IBM Tivoli Monitoring, バージョン 6.3

KLVVS003

VSAM ACB のクローズに失敗しました: R15 (r15) ACB エラー・フラグ (acberflg) (VSAM ACB CLOSE FAILURE: R15(r15) ACBERFLG(acberflg))

説明

VSAM ACB を閉じようとしましたが失敗しました。

システムの処置

エラーのあるクラスターを使用しようとすると、結果はすべてエラーになります。

ユーザーの処置

CLOSE マクロについての適切な IBM® DFP または VSAM のプログラマー用解説書 (通常は、「IBM z/OS DFSMS Macro Instructions for Data Sets」)、および r15 フィールドと acberflg フィールドを参照して、エラーの原因を特定してください。その後、修正処置を実行してください。

メッセージ・タイプ

ERROR

KLVVS010

text

説明

KLVINVAM RKANPAR メンバーの制御ステートメントが読み取られ、処理されています。 text はステートメントです。

システムの処置

なし。

ユーザーの処置

なし。

メッセージ・タイプ

LOG

KLVVS011

VSAM ACB 生成エラー: R15 (r15) R0 (r0)。終了がスケジュールされました (VSAM ACB GENERATION ERROR: R15(r15) R0(r0), TERMINATION SCHEDULED)

説明

TMS/Engine 初期設定中に、ACB を生成するために GENCB マクロが発行されたときにエラーが検出されました。

システムの処置

後続の始動モジュールがすべて呼び出された後、TMS/Engine は終了します。

ユーザーの処置

GENCB マクロについての適切な IBM DFP または VSAM プログラマーの解説書 (一般的には、「IBM z/OS DFSMS Macro Instructions for Data Sets」)、および r15 フィールドと r0 フィールドを使用して、エラーの原因を判別してください。その後、該当する修正処置を実行し、 TMS/Engine を再始動してください。

メッセージ・タイプ

ALERT

KLVVS012

$CCB で VSAM ACB 用に予約されたバイト数が過剰です: 必要な数 (nbytes) 割り振られた数 (mbytes) 超過 (mbytes-nbytes) (EXCESS BYTES RESERVED IN $CCB FOR VSAM ACB: NEEDED(nbytes) ALLOCATED(mbytes) EXCESS(mbytes-nbytes))

説明

生成された VSAM ACB の長さが、TMS/Engine 制御ブロック $CCB で ACB 用として予約されているストレージ量より小さくなっています。

システムの処置

なし。

ユーザーの処置

なし。

メッセージ・タイプ

LOG

KLVVS013

VSAM RPL 生成エラー: R15 (r15) R0 (r0)。終了がスケジュールされました (VSAM RPL GENERATION ERROR: R15(r15) R0(r0), TERMINATION SCHEDULED)

説明

TMS/Engine 初期設定中に、RPL を生成するために GENCB マクロが発行されたときにエラーが検出されました。

システムの処置

後続の始動モジュールがすべて呼び出された後、TMS/Engine は終了します。

ユーザーの処置

GENCB マクロについての適切な IBM DFP または VSAM プログラマーの解説書 (一般的には、「IBM z/OS DFSMS Macro Instructions for Data Sets」)、および r15 フィールドと r0 フィールドを使用して、エラーの原因を判別してください。その後、該当する修正処置を実行し、 TMS/Engine を再始動してください。

メッセージ・タイプ

ALERT

KLVVS014

$CRB で VSAM RPL 用に予約されたバイト数が過剰です: 必要な数 (nbytes) 割り振られた数 (mbytes) 超過 (mbytes-nbytes) (EXCESS BYTES RESERVED IN $CRB FOR VSAM RPL NEEDED(nbytes) ALLOCATED(mbytes) EXCESS(mbytes-nbytes))

説明

生成された VSAM RPL の長さが、TMS/Engine 制御ブロック $CRB で RPL 用として予約されているストレージ量より小さくなっています。

システムの処置

なし。

ユーザーの処置

なし。

メッセージ・タイプ

LOG

KLVVS015

VSAM の初期化が完了しました (VSAM INITIALIZATION COMPLETE)

説明

VSAM 初期設定始動モジュールが正常に完了したとき、監査証跡を作成するために、このメッセージがログに記録されます。

システムの処置

なし。

ユーザーの処置

なし。

メッセージ・タイプ

INFO

KLVVS016

VSAM ACB には n バイト必要ですが m バイトしか予約されていません。&$CCBSP$ を増やしてください (VSAM ACB REQUIRES n BYTES, ONLY m BYTES WERE RESERVED, INCREASE &$CCBSP$)

説明

TMS/Engine $CCB 制御ブロックで予約されているストレージ量が、生成される VSAM ACB で使用される量には不十分です。

システムの処置

後続の始動モジュールがすべて呼び出された後、TMS/Engine は終了します。

ユーザーの処置

TMS/Engine の実行シート、ダンプ・ファイル、このメッセージ、および z/OS® システム・ログを保管し、ご使用のシステムの DFP リリース・レベルを判別してください。 その上で、IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

メッセージ・タイプ

WARNING

KLVVS017

VSAM RPL には n バイト必要ですが m バイトしか予約されていません。&$CRBSP$ を増やしてください (VSAM RPL REQUIRES n BYTES, ONLY m BYTES WERE RESERVED, INCREASE &$CRBSP$)

説明

TMS/Engine $CCB 制御ブロックで予約されているストレージ量が、生成される VSAM RPL で使用される量には不十分です。

システムの処置

後続の始動モジュールがすべて呼び出された後、TMS/Engine は終了します。

ユーザーの処置

TMS/Engine の実行シート、ダンプ・ファイル、このメッセージ、および z/OS システム・ログを保管し、ご使用のシステムの DFP リリース・レベルを判別してください。 その上で、IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

メッセージ・タイプ

WARNING

KLVVS018

VSAM の初期化がバイパスされました。LSR プールがありません (VSAM INITIALIZATION BYPASSED, NO LSR POOL)

説明

TMS/Engine の始動時に LSR プールが割り振られていませんでした。

システムの処置

TMS/Engine VSAM 機能は使用不可です。

ユーザーの処置

1 つ以上の LSRPOOL キーワードが RKLVIN にコーディングされていることを確認してから、 TMS/Engine を再始動してください。

メッセージ・タイプ

LOG

KLVVS019

FREEPCTWARN の値が多すぎます (TOO MANY FREEPCTWARN VALUES)

説明

KLVINVAM RKANPAR キーワード FREEPCTWARN に、10 個より多い値が指定されました。

システムの処置

KLVINVAM メンバーの残り部分が処理されます。その後、TMS/Engine の始動が終了します。

ユーザーの処置

FREEPCTWARN を訂正して、値が 10 個以下になるようにしてください。

メッセージ・タイプ

WARNING、ERROR

KLVVS020

KLVINVAM RKANPAR パラメーター: (KLVINVAM RKANPAR PARAMETERS:)

説明

モジュール KLVINVAM は、その始動パラメーターが RKANPAR から読み取られるときに、それらをログに記録します。 これはヘッダー・メッセージであり、続いてメッセージ KLVVS010 が出されます。

システムの処置

なし。

ユーザーの処置

なし。

メッセージ・タイプ

LOG

KLVVS021

VSAM 論理エラー: RPL (addr) クラスター (name) RPL フィードバック・ワード (rplfdbwd) RPL ID ワード (rplidwd) RPLOPTCD (rploptcd) (VSAM LOGIC ERROR: RPL(addr) CLUSTER(name) RPLFDBWD(rplfdbwd) RPLIDWD(rplidwd) RPLOPTCD(rploptcd))

説明

TMS/Engine で発行された VSAM 要求が RC=8 を受け取りました。 これは、論理エラーが発生したことを示しています。 特定の要求で受け取ったリソース競合エラーについて、RKLVLOG のメッセージ・トラフィックを軽減するよう、10 個のエラーごとにこのメッセージが発行されます。

システムの処置

このエラーが VSAM リソースの競合を示すものである場合、メッセージ KLVVS026 が発行され、要求が再試行されます。それ以外の場合、システム処置はエラーの理由に応じて決まります。

ユーザーの処置

このメッセージに続いて KLVVS026 が出された場合、そのメッセージを参照して、適切な処置を判別してください。 それ以外の場合は、適切な IBM DFP または VSAM の解説書 (通常は、「IBM z/OS DFSMS Macro Instructions for Data Sets」) を参照して RPLFDBWD (フィードバック・ワード) の意味を調べ、エラーの原因を特定してください。その後、該当する修正処置を実行してください。

メッセージ・タイプ

LOG

KLVVS023

FREEPCTWARN の値が無効です: nnnn (FREEPCTWARN VALUE INVALID: nnnn)

説明

RKANPAR の KLVINVAM メンバーの FREEPCTWARN パラメーターで指定された値が無効です。

システムの処置

初期化は終了します。

ユーザーの処置

RKANPAR の KLVINVAM メンバーを編集して、 FREEPCTWARN に指定された値を訂正してください。有効な値は 0 から 100 までです。

メッセージ・タイプ

WARNING、ERROR

KLVVS026

VSAM type が競合しています - 0.50 秒後に要求が再試行されます (再試行回数は nnn) (VSAM type CONTENTION - REQUEST WILL BE RETRIED IN 0.50 SECONDS (nnn RETRIES))

説明

TMS/Engine で発行された VSAM 要求が、リソース競合が原因でリジェクトされました。 type は、CI、BUFFER、または STRING になります。nnn は、この要求の事前の再試行回数です。 このメッセージの前に KLVVS021 が出されます。特定の要求で受け取ったリソース競合エラーについて、RKLVLOG のメッセージ・トラフィックを軽減するよう、10 個のエラーごとにこのメッセージが発行されます。

システムの処置

TMS/Engine リクエスターが、1/2 秒間、中断状態になります。その後、要求が再発行されます。

ユーザーの処置

この状態がよく発生する場合には、次の処置をとってください。
  • STRING: より多くの同時 VSAM 要求を許可するように、RKLVIN の LSRSTRNO 値を増やしてください。 この値がその最大値である 255 の場合は、使用可能なこれ以上の処置はありません。
  • BUFFER: KLVVS021 メッセージで識別されたクラスターの CI サイズについて RKLVIN の LSRPOOL 値を増やしてください。
  • CI: KLVVS021 メッセージで識別されたクラスターに、4096 より大きい CI サイズがある場合、そのクラスターを CISIZE(4096) で再割り振りし、バッファー・サイズ 4096 の LSRPOOL 値を増やしてください。CI サイズが 4096 以下の場合は、 使用可能なこれ以上の処置はありません。

メッセージ・タイプ

LOG

KLVVS031

VSAM 物理エラー: RPL (addr) クラスター (name) RPL フィードバック・ワード (rplfdbwd) RPL ID ワード (rplidwd) RPLOPTCD (rploptcd) (VSAM PHYSICAL ERROR: RPL(addr) CLUSTER(name) RPLFDBWD(rplfdbwd) RPLIDWD(rplidwd) RPLOPTCD(rploptcd))

説明

VSAM 物理エラーが検出されました。

システムの処置

システム処置は、エラーの理由に応じて決まります。

ユーザーの処置

適切な IBM DFP または VSAM の解説書 (通常は、「IBM z/OS DFSMS Macro Instructions for Data Sets」) を参照して RPLFDBWD (フィードバック・ワード) の意味を調べ、エラーの原因を特定してください。その後、該当する修正処置を実行してください。

メッセージ・タイプ

LOG

KLVVS041

FREEPCTWARN の値が無効です: pct (FREEPCTWARN VALUE INVALID: pct)

説明

FREEPCTWARN 値が 100 より大きいか、0 より小さくなっています。

システムの処置

KLVINVAM メンバーの残り部分が処理されます。その後、TMS/Engine の始動が終了します。

ユーザーの処置

FREEPCTWARN を訂正して、すべての値が 0 から 100 まで (0 と 100 も含む) の値になるようにしてください。

メッセージ・タイプ

WARNING、ERROR

KLVVS042

'text' が kwd RKANPAR(KLVINVAM) に対して無効です ('text' IS NOT VALID FOR kwd RKANPAR(KLVINVAM))

説明

KLVINVAM のキーワード kwd に、YES または NO ではない値 text がありました。

システムの処置

KLVINVAM メンバーの残り部分が処理されます。その後、TMS/Engine の始動が終了します。

ユーザーの処置

kwd を、YES または NO を指定するように訂正してください。

メッセージ・タイプ

WARNING、ERROR

KLVVS043

SPACEINTERVAL の値が無効です: nnn (SPACEINTERVAL VALUE INVALID: nnn)

説明

SPACEINTERVAL 値が 0 または負の値です。

システムの処置

KLVINVAM メンバーの残り部分が処理されます。その後、TMS/Engine の始動が終了します。

ユーザーの処置

値が 1 以上になるよう、SPACEINTERVAL を訂正してください。

メッセージ・タイプ

WARNING、ERROR

KLVVS050

dd type エクステント = mmm フリー = nnn% DS 名 = dsn (dd type EXTENTS=mmm FREE=nnn% DSNAME=dsn)

説明

このメッセージは、DD dd type に割り振られているデータ・セット dsn の現行のスペース使用が、DATA または INDEX であることを文書化しています。 mmm は、データまたは索引が占めているエクステントの現行数です。 nnn は、クラスター内でフリーなスペースの現行パーセンテージです。

KLVVS050 は以下のいずれかの理由から発行されます。
  • OPENMESSAGE=YES が指定されたが、クラスターが現在開かれている。
  • CLOSEMESSAGE=YES が指定されたが、クラスターが現在閉じられている。
  • データまたは索引のエクステントの数が変更された。
  • フリー・スペースのパーセンテージが、FREEPCTWARN キーワードに指定されたいずれかの値に達したか、または超えた。

システムの処置

なし。

ユーザーの処置

なし。

OPENMESSAGE、CLOSEMESSAGE、および FREEPCTWARN はすべて、RKANPAR のメンバー KLVINVAM に指定されます。

メッセージ・タイプ

LOG、WARNING

KLVVS051

SHOWCB RC = rc 理由 = rs dd dsn。スペース・メッセージは使用不可です (SHOWCB RC=rc REASON=rs dd dsn; SPACE MESSAGES DISABLED)

説明

SHOWCB マクロが失敗したため、dd に割り振られているデータ・セット dsn のスペース使用を判別できませんでした。 rc は戻りコード (R15) で、rs は理由コード (R0) です。

システムの処置

このクラスターについてこれ以上のスペース使用のモニターは実行されなくなります。他のすべての VSAM 操作には影響がありません。

ユーザーの処置

このメッセージの内容と、ご使用の z/OS および DFP のリリース・レベルと保守レベルを準備のうえ、IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

メッセージ・タイプ

LOG、WARNING、ERROR

KLVVS052

KLVVSSTM 要求が無効です (INVALID KLVVSSTM REQUEST)

説明

TMS/Engine VSAM サービス・モジュールに、無効なパラメーター・リストが渡されました。

システムの処置

アクティブ・スレッドは終了します。システム・ダンプ・データ・セット または RKLVSNAP へ、診断ダンプが送られます。

ユーザーの処置

TMS/Engine の実行シートおよびダンプを保管し、IBM ソフトウェア・サポートに連絡してください。

メッセージ・タイプ

なし。



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