FinOps(Financial Operations)は、クラウドコストを適切に管理・最適化するためのフレームワークです。
AWS、Azure、GCPなどをはじめとしたクラウドの活用が進む現代、クラウドコスト管理は企業にとって重要な課題となっています。クラウドの料金は動的であり、リアルタイムでのコスト可視化と最適化が求められます。
しかし、「クラウドコスト管理」と聞くと、何だか難しく感じるかもしれません。そこで本記事では、我々筆者が大好きな筋トレに例えて、FinOpsの考え方をわかりやすく解説します。
筋トレやダイエットと同じように、FinOpsも「ただやればいい」というものではありません。目標設定、データ活用による最適化、継続的な改善が必要です。
例えば、筋トレも計画なしに闇雲に取り組んでも効果は出ません。目標設定に基づき適切なメニューを組み、体重や筋肉量を記録し、食事管理をしながら継続していくことで、理想の体が手に入ります。
FinOpsも同様に、以下の3フェーズを繰り返すことで、効果的なITコスト管理が可能になります。
| フェーズ | FinOpsの活動内容 | 筋トレとダイエットの対応内容 |
| Inform |
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| Optimize |
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| Operate |
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筋トレでは、まずは「現状を知る」ことが大切です。体重や体脂肪率を記録し、食事内容を把握することで目標が明確になります。
FinOpsも同様に、クラウドコストの可視化が重要です。どの部署がどれだけクラウドを利用しているのか、無駄なリソースはないかを把握することが適切な予算管理の第一歩です。
クラウドコストの可視化のポイント:
筋トレの「体重・トレーニングの記録」と同様、クラウド利用データも記録・管理することが大切です。
筋トレでは、闇雲にトレーニングをしても効果は出ません。例えば、フォームが間違っていたり、摂取カロリーが過剰だったりすると、思うように筋肉がつかなかったり、逆に太ってしまうことも…
FinOpsでも無駄なリソースを削減し、効率的に運用することが重要です。
コスト最適化の方法:
クラウドも使い方を見直し、効果的なコスト管理を目指しましょう。
筋トレは、一時的に頑張るだけでは理想の体を作り上げることは難しいです。
クラウドコスト管理も同様で、一度最適化して終わりではなく、定期的な見直しとそれを実現する体制作りが必要です。
継続的な改善のポイント:
クラウドは進化し続けるため、筋トレと同じように「継続すること」が成果につながります。
自己流ではなかなか結果が出ない…」、「モチベーションが続かない…」というのは、筋トレでもよくある話です。そんなときに頼れるのがパーソナルトレーナーです。
FinOpsでも同様に、専門のコンサルタントやツールを活用することで、より効率的なクラウドコスト管理が可能になります。
| FinOps | 筋トレとダイエット | |
| 自己流 |
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| プロのサポート |
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クラウドコスト管理を筋トレやダイエットのように考え、しっかり取り組むことで、企業の財務健全性を保ちながら、効率的なIT投資が実現できます。
FinOpsも筋トレ・ダイエットも、大事なのは計画・実践・継続です。鍛え上げた身体が強さを生むように、最適化されたIT投資が企業の競争力を高めることができると信じています。今日からFinOpsを始めてみませんか?
今回はFinOpsの概要を説明していきました。FinOpsはクラウドにフォーカスしたITコスト管理の内容になっておりますが、次回は企業全体のIT投資の価値を最大化し、効果的に管理するためのフレームワークであるTBMについて紹介します。
もしFinOpsの導入に興味をお持ちでしたら、IBM Consultingをご活用ください。専門家チームが、効率化とコスト削減を全力でサポートします。