ソフトウェア・スキャンのタイプ (BigFix® シナリオ)

スキャナーは、さまざまなタイプの情報を検索して、ソフトウェアがインストールされているかどうかを判別できます。 一般に、すべてのタイプのスキャンを定期的に実行することをお勧めします。 ただし、インポート・プロセスのパフォーマンスを向上させるために、各種のスキャンを異なるタイミングで実行したり、スキャンのスケジュールを環境内の複数のコンピューターに分散させることを選択できます。

ソフトウェア・ディスカバリー

カタログ・ベースのスキャン

このタイプのスキャンでは、 License Metric Tool サーバーは、エンドポイントに送信されるスキャナー・カタログを作成します。 スキャナーは、それらのカタログに基づいて、インストールされているソフトウェアの完全一致を検出します。 スキャナー・カタログには、特定のオペレーティング・システムに関係のないシグニチャーは含まれていません。

パッケージ・データのスキャン
このタイプのスキャンでは、スキャナーはシステム・レジストリーを検索して、エンドポイントにインストールされている Windows および UNIX パッケージに関する情報を収集します。 次に、 License Metric Tool サーバーは、検出されたパッケージをソフトウェア・カタログと比較します。 特定のパッケージがカタログのエントリーと一致した場合は、そのソフトウェアがディスカバーされます。
注: アプリケーション更新 9.2.33以降、パッケージ・データのスキャンは実行されません。
ソフトウェア識別タグのスキャン

このタイプのスキャンでは、スキャナーはソフトウェア製品と一緒に提供されたソフトウェア識別タグを検索します。 次に、 License Metric Tool サーバーがタグを処理します。 タグに含まれている情報に基づいて、ソフトウェアがディスカバーされます。

その他のスキャン機能

リソース使用状況のスキャン
このタイプのスキャンの場合、スキャナーは、ライセンスのタイプに関する情報を格納するソフトウェア・ライセンス・メトリック・タグを検索します。この情報は、任意の製品やその製品の使用状況データで使用することができます。 次に、 License Metric Tool サーバーがタグを処理します。 タグに格納されている情報に基づき、過去 30 日間におけるライセンス・メトリックの最大使用量とその傾向値が計算されます。 詳しくは、 ライセンス・メトリックの未加工の使用状況を参照してください。
ヒント: スキャンは、ISO/IEC 19770-4:2017 標準を実装した製品によって報告されるライセンス・メトリックに関する情報を収集します。 収集されるデータのボリュームが多くなる可能性があるため、これらのメトリックをモニターしない場合は、このスキャンを実行しないでください。