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POWER7 情報

ldapsearch コマンド

目的

LDAP サーバーへの接続を開き、バインドし、フィルター filter を使用して検索を実行します。

構文

ldapsearch [-a ][-A ][-b basedn][-B][-C][-d][-D ][-e ][-f][-F][-G][-h][-i][-k][-K][-l][-L][-m][-M][-n][-N][-o][-O][-p][-P][-q][-R][-s][-t][-T][-U][-v][-V][-w][-y][-Y][-z ][-Z][-9] filter [attributes...]

ここで、basedn は検索の基本識別名と、filter は LDAP 検索フィルターと、オプションは他のあらゆるフラグと、また、attributes は取得する属性の空白で区切られたリストとそれぞれ同じです。属性リストが指定されない場合、すべての属性が取得されます。
注: 環境で LDAP_BASEDN が設定されている場合、basedn の指定は任意です。

説明

ldapsearch コマンドによりエントリーが 1 つ以上見つかった場合、attrs で指定される属性が取得され、エントリーと値は標準出力に出力されます。attrs がリストされない場合、すべての属性が戻されます。

フラグ

フラグ名 説明
-a deref 別名 (never、always、search、または find) を逆参照する方法を指定します。
-A 属性名のみを取得します (値はなし)。
-b basedn 検索のための基本識別名 (dn) を指定します。環境内の LDAP_BASEDN がデフォルトです。
-B 非 ASCII 値の出力を抑制しないことを指定します。
-C charset 使用する文字セット名を、Internet Assigned Numbers Authority (IANA) に登録されているとおりに設定します。
-d level LDAP ライブラリー内のデバッグ・レベルを設定します。
-D dn dn をバインドします。
-e LDAP ライブラリー・バージョン情報を表示して、終了します。
-f file 「file」内のフィルターを使用して一連の検索を実行します。「“」はこのフィルターによって置換される必要があります。
-F sep 属性名と値との間の「sep」を出力します。
-G realm DIGEST-MD5 バインド・メカニズムに realm を使用することを指定します。
-h host LDAP サーバー・ホスト名を指定します。
-i file 「file」内のフィルターを使用して一連の検索を実行します。「“」はこのフィルターによって置換される必要があります。
-k バインドに対してサーバー管理制御を使用します。
-K keyfile 鍵に使用するファイルを指定します。
-l time 検索のための制限時間 (秒単位) を指定します。
-L エントリーを LDIF 形式で出力します (-B は暗黙指定です)。
-m mechanism 指定のメカニズムで SASL バインドを実行します。
-M 委託オブジェクトを通常エントリーとして管理します。
-n 何が行われるかを示しますが、実際にはそのアクションを実行しません。
-N key_name 鍵ファイル内の秘密鍵名を指定します。
-o attr_type 指定された属性タイプに基づいてソートします。
-O maxhops 一連となって続く委託の最大数を指定します。
-p port LDAP サーバー・ポート番号を指定します。
-P key_pw 鍵ファイル・パスワードを指定します。
-q pagesize ページング結果についてページ・サイズを照会します。
-R 委託を追跡しないことを指定します。
-s scope 有効範囲を検索します。検索有効範囲は、base、one、または sub のいずれかです。
-t scope 値を、/tmp 内のファイルに書き込みます。
-T seconds ページング結果についてページ間で待つ秒数を指定します。
-U username DIGEST-MD5 バインド・メカニズムのユーザー名を指定します。
-v 冗長モードで実行します。
-V version LDAP プロトコル・バージョンを指定します。指定可能なバージョンは 2 または 3 です。デフォルトは 3 です。
-w password 非エコー・プロンプトのパスワードまたは「?」をバインドします。
-y proxydn プロキシー権限操作用のプロキシー ID を設定します。
-Y セキュア LDAP 接続 (TLS) を使用します。
-zsize 検索のサイズ限度 (エントリー単位) を指定します。
-Z セキュア LDAP 接続 (SSL) を使用します。
-9control 制御オプションの限界を設定します。制御は、以下のオプションのいずれかです。
  • s は、ソートの限界を FALSE (偽) に設定します。
  • p は、ページングの限界を FALSE (偽) に設定します。

終了状況

バーチャル I/O サーバーのコマンドの終了状況を参照してください。

LDAP サーバーへの接続を開き、特定の属性に対して検索するには、次のように入力します。
ldapsearch -h vclient.host.com -D cn=admin -w adminpw -b cn=aixdata objectclass=*


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最終更新: 2013 年 11 月