FinOps/TBMは方法論ですが、その羅針盤に従ってシステムを実現できるのであればツールは何をご選択いただいても基本的には問題ありません。
ただし、採用するツールによってFinOps/TBM実現への道筋や速度が変わってくるため、どういった観点で選択するのが最適なのか解説いたします。
TBMでは具体的に以下4つの要件が、定義されています。
1)他システムからのデータ取り込み・変換・ロードをする機能
他システムから自動でデータを取り込むと共にデータが変更されれば、その変更内容が正しく反映される必要があります。
2)TBMモデルの構築・管理・運用をサポートする機能
TBMモデルは投入されたデータの分類や配賦ロジックに従ってデータの配賦を行なうことが可能である必要があります。
3)データをステークホルダーに分かりやすく提供する機能
ITファイナンスの高度化はIT部門だけに限ったことではなく、経営やビジネス部門、財務部門のステークホルダーの方々にも分かりやすく説明やレポートできる機能が必要です。
4)データをセキュアな状態に維持する機能
給与、会計、社員データなどの秘匿性が高いデータは堅牢に管理する必要があります。
多くの企業がExcelを使用してITやクラウドのコストを管理していますが、先程の要件を満たすことができればTBMの実現は可能となります。ただ、実際には以下のような課題があり、充分な検討が必要となります。
FinOpsでもTBMと同様にシステムに求められる要件が記載されており、ExcelやBIツールなどでも頑張れば実現することは可能ですが、やはり課題が多くあります。
Apptioは、上記で記載した、TBMおよびFinOpsのソリューションをSaasで提供しています。
既に方法論に沿ったソリューションが実装されていますので、組織におけるTBMやFinOpsを迅速に実現することを強力に支援いたします。
1. IBM Apptio:テクノロジー財務管理(TBM)を支援するソリューション
2. IBM Cloudability:クラウドコストの管理と最適化を支援するソリューション
様々なメリットがございますが、その中の一例をご紹介します。
既に方法論が取り込まれており、アップデートも随時されますので、本来の業務以外に割かれる時間が大幅に削減されます。また、グローバル標準のコストモデルのため他社とのベンチマーク機能などもご利用可能となります。
実際に効果が出たと実感いただけるまでの期間を大幅に短縮します。(※ApptioにおいてはGlobalで3ヶ月程度を目標としています。)
最適化のアクションにつながるインサイトを示すレポートが標準で用意されていますので、何をすればよいかの判断が迅速にできるようになります。
現実的には、既存ツールへの方法論の反映、メンテナンス性、運用性、リアルタイム性など様々な要素を考慮すると、専用に作成されたソリューションをご利用いただくことで、最大の目的である最適化のアクションに迅速につながると考えております。
次回は、実際にFinOps/TBMを活用されている事例をご紹介致します。