PCIe 10-Gb FCoE 2 ポート・アダプター (FC 5708 CCIN 2B3B)
フィーチャー・コード (FC) 5708 アダプターのフィーチャー、オペレーティング・システム要件、および取り付けの注意事項を説明します。
概説
- FC 5270: PCIe LP 10-Gb FCoE 2 ポート・アダプター。ロー・プロファイル・アダプターです。
- FC 5708: PCIe 10-Gb FCoE 2 ポート・アダプター。フルハイト・アダプターです。
PCIe 10 Gb FCoE 2 ポート・アダプターは、高性能コンバージド・ネットワーク・アダプター (CNA) です。 このアダプターは、拡張イーサネットおよび Fibre Channel over Ethernet (FCoE) を使用して、単一の入出力アダプター上のデータ・ネットワークおよびストレージ・ネットワーキング・トラフィックをサポートします。 FCoE 機能もネットワーク・インターフェース・コントローラー (NIC) 機能も、両方のポートで同時に利用可能です。 FCoE を使用するにはコンバージド・エンハンスト・イーサネット (CEE) ・スイッチが必要です。
アダプター上の LED は、アダプターの作動状況についての情報を示します。
緑色 SAN LED | 緑色 LAN LED | 活動 |
---|---|---|
オフ | オフ | 電源オフ |
低速明滅 (一斉) | 低速明滅 (一斉) | 電源オン、リンクなし |
オン | オン | リンクが確立された、アクティビティーなし |
オン | 明滅 | リンクが確立された、アクティビティーは LAN 送信/受信 (TX/RX LAN) のみ |
明滅 | オン | リンクが確立された、アクティビティーは TX/RX SAN のみ |
明滅 | 明滅 | リンクが確立された、アクティビティーは TX/RX LAN および SAN |
低速明滅 (交互) | 低速明滅 (交互) | ビーコン |
スロットの優先順位およびインストール規則について詳しくは、PCIe アダプターのインストールの規則とスロットの優先順位 を参照し、作業中のシステムを選択してください。
仕様
- 項目
- 説明
- FRU 番号
- 46K8088 (RoHS 指令に適合する設計である。)
- 折り返しプラグ FRU 番号
- 12R9314 (ファイバー LC コネクター用)注: 折り返しプラグはカードに付属していませんが、IBM® から購入できます。
- I/O バス・アーキテクチャー
- PCI Express x8 第 1 世代および x4 第 2 世代
- PCI Express (PCIe) Base および Card Electromechanical (CEM) 2.0
- 最大数
- サポートされるアダプターの最大数については、ご使用のシステムの『PCI アダプターのインストール』トピック・コレクションを参照してください。
- コネクター
- LC マルチモード光ファイバー
- SFP+ (Small Form-Factor Pluggable) SR 光ファイバー付
- 電圧
- 3.3 V および 12-V
- フォーム・ファクター
- ショート、ロー・プロファイル (標準サイズのブラケット付き)
- ケーブル
- ケーブルは、お客様の責任で用意していただきます。 以下の仕様に準拠した、短波レーザー用のマルチモード光ファイバー・ケーブルを使用してください。
- OM1
- マルチモード 62.5/125 マイクロメートル・ファイバー
- 200 MHz x km 帯域幅
- 最大ケーブル距離 1 は 33 m
- OM2
- マルチモード 50/125 マイクロメートル・ファイバー
- 500 MHz x km 帯域幅
- 最大ケーブル距離は 82 m
- OM3
- マルチモード 50/125 マイクロメートル・ファイバー
- 2000 MHz x km 帯域幅
- 最大ケーブル距離は 300 m
- OM1
オペレーティング・システムまたは区画の要件
新しいフィーチャーを取り付ける場合、必ずその新規フィーチャーのサポートに必要なソフトウェアを準備し、そのフィーチャーおよび接続デバイスについて満たす必要のある前提条件があるかどうかを判別してください。前提条件があるか確認するには、IBM Prerequisite Web サイト を参照してください。
- AIX®
- AIX 7.1 (テクノロジー・レベル 3、Service Pack 2 以降適用)
- AIX 6.1 (テクノロジー・レベル 8、Service Pack 3 以降適用)
- AIX バージョン 5.3 (テクノロジー・レベル 12 以降適用)
- Linux
- Red Hat Enterprise Linux バージョン 7 以降 (Red Hat から利用可能な現行のメンテナンス・アップデートを適用)
- Red Hat Enterprise Linux バージョン 6.4 以降 (Red Hat から利用可能な現行のメンテナンス・アップデートを適用)
- SUSE Linux Enterprise Server 11 (Service Pack 2) 以降 (SUSE から利用可能な現行のメンテナンス・アップデートを適用)
- サポートの詳細については、LinuxAlert Web サイト を参照してください。
- IBM i
- IBM i でのこのフィーチャーのサポートには、VIOS 2.2 以降が必要です。
- IBM i 7.1 以降
- VIOS
- VIOS でのサポートには、VIOS 2.2.0.12-FP24 SP02 以降が必要です。
ホット・スワップを使用した FCoE アダプターの交換
FCoE アダプターをホット・スワップする場合、ストレージ・デバイスのデバイス関連ソフトウェアによっては、追加のデバイスの取り外しが必要になる場合があることに注意してください。 こうした追加デバイスの取り外し方法については、特定のストレージ・デバイスの資料を参照してください。 アダプターは、固有のワールドワイド・ポート名 (WWPN) を持っています。 ファイバー・チャネル機能を使用する場合は、ゾーニングおよび LUN 割り当てをチェックして、ファイバー・チャネル機能が必ず予想どおりに機能するようにしてください。