ID の形式は pppvvrrm です。ここで、ppp は 3 文字で構成される製品コード (Db2® の場合は DSN など)、vv はバージョン、rr はリリース、m はモディフィケーション・レベルです。例えば、DSN12015は、機能レベル 500 以上 の活動化後のDb2 12を示します。製品コード (ppp) は、以下のいずれかの値です。
- IBM Db2 Analytics Accelerator for z/OS®の場合は AQT
- DB2® Server for VSE & VMの場合は ARI
- Db2 for z/OSの場合は DSN
- IBM® Data Server Driver for JDBC and SQLJの場合は JCC
- DB2 for iの場合は QSQ
- Db2 for Linux, UNIX, and Windowsの場合は SQL
- 0
- 機能レベル 100 または 100*。
- 5
- 機能レベル 500 以上。
- clientapplcompat-value
- クライアント・アプリケーションによって指定されたクライアント・アプリケーション互換値:
- Java ドライバーを使用するアプリケーションでは、clientapplcompat-value は、Db2 for z/OS データ・サーバーへの接続における、clientApplcompat Connection または clientApplcompat DataSource プロパティーの値です。
- 他のクライアントまたはドライバー (CLI ドライバーなど) を使用するアプリケーションでは、clientapplcompat-value は、ClientApplCompat 構成キーワードの値です。
アプリケーションがクライアント・アプリケーション互換値を指定していない場合、この値はアスタリスク (*) になります。
- package-applcompat-value
- アプリケーション内の最初の SQL ステートメントを実行するために使用されたパッケージの APPLCOMPAT バインド・オプション値。
- reason-code
- 関数を識別する数値。可能な値は以下のとおりです。
- 0010
- LONG_STMTS
- 0020
- LONG255_IDS
- 0030
- EXTENDED_DESCRIBE
- 0040
- EXTENDED_DIAGNOSTICS
- 0050
- KEEP_DYNAMIC
- 0060
- UNICODE_CONVERSION
- 0070
- ROWSET_CURSOR
- 0080
- DYNAMIC_SCROLLABLE_CURSOR
- 0090
- FLEX_BLOCKING
- 0100
- PACKAGE_PATH
- 0110
- REOPT_ONCE
- 0120
- REOPT_ALWAYS
- 0130
- REOPT_NONE
- 0140
- SCROLL_ORIENTATION
- 0150
- DIV_SCALE
- 0160
- QUERY_INSTANCE
- 0170
- MULTIROW_INPUT
- 0180
- SQL_ATTRIBUTES
- 0190
- SQL_GET
- 0200
- SET
- 0210
- BIND_DEPLOY
- 0220
- DUP_QUERY_SEMANTICS
- 0230
- BINARY_XML_FORMAT
- 0240
- BIND_DEPLOY_FUNCTION
- 0600
- CLIENTAPPLCOMPAT_INCONSISTENCY
reason-code が 0600 である場合に実行するアクションに関する特殊な指示については、データベース管理者の応答を参照してください。
- sub-code
- ネットワーク内でエラーが検出された方法を示す 1 バイトの値。
該当する追加情報がない場合、この値は 0 です。
- '01'x
- リクエスターとして動作しているローカル Db2 がエラーを検出しました。 location-name および product-identifier に示された値は、エラーが発生したサーバーを識別します。
- '02'x
- サーバーがエラーを検出しました。location-name および product-identifier に示された値は、ローカル Db2 サーバーの場所およびレベルを識別します。
- '03'x または '04'x
- 中間サーバー (ホップ・サイト) がエラーを検出しました。location-name および product-identifier に示された値は、エラーが発生したサーバーを識別します。
システムの処置
このステートメントを処理することはできません。 現行の作業単位はロールバックされます。SQLCA はフォーマット設定されました。
プログラマーの応答
データベース管理者に連絡し、この SQLCODE が表示される原因となった SQL ステートメントの分析の支援を依頼してください。
問題判別
コードに示されていた reason-code 値を使用して、サポートされなかった機能を判別してください。 問題をさらに詳細に確認するには、sub-code 値を使用してください。
データベース管理者の応答
- identifier がフォーマット
product-identifier:clientapplcompat-value:package-applcompat-value である場合、clientapplcompat-value が
package-applcompat-value を超えています。
clientapplcompat-value は、package-applcompat-value 以下でなければなりません。
最小機能レベルが package-applcompat-value を超えている機能を、アプリケーションが使用しているかどうかを調べてください。 その後で、以下のアクションのいずれかを実行してください。
- より高いアプリケーション互換性設定を必要とする機能をアプリケーションが使用していない場合、クライアント・アプリケーション互換性設定を package-applcompat-value に変更してください。
- clientapplcompat-value を必要とする機能をアプリケーションが使用している場合、パッケージ・アプリケーション互換性が
clientapplcompat-value 以上である、IBM データ・サーバー・ドライバーまたはクライアントのバージョンを使用してください。
正しいアプリケーション互換性レベルにある、既存の IBM データ・サーバー・ドライバーまたはクライアント・パッケージを見つけるには、SYSIBM.SYSPACKAGES を照会してください。 パッケージが存在しない場合、ドライバー・パッケージまたはクライアント・パッケージをバインド/再バインドしてください。 ドライバーについてのみ、DSNTIJLC ジョブを使用してドライバー・パッケージのコピーを正しいアプリケーション互換性レベルでバインドするか、または DSNTIJLR ジョブを使用してドライバー・パッケージを正しいアプリケーション互換性レベルで再バインドすることができます。
ドライバー・パッケージのコピーをバインドする場合、正しいドライバー・パッケージ・セットをアプリケーションが使用するように、現在のパッケージ・セットを制御する構成キーワードまたはバインド・オプションを変更する必要があります。
詳しくは、データ・サーバー・クライアントおよびドライバーの V12R1Mnnn アプリケーション互換性レベルを参照してください。
- identifier がフォーマット
product-identifier:*:package-applcompat-value である場合、クライアント・アプリケーション互換値がアプリケーションに設定されていない状態で、package-applcompat-value が V12R1M500 を超えています。
package-applcompat-value が V12R1M500 を超えている場合、clientapplcompat-value を設定する必要があります。
この問題を修正するには、クライアントまたはドライバーが、クライアント・アプリケーション互換性をサポートするレベルであるかどうかを調べてください。
その後で、以下のアクションのいずれかを実行してください。
- クライアントまたはドライバーが、クライアント・アプリケーション互換性をサポートするレベルであれば、アプリケーションのクライアント・アプリケーション互換性を値 package-applcompat-value に設定してください。
- クライアントまたはドライバーが、クライアント・アプリケーション互換性をサポートするレベルではなく、そのクライアントまたはドライバーのアップグレードが可能であれば、アップグレードを行ってください。 その後で、アプリケーションのクライアント・アプリケーション互換性を package-applcompat-value 以下に設定してください。
- クライアントまたはドライバーが、クライアント・アプリケーション互換性をサポートするレベルではなく、そのクライアントまたはドライバーのアップグレードが不可能であれば、APPLCOMPAT が
V12R1M500 以下に設定された状態でドライバー・パッケージをバインドまたは再バインドしてください。
ドライバーについてのみ、DSNTIJLC ジョブを使用してドライバー・パッケージのコピーを正しいアプリケーション互換性レベルでバインドするか、または DSNTIJLR ジョブを使用してドライバー・パッケージを正しいアプリケーション互換性レベルで再バインドすることができます。
ドライバー・パッケージのコピーをバインドする場合、正しいドライバー・パッケージ・セットをアプリケーションが使用するように、現在のパッケージ・セットを制御する構成キーワードまたはバインド・オプションを変更する必要があります。
SQLSTATE
56073