オンボーディング・プロセスとは?

By Talent Management

新たな採用者を組織に馴染ませ、長期的な成功を実現しましょう

オンボーディング・プロセスとは?

オンボーディングは、新入社員を組織とその文化に迎え入れるプロセスです。オンボーディングにより、新入社員は新しい責務を遂行するために適切な知識とスキルをまとめて身に付けられるようになります。新入社員を順応させる方法には、オリエンテーション、研修、メンタリング、社内行事などがあります。

採用担当マネージャーは舞台裏で、新入社員の給与計算と福利厚生の設定や装備品や機器の供与など、オンボーディングの管理と計画も行います。

多数の組織は、何らかの形でオンボーディング・プロセスを有しています。しかし、企業の規模と採用条件によって手法も複雑性も多種多様です。

オンボーディングが、特別面接、社内の案内、いくつかの用紙の記入というような、簡便なものである場合があります。一方で、大企業では数千人の社員を管理し、新入社員を溶け込ませるために、オンボーディング・ソフトウェア、社員用ポータル、オリエンテーション・プログラム、研修などに頼る場合もあるでしょう。

さらに、クリスマス・ショッピングの小売りや確定申告といった変動的な業務需要に応じて労働力を管理しなければならない業種もあります。量産に対応するために短期雇用が必要な場合、定着は重要視されません。従業員に早く慣れてもらうことが肝要です。

このようにオンボーディング・プログラムの形式化と自動化を図る組織は、プロセスの合理化、書類仕事の削減、生産性の向上から、効率性を高めコストを削減してきました。別のメリットとしては、マネージャーが付加価値のあるオンボーディング活動に注力する時間を増やすことができ、さらに新入社員のためになるということです。

Aberdeen Group社によれば、型どおりのオンボーディング・プロセスのある組織の54パーセントが新入社員の生産性が上がったことを認識しており、50パーセントは新入社員の定着率の高まりを実感しています。[1]

オンボーディングを通じた求職活動:いつでも、どこでも、どのデバイスでもオンボーディングを活用した求職活動で、選択したどのデバイスからでも、求職者が透明性と応答性を実感できる手法を説明します。視聴する

オンボーディング・プロセスが重要である理由

効果的なオンボーディング・プロセスは、新入社員を支援し、成功に導きます。新たな責務に早く順応すればするほど、早くビジネスに価値をもたらすことができます。

最初のステップは人材を取り込むことです。次に、彼らが働き始めたら、しっかりつかまえておくことです。平均すると、最初の3カ月で新入社員の17パーセントが離職します。[2]これは、投資と生産性の損失のうちのかなりのコストを占める可能性があります。

建設的なオンボードの体験は社員の定着の鍵となります。IBM Smarter Workforce Instituteによると、社員が現在の仕事を受けたことを後悔するとき、離職傾向は3倍になります。逆に、建設的な社員オンボーディングは、これらの離職傾向を低減します。

別の調査によると、組織が雇用者が順応するよう支援し、彼らがもたらすスキルと知識を利用するには、最大1年かける必要があります。いくつかの事例では、成果を挙げたオンボーディング・プログラムは、新規雇用者の定着に役立つだけでなく、利益の増大にも繋げられます。[3]

優れたオンボーディング・プログラムは、社員の定着と長期雇用という価値を実現します。組織を支援して、新入社員を溶け込ませ、長期的な成功のために適切な環境を創出します。

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効果的なオンボーディング・プロセスの重要な特徴

社員が貢献でき、高く評価される建設的な環境は、生産性の増大につながります。有益な体験をした社員は、新たに求職する傾向が3分の1になります。[4]

企業が最初から新入社員を引き込み溶け込ませることにより、彼らを貴重な貢献者に育てることができます。そのことを念頭に置き、企業が検討する価値のある、オンボーディングのベスト・プラクティスをいくつかご紹介します。

新入社員同士のつながりを深める – 採用担当マネージャーは、早い時期に定期的にチェックし、既存の社員をメンターとして任命することができます。

適切なツールとリソースを導入する – HRは新入社員に勤務開始日前に情報を共有するための手段を提供しておくとよいでしょう。また、使用可能なツールやプロセスの概要も説明します。

管理者向けの、オンボーディングの重要性と彼らの行動の影響についての研修 – 新入社員の1日目および第1週目に管理者が一緒に過ごすと、仕事に対する後悔がずっと低くなります。

テクノロジーを活用したオンボーディング体験の強化 – オンライン・コミュニティーとオンボーディング・ソフトウェアにより、移行過程が順調になり、簡素化できます。

事例:

Dave & Buster's社ではIBM Kenexaによって雇用に楽しみを見出します。

Dave & Buster's社では、すべてのお客様にできるだけ素晴らしい時を体験してもらうための「楽しみを伝える大使(Fun Ambassadors)」の発掘を支援するパートナーが必要でした。接客業では離職率が高く、企業は常に人材を求めています。IBM Kenexaの人材ソフトウェアは、企業が適性のある適任の人物を探すことを支援します。

応募のプロセスが志願者にとってスムーズです。企業のキャリア・ページにアクセスすれば、すぐにオンラインで応募できます。採用担当者は、チームの初期メンバーにはオンライン評価を行い、人材アプリケーションで直接評価の結果を見ることができます。

「誰かが応募してきたら、自動的に経歴の確認を行うことができ、さらに自動的にオンボーディングもできます。これですべてがシンプルになり、ボタンに触れる必要すらありません。」Kerri Walters氏、Dave & Buster's社、HRISマネージャー成功事例を読む

H&R Block社は同日雇用を最大化

H&R Block社は、現場の季節雇用プロセスを利用して、確定申告のたびに80,000人の税理要員を雇用しています。 IBMのサポートのもと、同社は志願者の追跡と自動化で雇用の分散化を図ります。採用担当マネージャーは、システムにアクセスし、候補者を検討し、自身でオファーを示します。

同社はまた、同日雇用イニシアチブを実装することができました。何千人もが仕事に応募し、24時間以内にオファーを受け取ってオンボーディングを完了させることが可能です。

「これらのツールを実装する以前は、多数の人々が舞台裏でボタンをクリックしては候補者を新しいHR状況に移動したり、連絡を取ったり、状況の確認をしていました。今や、かなりの部分の自動化を実装し、これらの管理業務の操作を行っていたチームをずっと価値のある業務に割り当てることができます。」Katie Waldo氏、H&R Block、人材獲得マネージャー視聴する

Red Lobster社: 人材の発掘、誘致、養成

Red Lobster社は、雇用プロセスの短縮とより優秀な候補者の発掘を模索していました。採用担当マネージャーは採用の専門家ではないため、応募の検討プロセスに費やす時間を短縮することが重要でした。

IBM Kenexaソフトウェアの支援により、弊社はツールとアプリケーション・リソースを導入し、時間給労働を含めた、組織の多様な分野での雇用を合理化することができました。

「より少ないところからより多くのものを得なければなりませんでした。候補者が費やす時間を短縮しながらも、そのプロセスで最良の候補者を選び取る予測性も獲得するため、IBMが導いてくれました。」Jim Hughes氏、Red Lobster Seafood Company、人事統括視聴する

IBMブログ:

製品:

リソース:

留まるべきか、行くべきか?組織が新たな人材を獲得する方法と人材を取り逃がしてしまいかねないものについて洞察を引き出します。今すぐ読む

最初の接触で求職者を引き付ける求職者と企業との最初の接触で信頼とエンゲージメントを確立する方法を説明します。視聴する

出典:

[1]http://aberdeenessentials.com/hcm-essentials/perfecting-onboarding-funnel/

[2]https://www.shrm.org/resourcesandtools/hr-topics/talent-acquisition/pages/onboarding-key-retaining-engaging-talent.aspx

[3]https://hbr.org/2017/06/your-new-hires-wont-succeed-unless-you-onboard-them-properly

[4]https://public.dhe.ibm.com/common/ssi/ecm/lo/en/low14354usen/collaboration-and-talent-solutions-ibm-collaboration-solutions-white-paper-external-low14354usen-20180606.pdf