マネージド・ファイル転送とは

インターネット上でのファイル・ベースの安全で信頼性の高い自動的なデータ交換を促進します。

Female entrepreneurs discussing computer program at desk in creative office
MFTとは

マネージド・ファイル転送(MFT)は、組織がコンプライアンスのニーズを満たすために、システムと人との間で安全な方法で電子データを確実に交換できるようにするテクノロジーを採用したプラットフォームです。 データの移動は企業の内部で行われる場合と外部との間で行われる場合があり、またその種類も様々です(機密データ、コンプライアンスに基づく保護データ、大規模データなど)。 MFTは、ソフトウェアまたはサービスとして提供され、 可視性とガバナンスのための単一のペイン

を組み込むことができます。

MFTは、データとファイルの安全な転送において、ファイル転送プロトコル(FTP)、Hypertext Transfer Protocol(HTTP)、Secure File Transfer Protocol(SFTP)などのアプリケーションやその他の方法をしのぐ、より信頼性の高い効率的な手段です。

組織は、FTPではできなかったビジネス上のニーズと目標への対応を可能にするMFTを、ますます活用するようになっています。 FTPには多くの課題があります(PDF、6.1 MB) 。例えばデータ・セキュリティーのギャップ、問題発生時の可視性の欠如、障害からのタイムリーな手動復旧、パフォーマンスの低下による高いSLA料金などです。

FTPではいかにしてリスクが発生するか(PDF、6.1 MB)

マネージド・ファイル転送のメリット

「データ交換ソリューションは引き続き需要を維持する。それは、ビジネスは孤立しているのではなく、ビジネス・ネットワークは拡大し続けていて、そこで要求されているのは、専用のソフトウェアだけが提供できる質の高いサービスであるからだ。」とStewart Bond氏(IDC社、データ統合および整合​性ソフトウェア調査部門ディレクター)は語っています。¹

企業は日々の電子ファイル・データ交換に頼っています。 IBMが後援したVanson-Bourne社の調査によると、システム間統合の51%は、ファイル転送を通じて実現されます。 MFTソフトウェアを使用しないと、非構造化データ(レポート、契約書、プロジェクト・データから顧客情報、従業員情報までのあらゆるデータ)が無防備で改ざんや損失を受けやすくなります。 内部システムと外部パートナーとの間でファイルを効率良く安全に監査証跡を残して移動することは、組織の成功にとって不可欠です。

企業がMFTに移行するのには、以下のような要因があります。

  • データ・セキュリティー: 注目度の高いデータの侵害や転送の失敗は、企業の収益性と評判に多大な影響を与える可能性があります。 MFTには、リアルタイムの監視付きの先制的なセキュリティー戦略と、転送中や保存時のデータを保護するための検証セキュリティー・ポリシーと制御が用意されています。

  • データの増大: データは至るところにあり、企業は、かつてよりも容量が大きく多様なファイルの処理に直面しています。 ファイルを共有しているユーザーの数も、エンドポイントとデバイスの数も増えています。 ファイルが大規模になるにつれて、ファイルを地球規模で移動するのにかかる時間が長くなります。 MFTを使用すると、信頼性の高い自動化されたガバナンスにより、社内および外部との間でファイルを移動できます。地球規模でのビッグデータの移動を促進できます。

  • 法規制の遵守: クレジット・カード業界データ・セキュリティー標準(PCI DSS)、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)、バーゼルII、サーベンス・オクスリー法(SOX)、その他の法的要件および業界要件では、通常、厳しいデータ・セキュリティー標準が定められています。 機密データの暗号化、送信、モニター、保管を行うために適切に構成されたMFTシステムを使用することで、組織はセキュリティーの要件を満たすことができます。

  • テクノロジーのメガトレンド: 変革テクノロジーを採用することにより、ファイルの移動がより複雑になっています。 ビッグデータ、クラウド・アプリケーション、人工知能、データ分析、モノのインターネット(IoT)の成長により、ファイル転送の速度と量が重視されています。 MFTは、複数のプラットフォーム、モバイル・デバイス、アプリケーション、その他の既存のITインフラストラクチャーに対する高度な機能とサポートを提供します。

  • 可視性: 企業は、損害を軽減するためにリスク要因を予測する必要があります。 ファイルの移動に対する運用上の可視性を備えることで、転送の失敗などの問題に対する事前対応型の解決と、SLAのさらなる遵守につながります。
ITリーダーがFTPよりMFTを選択する理由を見る(PDF、899 KB)

効果的なマネージド・ファイル転送のために必要な主な機能

セキュリティー

社内での移動と外部への移動について、移動中と保存時の転送が暗号化されていること。 セッションの中断などの高度な機能を使用してファイル転送を保護し、プロトコル検査によって機密データを何重にも保護していること。

簡素化されたファイル転送

さまざまなファイル転送操作でタイムリーかつ柔軟なデータ転送を実現していること。複数のファイル・タイプ(マルチメディア、PDF、Eメール、XML、EDIなどを含む)に対するサポートが用意されていること。

全面的な可視性

ほぼリアルタイムで360度全方位の視点を提供していること。 企業がファイル転送者、共有されている内容、システムを通過する分量を確認できること。 転送の遅延や失敗などの潜在的な問題が可視化されていて、下流のビジネス・プロセスへの影響やSLAの不履行を未然に回避できること。

コンプライアンス標準

強力な暗号化により、巨額の罰金につながる可能性があるコンプライアンス違反を回避できること。 徹底した監査証跡により、規制準拠が確保されていること。


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参考情報