金利のある世界の到来、預貸ビジネスの復活により預金の重要性が一気に高まり、金融機関における預金獲得競争が激化しています。一方、死亡者数増、地価、株価の上昇により相続税の課税件数は増加、つまり、円滑な資産承継や相続対策にご関心をお持ちのお客さまが増えています。金融機関はこのような環境変化を好機と捉え、適時適切なアドバイスを行い次世代層との関係構築、資産承継を支援し預金獲得(または預金維持)につなげていく取組みが求められます。IBMは、相続業務改革に向けてAIを活用した受付支援ソリューションの開発に複数の金融機関さまと準備中です。このソリューションは、従来の事務処理中心だった相続業務を根本から見直し、事務効率の向上と顧客体験の充実を同時に実現し、相続ビジネスにおける競争力強化を目指します。
具体的な活用例を通じてその効果を紹介します。
このソリューションは、「業務効率化」と「コンサルティング業務支援」の二つの柱で構成されています。例えば、業務効率化では、相続手続きの際に必要な戸籍謄本を読み取り、家計図を自動作成することでこれまで手作業で行っていた煩雑な業務を大幅に簡略化します。コンサルティング業務支援では、例として、取引履歴や入出金パターンを分析して、顧客ごとのやることリストを生成したり潜在的な資産規模を推定したり機能を備えることを考えています。
AI等先進テクノロジーを活用した受付支援ソリューションの導入により、以下の効果が期待されます。またこれにより、銀行全体の業務効率化と収益向上が期待されます。