アプリケーション・サーバー・プロセスの定義

アプリケーション・サーバーの運用を強化するために、 アプリケーション・サーバー・プロセスの始動および初期化を行う、コマンド行情報を定義できます。 このような設定により、実行するプログラム、プログラムを実行させる引数、 および作業ディレクトリーなどのランタイム・プロパティーを定義します。

1. 管理コンソールで、 「サーバー」>「サーバー・タイプ」> WebSphere アプリケーション・サーバー」とクリックし、アプリケーション・サーバー名をクリックします。
2. 「サーバー・インフラストラクチャー」セクションで、 「Java およびプロセス管理」>「プロセス定義」をクリックします。
3. 「コントロール」、 「サーバント」、または 「付属」のいずれかを選択します。
4. プロセス定義の設定ページで、実行する実行可能ファイル名、プロセスの実行開始時に渡すすべての引数、 およびプロセスが実行される作業ディレクトリーを指定します。 次に、 「OK」をクリックします。
5. UNIX または IBM® i プロセスを開始または初期化するためのプロセス実行ステートメントを指定します。
6. プロセスのパフォーマンスを追跡するモニター・ポリシーを指定します。
7. 標準出力ストリームおよび標準エラー・ストリームを書き込むプロセス・ログを指定します。 デフォルト・ファイル名を使用しない場合は、このステップを実行します。
8. プロセス定義で必要なプロパティーに名前と値のペアを指定します。
   問題の回避: 各カスタム・プロパティー名は固有でなければなりません。 複数のプロパティーに同じ名前を使用すると、プロセスには最初にその名前がつけられたプロパティーに指定された値が使用されます。
9. オプション: アプリケーション・サーバーが javacore ダンプを作成しないようにします。

   javacore ダンプ (またはスレッド・ダンプとも呼ばれる) は、アプリケーション・サーバーが作成する基本問題判別資料の 1 つです。 また、javacore ダンプの作成によりパフォーマンスに与える影響は、通常無視できます。 したがって、ほとんどの製品環境では、javacore ダンプの作成を抑止する必要はありません。

   セキュリティー上の考慮事項があるなど特定の事情では、 アプリケーション・サーバーが javacore ダンプを作成しないようにしたい場合があります。 javacore ダンプ機能を使用不可にするには、以下のようにします。

   1. 管理コンソールで、 「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「 WebSphere アプリケーション・サーバー」> サーバー名をクリックし、「サーバー・インフラストラクチャー」セクションで 「Java およびプロセス管理」>「プロセス定義」>「Java 仮想マシン」>「カスタム・プロパティー」>「新規」 をクリックします。
   2. 「名前」フィールドに DISABLE_JAVADUMP と入力し、「値」フィールドに true と入力して、アプリケーション・サーバーが javacore ダンプを作成しないようにします。
10. アプリケーション・サーバーを停止してから、プロセス定義で指定した実行可能ファイルでサーバーを再起動します。
    実行可能ファイルでアプリケーション・サーバーを再始動できない場合は、汎用サーバーを使用してください。
11. サーバーを確認して、 プロセス定義が意図したとおりに実行および動作するかどうか検証してください。