置き換えられた Liberty フィーチャー

フィーチャーが置き換えられた 場合、新しいフィーチャーまたはフィーチャーの組み合わせは、置き換えられたフィーチャーよりも利点がある可能性があります。

例えば、新規のより詳細なフィーチャーを、置き換えられたフィーチャーの代わりに使用して、必要でない可能性があるコンテンツを除外することで、サーバー・フットプリントを削減できます。 新規フィーチャーによって、置き換えられたフィーチャーの機能が完全に置き換えられるとは限らないため、構成を変更するかどうかを決定する前に、自分のシナリオを検討する必要があります。 置き換えられたフィーチャーは引き続き完全にサポートされ、かつ構成内で使用できます。ただし最新のフィーチャーを使用することで、構成を改善することができる可能性があります。

まれに、他のフィーチャーを含むフィーチャーが、そのフィーチャーの新しいバージョンで置き換えられたときに、前に含まれていたすべてのフィーチャーは含まないことがあります。 新しいバージョンに含まれないそれらのフィーチャーは、分離された とみなされます。 分離されたフィーチャーの機能にアプリケーションが依存している場合は、その分離されたフィーチャーをご使用の構成に明示的に追加する必要があります。

例えば、featureAfeatureB が以下の状態であるとします。
  • featureA-1.0featureB-1.0 を含む
  • featureA-2.0featureB-1.0 (および featureB のそれ以降のバージョン) を含まない
アプリケーションが featureB の機能に依存している場合、以下のどちらの構成でも機能します。
  • featureA-1.0server.xml ファイルに組み込む
  • featureA-2.0featureB-1.0server.xml ファイルに組み込む
表 1. 置き換えられたフィーチャー この表では、置き換えられたフィーチャーについて説明します。
カテゴリー 置き換えられたフィーチャー 置き換え後のフィーチャーまたはフィーチャー機能 削除された依存フィーチャー
Liberty セキュリティー appSecurity-1.0 appSecurity-2.0

このバージョンの appSecurity フィーチャーは、明示的に他のフィーチャーの有無に基づくアプリケーションのみを保護します。 servlet-3.0 フィーチャーが appSecurity-2.0 フィーチャーと共に存在している場合、Web アプリケーションは保護されます。 servlet-3.0 フィーチャーが存在していない場合、Web アプリケーションは保護されません。

servlet-3.0 が、appSecurity-2.0 の定義から削除されました。 アプリケーションが servlet-3.0 に依存している場合、別途追加する必要があります。
Java Management Extensions (JMX) restConnector-1.0 restConnector-2.0 none
Liberty セキュリティー ssl-1.0 transportSecurity-1.0 none
Java Message Service (JMS) jmsMdb-3.2 mdb-3.2

どちらのフィーチャーも機能は同じであり、フィーチャー名のみが異なるだけです。 mdb-3.2 は、推奨されるフィーチャー名です。

none
Java Message Service (JMS) jmsMdb-3.1 mdb-3.1

どちらのフィーチャーも機能は同じであり、フィーチャー名のみが異なるだけです。 mdb-3.1 は、推奨されるフィーチャー名です。

none
エンタープライズ OSGi osgi.jpa-1.0
  • blueprint-1.0
  • jpa-2.0

これらの両方のフィーチャーがサーバーに追加されると、osgi.jpa-1.0 フィーチャーが自動的に追加されます。

none