PCIe2 LP 2 ポート 10GbE SR アダプター (FC 5284) (CCIN 5287)

フィーチャー・コード (FC) 5284 アダプターの仕様およびオペレーティング・システム要件について説明します。

概説

FC 5284 と FC 5287 は、共に同じアダプターです。 FC 5284 はロー・プロファイル・アダプターであり、FC 5287 はフルハイト・アダプターです。

PCIe2 LP 2 ポート 10GbE SR アダプターは、短い、ロー・プロファイル、高性能第 2 世代 PCIe アダプターです。このアダプターは、10 G ビット/秒 (Gbps) で稼働するように構成できる、2 つの 10-Gb イーサネット・ポートを提供します。 各イーサネット・ポートは、最長 300 メートルまでのマルチモード・ファイバー (MMF) 850 nm ファイバー・ケーブル上のリトル・コネクター (LC) 二重タイプ・コネクターを使用して接続できます。このアダプター製品は、イーサネット伝送に関する IEEE、802.3ae 10GBASE-SR 仕様に準拠しています。

スロットの優先順位およびインストール規則について詳しくは、PCIe アダプターのインストールの規則とスロットの優先順位 を参照し、作業中のシステムを選択してください。

仕様

項目
説明
アダプターの FRU 番号
74Y3242 (RoHS 指令に適合する設計である)
折り返しプラグ FRU 番号
12R9314 (SFP+ SR 折り返しプラグ)
注: 折り返しプラグはカードに付属しておらず、IBM® から購入することもできません。
I/O バス・アーキテクチャー
PCIe2.0 x8
スロット要件
PCIe x8 (ロー・プロファイル) スロット 1 つ。
ケーブル
MMF 850 nm ファイバー・ケーブルが LC 二重タイプ・コネクターに接続されます。
電圧
3.3 V
フォーム・ファクター
ロー・プロファイル
最大数
サポートされるアダプターの最大数について詳しくは、PCIe アダプターのインストールの規則とスロットの優先順位 を参照し、作業中のシステムを選択してください。
実現される属性
  • PCIe x8 第 2 世代
  • MSI-X、および従来型ピン割り込みのサポート
  • 10GBASE-SR 短波、光学
  • IEEE 802.3ae (10 GbE)
  • IEEE 802.1p 優先順位および 802.1Q VLAN タグ付け
  • IEEE 802.3x フロー制御
  • リンク集約、802.3ad 802.3 準拠
  • IEEE 802.3ad ロード・バランシングおよびフェイルオーバー
  • Ether II および 802.3 カプセル化フレーム
  • インターフェース当たり複数の MAC アドレス
  • ジャンボ・フレーム (最大 9.6 K バイト)
  • TCP チェックサム・オフロード (IPv4 用)
  • TCP セグメンテーション・オフロード (TSO) (IPv4 用)
  • UDP チェックサム・オフロード (IPv4 用)
  • 受信側のスケーリングおよびパケット・ステアリング
  • 回線速度でのパケット・フィルターおよびアタック保護

図 1 はアダプターを示しています。

図 1. PCIe2 LP 2 ポート 10GbE SR アダプター
PCIe2 LP 2 ポート 10GbE SR アダプターの図

アダプター LED 状態

アダプター上の LED は、アダプターの作動状況についての情報を示します。 この LED は、アダプターの取り付け金具を通して見えます。 図 1 は、LED の位置を示しています。 表 1 は、さまざまな LED の状態、およびそれらの状態が示す意味を説明しています。

表 1. アダプター LED およびその説明
LED ライト 説明
アクティビティー/リンク アクティブ・リンク
オフ リンクなし

リンクなしは、問題のあるケーブル、問題のあるコネクター、または構成の不一致を示している可能性があります。

明滅 データ・アクティビティー

オペレーティング・システムまたは区画の要件

このアダプターは、使用するシステムに応じて、以下のバージョンのオペレーティング・システムでサポートされます。
  • AIX®
    • AIX 7.1 (テクノロジー・レベル 3、Service Pack 2 以降適用)
    • AIX 6.1 (テクノロジー・レベル 8、Service Pack 3 以降適用)
    • AIX バージョン 5.3 (テクノロジー・レベル 12 以降適用)
  • Linux
    • Red Hat Enterprise Linux バージョン 7 以降 (Red Hat から利用可能な現行のメンテナンス・アップデートを適用)
    • Red Hat Enterprise Linux バージョン 6 以降
    • SUSE Linux Enterprise Server 11 (Service Pack 1) 以降 (SUSE から利用可能な現行のメンテナンス・アップデートを適用)
    • サポートの詳細については、LinuxAlert Web サイト を参照してください。
    • デバイス・ドライバーまたは iprutils の最新バージョンは、IBM Service and Productivity Tools Web サイト からダウンロードできます。
  • IBM i
    • IBM i バージョン 7.2 以降
    • IBM i バージョン 7.1 以降
  • VIOS
    • VIOS のサポートには、VIOS 2.2.0.11 (フィックスパック 24 および Service Pack 1 以降適用) が必要です。



最終更新: 2017 年 7 月