ファイル仕様書
ファイル仕様書は、モジュールまたはプロシージャーによって使用される各ファイルを識別するものです。 プログラム内の各ファイルごとに、対応するファイル仕様書ステートメントが 必要です。
ファイルは、プログラム記述または外部記述のいずれかが可能です。プログラム記述ファイルの場合には、レコードおよびフィールド記述が (入力お よび出力仕様を使用して) RPG プログラムに組み込まれます。外部記述ファイルには、DDS、SQL コマンド、 またはスクリーン・デザイナーやプリント・デザイナー (Rational® Developer for i で使用可能なものなど) を 使用して外部的に定義された、レコード記述およびフィールド記述があります。
外部記述ファイルは、自由形式では、 ファイル装置キーワードに *EXT を指定するか、 または、キーワードをパラメーターなしで指定することによって定義されます。 固定形式でプログラム記述ファイルを定義するには、 ファイル仕様書の 22 桁目に E を指定します。
自由形式でプログラム記述ファイルを 定義するには、ファイル装置キーワードにレコード長を指定します。 固定形式でプログラム記述ファイルを定義するには、 ファイル仕様書の 22 桁目に F を指定します。
ファイル仕様書は、以下の 2 つの異なる形式で指定できます。
次の制約事項が適用されます。
- 1 次ファイルは 1 つしか指定できません。 グローバル・ファイルとして指定される必要があります。 1 次ファイルの存在が必ずしも必要というわけではありません。
- モジュールで許可されるレコード・アドレス・ファイルは、1 つだけです。 このファイルは、グローバル・ファイルとして定義される必要があります。
- メイン・ソース・セクションで定義されるグローバル・ファイルとして、最大 8 個の PRINTER ファイルが使用できます。 各プロシージャーでは、最大 8 個のローカル PRINTER ファイルが使用できます。
- 使用できるファイルの数に制限はありません。
- サブプロシージャーで定義されるローカル・ファイルは、全手順ファイルでなければなりません。
- サブプロシージャーで定義されるファイルには、入出力仕様がありません。 そのため、データ構造を使用して、すべての入出力を行う必要があります。