RECOVER ユーティリティーがテープ・マウントを保持する方法

RECOVER ユーティリティーは、リカバリー対象がオブジェクトのリストである場合、 入力イメージ・コピー用にテープ・ボリュームを自動的に保持することができます。

入力 イメージ・コピー (リカバリー対象のオブジェクトの) が 1 つ以上のテープ・ボリュームに スタックされている場合、磁気テープ・ドライブにテープ・ボリュームを保持しておくための JCL DD ステートメント をコーディングする必要はありません。その代わりに、PARALLEL および TAPEUNITS キーワードを使用することができます。PARALLEL キーワードは、RECOVER ユーティリティーが オブジェクトを並列に処理することを指示します。オブジェクトは、入力イメージ・コピーがテープにどのように スタックされているのかに基づいてソートされます。これは、磁気テープ・ドライブにテープ・ボリュームを 保持し、入力イメージ・コピーを正しい順序 (ファイル・シーケンス番号の昇順) でリストアすることによって、 RESTORE フェーズ中の効率を最大化するためです。 TAPEUNITS キーワードは、RECOVER ユーティリティーが RESTORE フェーズ中に使用する磁気テープ装置 (ドライブ) の 数を制限します。特殊なケースでは、RECOVER がすべてのテープ・ボリュームを保持できず、 PARALLEL および TAPEUNITS キーワードが指定されていても、 テープ・ボリュームが取り外され、割り振り解除される場合があります。