ゾーン移動命令
ゾーン移動命令には次のものがあります。
これらの命令は従来型の構文の中でのみ、使用可能です。
ゾーン移動命令では 1 文字のゾーン部分だけが転送されます。
ゾーン移動命令で上位 の語を使用する場合には関係するフィー ルドは文字フィールドでなければならず、下位 の語を使用する場合 には関係するフィールドは文字または数値フィールドのいずれであってもかま いません。 ゾーン移動命令では浮動数値フィールドは使用することができません。
文字 J - R には D ゾーンがあるので、負の値を作るために使用することが
できます。
(J = hexadecimal D1, ..., R = hexadecimal D9).
注: 古いプログラムでこの使用法を見付けた場合には、この目的で 16 進数リ
テラルを使用すればコーディングが明確になります。 正のゾーンを取り出すた
めには X'F0' を、また負のゾーンを取り出すためには X'D0' を使用してくだ
さい。
注: 文字 (-) は 16 進数の 60 で表され、負の結果を取り出すために使用
することはできません。これは 6 のゾーンを持っていて、負の結果には "D"
のゾーンが必要になるためです。
図 1. ゾーン移動命令の機能