PCIe2 2x10 GbE SR 2x1 GbE UTP アダプター (FC 5744) (CCIN 2B44)

フィーチャー・コード (FC) 5744 アダプターの仕様およびオペレーティング・システム要件について説明します。

概説

FC 5280 と FC 5744 は、共に同じアダプターです。 FC 5744 はフルハイト・アダプターであり、FC 5280 はロー・プロファイルのアダプターです。 この 2 つのアダプターの名前は次のとおりです。
  • FC 5744: PCIe2 2x10 GbE SR 2x1 GbE UTP アダプター
  • FC 5280: PCIe2 LP 2x10 GbE SR 2x1 GbE UTP アダプター

PCIe2 2x10 GbE SR 2x1 GbE UTP アダプターは、PCI Express 第 2 世代、4 ポート・イーサネット Unified Wire アダプター (PCI Express 2.0 ホスト・バス・インターフェース付き) です。このアダプターは、クラウド・コンピューティング、仮想化、ストレージ、およびその他のデータ・センター・アプリケーション向けに最適化されています。 4 個のポート・アダプターが 2 個の 10 Gb イーサネット・ポートと 2 個の 1 Gb イーサネット・ポートを提供します。 この 2 個の 10 Gb スモール・フォーム・ファクター・プラグ可能 (SFP+) 単一ルート (SR) トランシーバー・ポートが、ネットワーク内の他のサーバーまたはスイッチとの接続に使用されます。 各 SFP+ (SR) ポートは公称データ速度 10 Gbps (G ビット/秒) でのイーサネット接続を提供し、最大ケーブル長が 5 m (16.4 ft) の SFP+ 銅線平衡型ケーブルを使用します。 各 RJ45 ポートは、データ速度 1 Gbps でイーサネット接続を提供します。 アダプターのリンク集約およびフェイルオーバー・フィーチャーは、冗長度および高可用性を必要とする重要なネットワーク・アプリケーションに最適です。図 1 は、 FC 5745 アダプターを示しています。

図 1. PCIe2 2x10 GbE SR 2x1 GbE UTP アダプター
PCIe2 2x10 GbE SR 2x1 GbE UTP アダプターを示す図

スロットの優先順位およびインストール規則について詳しくは、PCIe アダプターのインストールの規則とスロットの優先順位 を参照し、作業中のシステムを選択してください。

仕様

項目
説明
アダプターの FRU 番号
FC 5280: 74Y1988 (RoHS 指令に適合する設計である)
FC 5744: 74Y1987 (RoHS 指令に適合する設計である)
折り返しプラグ FRU 番号
12R9314 (SFP+ SR 折り返しプラグ)
10N7405 (1 Gb UTP 折り返しプラグ)
注: 折り返しプラグはカードに付属していません。12R9314 (FC ECW0) は、IBM® から購入できる唯一の折り返しプラグです。
I/O バス・アーキテクチャー
PCIe2 x8
スロット要件
スロットの優先順位については、ご使用のシステムの『PCI アダプターのインストール』トピック・コレクションを参照してください。
ケーブル
ケーブルは不要です。
電圧
3.3 V
フォーム・ファクター
ショート
最大数
サポートされるアダプターの最大数については、ご使用のシステムの『PCI アダプターのインストール』トピック・コレクションを参照してください。

オペレーティング・システムまたは区画の要件

このアダプターは、オペレーティング・システムの以下のバージョンでサポートされます。
  • Linux:
    • SUSE Linux Enterprise Server
    • Red Hat Enterprise Linux



最終更新: 2017 年 7 月