洞察

製品からサービスへ

世界3大自動車メーカーの1つである Volkswagen社は、顧客データの活用によってより多くのことを実現できる可能性を認識していたものの、自社の車両から収集した情報の活用方法に確信が持てませんでした。VW社はIBM Garageとパートナーシップを築き、We Experience への取り組みにフォーカスして、顧客の乗車体感を向上させる車載サービスを提供するとともに、パートナーシップを通じて収益の拡大を目指しました。

VW社のリーダーたちはIBM Garageの専門家と連携して、社内の摩擦を最小限に抑えながら、新しいアイデアのブレインストーミングや MVPの構築、プロトタイプの迅速なテストに取り組みました。

アイデア

データを活用してドライバーを顧客へと転換

IBMのDesign ThinkingとDevOpsの方法論、および Garageによって育まれた効率的なスタートアップ精神によって、VW社の業務、開発、設計に携わるリーダーたちは、自社の車両から収集していたデータを新たな視点で見る、つまり新規サービスのベースとして見るようになりました。

最初に着手したのは We Experience アプリケーションで、このアプリケーションはロケーション・データとその他のデータをまとめてドライバーと乗客のニーズを予測し、駐車位置に近いサービスを提案したり、ターゲットを絞ったパートナーからのオファー(小売業者からのクーポンなど)を提供したりします。

インパクト

自動車メーカーをモビリティー・サービス企業へと転換

他の業界と同様に、自動車メーカーも、新しいデータ主導サービスと急速に変化する顧客ニーズによって引き起こされた破壊的変革に直面しています。IBM Garageは、世界有数のこの自動車メーカーが将来を予測して順応することで、これまでに培ってきた力を将来も維持できるよう支援しています。VW社はこれまでに収集してきたデータを活用することでサービスと製品を提供できるだけでなく、グローバル経済において進行しているデータ主導の変革に向けて自社を適切に位置付けることができます。

メリット

  • 新規のデータ主導のプラットフォームを通じた新たなモビリティー・サービスにより、VW社は新しい収益源を生み出せるようになります。このうち、自動車を含むオフライン購入からの収益が58%と予測されています。
  • IBMの専門家をVW社のリーダーたちと共にドイツのVW本社の近くに置くことで、新規アイデアの迅速なプロトタイピングを継続することができます。
  • 企業間で同じ場所に人員を配置することで、内部の優れた人材をまとめることができます。これには、デジタル戦略、IT開発、ビジネス・リーダーシップなどの各領域が含まれ、かつてないほど迅速にビジネス課題に対処できます。
Hood of a car

「お客様は、We と名付けたエコシステムの一部となるでしょう。このシステムは Volkswagenのエクスペリエンスを補完し、お客様は自らの世界を車内に持ち込むことができます。」

— Jürgen Stackmann 氏(Volkswagen社 セールス部門取締役)

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