表スペースのリカバリー

リカバリーに関係する表スペースは、リカバリーが完了するまでは、他のほとんどの アプリケーションでは使用できません。表スペース別にイメージ・コピーを作成する 場合、表スペース全体をリカバリーすることができます。あるいは、表スペースから データ・セットまたはパーティションをリカバリーできます。パーティションまたはデータ・セットごとに別々にイメージ・コピーを作成する場合は、 複数のパーティションまたはデータ・セットをリカバリーするには、別々に RECOVER 操作を実行する必要があります。

次の RECOVER ステートメントは、ユーティリティーがデータベース DSN8D10A の表スペース DSN8S10D を リカバリーすることを指定しています。

RECOVER TABLESPACE DSN8D10A.DSN8S10D

複数の表スペースをリカバリーするには、リカバリーする表スペースのリストを作成します。 指定するそれぞれの表スペースの前に TABLESPACE キーワード置き、それを繰り返し指定します。 次の RECOVER ステートメントは、ユーティリティーはパーティション表スペース DSN8D10A.DSN8S10E のパーティション 2 をリカバリーして、さらに表スペース DSN8D10A.DSN8S10D を静止ポイント (RBA X'000007425468') までリカバリーする 指定を行っています。

RECOVER TABLESPACE DSN8D10A.DSN8S10E DSNUM 2
        TABLESPACE DSN8D10A.DSN8S10D
        TORBA X'000007425468'

以下の例は、データベース DSN8D10A、表スペース DSN8S10E にある、4 つのデータ・セットをリカバリーする RECOVER ステートメントを示しています。

RECOVER PARALLEL (4)
		  TABLESPACE DSN8D10A.DSN8S10E DSNUM 1
        TABLESPACE DSN8D10A.DSN8S10E DSNUM 2
        TABLESPACE DSN8D10A.DSN8S10E DSNUM 3
        TABLESPACE DSN8D10A.DSN8S10E DSNUM 4

4 つのパーティションのそれぞれが並列にリストアされます。これらのデータ・セットの リカバリーを 4 つの別々のジョブで実行するようにスケジュールすることもできます。

表スペースまたはデータ・セットが COPY ペンディング状況にある場合、そのリカバリーは 不可能であることがあります。