シリアル・アタッチド SCSI ケーブルの計画
シリアル・アタッチド SCSI (SAS) ケーブルは、直接接続されるデバイス (例えば、ハード・ディスク、ソリッド・ステート・ドライブ、および CD-ROM ドライブなど) を対象として、データ転送用のシリアル通信を提供します。
SAS ケーブルの概要
シリアル・アタッチド SCSI (SAS) は、パラレルの SCSI 装置接続機構をシリアルの Point-to-Point インターフェースへと進化させたものです。 SAS 物理リンクは、2 組の差分信号対として使用される 4 本のワイヤーのセットです。 この対の信号は、それぞれ片方向で、一方の差分信号はもう一方の差分信号とは逆の方向に伝わります。 データは、同時に両方向に伝送できます。 SAS 物理リンクはポートに収容されます。 1 つのポートに 1 つ以上の SAS 物理リンクが収容されます。 1 つのポート内に複数の SAS 物理リンクが入っている場合、そのポートはワイド・ポートです。 ワイド・ポートは、パフォーマンスを向上させ、さらに個々の SAS 物理リンクに障害が起こった場合に冗長性を提供できるように設計されています。
SAS コネクターには、Mini SAS と Mini SAS 高密度 (HD) の 2 つのタイプがあります。 高密度ケーブルは一般に、6 Gb/s SAS をサポートする必要があります。
それぞれの SAS ケーブルには 4 つの SAS 物理リンクが含まれています。これらは、通常は単一の 4x SAS ポートまたは 2 つの 2x SAS ポートに編成されます。 ケーブルの各端には Mini SAS または Mini SAS HD 4x コネクターが使用されます。 SAS ケーブルを取り付ける前に、以下の設計および取り付けに関する基準を確認してください。
- サポートされるのは特定のケーブル接続構成のみです。 サポートされず、正しく機能しないかまたはエラーを生成させるような数多くの構成が作成されることがあります。サポートされるケーブル接続構成の図については、SAS ケーブル接続構成を参照してください。
- それぞれの Mini SAS 4x コネクターは、サポートされない構成となるケーブル接続の防止に役立つような形状をしています。
- HD SAS ケーブルには、ケーブルの向きが正しくない場合にケーブル保持の止め金が掛からないようにする切り欠きがあります。HD SAS ケーブルは、青色のリリース・タブをカード・コネクターの右側にして挿入すると、容易にスライドし、正しく止め金が掛かります。
- ケーブルのそれぞれの端には、次のような、接続先として正しいコンポーネント・ポートを図で表現したラベルが付けられています。
- SAS アダプター
- 拡張ドロワー
- システム外部 SAS ポート
- 内部 SAS ディスク・スロット接続
- ケーブルの配線経路は重要です。 例えば、YO、YI、および X ケーブルは、ディスク拡張ドロワーに接続する際にはラック・フレームの (背面から見て) 右側に沿って引きまわす必要があります。 さらに、X ケーブルを 2 つの SAS アダプターに接続するときには、両方とも同じ番号のアダプター・ポートに接続する必要があります。
- ケーブルの長さを選べる場合は、必要な接続性を得られるケーブルの中で最も短いものを選択します。
- ケーブルを抜き差しする際には、常に注意を払ってください。ケーブルは容易にコネクターにはまります。 ケーブルをコネクターに力任せにはめ込むと、ケーブルまたはコネクターに損傷を与える可能性があります。
- X ケーブルは、すべての SAS PCI (RAID) アダプターのみで、RAID が使用可能な場合にのみサポートされます。
- mini-SAS HD の幅の狭いコネクター付きの新しい SAS ケーブルは、PCIe3 SAS アダプター接続で必要です。これらのケーブルは、以前の PCIe2 SAS アダプターとも互換性があります。
- ソリッド・ステート・ドライブ (SSD) を使用するときは、必ずしもすべてのケーブル接続構成がサポートされるわけではありません。詳しくは、『ソリッド・ステート・ドライブの取り付けおよび構成』を参照してください。
サポートされる SAS ケーブルに関する情報
以下の表に、サポートされるシリアル接続 SCSI(SAS) ケーブルのタイプ、および設計上想定されているそれらの使用法をリストします。
ケーブル・タイプ | 機能 |
---|---|
AA ケーブル | このケーブルは、2 つのトライ・ポート SAS アダプター上の上部ポートを RAID 構成で接続するのに使用します。 |
AI ケーブル | このケーブルは、FC 3650 または FC 3651 ケーブル・カードを使用する SAS アダプターから、内部 SAS ディスク・スロットに接続するため、または FC 3669 を使用してシステム上のシステム外部 SAS ポートに接続するために使用します。 |
AE ケーブル | これらのケーブルは、SAS アダプターをメディア拡張ドロワーに接続するのに使用します。 また、これらのケーブルは、2 つの SAS アダプターを 1 つのディスク拡張ドロワーに固有の JBOD 構成で接続するためにも使用できます。 |
EE ケーブル | このケーブルは、1 つのディスク拡張ドロワーを別のディスク拡張ドロワーにカスケード構成で接続するのに使用します。 ディスク拡張ドロワーを深さ 1 段階のカスケード状に階層化できますが、これを行えるのは特定の構成の場合のみです。 |
YO ケーブル | このケーブルは、SAS アダプターをディスク拡張ドロワーに接続するのに使用します。 ディスク拡張ドロワーに接続する際、このケーブルはラック・フレームの (背面から見て) 右側に沿って引きまわす必要があります。 |
YI ケーブル | このケーブルは、システム外部 SAS ポートをディスク拡張ドロワーに接続するのに使用します。 ディスク拡張ドロワーに接続する際、このケーブルはラック・フレームの (背面から見て) 右側に沿って引きまわす必要があります。 |
X ケーブル | このケーブルは、2 つの SAS アダプターを 1 つのディスク拡張ドロワーに RAID 構成で接続するのに使用します。 ディスク拡張ドロワーに接続する際、このケーブルはラック・フレームの (背面から見て) 右側に沿って引きまわす必要があります。 |
AE1 ケーブル | この 4 m (13.1 フィート) の SAS ケーブルは、PCIe3 SAS アダプターを SAS テープ・ドライブまたは DVD I/O エンクロージャーに接続します。AE ケーブルには、コネクターが 2 つ、mini-SAS HD の幅の狭いコネクターが 1 つ、mini-SAS コネクターが 1 つあります。mini-SAS HD の幅の狭いコネクターは PCIe3 SAS アダプターに接続します。mini-SAS コネクターは SAS テープ・ドライブまたは DVD エンクロージャーに接続します。 |
YE1 ケーブル | この 3 m (9.8 フィート) の SAS ケーブルは、PCIe3 SAS アダプターを I/O エンクロージャーにある 1 つまたは 2 つの SAS テープ・ドライブに接続します。YE1 ケーブルには、コネクターが 3 つ、mini-SAS HD (高密度) の幅の狭いコネクターが 1 つ、mini-SAS コネクターが 2 つあります。Mini-SAS HD の幅の狭いコネクターは PCIe3 SAS アダプターに接続します。mini-SAS コネクターは、それぞれ別の SAS テープ・ドライブに接続します。 |
AS ケーブル | この 3 m (9.8 フィート) の SAS ケーブルは、DCS3700 を PCIe3 LP RAID SAS アダプターに接続する場合に使用します。 |
以下の表には、PCIe2 および以前の SAS アダプター用のサポートされる各 SAS ケーブルについての特定情報が含まれています。
名前 | ケーブル長 | IBM® 部品番号 | フィーチャー・コード |
---|---|---|---|
SAS 4x AI ケーブル | 1 m (3.2 フィート) | 44V4041 | 3679 |
SAS 4x AE ケーブル | 3 m (9.8 フィート) | 44V4163 | 3684 |
6 m (19.6 フィート) | 44V4164 | 3685 | |
SAS 4x AT ケーブル | 0.6 m (1.9 ft) | 44V5132 | 3688 |
SAS 4x EE ケーブル | 1 m (3.2 フィート) | 44V4147 | 3652 |
3 m (9.8 フィート) | 44V4148 | 3653 | |
6 m (19.6 フィート) | 44V4149 | 3654 | |
HD SAS 4x AT ケーブル | 0.6 m (1.9 ft) | 74Y6260 | 3689 |
HD SAS AA ケーブル | 0.6 m (1.9 ft) | 00J0094 | 5918 |
1.5 m (4.9 フィート) | 74Y9029 | 5917 | |
3 m (9.8 フィート) | 74Y9030 | 5915 | |
6 m (19.6 フィート) | 74Y9031 | 5916 | |
HD SAS EX ケーブル | 1.5 m (4.9 フィート) | 00E5648 | 5926 |
3 m (9.8 フィート) | 74Y9033 | 3675 | |
6 m (19.6 フィート) | 74Y9034 | 3680 | |
HD SAS X ケーブル | 3 m (9.8 フィート) | 74Y9041 | 3454 |
6 m (19.6 フィート) | 74Y9042 | 3455 | |
10 m (32.8 ft) | 74Y9043 | 3456 | |
15 m (49.2 フィート) | 74Y9044 | 3458 | |
HD SAS YO ケーブル | 1.5 m (4.9 フィート) | 74Y9036 | 3450 |
3 m (9.8 フィート) | 74Y9037 | 3451 | |
6 m (19.6 フィート) | 74Y9038 | 3452 | |
10 m (32.8 ft) | 74Y9039 | 3453 | |
15 m (49.2 フィート) | 74Y9040 | 3457 | |
SAS AA ケーブル | 3 m (9.8 フィート) | 44V8231 | 3681 |
6 m (19.6 フィート) |
44V8230 |
3682 |
|
SAS YO ケーブル | 1.5 m (4.9 フィート) | 44V4157 | 3691 |
3 m (9.8 フィート) | 44V4158 | 3692 | |
6 m (19.6 フィート) | 44V4159 | 3693 | |
15 m (49.2 フィート) | 44V4160 | 3694 | |
SAS YI ケーブル | 1.5 m (4.9 フィート) | 44V4161 | 3686 |
3 m (9.8 フィート) | 44V4162 | 3687 | |
SAS X ケーブル | 3 m (9.8 フィート) | 44V4154 | 3661 |
6 m (19.6 フィート) | 44V4155 | 3662 | |
15 m (49.2 フィート) | 44V4156 | 3663 | |
ディスク・バックプレーンと背面バルクヘッド間、カスケード (内部ケーブル) | 42R5751 | 3668 | |
分割ディスク・バックプレーンと背面バルクヘッド間 (内部ケーブル) | 44V5252 | 3669 |
名前 | ケーブル長 | IBM 部品番号 | フィーチャー・コード |
---|---|---|---|
HD SAS AA12 の幅の狭いコネクター・ケーブル、SAS アダプター間 |
0.6 m (1.9 ft) |
01AF505 |
ECE0 |
1.5 m (4.9 フィート) |
01AF506 |
ECE2 |
|
3 m (9.8 フィート) |
01AF507 |
ECE31 |
|
4.5 m (14.8 フィート) AOC2 |
78P4917 |
ECE4 |
|
HD SAS X12 の幅の狭いコネクター・ケーブル、SAS アダプターとストレージ・エンクロージャー間 |
3 m (9.8 フィート) |
01AF504 |
ECDJ |
4.5 m (14.8 フィート) AOC2 |
78P4918 |
ECDK |
|
10 m (32.8 フィート) AOC2 |
78P4919 |
ECDL |
|
HD SAS YO12 の幅の狭いコネクター・ケーブル、2 つの SAS アダプターとストレージ・エンクロージャー間 |
1.5 m (4.9 フィート) |
01AF502 |
ECDT |
3 m (9.8 フィート) |
01AF503 |
ECDU |
|
4.5 m (14.8 フィート) AOC2 |
78P4920 |
ECDV |
|
10 m (32.8 フィート) AOC2 |
78P4921 |
ECDW |
|
HD SAS 4x AT の幅の狭いコネクター・ケーブル | 0.6 m (1.9 ft) |
00E6291 |
ECBB |
HD SAS AA の幅の狭いコネクター・ケーブル | 0.6 m (1.9 ft) |
00E6287 |
ECC0 |
1.5 m (4.9 フィート) |
00E6288 |
ECC2 |
|
3 m (9.8 フィート) |
00E6289 |
ECC3 |
|
6 m (19.6 フィート) |
00E6290 |
ECC4 |
|
HD SAS X の幅の狭いコネクター・ケーブル | 3 m (9.8 フィート) |
00E6297 |
ECBJ |
6 m (19.6 フィート) |
00E6298 |
ECBK |
|
10 m (32.8 ft) |
00E6299 |
ECBL |
|
15 m (49.2 フィート) |
00E6300 |
ECBM |
|
HD SAS YO の幅の狭いコネクター・ケーブル | 1.5 m (4.9 フィート) |
00E6292 |
ECBT |
3 m (9.8 フィート) |
00E6293 |
ECBU |
|
6 m (19.6 フィート) |
00E6294 |
ECBV |
|
10 m (32.8 ft) |
00E6295 |
ECBW |
|
15 m (49.2 フィート) |
00E6296 |
ECBX |
|
HD SAS AE1 の幅の狭いコネクター・ケーブル | 4 m (13.1 ft) |
46C2900 |
ECBY/5507 |
HD SAS YE1 の幅の狭いコネクター・ケーブル | 3 m (9.8 フィート) |
46C2902 |
ECBZ/5509 |
HD SAS AS の幅の狭いコネクター・ケーブル | 3 m (9.8 フィート) |
00FW799 |
ECC5 |
|
以下の表には、ケーブルのラベルに関する情報が含まれています。 これらの図が描かれたラベルは、そのケーブルの端を接続すべき正しいコンポーネント・ポートと一致するように設計されています。
名前 | 接続 | ラベル |
---|---|---|
SAS 4x AE ケーブル | SAS アダプターとメディア拡張ドロワー間、または 2 つの SAS アダプターと 1 つのディスク拡張ドロワー間 (固有の JBOD 構成) | |
SAS 4x AI ケーブル | SAS アダプターと内部 SAS ディスク・スロット間 (システム上のシステム外部 SAS ポートを使用) | |
SAS 4x EE ケーブル | 1 つのディスク拡張ドロワーと別のディスク拡張ドロワー間 (カスケード構成) | |
SAS AA ケーブル |
SAS アダプター間 | |
SAS YO ケーブル |
SAS アダプターとディスク拡張ドロワー間 | |
SAS X ケーブル |
2 つの SAS アダプターと 1 つのディスク拡張ドロワー間 (RAID 構成) | |
SAS YI ケーブル | システム外部 SAS ポートとディスク拡張ドロワー間 |
ケーブル・セクションの長さ
SAS ケーブル接続構成
- SAS アダプターと 5886 ディスク拡張ドロワー間
- SAS アダプターとメディア拡張ドロワー間
- 異種拡張ドロワーの組み合わせと SAS アダプター間
- システム外部 SAS ポートとディスク拡張ドロワー間
- SAS アダプターと内部 SAS ディスク・スロット間
- 2 つの SAS アダプターと 5886 ディスク拡張ドロワー間 (マルチ・イニシエーターの高可用性 (HA) RAID 構成)
- HD コネクター付きの 2 つの RAID SAS アダプターと 1 つのディスク拡張ドロワー間 (マルチ・イニシエーターの高可用性 (HA) モード)
- 2 つの SAS アダプターとディスク拡張ドロワー間 - マルチ・イニシエーター HA JBOD 構成
SAS アダプターと 5886 ディスク拡張ドロワー間
図 4、図 5、図 6、および 図 7 には、SAS アダプターを、1 つ、2 つ、3 つ、または 4 つのディスク拡張ドロワーに接続する方法が図示されています。 また、図 6 に示されているカスケード構成で接続されたドロワーのいずれか 1 つを除外すれば、3 つのディスク拡張ドロワーを接続する構成も可能です。ディスク拡張ドロワーをカスケード状に階層化する場合、その階層の深さは 1 段階までに限られます。
ハード・ディスク・ドライブのみを接続するときは、アダプター当たり最大 5 つのディスク拡張ドロワーの場合で、2 番目のディスク拡張ドロワーをカスケード状に階層化し、3 つのドロワーのうちの 2 つの外に置くこともできます。図 6を参照してください。ディスク拡張ドロワーをカスケード状に階層化する場合、その階層の深さは 1 段階までに限られます。
SAS アダプターとメディア拡張ドロワー間
異種拡張ドロワーの組み合わせと SAS アダプター間
システム外部 SAS ポートとディスク拡張ドロワー間
SAS アダプターと内部 SAS ディスク・スロット間
図 11 は、システム外部 SAS ポートを使用して SAS アダプターを内部 SAS ディスク・スロットに接続する方法を示しています。
- アダプター上の残りの 2 つのコネクターは、図 7 に示されているように、ディスク拡張ドロワーを接続するのに使用できます。
2 つの SAS アダプターと 5886 ディスク拡張ドロワー間 (マルチ・イニシエーターの高可用性 (HA) RAID 構成)
図 13、図 14、図 15、および 図 16 には、SAS アダプターを、1 つ、2 つ、または 4 つのディスク拡張ドロワーに RAID 構成で接続する方法が図示されています。 また、図 15 に示されているカスケード構成で接続されたドロワーのいずれか 1 つを除外すれば、3 つのディスク拡張ドロワーを接続する構成も可能です。ディスク拡張ドロワーをカスケード状に階層化する場合、その階層の深さは 1 段階までに限られます。
- X ケーブルは、ラック・フレームの右側に沿って引きまわす必要があります。
- X ケーブルをアダプターに接続するときには、すべてのアダプターで同じ番号のポートに接続する必要があります。
- X ケーブルは、ラック・フレームの右側に沿って引きまわす必要があります。
- X ケーブルをアダプターに接続するときには、すべてのアダプターで同じ番号のポートに接続する必要があります。
- X ケーブルは、ラック・フレームの右側に沿って引きまわす必要があります。
- X ケーブルをアダプターに接続するときには、すべてのアダプターで同じ番号のポートに接続する必要があります。
ハード・ディスク・ドライブのみを接続するときは、アダプター当たり最大 5 つのディスク拡張ドロワーの場合で、2 番目のディスク拡張ドロワーをカスケード状に階層化し、3 つのドロワーのうちの 2 つの外に置くこともできます。図 6を参照してください。
- ディスク拡張ドロワーをカスケード状に階層化する場合、その階層の深さは 1 段階までに限られます。
- X ケーブルは、ラック・フレームの右側に沿って引きまわす必要があります。
- X ケーブルをアダプターに接続するときには、すべてのアダプターで同じ番号のポートに接続する必要があります。
- FC 5904、FC 5906、および FC 5908 アダプターを使用するすべてのマルチ・イニシエーター構成では、2 つのアダプターを互いに接続する際に AA ケーブルが必要です。
HD コネクター付きの 2 つの RAID SAS アダプターと 1 つのディスク拡張ドロワー間 (マルチ・イニシエーターの高可用性 (HA) モード)
図 17、図 18、および 図 19 には、HD コネクター付きの 2 つの SAS RAID アダプターを、1 つ、2 つ、または 3 つのディスク拡張ドロワーにマルチ・イニシエーターの HA モードで接続する方法が図示されています。
図 20 には、HD コネクター付きの 2 ペアの SAS RAID アダプターを、1 つのディスク拡張ドロワーにマルチ・イニシエーターの HA モードで接続する方法が図示されています。
- 5887 ストレージ・ドロワーでは、カスケードは使用できません。
- 5887 ストレージ・ドロワーは、各アダプター上で同じ番号のポートに接続されます。
- HD AA ケーブルが必要です。
- 5887 ストレージ・ドロワーでは、カスケードは使用できません。
- 5887 ストレージ・ドロワーは、各アダプター上で同じ番号のポートに接続されます。
- HD AA ケーブルが必要です。
- 5887 ストレージ・ドロワーでは、カスケードは使用できません。
- 5887 ストレージ・ドロワーは、各アダプター上で同じ番号のポートに接続されます。
- 5887 ストレージ・ドロワーでは、カスケードは使用できません。
- 5887 ストレージ・ドロワーは、各アダプター上で同じ番号のポートに接続されます。
- HD AA ケーブルが必要です。
2 つの SAS アダプターとディスク拡張ドロワー間 - マルチ・イニシエーター HA JBOD 構成
図 21 には、固有の JBOD 構成で 2 つの SAS アダプターを 1 つのディスク拡張ドロワーに接続する方法が図示されています。
内部ディスク・ドライブの共有
以下の情報は、FC 5901 SAS ストレージ・アダプターの取り付け後に使用します。 アダプターを取り付けてから、ここに戻ります。 PCI アダプターのトピックについて詳しくは、8247-21L、8247-22L、または 8284-22A の PCI アダプターの管理あるいは8247-42L、8286-41A、または 8286-42A の PCI アダプターの管理を参照してください。
下記の手順に進む前に、始める前にのセクションに記載されている作業を確認してください。
このフィーチャーを使用すると、システム装置エンクロージャーの内部ディスクをグループに分割して、別々に管理することができます。
- システムを停止して電源をオフにします。 詳しくは、システムまたは論理区画の停止を参照してください。
- 単一のシステム装置エンクロージャーを、以下の手順でケーブル接続します。
- 次の図に示すように、システム装置エンクロージャーの背面のバルクヘッドにある SAS ポートから、SAS ストレージ・コントローラーの上部ポートに、ケーブルを接続します。
制約事項: 内部ディスク・ドライブの共有を行うには、DASD バックプレーンからシステム装置エンクロージャーの読み取りバルクヘッドに、内部ケーブル・フィーチャー FC 1815 を取り付ける必要があります。 また、FC 5662 175 MB キャッシュ搭載 RAID - デュアル IOA イネーブルメント・カードを取り付けてはなりません。 SAS ストレージ・コントローラーは、それをサポートする他のどのスロットに取り付けてもかまいません。
- ケーブルが長すぎる場合は固定します。
- 次の図に示すように、システム装置エンクロージャーの背面のバルクヘッドにある SAS ポートから、SAS ストレージ・コントローラーの上部ポートに、ケーブルを接続します。
- システムを始動します。詳しくは、システムまたは論理区画の始動を参照してください。
- フィーチャーが取り付けられて作動しているかどうかを検査します。 詳しくは、取り付け済み部品の検査を参照してください。
この機能を取り付けると、システム・エンクロージャー内のディスク 6 個のうち 2 個 (D3 および D6) が、SAS ストレージ・コントローラー・アダプターによって管理されます。