PCIe LP デュアル x4 SAS アダプター (FC 5278) (CCIN 57B3)
フィーチャー・コード (FC) 5278 アダプターの仕様およびオペレーティング・システム要件について説明します。
概説
FC 5278 (PCIe LP デュアル - x4 SAS アダプター) は、FC 5901 (CCIN 57B3) と同じロー・プロファイル・アダプターです。これは、フルハイト・アダプターです。
PCIe LP デュアル - x4 SAS アダプターは、高性能で高密度のシリアル接続 SCSI (SAS) アプリケーション用のロー・プロファイル、ショート・フォーム・ファクター・アダプターです。 これは SAS ディスク、テープ、および DVD の接続をサポートし、1 対の mini SAS 4x コネクターを使用して、8 つの物理リンクをさまざまな形態の狭幅ポート構成および広幅ポート構成で使用できるようにします。 アダプターは、書き込みキャッシュを備えていません。
このアダプターは、64 ビット、3.3 V、ブート可能 SAS アダプターであり、RAID 0、5、6、 および 10 の機能を提供します。 一部の RAID レベル・サポートは、オペレーティング・システムに依存します。 AIX® および Linux オペレーティング・システムの場合、アダプターは RAID 0、RAID 5、RAID 6、および RAID 10 を提供します。 IBM® i オペレーティング・システムは、ミラーリングおよびデータ分散機能を提供します。 IBM i オペレーティング・システムは、このアダプターの RAID 5 構成および RAID 6 構成をサポートしていません。 アダプターは、書き込みキャッシュを備えていません。 (書き込みキャッシュを備えていないアダプターは、 RAID 5 および RAID 6 の書き込みパフォーマンスが低下することがあります。 RAID 5 または RAID 6 を使用する場合は、 書き込みキャッシュを備えたアダプターの使用を検討してください。)
FC 5278 は、PCIe 12X I/O ドロワーにある SAS SFF ディスク・ドライブ、EXP 12S ディスク・ドロワーにある SAS ディスク・ドライブ、またはサポートされるPOWER®システム装置 (分割ディスク・バックプレーン) にある SAS ディスク・ドライブをサポートします。
スロットの優先順位およびインストール規則について詳しくは、PCIe アダプターのインストールの規則とスロットの優先順位 を参照し、作業中のシステムを選択してください。
仕様
- 項目
- 説明
- アダプターの FRU 番号
- 44V4852 (RoHS 要件に準拠した設計)
- I/O バス・アーキテクチャー
- PCIe
- スロット要件
- 使用可能な PCIe x8 スロットが 1 つ
- ケーブル
- SAS デバイス接続には、付加されるサブシステムやデバイスのフィーチャーと共に提供される特別なケーブルが必要になります。 マルチイニシエーター構成および高可用性構成には、 特別なケーブル配線が必要です。 詳しくは、シリアル接続 SCSI ケーブルの計画を参照してください。
- 電圧
- 3.3 V
- フォーム・ファクター
- ショート、ロー・プロファイル
- 最大数
- サポートされるアダプターの最大数について詳しくは、PCIe アダプターのインストールの規則とスロットの優先順位 を参照し、作業中のシステムを選択してください。
- 属性
- 2 つの外部 mini SAS 4x コネクターは、SAS および Serial Advanced Technology Attachment (SATA) デバイス・エンクロージャーの接続機構を提供します。
- SAS Serial SCSI Protocol (SSP)、Serial ATA Tunneling Protocol (STP)、および Serial Management Protocol (SMP)
- RAID 0、5、6、10
書き込みキャッシュを備えていないアダプターは、 RAID 5 および RAID 6 の書き込みパフォーマンスが低下することがあります。 RAID 5 または RAID 6 を使用する場合は、書き込みキャッシュを備えたアダプターの使用を検討してください。
- 並行ファームウェア更新
- 取り外し可能メディア・デバイスのサポート (マルチイニシエーター構成および高可用性構成では、取り外し可能メディアはサポートされません)
- 取り外し可能メディア・デバイスのサポート
- 440 から 500 Mhz PowerPC® (PPC)
- マルチイニシエーター構成および高可用性構成のサポート
オペレーティング・システムまたは区画の要件
新しいフィーチャーを取り付ける場合、必ずその新規フィーチャーのサポートに必要なソフトウェアを準備し、そのフィーチャーおよび接続デバイスについて満たす必要のある前提条件があるかどうかを判別してください。前提条件があるか確認するには、IBM Prerequisite Web サイト を参照してください。
- AIX
- AIX 7.1 以降
- AIX バージョン 6.1 以降
- AIX バージョン 5.3 以降
- Linux
- Red Hat Enterprise Linux バージョン 7 以降 (Red Hat から利用可能な現行のメンテナンス・アップデートを適用)
- Red Hat Enterprise Linux バージョン 5.6 以降
- SUSE Linux Enterprise Server 11 (Service Pack 1) 以降 (SUSE から利用可能な現行のメンテナンス・アップデートを適用)
- サポートの詳細については、LinuxAlert Web サイト を参照してください。
- IBM i
- IBM i バージョン 7.2 以降
- IBM i バージョン 7.1 以降
- AIX: devices.pci.1410bd02 デバイス・ドライバー・パッケージ
- Linux:
- RHEL4 カーネルの場合、iprutils バージョン 2.4.1 および ipr ドライバー・バージョン 2.0.11.6 (またはそれ以降)
- RHEL5 カーネルの場合、iprutils バージョン 2.4.1 および ipr ドライバー・バージョン 2.2.0.2 (またはそれ以降)
- SLES10 カーネルの場合、iprutils バージョン 2.4.1 および ipr ドライバー・バージョン 2.2.0.2 (またはそれ以降)
- デバイス・ドライバーまたは iprutils の最新バージョンは、IBM Service and Productivity Tools Web サイト からダウンロードできます。