PCIe2 LP 2 ポート 10GbE SR アダプター (FC EL2P) (CCIN 5287)

フィーチャー・コード (FC) EL2P アダプターの仕様およびオペレーティング・システム要件について説明します。

概説

FC EL2P PCIe2 LP 2 ポート 10GbE SR アダプターは、FC 5284 と同等のものです。

FC EL2P は、短い、ロー・プロファイル、高性能第 2 世代 PCIe アダプターです。 このアダプターは、10 G ビット/秒 (Gbps) で稼働するように構成できる、2 つの 10-Gb イーサネット・ポートを提供します。 各イーサネット・ポートは、最長 300 メートルまでのマルチモード・ファイバー (MMF) 850 nm ファイバー・ケーブル上のリトル・コネクター (LC) 二重タイプ・コネクターを使用して接続できます。 このアダプター製品は、イーサネット伝送に関する IEEE、802.3ae 10GBASE-SR 仕様に準拠しています。

スロットの優先順位およびインストール規則について詳しくは、PCIe アダプターのインストールの規則とスロットの優先順位 を参照し、作業中のシステムを選択してください。

仕様

項目
説明
アダプターの FRU 番号
74Y3242 (RoHS 指令に適合する設計である)
I/O バス・アーキテクチャー
PCIe2.0 x8
スロット要件
PCIe x8 (ロー・プロファイル) スロット 1 つ。
ケーブル
MMF 850 nm ファイバー・ケーブルが LC 二重タイプ・コネクターに接続されます。
電圧
3.3-V
フォーム・ファクター
ロー・プロファイル
最大数
サポートされるアダプターの最大数について詳しくは、PCIe アダプターのインストールの規則とスロットの優先順位 を参照し、作業中のシステムを選択してください。
実現される属性
  • PCIe x8 第 2 世代
  • MSI-X、および従来型ピン割り込みのサポート
  • 10GBASE-SR 短波、光学
  • IEEE 802.3ae (10 GbE)
  • IEEE 802.1p 優先順位および 802.1Q VLAN タグ付け
  • IEEE 802.3x フロー制御
  • リンク集約、802.3ad 802.3 準拠
  • IEEE 802.3ad ロード・バランシングおよびフェイルオーバー
  • Ether II および 802.3 カプセル化フレーム
  • インターフェース当たり複数の MAC アドレス
  • ジャンボ・フレーム (最大 9.6 K バイト)
  • TCP チェックサム・オフロード (IPv4 用)
  • TCP セグメンテーション・オフロード (TSO) (IPv4 用)
  • UDP チェックサム・オフロード (IPv4 用)
  • 受信側のスケーリングおよびパケット・ステアリング
  • 回線速度でのパケット・フィルターおよびアタック保護

次の図はアダプターを示しています。

図 1. アダプター
アダプターの図

オペレーティング・システムまたは区画の要件

新しいフィーチャーを取り付ける場合、必ずその新規フィーチャーのサポートに必要なソフトウェアを準備し、そのフィーチャーおよび接続デバイスについて満たす必要のある前提条件があるかどうかを判別してください。前提条件があるか確認するには、IBM® Prerequisite Web サイト を参照してください。

このアダプターは、使用するシステムに応じて、以下のバージョンの Linux オペレーティング・システムでサポートされます。
  • Red Hat Enterprise Linux バージョン 7 以降 (Red Hat から利用可能な現行のメンテナンス・アップデートを適用)
  • Red Hat Enterprise Linux バージョン 6 以降
  • SUSE Linux Enterprise Server 11 (Service Pack 1) 以降 (SUSE から利用可能な現行のメンテナンス・アップデートを適用)

サポートの詳細については、LinuxAlert Web サイト を参照してください。

デバイス・ドライバーまたは iprutils の最新バージョンは、IBM Service and Productivity Tools Web サイト からダウンロードできます。




最終更新: 2017 年 7 月