レポート・イベント
IBM® Voice Gateway は、レポート、分析、書き起こしなどで使用するための、さまざまなタイプのイベントを生成できます。 これらのイベントは、Voice Gateway から HTTP POST 要求として、イベントを noSQL データベースなどに保管する Splunk HTTP Event Collector (HEC) または REST サーバーに統合しやすい形式で送信されます。 レポート・イベントを直接 IBM Cloudant または CouchDB のいずれかにパブリッシュするように Voice Gateway を構成することもできます。
Voice Gateway では、以下のタイプのレポート・イベントを生成できます。 各セクションでレポート・イベントの構成と取り込みについて説明します。
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このタイプのイベントには、単一の通話に関する要約情報 (開始時刻、停止時刻、終了の理由、会話トランザクションに関する詳細など) が含まれます。
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IBM Watson™ Assistant Turn イベント
これらのイベントには、Voice Gateway が Watson Assistant に対する各要求後に受け取った正確な JSON 応答が含まれます。
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このタイプのイベントは、発話が検出されるたびにパブリッシュされ、発話テキスト、信頼度スコア、およびセッション情報を含みます。 バージョン 1.0.0.2 以降でサポートされます。
Voice Gateway が生成するすべてのイベントは、構成されている外部 REST サーバーにパブリッシュされます。 これらのイベントは、Splunk HTTP Event Controller JSON フォーマットに基づきます。 各イベントには、イベントを生成した Voice Gateway インスタンスについて記述するメタデータ、イベント・タイプを識別するインデックス・フィールド、および特定のイベントの JSON オブジェクトが含まれます。
重要: Watson Assistant turn イベントと transcription イベントには、保護医療情報 (PHI)、個人情報 (PII)、または PCI データ・セキュリティー基準 (PCI DSS) のデータを含む可能性があるテキスト書き起こしやその他の情報が含まれます。 そのため、取り込み側のサーバーはこれらのイベントを適切に保管し、個人情報が公開されないようにすることが重要です。
REST サーバーでの認証
Voice Gateway は、基本認証と HEC トークンに基づいた認証をサポートします。 Splunk サーバーでの認証に HEC トークンを使用するには、パスワード構成フィールドに HEC トークンを設定します。 Voice Gateway は、データを送信する際、HTTP 許可ヘッダーを使用し、Splunk: Basic authentication に記述されているようにコロンで区切られたユーザーとパスワードのペア形式のパスワードとしてトークンを挿入します。
Authorization: Basic <user>:<password>
IBM Cloudant または CouchDB へのレポート・イベントのパブリッシュ
これらのイベントは IBM Cloudant データベースまたは CouchDB にパブリッシュすることもできます。
詳しくは、イベント・レポート・ページを参照してください。
エージェント・アシスタントを使用するか、SIPREC セッションでのレポート・イベントのパブリッシュ
レポート・イベントのパブリッシュ、書き起こしの収集、またはセッション詳細の解析を行うようにエージェント・アシスタントを構成できます。 エージェント・アシスタントのプログラミングと SIPREC を参照してください。